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海の息
青い瞳の少年〜貴方は人間?それとも…~
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✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮
俺は蓮が佳奈美さんに好意を抱いていることくらい、お見通しさ。バットが俺の隣でイチゴアイスをペロペロと舐めている。
「バット、俺ちょっと行ってくるわ。荷物見ててくれ」
俺は日傘をさして蓮を探した。蓮は圭吾とりこの面倒を見ているように見せかけて、あいつ、隙があれば佳奈美のことを見ている。佳奈美さん、気付いていないのかな。あ、いたいた。やっぱり、水色の水着に身を包んでりこちゃんと戯れる佳奈美さんに恍惚と見惚れている。
「蓮!」
蓮の肩がビクンと動いた。蓮が俺の方を目を丸くして振り返る。
「驚かすな」
蓮が胸を手で押さえている。
「蓮、良いか。佳奈美さんと泳いで来い。これは命令だ」
蓮の返事なんて気にしない。太陽の光が痛い。俺は日陰を求めてバットのいるところに戻った。バットはまだ、イチゴアイスを食べていた。
✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮
「佳奈美、あのさ」
蓮くんが知らない間に私とりこちゃんのすぐ近くにいた。りこちゃんの近くで圭吾くんの様子を確認していた峻兄ちゃんが、何かを察したようにりこちゃんを圭吾くんとエメラルドのところに連れて行ってしまった。
「…泳…ごうぜ。向こうで」
蓮くんが指さす先は、カップル専用のビーチなのかと勘違いするくらいにカップルが溢れた砂浜。
「蓮くん、熱中症じゃない?顔、赤いよ?」
蓮くんの顔が異常に赤い気がする。蓮くんの頬に手を近づけると、ムワッと熱い何かが漂ってきた。
「暑いからだよ!」
蓮くんはカップルの砂浜のほうに歩いていく。蓮くんがそっちの方を見たまま、私の顔は水に右手を私に差し出した。
「…行こう」
蓮くんが私の左手を握って歩き出した。冷たい海水が足元を撫でる。蓮くんが歩くたび、小さな水しぶきが太ももにかかる。だんだん私たちの周りがカップルばかりになってきた。…照れくさいけど、まあ、良いや。私は蓮くんの手を握り返した。
✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮
「なあ、ウルフ。あの二人、何か良い感じじゃないか?」
バットが今度は黄色いアイスを舐めながら、蓮たちの方を見ている。
「俺が言ったんだ、佳奈美さんを誘えって」
バットも薄々気付いているはずだ。蓮の佳奈美さんへの想いに。
「俺ら、弓矢かなんか買って来るべきか?」
バットが溶け始めた黄色いアイスを急いで舐めながら突拍子もないことを言う。
「誰を殺すつもりだ」
「殺すんじゃねえよ」
バットがドロドロになったアイスの残りを飲んだ。
「恋のキューピットが弓矢を持ってるだろ。弓矢って武器だけどさ。人と人を別れさせるために使うんじゃなくて、人と人を繋げるために使いたいんだ。…元龍隊の兵士としてな…」
バットはアイスのゴミをクシャクシャッと丸めて、ナイロンの袋の中に入れて口を縛った。
「おい、ウルフ。蓮と佳奈美さんの近くで騒動が起きてるぞ」
バットが日傘を持って群衆の方に向かって歩き出した。
「なんか、群集を見ると、俺らが殺された日のこと思い出すな、ウルフ」
バットが突然日傘を放り投げて勢いよく走り出した。
「バット、どうした!」
バットが群衆に向かって走りながら叫んだ。
「溺れたって、誰かが叫んでる!」
蓮…?!佳奈美さん…?!みんな…?!
俺たちは群衆をかき分ける。太陽の光が痛いけど、今は、それどころじゃない。
群集は、一人の少年を囲んでいた。蓮たちと同い年くらいか?目をつぶって倒れている。第一発見者らしき子供連れの父親が、痩せた男の人に事情聴取っぽいことをされていて、屈強なライフガードの男の人が、何とか少年の命を吹き返らせようとしていた。蓮と佳奈美さんが群衆に混ざって心配そうに少年を見つめている。峻さんは騒動が起きた頃、ちょうど子供達とエメラルドと一緒にアイスを買いに行ったようでいなかった。
…でも、なんか、この少年、変だ。溺れたからってだけかもしれないが肌の色が少し青いし、なんか、水の照り具合を見るに、少年の皮膚がカエルの皮膚みたいにヌメヌメしてそうなんだが…。
「おい、ウルフ」
バットが俺を群衆から連れ出した。
「俺たちとは違う異世界の匂いがあいつからするんだけど」
バットが言い終えかけたときに、群衆から安堵の声が聞こえた。その中に蓮と佳奈美さんのものも混ざっていた。少年が意識を回復したようだ。
「俺、寝てました」
群集がどよめいた。
「ほらな」
バットが得意げに俺の方を見る。
「俺、鼻が利くんだ」
✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮✮
私と同い年くらいの男子が何事もなかったかのように、砂浜に座っている。
「どうしたんです、みなさん」
群集がどよめく。水の中で目をつむった人が浮かんでいたら誰だって溺れていると勘違いするだろうし、水の中で寝るなんてできるわけ…あるかもしれない…。
この人が、人間でないならば。
「お前さー」
ウルフとバットがいつの間に日陰から移動したのか、日傘も持たずに群衆に紛れていた。バットが群衆を押し分けて、群衆に囲まれた少年に近づいた。
「おしゃべりしようぜ」
バットが少年の手を引っ張って立たせると、少年はご心配をおかけしましたとだけ言って、スタスタとバットと一緒に群集を抜けてしまった。峻兄ちゃんがエメラルドたちとアイスを手に持ちながらやってくる。
「なんや、この人だかりは」
群集がどよめきつつも、一人一人と散り始めていた。
「溺れてた男子高校生がいたんですけど、平気そうにバットに連れていかれて」
蓮くんが峻兄ちゃんに説明している間に、バットとウルフに連れられた謎の男子は日陰で三人仲良く並んでシェイクを飲んでいた。
「佳奈美お姉さん、あの男の人誰?」
圭吾くんがメロンのアイスを舐めながら、バットたちの方を見ている。
「新たな仲間になるかもしれない人だよ」
エメラルドのその宝石のような緑の眼光が、謎の男子に注がれていた。
蓮くんとエメラルドが謎の男子のいる日陰に向かって歩き出した。りこちゃんと圭吾くんが走って追いかけようとしたけど、アイスが落ちるといけないし行儀悪いからといって二人を止めた。
私たちが日陰に着いた頃には、謎の男子は残り少なくなったシェイクをストローでゾゾっと汚い音を立てて飲んでいた。もし、この人が人間だとしたら、さっきまで溺れていただなんて信じられないくらいピンピンしている。バットとウルフが仲良さそうにその人と喋っていた。エメラルドがその人に近づく。何かを知っているような面持ちで。
「佳奈美さん、俺の姿が他の人らに見えないように、蓮のバスタオルで隠しておいてくれないか」
エメラルドはその謎の男子を見下ろすように立っている。謎の男子はエメラルドを見上げている。峻兄ちゃんと子供達は、こことは別の日陰でアイスを食べていた。溶けるから早くしろ、と峻兄ちゃんの急かす声が波音と人々の話声に紛れて聞こえた。私はエメラルドをバスタオルで、他の人に見えないように隠した。
「俺は、こういうものだ」
エメラルドがバスタオルと謎の男子の間で、狼男の姿になった。緑の瞳を持った銀色の狼男の姿が、謎の男子の瞳に映る。
「俺らはね、これ」
そういってバットたちが吸血鬼になり始めた。バスタオルが三人を隠せるくらいに大きくてよかった。謎の男子は、三人が人間でないことを目の当たりにしても全く動じなかった。それどころか、初めから知っているような顔をしていた。
「あなたは、何なの?」
私はタオルを広げたまま、狼男と二人の吸血鬼に囲まれた、謎の男子に尋ねた。
「本当の姿を現したくないわけじゃないけど」
謎の男子の目は、サファイヤみたいに綺麗な水色だった。アイスを食べ終えた峻兄ちゃんたちがやってきた。
「佳奈美、何やっとる」
峻兄ちゃんが私の肩からタオルの向こうを覗いた。圭吾くんは、狼男のエメラルドの姿に興奮していた。
「お前ら、人間に戻れ。人に見られたらどうする」
峻兄ちゃんに注意されて三人は人間になった。
「君は誰だ」
峻兄ちゃんが私の持っていた蓮くんのタオルを畳みながら、謎の男子を見ている。謎の男子は、峻兄ちゃんの目を水色の瞳で見返した。
「あなたが興味を持つかもしれない者です」
蓮くんが峻兄ちゃんに渡されたタオルをカバンの中にしまいながら、私たちの会話に耳を澄ませていた。
「今夜、お会いしたいです」
「なら、俺たちと一緒になれよ」
バットが謎の男子の肩を組む。
「この近くのホテルに泊まる予定ってあったりしますか」
バットに肩を組まれたまま、男子は峻兄ちゃんを見上げながら尋ねる。
「…今からお勧めのホテルにお連れします」
男子の目がほんの一瞬だけ青く光った。
「今夜、僕の姿、お見せします」
俺は蓮が佳奈美さんに好意を抱いていることくらい、お見通しさ。バットが俺の隣でイチゴアイスをペロペロと舐めている。
「バット、俺ちょっと行ってくるわ。荷物見ててくれ」
俺は日傘をさして蓮を探した。蓮は圭吾とりこの面倒を見ているように見せかけて、あいつ、隙があれば佳奈美のことを見ている。佳奈美さん、気付いていないのかな。あ、いたいた。やっぱり、水色の水着に身を包んでりこちゃんと戯れる佳奈美さんに恍惚と見惚れている。
「蓮!」
蓮の肩がビクンと動いた。蓮が俺の方を目を丸くして振り返る。
「驚かすな」
蓮が胸を手で押さえている。
「蓮、良いか。佳奈美さんと泳いで来い。これは命令だ」
蓮の返事なんて気にしない。太陽の光が痛い。俺は日陰を求めてバットのいるところに戻った。バットはまだ、イチゴアイスを食べていた。
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「佳奈美、あのさ」
蓮くんが知らない間に私とりこちゃんのすぐ近くにいた。りこちゃんの近くで圭吾くんの様子を確認していた峻兄ちゃんが、何かを察したようにりこちゃんを圭吾くんとエメラルドのところに連れて行ってしまった。
「…泳…ごうぜ。向こうで」
蓮くんが指さす先は、カップル専用のビーチなのかと勘違いするくらいにカップルが溢れた砂浜。
「蓮くん、熱中症じゃない?顔、赤いよ?」
蓮くんの顔が異常に赤い気がする。蓮くんの頬に手を近づけると、ムワッと熱い何かが漂ってきた。
「暑いからだよ!」
蓮くんはカップルの砂浜のほうに歩いていく。蓮くんがそっちの方を見たまま、私の顔は水に右手を私に差し出した。
「…行こう」
蓮くんが私の左手を握って歩き出した。冷たい海水が足元を撫でる。蓮くんが歩くたび、小さな水しぶきが太ももにかかる。だんだん私たちの周りがカップルばかりになってきた。…照れくさいけど、まあ、良いや。私は蓮くんの手を握り返した。
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「なあ、ウルフ。あの二人、何か良い感じじゃないか?」
バットが今度は黄色いアイスを舐めながら、蓮たちの方を見ている。
「俺が言ったんだ、佳奈美さんを誘えって」
バットも薄々気付いているはずだ。蓮の佳奈美さんへの想いに。
「俺ら、弓矢かなんか買って来るべきか?」
バットが溶け始めた黄色いアイスを急いで舐めながら突拍子もないことを言う。
「誰を殺すつもりだ」
「殺すんじゃねえよ」
バットがドロドロになったアイスの残りを飲んだ。
「恋のキューピットが弓矢を持ってるだろ。弓矢って武器だけどさ。人と人を別れさせるために使うんじゃなくて、人と人を繋げるために使いたいんだ。…元龍隊の兵士としてな…」
バットはアイスのゴミをクシャクシャッと丸めて、ナイロンの袋の中に入れて口を縛った。
「おい、ウルフ。蓮と佳奈美さんの近くで騒動が起きてるぞ」
バットが日傘を持って群衆の方に向かって歩き出した。
「なんか、群集を見ると、俺らが殺された日のこと思い出すな、ウルフ」
バットが突然日傘を放り投げて勢いよく走り出した。
「バット、どうした!」
バットが群衆に向かって走りながら叫んだ。
「溺れたって、誰かが叫んでる!」
蓮…?!佳奈美さん…?!みんな…?!
俺たちは群衆をかき分ける。太陽の光が痛いけど、今は、それどころじゃない。
群集は、一人の少年を囲んでいた。蓮たちと同い年くらいか?目をつぶって倒れている。第一発見者らしき子供連れの父親が、痩せた男の人に事情聴取っぽいことをされていて、屈強なライフガードの男の人が、何とか少年の命を吹き返らせようとしていた。蓮と佳奈美さんが群衆に混ざって心配そうに少年を見つめている。峻さんは騒動が起きた頃、ちょうど子供達とエメラルドと一緒にアイスを買いに行ったようでいなかった。
…でも、なんか、この少年、変だ。溺れたからってだけかもしれないが肌の色が少し青いし、なんか、水の照り具合を見るに、少年の皮膚がカエルの皮膚みたいにヌメヌメしてそうなんだが…。
「おい、ウルフ」
バットが俺を群衆から連れ出した。
「俺たちとは違う異世界の匂いがあいつからするんだけど」
バットが言い終えかけたときに、群衆から安堵の声が聞こえた。その中に蓮と佳奈美さんのものも混ざっていた。少年が意識を回復したようだ。
「俺、寝てました」
群集がどよめいた。
「ほらな」
バットが得意げに俺の方を見る。
「俺、鼻が利くんだ」
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私と同い年くらいの男子が何事もなかったかのように、砂浜に座っている。
「どうしたんです、みなさん」
群集がどよめく。水の中で目をつむった人が浮かんでいたら誰だって溺れていると勘違いするだろうし、水の中で寝るなんてできるわけ…あるかもしれない…。
この人が、人間でないならば。
「お前さー」
ウルフとバットがいつの間に日陰から移動したのか、日傘も持たずに群衆に紛れていた。バットが群衆を押し分けて、群衆に囲まれた少年に近づいた。
「おしゃべりしようぜ」
バットが少年の手を引っ張って立たせると、少年はご心配をおかけしましたとだけ言って、スタスタとバットと一緒に群集を抜けてしまった。峻兄ちゃんがエメラルドたちとアイスを手に持ちながらやってくる。
「なんや、この人だかりは」
群集がどよめきつつも、一人一人と散り始めていた。
「溺れてた男子高校生がいたんですけど、平気そうにバットに連れていかれて」
蓮くんが峻兄ちゃんに説明している間に、バットとウルフに連れられた謎の男子は日陰で三人仲良く並んでシェイクを飲んでいた。
「佳奈美お姉さん、あの男の人誰?」
圭吾くんがメロンのアイスを舐めながら、バットたちの方を見ている。
「新たな仲間になるかもしれない人だよ」
エメラルドのその宝石のような緑の眼光が、謎の男子に注がれていた。
蓮くんとエメラルドが謎の男子のいる日陰に向かって歩き出した。りこちゃんと圭吾くんが走って追いかけようとしたけど、アイスが落ちるといけないし行儀悪いからといって二人を止めた。
私たちが日陰に着いた頃には、謎の男子は残り少なくなったシェイクをストローでゾゾっと汚い音を立てて飲んでいた。もし、この人が人間だとしたら、さっきまで溺れていただなんて信じられないくらいピンピンしている。バットとウルフが仲良さそうにその人と喋っていた。エメラルドがその人に近づく。何かを知っているような面持ちで。
「佳奈美さん、俺の姿が他の人らに見えないように、蓮のバスタオルで隠しておいてくれないか」
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「あなたは、何なの?」
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「佳奈美、何やっとる」
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「君は誰だ」
峻兄ちゃんが私の持っていた蓮くんのタオルを畳みながら、謎の男子を見ている。謎の男子は、峻兄ちゃんの目を水色の瞳で見返した。
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「今夜、お会いしたいです」
「なら、俺たちと一緒になれよ」
バットが謎の男子の肩を組む。
「この近くのホテルに泊まる予定ってあったりしますか」
バットに肩を組まれたまま、男子は峻兄ちゃんを見上げながら尋ねる。
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