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124:十人中十人が。
しおりを挟むまさかのカミングアウトでした。
まさか、エロいことをするためにドレスをデザインする、などという暴挙に出ていたとはつゆ知らず、『テオ様がデザインして下さったドレスは初めてですわぁ』なんて、ちょっとフワフワ小躍りで喜んでしまっていました。
胸の谷間から、私の口元に向かって、ニュッチニュッチと飛び出てくる先端を見ながら、何か仕返しは出来ないものかと、沸々とした怒りを堪えていました。
「ハッ、ハッ……ミラベルっ」
横から胸を押さえつけ、必死に腰を振るテオ様。
頬を上気させ、蕩けた瞳でこちらを見てくるテオ様。
――――くそぅ。
超エロエロです! 十人中十人が鼻血出しそうなエロエロさです!
しかし、ここで折れてはいけません。
きっちり、どぎつく、お仕置きをしたいのです!
取り敢えず、ニュッチニュッチと飛び出てくる尖端にある、鈴口にチュッとキスをしてみました。
「んあ!」
喜ばれました。
気を取り直して、また鈴口が近付いた時に、今度はチューッと吸ってみました。
「くあっ! ソレは駄目だ! 出るっ!」
激しく喜ばれました。
――――あ、コレ、私が何をしても駄目なやつですわね。
何度目かの射精の後、テオ様がベッドのサイドボードから、オシャレなガラス瓶を取り出しました。
瓶の中は、トロリとしていて、濃く煮出した紅茶のような液体が入っていました。
テオ様がソレをグイッと煽るように飲んで、ニヤリと笑われました。
「まだ数回は大丈夫だが、念の為な?」
何の、念の為、なのでしょうか?
あと、地味に口臭が……漢方臭いです。
「ミラベルも飲んでおく?」
「何ですの、ソレ」
「勃起剤」
「…………」
なんっっっってモノをテオ様に与えたのですか!
誰ですか⁉ 侍医のジジイですか! よもや、王妃殿下ではありませんよね⁉
「騎士たちの間で人気だぞ? 毒性がなく、生薬で出来ているし、依存性もない」
――――人気なんかーい!
知りたくもなかった情報を手に入れて、白目を剥きそうになっていましたら、ぷるんぷるんと、両胸がドレスから取り出されていました。
くにくにと頂きを捏ねられ、カリカリと爪で擽られ、下腹部が痛いほどに疼き、子宮や膣が蠢いているのを伝えてきます。
「ミラベル、おねだりは?」
「っ…………テオ様、下も、触って……ください」
「ん!」
幸せそうに、満面の笑みで返事をされました。
これだから憎めないのです…………。
「はぁんっ! やぁ、あっ、あっ、あっ、んっ!」
「ん? ここ?」
浅いところの上側を何本かの指でグリグリと押され、同時に陰核も押し潰されて、身体をギュッと縮こめて過ぎた快楽に耐えていました。
テオ様がまるでそれがいけないことだとでも言うような目で、私を見つめてきます。
「ミラベル、開いて」
「っ、はい……」
何故か言うことを聞いてしまい、自ら脚を開きました。
「ん、いい子だね」
頬や頭を撫でて褒めて下さいました。
……ちょっと嬉しいのですが、テオ様の上向きの宝剣にいつズドンとされてしまうのかが気になってしまい、気もそぞろです。
「なに? そんなに見つめて。もう欲しいの?」
「いえ! いらないです!」
――――あ。
何をやっているのですか、私!
何故に、このタイミングで、叫ぶように拒否を⁉
あぁ、テオ様の眉間が、お顔がぁぁ!
これ、絶対に来ますよね⁉
ズドンが来ますよね?
――――だっ、誰かぁぁ!
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