26 / 44
第二十五話
しおりを挟む
「あっ、ほら見なさいクリュウ! 今年の新色のワンピースが売ってるわ! あはっ、あっちはラグブランドのキャップよ! それに今流行りのピンクシルバーのアクセサリーもあるわ!」
キャッキャッキャと街中をはしゃぎ回るヒナテ。
あまり普段から見せない年相応の女子の反応は新鮮ではあるが……。
「おい、まだ見て回るのか? もうこんなに買ってるじゃないか」
彼女の後ろを歩くオレの両手には、数えるのも面倒なほどの紙袋が握られていた。
鍛えているので別に重いわけではないが、かれこれ街中を散策して四時間。さすがに精神的に疲れてきた。
「何よもう! 別に私だけのものじゃなくて、ちゃんと父様やアンタのものも買ってるじゃない!」
「だが八割はお前の私物のような気がするんだが」
「……な、何のことか分からないわね」
「これだから女は。何故買い物にこれほどの時間がかかるんだまったく」
「そういうものなのよ、女の子っていうのは!」
「面倒な生き物だ」
「女の子は面倒なの! けれどその面倒さが女の子を可愛くするんだからね!」
何か明言みたいなものが飛び出たが……。
「……そうか」
もうそれだけしか言えない。
五百年前にも、こんなふうにトーカに連れ回されたことがあった。
あの時も、大して何も買わないというのに、ニ十件以上の店を見回ったのだ。
ああいうのって店側にしてはいい迷惑なんじゃないだろうか……?
だって確実に冷やかしだろうから。オレなら買わないからさっさと帰れって思う。
「それに男の人ってファッションに疎過ぎよ。父様もアンタも、ず~っと似たような服ばっか来て。少しはオシャレしなさいよ」
「興味が無い」
「……はぁ。見た目は良いくせに残念なんだから」
「あ? 何か言ったか?」
「何でもないわよ! でも今日は私へのご褒美でもあるんだから付き合ってもらうわよ!」
ご褒美というのは、彼女の代表者決定戦合格に関してだ。
もし一人でニッグを倒せたら、買い物にでも何でも付き合ってやると約束した。
そしてクーからは、ご褒美としてたんまりと祝いという名の小遣いをもらったのである。
「ほらほら、次はあっちに行くわよ!」
……まあ、オレとしても一度口にしたことを反故にするのは性分じゃない。
故に今日くらい荷物持ちくらい我慢してやるが。
それにしても、魔王時代の知り合いが今のオレをみたら愕然とするだろうな。
魔人や魔物を顎で扱き使っていたオレが、今や小娘一人の言いなりになっているのだから。あのトーカでさえ、この状況を見たら大笑いすることだろう。
しばらく街中を歩き回りながら、段々と日も落ちてきて夕暮れが近づいてきた。
人気も徐々に少なくなり、そろそろ屋敷へと帰ろうとしたその時である。
「――きゃあぁぁぁぁっ!?」
突如として細い路地の奥から悲鳴が聞こえてきた。
「い、今の何?」
「さあな。女が痴漢にでも遭ったんじゃないか」
「だったら大変じゃない! 行くわよ!」
ヒナテの正義感が爆発し、彼女は現場に疾走していく。
やれやれと肩を竦めながら、オレもまた後を追った。
そして路地の先に辿り着くと、意外な光景が飛び込んできたのである。
「うげっ! な、何コイツ!?」
ヒナテが、そこにいたある存在を見て気持ち悪がる。
「? ……コイツは」
オレもまたソイツを見て眉をひそめた。
ソレは地面を突き破るようにして這い出ており、ニョロニョロとその長い体躯をうねらせている。
頭らしき先っぽには、目や鼻は見当たらず、大きな丸い口だけが存在感を示していた。
そんな口にはビッシリと鋭い歯が生え揃っており、そこからボタボタと涎のような液体を滴り落としている。
「……スネークワーム?」
「え? クリュウ、コイツのこと知ってるの?」
「魔物の一種だ」
「魔物!? 何で王都なんかに!?」
そこでふと思い出したのはクーとの会話だ。
彼から最近魔物の被害が続出していることは聞いていた。
まさかコイツが……?
「と、とにかくあの人を助けなきゃ!」
スネークワームの傍には、気絶した女性が倒れ込んでいる。
ヒナテは詠唱を唱え、《具現》を使って戦闘態勢に入った。しかし彼女の敵意に気づいたのか、スネークワームは逃げるようにして地面の中に引っ込んでしまう。
「あっ、待ちなさいっ!」
追いかけるものの、地面の奥の方に行ってしまったようで討伐も捕縛も叶わなくなった。
「ああもう! もう少しだったのに!」
悔しそうに地面を踏みつけるヒナテ。
だがその時、オレは上の方から最近度々感じる視線を捉え顔を向けた。
そこは屋根の上であり、明らかにこちらを見下ろしている人影があったのである。
「おい、ここは任せるぞ」
「え? あ、ちょ、クリュウ!」
ヒナテの制止に構わず、オレはひとっ跳びで屋根上に到着する……が、
「ちっ、どこに行った?」
すでに逃げ去っていたのか、その場にはいなかった。
視線を巡らせ探すと、屋根を伝って逃げている人影を発見。
オレはすかさず追いながら目を凝らす。
「……アイツは……!」
後ろ姿だけしか分からなかったが、小柄な体格に特徴的な帽子を被っていた。
そう――ネコミミフードである。
ソイツは入り組んだ路地に入ったので、オレも追いかけるものの……。
「……気配が消えた」
今度こそ見失ってしまった。痕跡がまるでない。
「……スニークスキルに特化しているのか。大したものだ」
オレは探すのを諦めて、ヒナテを置いてきた現場へと戻る。
「――あーっ、ちょっともう! いきなりいなくならないでよね!」
そこにはすでに街の衛兵がいて調査を開始していた。どうやらヒナテが呼びつけたようだ。
「倒れていた女は?」
「病院に搬送されたわよ。まあ見たところ無傷だったみたいだけどね」
それでも一応念のためということで送られたとのこと。
「ただ気になることが一つ」
「気になること?」
「女の人なんだけど、どうやら私たちと同じ学院の生徒だったらしいの」
「何?」
「それで外傷は確かになかったんだけど、どうやら魔力が枯渇したせいで意識を失ったようなのよ」
「なるほどな……」
スネークワームには、他種の魔力を吸収するという特殊能力があるのだ。ただスネークワームは、街中に出没するような魔物ではない。
というよりこの地域には棲息していない存在だ。
それが勝手に現れたというのはおかしい。
つまり魔物をこの王都に侵入させた何者かがいるというわけだ。
やはりクーの言っていた通り、魔人の仕業か……。
少なくとも黒幕がいるのは確かである。
そして気になるのはやはり捕縛し損なった、あの人影。
「ねえ、あの魔物って何がしたかったんでしょうね?」
「……さあな」
「いろいろ知ってるアンタにも分からないのね。ところでさっきどこに行ってたのよ?」
「怪しい人物がいたんでな」
「怪しい人物? 本当にいたの?」
「逃げられた」
「アンタが追いつけないってどんな人物よ。本当にいたんでしょうねそんな奴?」
ヒナテはオレへの過大評価が過ぎる。オレ以上に強い奴なんてそうはいないとでも思っているのかもしれない。まあそれは事実だろうが。
だからこそオレが追いつけないような輩が、そう簡単にここにいるとは思えないようだ。
「とにかくもう用は無いだろう。さっさと帰るぞ」
「あ、ちょっと荷物荷物! 忘れないでよね!」
……ちっ。せっかく置いて帰ってやろうと思ったのに。
オレは賊らしき人物を追いかける時に、この場に置いていった紙袋を持って、ヒナテと一緒に屋敷へと帰っていった。
そして今日遭遇した事件についてクーと話したが、詳しいことは分かっておらず、オレたち二人に怪我がないことを素直に喜んだ。
ただクーに改めて、これまで犠牲者になった者たちの様子を尋ねてみると、今回のように魔力を奪われていたということだった。つまり最初から食うつもりでも傷つけるつもりでもなく、ただ魔力を奪うことが目的だったようだ。
しかしあくまでもスネークワームの特性というだけで、肉食で普通に食事だってするのである。本来なら人間を襲いそのまま捕食してしまう。
それなのに魔力だけを……というのが気になった。
まあいろいろ気になることはありつつも、クーにはあとは大人たちに任せて、オレたちは〝新人祭〟に集中するように言われたのだった。
キャッキャッキャと街中をはしゃぎ回るヒナテ。
あまり普段から見せない年相応の女子の反応は新鮮ではあるが……。
「おい、まだ見て回るのか? もうこんなに買ってるじゃないか」
彼女の後ろを歩くオレの両手には、数えるのも面倒なほどの紙袋が握られていた。
鍛えているので別に重いわけではないが、かれこれ街中を散策して四時間。さすがに精神的に疲れてきた。
「何よもう! 別に私だけのものじゃなくて、ちゃんと父様やアンタのものも買ってるじゃない!」
「だが八割はお前の私物のような気がするんだが」
「……な、何のことか分からないわね」
「これだから女は。何故買い物にこれほどの時間がかかるんだまったく」
「そういうものなのよ、女の子っていうのは!」
「面倒な生き物だ」
「女の子は面倒なの! けれどその面倒さが女の子を可愛くするんだからね!」
何か明言みたいなものが飛び出たが……。
「……そうか」
もうそれだけしか言えない。
五百年前にも、こんなふうにトーカに連れ回されたことがあった。
あの時も、大して何も買わないというのに、ニ十件以上の店を見回ったのだ。
ああいうのって店側にしてはいい迷惑なんじゃないだろうか……?
だって確実に冷やかしだろうから。オレなら買わないからさっさと帰れって思う。
「それに男の人ってファッションに疎過ぎよ。父様もアンタも、ず~っと似たような服ばっか来て。少しはオシャレしなさいよ」
「興味が無い」
「……はぁ。見た目は良いくせに残念なんだから」
「あ? 何か言ったか?」
「何でもないわよ! でも今日は私へのご褒美でもあるんだから付き合ってもらうわよ!」
ご褒美というのは、彼女の代表者決定戦合格に関してだ。
もし一人でニッグを倒せたら、買い物にでも何でも付き合ってやると約束した。
そしてクーからは、ご褒美としてたんまりと祝いという名の小遣いをもらったのである。
「ほらほら、次はあっちに行くわよ!」
……まあ、オレとしても一度口にしたことを反故にするのは性分じゃない。
故に今日くらい荷物持ちくらい我慢してやるが。
それにしても、魔王時代の知り合いが今のオレをみたら愕然とするだろうな。
魔人や魔物を顎で扱き使っていたオレが、今や小娘一人の言いなりになっているのだから。あのトーカでさえ、この状況を見たら大笑いすることだろう。
しばらく街中を歩き回りながら、段々と日も落ちてきて夕暮れが近づいてきた。
人気も徐々に少なくなり、そろそろ屋敷へと帰ろうとしたその時である。
「――きゃあぁぁぁぁっ!?」
突如として細い路地の奥から悲鳴が聞こえてきた。
「い、今の何?」
「さあな。女が痴漢にでも遭ったんじゃないか」
「だったら大変じゃない! 行くわよ!」
ヒナテの正義感が爆発し、彼女は現場に疾走していく。
やれやれと肩を竦めながら、オレもまた後を追った。
そして路地の先に辿り着くと、意外な光景が飛び込んできたのである。
「うげっ! な、何コイツ!?」
ヒナテが、そこにいたある存在を見て気持ち悪がる。
「? ……コイツは」
オレもまたソイツを見て眉をひそめた。
ソレは地面を突き破るようにして這い出ており、ニョロニョロとその長い体躯をうねらせている。
頭らしき先っぽには、目や鼻は見当たらず、大きな丸い口だけが存在感を示していた。
そんな口にはビッシリと鋭い歯が生え揃っており、そこからボタボタと涎のような液体を滴り落としている。
「……スネークワーム?」
「え? クリュウ、コイツのこと知ってるの?」
「魔物の一種だ」
「魔物!? 何で王都なんかに!?」
そこでふと思い出したのはクーとの会話だ。
彼から最近魔物の被害が続出していることは聞いていた。
まさかコイツが……?
「と、とにかくあの人を助けなきゃ!」
スネークワームの傍には、気絶した女性が倒れ込んでいる。
ヒナテは詠唱を唱え、《具現》を使って戦闘態勢に入った。しかし彼女の敵意に気づいたのか、スネークワームは逃げるようにして地面の中に引っ込んでしまう。
「あっ、待ちなさいっ!」
追いかけるものの、地面の奥の方に行ってしまったようで討伐も捕縛も叶わなくなった。
「ああもう! もう少しだったのに!」
悔しそうに地面を踏みつけるヒナテ。
だがその時、オレは上の方から最近度々感じる視線を捉え顔を向けた。
そこは屋根の上であり、明らかにこちらを見下ろしている人影があったのである。
「おい、ここは任せるぞ」
「え? あ、ちょ、クリュウ!」
ヒナテの制止に構わず、オレはひとっ跳びで屋根上に到着する……が、
「ちっ、どこに行った?」
すでに逃げ去っていたのか、その場にはいなかった。
視線を巡らせ探すと、屋根を伝って逃げている人影を発見。
オレはすかさず追いながら目を凝らす。
「……アイツは……!」
後ろ姿だけしか分からなかったが、小柄な体格に特徴的な帽子を被っていた。
そう――ネコミミフードである。
ソイツは入り組んだ路地に入ったので、オレも追いかけるものの……。
「……気配が消えた」
今度こそ見失ってしまった。痕跡がまるでない。
「……スニークスキルに特化しているのか。大したものだ」
オレは探すのを諦めて、ヒナテを置いてきた現場へと戻る。
「――あーっ、ちょっともう! いきなりいなくならないでよね!」
そこにはすでに街の衛兵がいて調査を開始していた。どうやらヒナテが呼びつけたようだ。
「倒れていた女は?」
「病院に搬送されたわよ。まあ見たところ無傷だったみたいだけどね」
それでも一応念のためということで送られたとのこと。
「ただ気になることが一つ」
「気になること?」
「女の人なんだけど、どうやら私たちと同じ学院の生徒だったらしいの」
「何?」
「それで外傷は確かになかったんだけど、どうやら魔力が枯渇したせいで意識を失ったようなのよ」
「なるほどな……」
スネークワームには、他種の魔力を吸収するという特殊能力があるのだ。ただスネークワームは、街中に出没するような魔物ではない。
というよりこの地域には棲息していない存在だ。
それが勝手に現れたというのはおかしい。
つまり魔物をこの王都に侵入させた何者かがいるというわけだ。
やはりクーの言っていた通り、魔人の仕業か……。
少なくとも黒幕がいるのは確かである。
そして気になるのはやはり捕縛し損なった、あの人影。
「ねえ、あの魔物って何がしたかったんでしょうね?」
「……さあな」
「いろいろ知ってるアンタにも分からないのね。ところでさっきどこに行ってたのよ?」
「怪しい人物がいたんでな」
「怪しい人物? 本当にいたの?」
「逃げられた」
「アンタが追いつけないってどんな人物よ。本当にいたんでしょうねそんな奴?」
ヒナテはオレへの過大評価が過ぎる。オレ以上に強い奴なんてそうはいないとでも思っているのかもしれない。まあそれは事実だろうが。
だからこそオレが追いつけないような輩が、そう簡単にここにいるとは思えないようだ。
「とにかくもう用は無いだろう。さっさと帰るぞ」
「あ、ちょっと荷物荷物! 忘れないでよね!」
……ちっ。せっかく置いて帰ってやろうと思ったのに。
オレは賊らしき人物を追いかける時に、この場に置いていった紙袋を持って、ヒナテと一緒に屋敷へと帰っていった。
そして今日遭遇した事件についてクーと話したが、詳しいことは分かっておらず、オレたち二人に怪我がないことを素直に喜んだ。
ただクーに改めて、これまで犠牲者になった者たちの様子を尋ねてみると、今回のように魔力を奪われていたということだった。つまり最初から食うつもりでも傷つけるつもりでもなく、ただ魔力を奪うことが目的だったようだ。
しかしあくまでもスネークワームの特性というだけで、肉食で普通に食事だってするのである。本来なら人間を襲いそのまま捕食してしまう。
それなのに魔力だけを……というのが気になった。
まあいろいろ気になることはありつつも、クーにはあとは大人たちに任せて、オレたちは〝新人祭〟に集中するように言われたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる