伯爵令嬢の恋

アズやっこ

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 突然後ろから抱きしめられ、恐る恐る後ろを向いた。


「クロード?何で居るのよ」

「ローラ本当か?」

「何が。それより離してよ」

「嫌だ」

「どうしてよ」

「なあ、それより本当か?」

「だから何が」

「俺の事好きって」

「え?」

「口付けが嬉しかったって」

「え?」

「会いたいって」

「え?何?」

「今言ってただろ?」

「は?」

「草むしりながらぶつぶつ言ってただろ?」

「は?」

「ローラ気付いてないのか?」

「え?何が」

「お前草むしる時いつも声に出てるぞ?」

「嘘…」

「昔からだけど気付いてなかったのか?」

「嘘、よ、ね?」

「嘘ついてどうするんだよ」

「なら言ってよ」

「愚痴を言える場所もないとダメだろ」

「今迄黙って聞いてたの?」

「まあ」

「言ってよ!」

「で、本当か?」

「それは…」

「口付けしたい」

「何で」

「俺がしたいから」

「そこら辺の人としてきたら」

「俺はローラとしたい」

「だから何でよ!嫌がらせ?そうね、どうせ初めてだったわよ。クロードと違って口付け一つで喜んで、満足した?嫌いな女と口付けしてまで私に嫌がらせしたかったの?からかって楽しかった?口付け一つでドキドキしてもう一度強請って、さぞ滑稽でしょうね」

「黙れ」


 クロードは私を自分の方へ向けて私の唇に自分の唇を重ねた。何度も啄むように何度も口付けをした。

 私は抵抗する様にクロードを押すけどビクともしない。それでもクロードは口付けをやめなかった。


 クロードの唇が離れ、私の肩にクロードの顔が乗る。


「ローラ好きだ」


 クロードの消えそうな声…。


 二人で座り込んで抱きしめられてる。


「クロード?」

「………」

「クロ?」

「………」

「クロード草むしりしましょ?」


 クロードは私から離れ草むしりをしだした。


「クロードは私の事好きなの? ブチ」

「ああ ブチ」

「嫌ってるんじゃないの? ブチ」

「嫌ってない ブチ」

「私といると辛いんでしょ? ブチ」

「ああ辛い。俺のこの思いは捨てないといけない思いだ ブチ」

「普通ならそうよね ブチ」

「ああ ブチ」

「でも家は貧乏だから ブチ」

「それでも貴族に変わりないだろ ブチ」

「そうだけど ブチ」

「もう限界だったんだ ブチ」

「何が? ブチ」

「ローラへの思いが大きくなり過ぎて ブチ」

「それで出て行ったの? ブチ」

「ああ ブチ」

「ならあの女の人は誰よ ブチ」

「……… ブチブチ」

「答えて ブチ」

「……… ブチブチ」

「クロ ブチ」

「はぁぁ、店の女だよ ブチ」

「店? ブチ」

「娼館の女 ブチ」

「娼館? ブチ」

「ああ ブチ」

「娼館ってあれよね? ブチ」

「あれ? ブチ」

「ほら ブチ」

「何 ブチ」

「その、男女の営みが出来る、所… ブチブチ」

「まあそうだな ブチ」

「なら花の香りの? ブチ」

「まあそうだ ブチ」

「そう ブチ」

「仕方ないだろ ブチ」

「何が? ブチブチ」

「お前は俺の事男と見てないし ブチ」

「それは ブチ」

「俺はお前の事女と見てるんだ ブチ」

「そう ブチ」

「好きな女がいつも側にいて触れる事も出来ない ブチブチ 思いを伝える事も出来ない ブチブチ 俺だって男だ ブチ 店でも行かないといつかお前を襲ってた ブチブチブチ」

「そう ブチ」

「どうせ報われない恋だしな ブチ」

「ねえ ブチ」

「何 ブチ」

「いつから? ブチ」

「何が ブチ」

「いつから好きだったの? ブチ」

「10年 ブチ」

「え? ブチ」

「お前を好きになって10年だ ブチ」

「そう ブチ」

「お前はどんどん綺麗になってくしよ ブチ」

「え? ブチ」

「いつも良い匂いするしよ ブチ」

「クンクン しないわよ? ブチ」

「俺にはするんだ ブチブチ」

「そうなの? ブチ」

「おまけに ブチ」

「何? ブチ」

「嫌 ブチ」

「何よ、気になるじゃない ブチ」

「はぁぁ、首筋に流れる汗がな ブチブチ」

「汗? ブチ」

「堪らなくなる ブチブチ」

「は? ブチ」

「舐めたいな ブチブチ って思う様になった ブチブチブチ」

「え? ブチ」

「引くなよ ブチブチ 惚れた女が隣にいて触りたい ブチ 舐めたい ブチ と思うだろ ブチブチ」

「そうなの? ブチ」

「男はそうなの ブチブチ」

「汗は違うでしょ ブチブチ」

「汗まで愛しいと思ったんだよ ブチブチ」

「そう ブチ」

「俺の10年なめるなよ ブチブチ」

「そう、ね ブチ」

「妄想しか出来ないだろ ブチブチブチ」

「そう、ね ブチ」

「実際に触れる事なんて出来ないんだから ブチブチ」

「そうね ブチ」

「なあ ブチ」

「何? ブチ」

「俺は汚いか? ブチ」

「何で? ブチ」

「お前の代わりに女抱いて ブチブチブチ」

「私の代わりに? ブチ」

「そうだろ? ブチブチ お前を抱きたい思いはもつべき思いじゃない ブチブチ それでも俺も男だ ブチブチ 欲が溜まる ブチブチ 吐き出さないといつかお前を ブチブチブチ まあそういう事だ ブチブチブチ」

「そうね ブチ 正直嫌ね ブチブチ」

「そうか ブチブチブチ」

「出来れば ブチ 私が初めてが良かった ブチブチ」

「そうか ブチ」

「でももう行かないでしょ? ブチブチ」

「ああ ブチブチ」

「なら終わり ブチブチ」

「ああ ブチブチ」


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