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第十八話
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「ねえヒナ、わたしの夢はね――――…………」
聞き慣れた声が頭の中で反響する。
周囲は薄暗く、気持ちがフワフワとしていて、どこか現実離れしたような感覚だ。
ああ、これは夢だ。
そう思った直後、目の前に一人の少女が現れた。
その子は真っ白のベッドの上で、真っ白のワンピースを着て、窓の外を見つめている。
「ヒナは、夢ってある?」
これは……そう、かつてあの子と交わした言葉である。
定期的に見るこの夢。
私にとって、何よりも大事な優先すべき約束が刻まれた夢である。
忘れられない。忘れちゃいけない。忘れることなどできない。
……………………そうよ。だから私は諦めるわけにはいかないんだから!
「っ……ぅ……ぁ」
重苦しい瞼を上げると、見慣れぬ天井が視界に飛び込んできた。
あれ? 私……何で寝て……。
思考が定まらず困惑していると、不意に傍から声が聞こえてくる。
「意外にも目覚めるのは早かったな」
ハッとなってその声の主を見ると、そこにはこの世界においても珍しい、黒髪を持つクリュウが傍の椅子に腰かけていた。
「……クリュウ……なの?」
「誰に見えるっていうんだ?」
「…………!」
そこでようやく自分がどうしてここにいるのか理解することができた。
「そっ……か。私また……負けたのね」
悔しさが込み上げてくる。ニッグ相手に手も足も出なかった。
彼の言った言葉を覆したくても、何も……できなかった。
強くなろう……そう決意したというのに。
「――負けて当然だ」
そこへクリュウから冷淡な声が鼓膜を震わせた。
あまりにもストレートな物言いに、思わず言葉を失ってしまう。
そんな私に躊躇なく、いつもの憮然とした態度でクリュウが続ける。
「お前は魔法が使えない。ただの身体強化だけで、魔法を行使する者を越えるには練度が足りなさ過ぎる」
「っ!? そ、そんなこと――っ! わ、私が魔法を使えないこと知ってたの? もしかして父様に!」
「聞くまでもない。お前の戦い方を見ていれば分かる」
「っ…………滑稽でしょうね」
「…………」
「魔法が使えないくせに勇者を目指そうとしてるんだから。他の《白魔》でも、普通は魔法が使えるってのに……」
だが自分には何故か魔法が扱えない。父様の伝手で、様々な《法具》も試してみたが、どれも相性が悪いのか魔法として発動してはくれなかったのだ。
色はともかく、魔力総量は両親よりも多いというのに、これでは明らかに宝の持ち腐れである。
「……でも同情なんていらないわよ。それでも私は絶対に『偉大な勇者』になってやるんだから」
そう、それだけは譲れない。諦めるわけにはいかない。
私の……ううん、私たちの野望なのだから。
「……今のままではお前は勇者だけではなく、候補生にすら勝てん。一生な」
「……!」
「それは自分でも分かっているんだろう? お前は直情型のバカだが、愚かではない。ちゃんと自分の力量を理解できているはずだ」
……悔しい。言い返せないことが本当に腹立たしい。
コイツにじゃない。反論できない自分に、だ。
「お前はどうしてそこまで強さを求める?」
「…………アンタには関係ないし」
プイッと彼の視線から逃れるように顔を背ける。
「何だ、言えないほど恥ずかしい理由か?」
「そんなわけないじゃないっ! 私はあの子の――っ!?」
言いそうになってすぐに言葉を止めた。
「あの子……? もしかして…………ミミという奴のことか?」
――っ!? どうして? どうしてあの子のことをコイツが知ってるの?
やはり父様が教えたのだろうか。
「ああ、言っておくがクー……お前の父親からは何も教えられていない。《魔色》の検査をした時のことを覚えているか? その時、お前は一人で講堂の裏手に言っただろう?」
確かに《白魔》だと周囲の者たちに知れ渡った時、あまりに多くの視線が重くて外に飛び出したのだ。
「その時、お前が独り言を呟いていたのを聞いてな」
「ちょっ、盗み聞きしてたっての!?」
「されたくなかったら独り言なんて言うな。口にするなら周りを警戒することだな」
ぐっ……またも正論に何も言えないぃ! けどそっか……あの時、聞かれたのね……。
私はチラリとクリュウの目を見る。彼の目は、いつも私を見てくるような生徒たちのような蔑んだり哀れみはこもっていなかった。
ただ真っ直ぐ、一切揺らぎのない真紅の瞳で見つめてきている。
……そう言えば、コイツだって私と同じ……ううん、私以上に異端扱いされるような立場だったわね。
「…………ねえ、アンタは心の底から神を恨んだことがある?」
コイツが慌てたり嘆いたりする様子は微塵も想像できないし、態度だってアレだしそういうネガティブさとは無縁かもしれない。
だがそう思った直後――。
「――あるな」
「……えっ、あ、あるの?」
「何だ、お前はオレが挫折や絶望の一つも知らない平坦な道程だけを歩いてきたとでも思っていたのか?」
「! アンタも……いろいろ言われてきたってわけ?」
「お前の想像以上に、な」
嘘……あ、いや、それもそっか。
だってコイツは《黒魔》。私なんかよりもずっと辛い人生を送ってきていても不思議じゃない。言うなれば私はまだマシ……なのかも。
「……アンタは何でそんなに堂々としてられるの? それに信じられないくらい強いし」
一度手合わせをしたが、ニッグの時以上に実力差を突き付けられた。
それは魔法の有無なんて関係なく、ただただ努力の差で圧倒されたと感じてしまった。
「簡単だ。他人がどう思おうと関係ないからな」
「関係……ない?」
「当然だろ。オレはオレだ。誰かに評価してほしいわけじゃない。オレは誰よりも自分で認められるオレでありたい。それがオレの信念だ」
その時、初めてコイツのことを感心した。想像でしかないが、私以上の残酷な経験を送ってきたのかもしれない。それでも彼は屈せずに自分を貫いてきた。
だからこそ今のクリュウがあるのだ。この揺るぎない精神力は、彼が諦めずに立ち続けてきた結果なのである。
「…………私もアンタみたいに強くなれる……かな?」
恐らく自分の目標とする形がここにある。
でも現実は夢のように甘くなく、さっきも《緑魔》という世間では普通レベルの《魔色》に惨敗してしまった。見る人が見れば、勝つ可能性など皆無に等しいだろう。
普通は、そこで諦めてしまう。
とてもではないが『偉大な勇者』になどなれないし、『勇者王』を越えるなど夢のまた夢だ。いや、それよりも遥かに遠い。
それでも信じ続ければ、クリュウのような強者になることができるのだろうか。
「……不可能だ」
無残にもクリュウから突き付けられる現実。
「…………そう、よね。やっぱり私には才能なんて……」
「勘違いしているようだから言うが」
「え?」
「お前がオレみたいになるのは不可能だ。言っただろ。オレはオレだ。そして――お前はお前だからだ」
「私は……私?」
「お前にはどう頑張ったところでお前――ヒナテ・アルフ・フェイ・メルドアにしかなれない。そんなことも分からないのか? バカなの?」
……何ていうのか、言ってることは正しいんだけど、もう少しだけ優しい言い方をしてくれてもいいじゃない。今、落ち込んでるんだから……。
すると呆れたように彼は溜息を零し続きを語る。
「いいか。お前はもっと自分を知るべきだ」
「知ってるつもりなんだけど……」
「つもりじゃダメだ。強く……最強を目指すなら自分を知り、自分に合った戦法を極めるしかない」
「……だから《魔装格闘》を学んで……」
「着眼点は悪くない。だが本来、《魔装格闘》は魔法を駆使してこそ最大限の効果を発揮することができる戦法だ」
それを言われては身も蓋もない。
「知ってるわよっ! で、でも仕方ないじゃない! 私は魔法が使えないんだもの!」
「そうだな」
「そうよ……私は……」
「だがそれは現代魔法においては、だろ?」
クリュウの予想外の一言に、私は思わず「え?」と唖然とする。
そして次が言い放った言葉は、恐らく私の人生の中でトップクラスに入るほどの衝撃的なものだっただろう。
「現代魔法が使えないなら――――古代魔法を極めればいいだけだ」
そう、この日が私にとって、勇者を目指す最大の転換期となった。
聞き慣れた声が頭の中で反響する。
周囲は薄暗く、気持ちがフワフワとしていて、どこか現実離れしたような感覚だ。
ああ、これは夢だ。
そう思った直後、目の前に一人の少女が現れた。
その子は真っ白のベッドの上で、真っ白のワンピースを着て、窓の外を見つめている。
「ヒナは、夢ってある?」
これは……そう、かつてあの子と交わした言葉である。
定期的に見るこの夢。
私にとって、何よりも大事な優先すべき約束が刻まれた夢である。
忘れられない。忘れちゃいけない。忘れることなどできない。
……………………そうよ。だから私は諦めるわけにはいかないんだから!
「っ……ぅ……ぁ」
重苦しい瞼を上げると、見慣れぬ天井が視界に飛び込んできた。
あれ? 私……何で寝て……。
思考が定まらず困惑していると、不意に傍から声が聞こえてくる。
「意外にも目覚めるのは早かったな」
ハッとなってその声の主を見ると、そこにはこの世界においても珍しい、黒髪を持つクリュウが傍の椅子に腰かけていた。
「……クリュウ……なの?」
「誰に見えるっていうんだ?」
「…………!」
そこでようやく自分がどうしてここにいるのか理解することができた。
「そっ……か。私また……負けたのね」
悔しさが込み上げてくる。ニッグ相手に手も足も出なかった。
彼の言った言葉を覆したくても、何も……できなかった。
強くなろう……そう決意したというのに。
「――負けて当然だ」
そこへクリュウから冷淡な声が鼓膜を震わせた。
あまりにもストレートな物言いに、思わず言葉を失ってしまう。
そんな私に躊躇なく、いつもの憮然とした態度でクリュウが続ける。
「お前は魔法が使えない。ただの身体強化だけで、魔法を行使する者を越えるには練度が足りなさ過ぎる」
「っ!? そ、そんなこと――っ! わ、私が魔法を使えないこと知ってたの? もしかして父様に!」
「聞くまでもない。お前の戦い方を見ていれば分かる」
「っ…………滑稽でしょうね」
「…………」
「魔法が使えないくせに勇者を目指そうとしてるんだから。他の《白魔》でも、普通は魔法が使えるってのに……」
だが自分には何故か魔法が扱えない。父様の伝手で、様々な《法具》も試してみたが、どれも相性が悪いのか魔法として発動してはくれなかったのだ。
色はともかく、魔力総量は両親よりも多いというのに、これでは明らかに宝の持ち腐れである。
「……でも同情なんていらないわよ。それでも私は絶対に『偉大な勇者』になってやるんだから」
そう、それだけは譲れない。諦めるわけにはいかない。
私の……ううん、私たちの野望なのだから。
「……今のままではお前は勇者だけではなく、候補生にすら勝てん。一生な」
「……!」
「それは自分でも分かっているんだろう? お前は直情型のバカだが、愚かではない。ちゃんと自分の力量を理解できているはずだ」
……悔しい。言い返せないことが本当に腹立たしい。
コイツにじゃない。反論できない自分に、だ。
「お前はどうしてそこまで強さを求める?」
「…………アンタには関係ないし」
プイッと彼の視線から逃れるように顔を背ける。
「何だ、言えないほど恥ずかしい理由か?」
「そんなわけないじゃないっ! 私はあの子の――っ!?」
言いそうになってすぐに言葉を止めた。
「あの子……? もしかして…………ミミという奴のことか?」
――っ!? どうして? どうしてあの子のことをコイツが知ってるの?
やはり父様が教えたのだろうか。
「ああ、言っておくがクー……お前の父親からは何も教えられていない。《魔色》の検査をした時のことを覚えているか? その時、お前は一人で講堂の裏手に言っただろう?」
確かに《白魔》だと周囲の者たちに知れ渡った時、あまりに多くの視線が重くて外に飛び出したのだ。
「その時、お前が独り言を呟いていたのを聞いてな」
「ちょっ、盗み聞きしてたっての!?」
「されたくなかったら独り言なんて言うな。口にするなら周りを警戒することだな」
ぐっ……またも正論に何も言えないぃ! けどそっか……あの時、聞かれたのね……。
私はチラリとクリュウの目を見る。彼の目は、いつも私を見てくるような生徒たちのような蔑んだり哀れみはこもっていなかった。
ただ真っ直ぐ、一切揺らぎのない真紅の瞳で見つめてきている。
……そう言えば、コイツだって私と同じ……ううん、私以上に異端扱いされるような立場だったわね。
「…………ねえ、アンタは心の底から神を恨んだことがある?」
コイツが慌てたり嘆いたりする様子は微塵も想像できないし、態度だってアレだしそういうネガティブさとは無縁かもしれない。
だがそう思った直後――。
「――あるな」
「……えっ、あ、あるの?」
「何だ、お前はオレが挫折や絶望の一つも知らない平坦な道程だけを歩いてきたとでも思っていたのか?」
「! アンタも……いろいろ言われてきたってわけ?」
「お前の想像以上に、な」
嘘……あ、いや、それもそっか。
だってコイツは《黒魔》。私なんかよりもずっと辛い人生を送ってきていても不思議じゃない。言うなれば私はまだマシ……なのかも。
「……アンタは何でそんなに堂々としてられるの? それに信じられないくらい強いし」
一度手合わせをしたが、ニッグの時以上に実力差を突き付けられた。
それは魔法の有無なんて関係なく、ただただ努力の差で圧倒されたと感じてしまった。
「簡単だ。他人がどう思おうと関係ないからな」
「関係……ない?」
「当然だろ。オレはオレだ。誰かに評価してほしいわけじゃない。オレは誰よりも自分で認められるオレでありたい。それがオレの信念だ」
その時、初めてコイツのことを感心した。想像でしかないが、私以上の残酷な経験を送ってきたのかもしれない。それでも彼は屈せずに自分を貫いてきた。
だからこそ今のクリュウがあるのだ。この揺るぎない精神力は、彼が諦めずに立ち続けてきた結果なのである。
「…………私もアンタみたいに強くなれる……かな?」
恐らく自分の目標とする形がここにある。
でも現実は夢のように甘くなく、さっきも《緑魔》という世間では普通レベルの《魔色》に惨敗してしまった。見る人が見れば、勝つ可能性など皆無に等しいだろう。
普通は、そこで諦めてしまう。
とてもではないが『偉大な勇者』になどなれないし、『勇者王』を越えるなど夢のまた夢だ。いや、それよりも遥かに遠い。
それでも信じ続ければ、クリュウのような強者になることができるのだろうか。
「……不可能だ」
無残にもクリュウから突き付けられる現実。
「…………そう、よね。やっぱり私には才能なんて……」
「勘違いしているようだから言うが」
「え?」
「お前がオレみたいになるのは不可能だ。言っただろ。オレはオレだ。そして――お前はお前だからだ」
「私は……私?」
「お前にはどう頑張ったところでお前――ヒナテ・アルフ・フェイ・メルドアにしかなれない。そんなことも分からないのか? バカなの?」
……何ていうのか、言ってることは正しいんだけど、もう少しだけ優しい言い方をしてくれてもいいじゃない。今、落ち込んでるんだから……。
すると呆れたように彼は溜息を零し続きを語る。
「いいか。お前はもっと自分を知るべきだ」
「知ってるつもりなんだけど……」
「つもりじゃダメだ。強く……最強を目指すなら自分を知り、自分に合った戦法を極めるしかない」
「……だから《魔装格闘》を学んで……」
「着眼点は悪くない。だが本来、《魔装格闘》は魔法を駆使してこそ最大限の効果を発揮することができる戦法だ」
それを言われては身も蓋もない。
「知ってるわよっ! で、でも仕方ないじゃない! 私は魔法が使えないんだもの!」
「そうだな」
「そうよ……私は……」
「だがそれは現代魔法においては、だろ?」
クリュウの予想外の一言に、私は思わず「え?」と唖然とする。
そして次が言い放った言葉は、恐らく私の人生の中でトップクラスに入るほどの衝撃的なものだっただろう。
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そう、この日が私にとって、勇者を目指す最大の転換期となった。
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