生徒会長なら生徒の言うこと何でも聞いてくれるよね?

コロンド

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第一部

ep3. 先輩たちの可愛いがり

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「ゆか、そこまでよ」

 再びゆかちゃんの顔が近づこうとした瞬間、ゆかちゃんの肩を篠塚先輩が掴んだ。
 ゆかちゃんが不機嫌そうな顔で篠塚先輩を睨む。

「ゆかちゃ~ん。最初の一回は譲ってあげるって言ったけど、占領するのは約束と違うんじゃな~い? もしかして~、私たちに渡したくないからみずきちゃんが失神するまで責め続けるつもりだったり?」

 ゆかちゃんは橋下先輩の言葉に何も反論せず、ただただ不機嫌そうな顔をした。

「はぁ……はぁ………やく、そく……?」

 何も理解できずにいる私の瞳をゆかちゃんが見つめる。
 彼女がどんな気持ちで今の私を見ているのかは分からない。
 でも少しだけ、ほんの少しだけ、私には彼女が寂しそうな顔をしているように見えた。

「……わかった」

 素っ気なくそう言い残し、ゆかちゃんは立ち上がる。
 そして仰向けに倒れる私のそばから少し離れた位置にある椅子に腰を下ろした。

「は~い、じゃあ次は私たちの番ね~」
「……え?」

 橋下先輩が私の前にしゃがみ込む。
 満身創痍で立ち上がることすらできない私に、品定めするような視線を送ってくる。

「言ったでしょ? 生徒会長はみんなのお願いを聞いてあげなきゃならないんだって」
「ふぁあ……っ」

 後ろから近づいてきた篠塚先輩が、私の上半身を持ち上げようとする。
 私の体はただそれだけのことにビクンと反応してしまい、そして仰向けのまま、篠塚先輩の胸にもたれかかるような体勢にされてしまう。
 後頭部に柔らかいものが当たり、なんだか申し訳ないことをしているような、いけないことをしているような、そんな気持ちに押しつぶされそうで、すごく……恥ずかしい。
 ニヤリと笑う篠塚先輩と目が合い、先輩はそのままわたしの首や顎を優しく包容した。

「な、何を……?」
「分かるでしょ? 私たちのお願いはみんな同じよ。ね、エリー?」
「うんうん、次期生徒会長の乱れた姿をもっとみたいんだよね、ね~みんな~?」

 橋下先輩が、周囲にそう語りかける。
 その時、私は初めてこの部屋の中にある全ての視線が自分の方に向いていることに気づいた。

「はーい! 私もみずき新会長のエッチな姿もっと見たいでーす」
「私も……みずき会長の肌、触りたい……」

 私も私もと各所から声が上がる。
 気付けば私の周囲には7、8人の女性に囲まれ、逃げる場所などどこにもない状況になっていた。
 
「キョロキョロしちゃってかわいいー」
「すごく不安そうな顔……これから何をされるのか、怖いんだよね。大丈夫、優しくしてあげるから」

 哀れむような、あるいは嘲笑うような視線がいたる所から降り注いで、私の体を貫いていく。
 その視線の一つ一つがまるで指先のようで、ツンと突いたり、そっと撫でられるような錯覚を覚え、体がじんじんとうずいてしまう。

「やだ……ヤダっ! 私、こんなことをされるために生徒会に入ったんじゃ——」
「——だめよ、ゆかだってヤったんだから」

 私の声を遮り、耳元で篠塚先輩がそう囁く。
 私にしか聞こえないほどの、吐息交じりの小さな声で。

「え?」

 頭が空っぽになる。
 今、私が受けている辱めを、ゆかちゃんが……?
 え…………え……?

 思考が追いつかず、頭がショートしそうになる。
 そんな頭も体も無防備になった私を見て、篠塚先輩が不敵に笑う。
 それが始まりの合図だった。

「胸、触るね」
「あ……っ!? はぅ……っ」

 制服の上から篠塚先輩に胸を揉まれる。
 体の一部を、それも服越しに触られているだけなのに、背筋がゾッとして体が震える。
 声が漏れないよう、ムキになって口を紡ぐ。
 ただ胸を触られているだけでこんなに感じてしまうのは、まだゆかちゃんの責めの余韻が残っているせいなのか、それとも先輩の指の動きがいやらしすぎるせいなのか。

「声、我慢してるの? ふふっ、抵抗のつもり? ほんと、可愛いんだから。可愛い子には罰をあげないとね」
「う……ぐぅ……っ」

 篠塚先輩は両手で私の胸を弄りだす。
 段階的に上昇していく気持ちよさに、私は負けじと歯を食いしばり続けた。

「こころちゃ~ん、服の上から触るだけじゃつまんな~い」
「そうねぇ、じゃあ脱がしてあげよっか」
「――ッ!? やめっ……ああっ!?」

 抵抗しようとした途端、周囲を囲む彼女たちが動き出す。

「だめでーす」
「手も足も……みんなで押さえて……もう動けないね」

 複数人の生徒に手足を押さえられ、私は一切の抵抗の権利を奪われてしまった。

「それじゃあ、次期生徒会長様はどんな下着を付けているのか、見ていきましょうか」

 篠塚先輩が私の制服の裾を捲り上げていく。
 抵抗できない私はただ歯を食いしばることしかできない。
 あらわになっていく私の肌に視線が集まり、そして薄桃色の下着がみんなに見られてしまう。
 その瞬間、わぁと黄色い歓声が上がった。

「あ、ピンク」
「かわいい……」
「えっち、だね」
「新しい会長、結構胸大きいよね……」

 周囲から言われたい言われるも、聞こえていないふりをして、極力反応しないようにする。

「ふ~ん、じゃあ下はどうなってるのかなっと!」
「あっ、だめッ!?」

 私がそう声を上げていた頃には、すでに橋下先輩が私のスカートを捲り上げていた。

「わっ、すご……っ」
「これ、全部愛液だよね……? お漏らししたみたいになってるよ……」
「みてみて、びっちゃびちゃになったショーツが透けて、割れ目が浮き出ちゃってる」
「ふふっ、そんなに気持ちよかったんだねー」

「あ……あぁ……っ、だめっ、見ちゃだめぇええっ!!」

 彼女たちの視線や声に反応して、私の心臓がドクドクと痛いくらいに高鳴る。
 みんなの視線が私のショーツに集中する。
 こんな恥ずかしい姿をこんなに多くの人に見られたのは初めてで、我慢しようと思っても涙が溢れて止まらなくなる。

「あーあ、泣いちゃった。よしよーし」

 含み笑いを浮かべながら、篠塚先輩が私の頭を優しく撫でる。
 子供扱いされているのが悔しくて、恥ずかしくて、それでも涙が止まらない自分が嫌になる。

「じゃあ可愛い姿になったことだし、さっきの続き、しましょうね」
「んっ……あっ、いやっ……」

 篠塚先輩が胸への愛撫を再開する。
 私を守る布は下着一枚となり、先輩の指が触れる感覚がさっきより強く感じる。

「んー? みずきちゃん、もっと声上げてもいいのよ? あんあん、って喘いじゃっていいのよ?」
「いや……だぁ……ッ!」

 散々辱めを受けながらも、彼女たちの言いなりになるのだけは嫌だった。

「早いうちに堕ちちゃった方がいいわよ? どうせ最終的には快楽に負けて、自分から腰を振るようになるんだから。どっかの誰かさんみたいにね」

 それは……ゆかちゃんのことだろうか?
 ゆかちゃんも、私と同じようなことをされたのだろうか。

「――っ、嫌だッ!!」

 ――だとしたら、許せない。

 生徒会長は生徒から何をされてもいいなんてルール、絶対におかしいと思うし、そんなルールがあるせいでゆかちゃんも同じような目に合わされたのだと思うと怒りがこみ上げてくる。

「へぇ以外、思ったより心が強い子なのね」
「そんな……責めなんかに…………私は――」

 負けたくない。
 屈したくない。
 声の一つだって、あげてたまるものか。



「……ちょん」
「~~ッ!!?」

 それは完全に意識の外側からの不意打ちだった。
 篠塚先輩に胸を重点的に責められていた私は、橋下先輩が私のショーツに手を伸ばしていることに気づけなかった。
 そして橋下先輩は私のショーツ越しに、私の一番感じるところを的確に指で突いた。

「ふぁああああああッ!!」

 その瞬間、一気にダムが瓦解する。

 ブシュ、プシュ……プシャァーー。

「いやぁあああッ!!? やだぁあああああッ!!」

 体が跳ねる。
 何度も何度も、ビクンビクンと絶えず痙攣が続く。

「お~、すごいすご~い。この子、潮吹きながら何度も何度もイっちゃってる。ショーツ履いてなかったら、天井にまで潮届いちゃってたかもね~。ふひひっ、可愛い~んだ」
「んふふ、あんなに『絶対に我慢してやる。負けてたまるか~』って顔してたのに。一瞬で負けちゃったね。悔しいね、恥ずかしいね。でもあんな反抗的な顔するのが悪いのよ? だってあんな顔されたら…………徹底的にいじめたくなっちゃうじゃない」

「あ……あぁ……っ!? ふぁあ……っ」

 今私は、どんな顔をしているんだろう。
 絶頂の余韻に浸りながら、頬に一筋の涙が流れた。
 多分、私がどんなに抵抗してもそれは赤子の抵抗で、最終的には彼女たちのされるがままにされてしまうのだろう。
 それを今、体と心で理解してしまった。
 絶対に負けたく無いという私の決意は、軽々とへし折られてしまった。
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