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休日はゲームセンターへ!
しおりを挟む淀み渦巻く闇のなぎ払いによる強力な押し戻しが素人勇者Lv1に炸裂する。
これで何回目だろうか。チャリンッ!
彼の闘志が、彼の魔力を限界まで消費していた。
「魔王ザラトナ!今日こそはお前に勝つ!!」
「・・・・・・」
「依然として動かないその態度!流石は魔王だ」
「・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「くっどうして急所に入らない!!」
読者の諸君はさぞ萎えたであろう。
魔王、勇者、そんな時代はもう終わったのにバカじゃね?・・・と。
ああ、萎えたといえば筆者もそうだ。いつかのあの日のように、ゲっ・・・言いたくもないが、ゲっ・・・言いたくはないが、ゲームセンターで費やしてしまった一枚のゆきちを是非とも返していただきたい。
要らない景品と交換したいんすけど・・・
というわけで?素人勇者Lv1改め齋藤有頭(以下ユウトとする)は対してやりたくないクエストに首を突っ込んで抜け出せなくなってしまったのである。
まあとにもかくにも要約するとこうだ。
ユウトの投資が彼の財布を枯渇させ、ビラの穴に入らない事を1人で嘆いているのであった。のぐちを投入した以上、引き下がるわけにはいかない。
ちなみに、ユウトは厨二病である。
「中盤までは上手くダメが入ってたのに、行動パターンを変えやがって!!闇のブレス※注1で押し戻すとか卑怯だぞ!」
闇のブレスでもあせる吐息でも何でもない。
※注1〈ビラに引っ掛けて引き寄せようとすると、クレーンが戻るときに同じように引っかかって元に戻る現象が発生する。それが彼の言う闇のブレスである。〉
「魔法の威力が強ければ強いほど強力になる闇のブレス。
ここでボタン2個分の魔力回復薬さくら100を投与!」
ユウトが言う魔法の威力とはアームの強さである。
ユウトはアームが強過ぎたゆえに返って大きな反動を受けているのであった。
チャリンッ!ユウトは果たして魔王を倒せるのだろうか?彼の活躍を見守っていただきたい。
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