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エピローグ/後日談
9.はじめてのお留守番(2)
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シアがエルナドと結婚し、このニグラード邸に来てから早一年が過ぎている。
その間、シアが彼と会わなかった日はない。
そもそも、最初は子作りをしなければならなくて……という理由があったせいではあるけれど。
(エルと離れてお留守番、ということね。 こんなの初めてだわ)
エルナドと一日中会えない。そんな日が約一ヶ月続くのだ、という事実。
しかも、急に今日から。
大丈夫かしら、という不安。
彼がいない、という寂しさ。
そしてわたしがこの屋敷を守るのだ、という決意。いろいろな気持ちが駆け巡る。
けれど、エルナド自身が魔道具開発に誇りをもっていることは十分知っているし、彼の魔道具に関する著作を総て読んだ身としては、彼の新しく作成する魔道具が純粋に楽しみでもある。
寂しい、などという己の感傷だけをぶつけるわけにはいかないわ、とシアは思う。
それに自分にもまかせてもらっている仕事もあるのだ。
(――わたしも、ちゃんと、強くならなきゃ)
胸の内で誓い、シアは微笑んだ。
朝食を終えての慌ただしい見送り。
聡い彼は元々いつでも王都に向かえるように準備しているのだろう、素早く礼装に着替え終わり、トランクと外套だけを手に馬車の前に立つ。
「エル、お留守番は任せて。お仕事、頑張ってね! わたしも、女主人として頑張るから」
声が震えないよう、そっと唇を引き結んで無理やり口の端を上げる。
エルナドは少し目を細めて、まぶしそうにシアを見つめた。いつものように自分を見つめてくるその漆黒の眼差しは、ひどく優しい。
「無理はするな。……だが、館にシアがいてくれれば安心だな」
そのまっすぐな言葉に、シアは胸の奥がじんわりと熱くなるのを感じた。
――エルがわたしを、頼ってくれている。
「ええ! ちゃんと結界も張るし、今度こそ悪い奴がきたらしっかり仕留めるわ!」
「……それはしなくていい」
また自分は斜め上の方向に行きかけていたらしい、とエルナドのたしなめる言葉に悟るが、彼の表情は穏やかだった。そっと頬に手を添えられる。口づけたいと思ったけれど、使用人や見送りの多さにシアははじらい顔をうつむかせる。その気持ちを悟ったのか、エルナドは荷を置くとそのままシアを両手で強く抱きしめた。
「気負わなくていい。シア、きみはもう、十分立派なニグラードの女主人だ」
耳元で囁かれたその優しい声と言葉に、シアの頬はさぁっと赤らんだ。
彼に褒められると、どうしてこんなに嬉しいのだろう。
実家にいたとき、教師に優秀だと褒められても。父親に魔力の才を褒められたときでも。
こんなに胸が熱くなり、全身がぽっとするような嬉しい感情はわいたことがなかった。
「エル、あのね」
「なんだ」
抱きしめられた腕の中で彼を見上げ、シアは微笑む。
「あなたに褒められると、本当に嬉しいの。胸の奥がぎゅっとして、大げさかもしれないけれど、ああ生きていてよかったって思うのよ。あなたのことが好きだからなのね」
「……、そう、か」
「……? エル?」
何か変なことを言ってしまったかしら、とシアは戸惑う。
エルナドの怜悧な表情が崩れ、その頬がかすかに赤みを増していたので。
どうしよう、と思った瞬間、顎をそっと持ち上げられてそのまま口づけられた。
目をぱちぱちと瞬くけれど、そんな夫婦を微笑ましげに見守る使用人たちの表情は一様に明るい。
「――ありがとう、シア。改めて留守を頼むが、あまり無茶はしないでくれ」
唇を離し、再びそっとシアの頬に触れながらエルナドは囁く。
心の奥で、嬉しさがしっとりと溶けて広がるのを感じながら、エルナドの言葉を胸に刻むように、シアはコクリと頷いた。
■
「ねえ、ノルン」
シアの担当の仕事は主にニグラードの薬師関係についてだ。
薬草園の管理表と在庫の一覧。黒の名家、他の二家とのやりとりの書簡を広げながら、シアは傍に控えるノルンに口を開く。
「どうなさいました?」
「……やっぱりわたし、王様のこと嫌いだわ」
愚痴は言うまいと思っていたけれど、ノルン相手では自分はどうしたって気が抜けてしまうらしい。
ぷん、と怒ったような口調になってしまった。
「まぁまぁ、奥様。滅多なことを言ってはいけませんよ? "絶対王"は全てを見透かされてらっしゃるんですから。この悪口も聞かれてしまうかもしれません」
「見透かしているなら見透かせばいいわ! こんな急に……、ううん、仕方のないことだけれど」
冗談めかしてあやしてくれようとするノルンに対しても、つい刺々しく言い返してしまう。
怒りとも、寂しさともつかない感情が、シアの胸の奥でぐるぐると渦巻いていた。
ラグーノの国王・ヴィンスフェルト。
元々、自分達の結婚を王命として決めた癖に、急に「離縁して欲しい」と告げて自分とエルナドの心を試そうとしたこと。そして結局、この婚姻を美談に仕立てあげ、白と黒の融和に勝手に「物語」として活用していること――。
シアの中では、あのやりたい放題の「見た目は美形な青年王、中身は老獪な不老の王」に対しての不信感は日に日に募っていたのだ。そして、そんな中でのこの突然の王命。
仏頂面のシアの心を見透かすかのように、ノルンは優しく、くすくすと微笑んだ。
「そうですねぇ。ですがこれも珍しいことではございません、旦那様は、結婚前はかなりの頻度で王都に詰めておられましたからね」
「えっ!?」
初耳だわ、というシアにノルンはまだニコニコ笑いながら続ける。
「はい。研究施設としても、王都の研究所は整っておられますのでね。旦那様も魔具の開発自体はお好きですし、この館にはご両親との思い出が多すぎたのかもしれません、どちらかといえば王都のそちらで過ごされることの方が多かったように思います」
「……そう」
エルナドの両親は彼がまだ10のときに因縁深い”事故”で亡くなっている。
この広い館にひとり。それは想像するに堪えない孤独に思えた。
「でも。奥様とのご結婚以降、旦那様は魔道具の研究拠点を完全にこの館に移されました。その意味、奧様にはお判りでしょう?」
にこにことするノルンの言葉が、静かに胸に沁みる。そして――ボッとシアの顔は熱くなった。
つまり、その。わたしと一緒にいる、ために――?
「知らなかったわ……わたし、その、てっきりずっとここで仕事をしているのが当たり前だと思っていて」
「ふふふ。この館にご両親との思い出の他に、奧様との思い出が積もっていく今、やはりこちらで過ごしたいと思われたのでしょう」
知らなかった彼の配慮。
(エルは、わたしといる時間を選んでくれていたんだわ)
「じゃあますます、わたし、がんばらないと……」
椅子の上でぴんと背筋を伸ばしなおし、シアは傍らに立つノルンを見上げる。
「彼がいない間も、ちゃんとこの家を守って――そして、エルに惚れ直してもらうわ」
「その意気です、奧様!」
「“シアと結婚してよかった”って言って貰うの」
気合に満ちたその姿に、ノルンは微笑みながらそっとその肩に手を置いた。
「奥様。奥様がこの家に来てくださって、わたしは本当に感謝しております。これからもご成長、楽しみにしておりますよ」
優しい励ましに背を押され、シアは強く頷いた。
その間、シアが彼と会わなかった日はない。
そもそも、最初は子作りをしなければならなくて……という理由があったせいではあるけれど。
(エルと離れてお留守番、ということね。 こんなの初めてだわ)
エルナドと一日中会えない。そんな日が約一ヶ月続くのだ、という事実。
しかも、急に今日から。
大丈夫かしら、という不安。
彼がいない、という寂しさ。
そしてわたしがこの屋敷を守るのだ、という決意。いろいろな気持ちが駆け巡る。
けれど、エルナド自身が魔道具開発に誇りをもっていることは十分知っているし、彼の魔道具に関する著作を総て読んだ身としては、彼の新しく作成する魔道具が純粋に楽しみでもある。
寂しい、などという己の感傷だけをぶつけるわけにはいかないわ、とシアは思う。
それに自分にもまかせてもらっている仕事もあるのだ。
(――わたしも、ちゃんと、強くならなきゃ)
胸の内で誓い、シアは微笑んだ。
朝食を終えての慌ただしい見送り。
聡い彼は元々いつでも王都に向かえるように準備しているのだろう、素早く礼装に着替え終わり、トランクと外套だけを手に馬車の前に立つ。
「エル、お留守番は任せて。お仕事、頑張ってね! わたしも、女主人として頑張るから」
声が震えないよう、そっと唇を引き結んで無理やり口の端を上げる。
エルナドは少し目を細めて、まぶしそうにシアを見つめた。いつものように自分を見つめてくるその漆黒の眼差しは、ひどく優しい。
「無理はするな。……だが、館にシアがいてくれれば安心だな」
そのまっすぐな言葉に、シアは胸の奥がじんわりと熱くなるのを感じた。
――エルがわたしを、頼ってくれている。
「ええ! ちゃんと結界も張るし、今度こそ悪い奴がきたらしっかり仕留めるわ!」
「……それはしなくていい」
また自分は斜め上の方向に行きかけていたらしい、とエルナドのたしなめる言葉に悟るが、彼の表情は穏やかだった。そっと頬に手を添えられる。口づけたいと思ったけれど、使用人や見送りの多さにシアははじらい顔をうつむかせる。その気持ちを悟ったのか、エルナドは荷を置くとそのままシアを両手で強く抱きしめた。
「気負わなくていい。シア、きみはもう、十分立派なニグラードの女主人だ」
耳元で囁かれたその優しい声と言葉に、シアの頬はさぁっと赤らんだ。
彼に褒められると、どうしてこんなに嬉しいのだろう。
実家にいたとき、教師に優秀だと褒められても。父親に魔力の才を褒められたときでも。
こんなに胸が熱くなり、全身がぽっとするような嬉しい感情はわいたことがなかった。
「エル、あのね」
「なんだ」
抱きしめられた腕の中で彼を見上げ、シアは微笑む。
「あなたに褒められると、本当に嬉しいの。胸の奥がぎゅっとして、大げさかもしれないけれど、ああ生きていてよかったって思うのよ。あなたのことが好きだからなのね」
「……、そう、か」
「……? エル?」
何か変なことを言ってしまったかしら、とシアは戸惑う。
エルナドの怜悧な表情が崩れ、その頬がかすかに赤みを増していたので。
どうしよう、と思った瞬間、顎をそっと持ち上げられてそのまま口づけられた。
目をぱちぱちと瞬くけれど、そんな夫婦を微笑ましげに見守る使用人たちの表情は一様に明るい。
「――ありがとう、シア。改めて留守を頼むが、あまり無茶はしないでくれ」
唇を離し、再びそっとシアの頬に触れながらエルナドは囁く。
心の奥で、嬉しさがしっとりと溶けて広がるのを感じながら、エルナドの言葉を胸に刻むように、シアはコクリと頷いた。
■
「ねえ、ノルン」
シアの担当の仕事は主にニグラードの薬師関係についてだ。
薬草園の管理表と在庫の一覧。黒の名家、他の二家とのやりとりの書簡を広げながら、シアは傍に控えるノルンに口を開く。
「どうなさいました?」
「……やっぱりわたし、王様のこと嫌いだわ」
愚痴は言うまいと思っていたけれど、ノルン相手では自分はどうしたって気が抜けてしまうらしい。
ぷん、と怒ったような口調になってしまった。
「まぁまぁ、奥様。滅多なことを言ってはいけませんよ? "絶対王"は全てを見透かされてらっしゃるんですから。この悪口も聞かれてしまうかもしれません」
「見透かしているなら見透かせばいいわ! こんな急に……、ううん、仕方のないことだけれど」
冗談めかしてあやしてくれようとするノルンに対しても、つい刺々しく言い返してしまう。
怒りとも、寂しさともつかない感情が、シアの胸の奥でぐるぐると渦巻いていた。
ラグーノの国王・ヴィンスフェルト。
元々、自分達の結婚を王命として決めた癖に、急に「離縁して欲しい」と告げて自分とエルナドの心を試そうとしたこと。そして結局、この婚姻を美談に仕立てあげ、白と黒の融和に勝手に「物語」として活用していること――。
シアの中では、あのやりたい放題の「見た目は美形な青年王、中身は老獪な不老の王」に対しての不信感は日に日に募っていたのだ。そして、そんな中でのこの突然の王命。
仏頂面のシアの心を見透かすかのように、ノルンは優しく、くすくすと微笑んだ。
「そうですねぇ。ですがこれも珍しいことではございません、旦那様は、結婚前はかなりの頻度で王都に詰めておられましたからね」
「えっ!?」
初耳だわ、というシアにノルンはまだニコニコ笑いながら続ける。
「はい。研究施設としても、王都の研究所は整っておられますのでね。旦那様も魔具の開発自体はお好きですし、この館にはご両親との思い出が多すぎたのかもしれません、どちらかといえば王都のそちらで過ごされることの方が多かったように思います」
「……そう」
エルナドの両親は彼がまだ10のときに因縁深い”事故”で亡くなっている。
この広い館にひとり。それは想像するに堪えない孤独に思えた。
「でも。奥様とのご結婚以降、旦那様は魔道具の研究拠点を完全にこの館に移されました。その意味、奧様にはお判りでしょう?」
にこにことするノルンの言葉が、静かに胸に沁みる。そして――ボッとシアの顔は熱くなった。
つまり、その。わたしと一緒にいる、ために――?
「知らなかったわ……わたし、その、てっきりずっとここで仕事をしているのが当たり前だと思っていて」
「ふふふ。この館にご両親との思い出の他に、奧様との思い出が積もっていく今、やはりこちらで過ごしたいと思われたのでしょう」
知らなかった彼の配慮。
(エルは、わたしといる時間を選んでくれていたんだわ)
「じゃあますます、わたし、がんばらないと……」
椅子の上でぴんと背筋を伸ばしなおし、シアは傍らに立つノルンを見上げる。
「彼がいない間も、ちゃんとこの家を守って――そして、エルに惚れ直してもらうわ」
「その意気です、奧様!」
「“シアと結婚してよかった”って言って貰うの」
気合に満ちたその姿に、ノルンは微笑みながらそっとその肩に手を置いた。
「奥様。奥様がこの家に来てくださって、わたしは本当に感謝しております。これからもご成長、楽しみにしておりますよ」
優しい励ましに背を押され、シアは強く頷いた。
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