【後日談有り】わたしを孕ませてください! ー白の令嬢は、黒の当主の掌で愛に堕ちるー

さわらにたの

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エピローグ/後日談

15.はじめてのお留守番(8)*

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「触れてもいいか」
「……うん。触って、欲しいの」

 エルナドは体を起こすと、シアを膝の上へと抱き上げた。
 額に、頬に、首筋に、口づけを落としながらその寝衣の腰帯を解き、肩から落としていく。
 下着をずらして胸のふくらみに触れると、それだけでシアは体を震わせて息を吐いた。
 恥じらいをみせるその姿は、さっきの熱っぽく自分を求めてくる姿とまた違う魅力がある。

「さっきは随分と情熱的だったのにな」

 そうからかうような言葉を投げると、彼女はむう、と口をかすかに曲げる。

「も、もう、やめて……。忘れてちょうだい」
「夢の中のきみは、いつもあんなに大胆なのか?」

 かすかに笑みをもらすと、ぽす、と胸を力ない拳で叩かれた。

「わ、笑わないで……! ほんとに、ずっと、ずっと、会いたかったのよ……? ずっとあなたの夢ばかりみていたから、その……もう……!」

 耳まで真っ赤に染め、恥ずかしがる姿はひどく愛らしい。
 だが、これ以上からかい過ぎると怒りだすかもしれない。ほどほどにしてやろう、とエルナドは笑みを深めると、あやすように髪を撫でながら唇を重ねる。
 
 舌を絡めてきたのはシアからだった。
 ん、んっ、と求められれば、こちらも止まらないし止める気もない。
 いつもより積極的なシアの舌が、熱く、まるで唾液をねだるように口腔に入り込んできた。
 唇を重ねながら、ガウンの胸元に手が当てられる。小さなその白い掌も、ひどく熱かった。

「はぁ、あの、ね……エル、」
「どうした」
「今日は、わたしに……させてほしいの」

 そう言って、シアはエルナドのガウンの合わせ目にするりと手を差し入れてきた。
 腰回りに手を置かれて、その意図を悟る。ゾクリと背中から腰に掛けて興奮が走ったのがわかった。
 久しぶりのシアの肢体を堪能したい気持ちはある。けれど、普段受け身がちな彼女からの大胆な行動は、自分の脳を違う方向にぐらりと揺らして興奮へと追いやっていった。

「シア……」
「だって、長旅だったでしょう……? あなたをいたわりたいし……エルのこと、感じたい、から」

 舐めさせて欲しいの。
 はっきりと、それでも甘えた口調でそう言うと、シアはエルナドの股座にすり、と手を這わせてきた。
 ガウンの腰帯を解かれ、下履きをずらされる。
 今までのシアの痴態に十分に張り詰めていたそれがぶるんと飛び出すと、シアはうっとりとした視線を向けてそのまま顔を寄せた。

「エル……わたしで、興奮してくれたのね」
「や、め」
「やめないわ、ん……っ」

 そっと舌を這わせられ、シアの唾液と自身の先走りが混じり合っていく。
 先端を軽く舌先でつつかれ、その刺激だけで腰が急激に重くなった。
 自分も、我慢出来そうにない。
 細い指先と花びらのような唇が、唾液と先走りを混ぜ合わせるように自分のモノを愛してくる。
 ちゅ、ちゅ、といやらしい水音。濡れた音が静かな寝室に響いていた。

「んっ、エルの、おっきく、て……好き…………っ、んっ」
「や、めてくれ……シア……っ、」

 シアをこちらから愛するのは、何をしても、どんな場所を愛撫しても、一切恥ずかしくないのに。
 いまだに自分の性器をシアが愛撫することには慣れない、とエルナドはうっすらと靄がかかってゆく脳内で思う。
 自分の生々しい雄の欲望の塊。そこを、シアの清らかな唇や美しい指先が触れているのを見ると、罪悪感にも似た羞恥が芽生えてゾクゾクとした快感が胸を焦がすのだ。
 気持ちはいい、だがどこか申し訳ないような心地がする。
 

「エル、恥ずかしい、の? ふふ、あの、ねっ」

 ちゅ、ちゅと先端に口づけ、茎の部分を指先で撫で上げながら、シアは微笑む。
 その顔は色香に濡れていた。
 普段の愛らしく可憐なシアを知っているからこそ、その表情の差異がたまらない。
 結婚して、年月を共に重ね、シアはどんどん美しくなる。
 華奢で人形じみていた少女は、可憐で生き生きとしたしなやかな女性になっていた。

「シア……」
「わたしね、エルのその顔、可愛くて、大好きなの」
「かわ、いい……?」

 何を言っているんだ、と妻の言動に混乱するが、シアはうっとりと笑う。

「そう……可愛いわ。わたしがあなたのココ、舐めてるといつも、困ったような……はずかしいような……ふふ、ちょっとかわいい顔に、なるのよね」
「何、をっ、く……っ」

 そんなことを言いながら、れろ、と舌をわざと見せつけるようにして太く聳えた茎を舐め上げられ、はぁ、と思わず熱い息が漏れる。
 シア、とうめき声をこぼすと、恍惚とした表情を向けられた。

「なぁ、に? んっ、おい、し……っ」
「シア……しゃべ、るな」

 吐息があたり、ずしりと下腹部に熱と重さがのしかかる。シアはくす、と笑ったようだった。

「ねえ、きもち、いい?」
「シア、だめ、だ、」
「だめじゃ、ないのっ、いいのっ、エル……っ、ねえ……きもちよく、なって……っ」

 ちゅう、ちゅう、と先端に吸い付くよう唇で吸われる。
 なぞり上げるように敏感な部分に舌を這わせられ、おもわず腰に力が入ってしまった。
 口から声が漏れて、身体全体が熱くなる。下腹部の底から腰にせりあがる感覚がして思わず呻くと、シアの手つき甘やかさを増していった。
 茎の根元を扱かれながら、先端を熱くやわらかい唇と舌先で愛撫されると、脳内のぎゅうと締め付けられるような間隔が増し、射精感が高まっていく。
 じゅるっ、じゅるっという艶めかしい音。
 解放へと向かう快楽が、ゆっくりと首をもたげてくる。

「だめ、だ、シア……っ!」

 あくまでも優しく触れられていたその指先が、強さと激しさを増していく。
 シアの唾液と止まらない先走りでてらてらと濡れているそこが強弱を付けて擦りあげられ、先端を咥える小さな唇がちゅううと強く吸いついてくる。
 張り出している先端の口を、舌先で突かれると止められなかった。

「っ、っぁっ」

 かすかに声が漏れる。止められない。うめき声と共に、ドクンと激しく心臓が動いた。
 全身の脈動を呼応するかのように、エルナドはシアの口の中に射精する。
 思わず押し付けてしまうような快楽に従い勝手な動きをする腰と手。
 うぐ、ん、とシアが飲み下すのが見えて、脳内が白くなった。


 こんなものを、シアの、中に。そう思いながらも、勝手に雄は精は吐き出し続け、シアはそれを懸命に呑み込んでいく。思わず腰を引こうとするが、彼女の腕が自分を離してくれなかった。
 そのままじゅうう、と最後まで吸い上げられ、かすかにまた声を上げてしまう。 

 
 しっかりと喉を動かし終わったシアが、ちゅぽん、としっかりした水音を立てて唇を離す。
 満足げに自分を見上げ、ふふと微笑む、その色香に酔った。
 汗でしとどに濡れた体。
 口の端からはたらりと液体がこぼれている――

 我慢、できない。



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