異世界転生 

レーズン

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ダンジョン 

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 今回はダンジョンの入口付近に来ているぞ!少年も一緒だ!

「うわあ、入口めっちゃ怖い。ほぼ洞窟じゃん。」

「ほとんどのダンジョンはこんな感じですよ。しかし、昨日の今日でダンジョンに行くとは。さすが暇人ですね。」

「何おぅッ!」バシッ

  (*´Д`)エクスタシー!


 …殴っておいてなんだが少年は大丈夫なのか?いやまぁ、弓は使えるから大丈夫だろうけどさ。ワザと攻撃を受けにいきそう。
 問題は私だ。パリシイには頭の中でこう…呟けばよろし、と言われたが本当にそれで良いのか。

「そういえば、私まだ能力使ってないな。」

「そうなんですね。入る前に一回試しておきますか?」

「うん、じゃそうする。」

    《氷竜の槍装備》

   …めっちゃ恥ずかしい…。

「あ、能力使えましたね!」

「え?あ、本当だ。」

 気付いたら手にちょっとひんやりする槍を持っていた。ひんやりして、半透明で、多分アラベスク模様?の飾りが所々にある。割とお洒落だ!

「かっこいいですね~。」

「まるで私のように美しいね。」

「そうですね。あともう一つありませんでした?」

「あ、忘れてた。」

    《不死鳥呼び出し》

    …慣れなきゃ…

「うわぁっ!?」

「わぁっ!?」

 誰だって驚くだろう。そこに太陽のように赤いバカでかい鳥が居れば。

「美味しそうですね!」

「!?」

「あ、すみません。癖でつい…。」

「おお、そうか…ま、とりあえず能力が使えることわかったし、ダンジョンに入ろう。一回、不死鳥には帰ってもらって…」

「そうですね…そういえば槍使えますか?」

「善処する…?」


 双方、不安な気持ちを宿しつつダンジョンに向かったのだった。

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