128 / 196
125:満を持して出した答え。
しおりを挟むはい、解っていましたよ。
誰も助けになんて来ては下さいませんよね。
はいはい、どうぞ、ズドンとヤッちゃって下さいませ。
そんな気持ちを乗せて、全身の力を抜き、来たるべき衝撃を受け流そうとしていました。
無駄に力を入れると、余計にキツいですからね。
「ミラベル?」
「へ?」
「何を急に寝ているんだ? そんなに疲れたか?」
――――寝てませんがな!
何故かテオ様に心配されてしまいました。
来たる衝撃に備えていると伝えると、お腹を抱えて笑われてしまいました。
あっ、ちょっと、宝剣がブルンブルン揺れて、先走りが飛び散ってますって!
「ここでズドンしたら、ミラベルか早くヘタって、長く続けられないだろう?」
「……」
――――なお悪いです!
テオ様をナメくさっていました。
主にテオ様の下半身の衝動ときかん棒具合を。
「ほら、脚を閉じて」
「はい」
膝をピッタリと合わせると、足首を掴まれ、テオ様の肩の上に乗せられました。
太股の間にテオ様が宝剣を挿し込むと、ヌチヌチと擦り始めました。
「へラベルは、いつもコレに変な名前を付けるな」
「んっ、では……あっ! んっ……何とお呼びすれはよろしいのですか?」
「ふむ……」
テオ様が腰の動きは止めずに、呼び方を悩み始めました。
ドピュッとお腹の上に吐き出され、掌でお腹にグリグリと塗り込まれました。
コレはいったいどういう感情から塗り込まれているのか、途轍もなく気になりますが、聞くのが怖いのでスルーすることにしました。
「ん! 勃起棒で! もしくは、ちんこ!」
満を持して出した答えがソレですか!
「ゴリッゴリに低俗ですね」
「いや、何か、そういうのソソるだろ?」
だろ? と聞かれても知りませんし。
「ミラベルの『宝剣』もなかなかに酷いぞ?」
「うるさいですわよ! 早くテオ様の『勃起棒』を入れてください!」
カパリと脚を開いてそう言うと、テオ様が口を押さえて感動に打ち震えてていました。
投げやりすぎたかしら? と思ったのですが、テオ様は大喜びのようでした。
「あっ、ひあっ!」
「ほら、もっと腰振って」
「んっ……はぅっ…………も、もう……」
「まだ大丈夫だ。ほら、ここも触ってあげよう」
「あっ! だめぇぇぇ!」
プシャリと水音がして、テオ様のお腹から下やベッドを濡らしてしまいました。
「くっ、これが潮吹き…………」
テオ様が感無量なお顔でゆっくりとキスして来られましたが、私は何度も何度も何度も! イカされ続け、体力の限界を迎えて、意識を手放してしまいました。
目覚めると、ベッドの上でテオ様に後ろ抱きにされていました。婚約式のドレスを着たままで。
窓から見える外の暗さから察するに、朝はまだまだ遠いようです。
あと、太股の間で、ヌルヌルと蠢く『勃起棒』が未だに元気な事から、テオ様に起きたと気付かれたら、絶対にまた再開するパターンです。
ここは寝たふり。いいえ、本気で寝ましょ――――。
「――――ミラベル、起きたな」
……はい。スパッとバレました。
「……おはようございます。私、どのくらい寝ていましたか?」
「んー、二時間、かな?」
思ったより寝ていました!
というか、そんなに経っていたのなら諦めてくださいよ。ドレス脱がせて、身体を清めといてくださいよ。
「っあぁぁ!」
「ん、きもちい……」
ニュルリとテオ様の勃起棒が侵入してきました。
「よっ……と。こうか?」
テオ様が、横向きで寝ていた私の上側の脚を持ち上げ、下側の脚を跨ぐと、持ち上げた脚を抱き締めるようにして、左右に軽く揺らしました。
これは前世で言う『マツバクズシ』ですね。
前世では身体が固くて、したことがありませんでした。
あっ、何か……変な所が擦られて…………。
「んっ、あ……そこっ」
「ん? ここ?」
「あぁぅっ! んっ、ダメッ!」
「っ! ここか!」
駄目と言ったのに、しつこくグリグリと擦られ、あまりの気持ち良さに、びっくりするほどにガクガクと震えてしまいました。
「くっ……搾り取られるっ!」
「――――っ、いぁぁぁぁぁ!」
「…………ミラベル、もう一回! 今の、もう一回しよう!」
その後、朝日が出ても、テオ様は腰を振り、私の中に注ぎ込みまくりました。
そして、私はまたもやベッドの上の住人と化してしまいました。
0
あなたにおすすめの小説
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました
腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。
しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。
実は家事万能な伯爵令嬢、婚約破棄されても全く問題ありません ~追放された先で洗濯した男は、伝説の天使様でした~
空色蜻蛉
恋愛
「令嬢であるお前は、身の周りのことは従者なしに何もできまい」
氷薔薇姫の異名で知られるネーヴェは、王子に婚約破棄され、辺境の地モンタルチーノに追放された。
「私が何も出来ない箱入り娘だと、勘違いしているのね。私から見れば、聖女様の方がよっぽど箱入りだけど」
ネーヴェは自分で屋敷を掃除したり美味しい料理を作ったり、自由な生活を満喫する。
成り行きで、葡萄畑作りで泥だらけになっている男と仲良くなるが、実は彼の正体は伝説の・・であった。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
兄みたいな騎士団長の愛が実は重すぎでした
鳥花風星
恋愛
代々騎士団寮の寮母を務める家に生まれたレティシアは、若くして騎士団の一つである「群青の騎士団」の寮母になり、
幼少の頃から仲の良い騎士団長のアスールは、そんなレティシアを陰からずっと見守っていた。レティシアにとってアスールは兄のような存在だが、次第に兄としてだけではない思いを持ちはじめてしまう。
アスールにとってもレティシアは妹のような存在というだけではないようで……。兄としてしか思われていないと思っているアスールはレティシアへの思いを拗らせながらどんどん膨らませていく。
すれ違う恋心、アスールとライバルの心理戦。拗らせ溺愛が激しい、じれじれだけどハッピーエンドです。
☆他投稿サイトにも掲載しています。
☆番外編はアスールの同僚ノアールがメインの話になっています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる