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日常のひと時
数学が難し過ぎる……助けて!!
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「大丈夫、今世では長生きできる」
蓮くんがバットの頭をポンポンと軽く叩いた。
「そういえば、峻兄さんはどうなんです?好きな人とかいたりしたんですか」
エメラルドは、新しいコップにレモンのシロップを注いで、牛乳を入れて混ぜた後、ゆっくりと味わうように飲んでいた。サファイヤは汗をかいたから、金太郎のいない水槽で泳ぐと言って台所から出て行った。
「いた」
「そうなん?」
初めて知った。
言われてみれば、峻兄ちゃんだって大学生なんだし、今までに好きな人とかいてもおかしくない年齢だけど。
全然意識したことなかったし、峻兄ちゃんだって一度も自分の恋心を家族にさえ感じさせるような行動は取らなかった。
峻兄ちゃんは少しだけ残ったイチゴジュースを前に、団扇で上半身を仰いでいた。
「中学校の時に、二つ上の先輩で凄く綺麗な人がいたんだ。髪が長くて、顔も美人で、スタイルも良くて、勉強も出来て。まさに、才女だって思った。その先輩が卒業する日、今日しかないと思って、想いを伝えたんだ。振られるかもとか、そういう不安もあったけど、俺が臆病だったせいで想いを伝えられないままに終わらせてしまうのが一番怖かった」
バットが目を輝かせながら、興味津々に峻兄ちゃんの想い出話に聴き入っている。
「峻兄ちゃん、それで、どうなったの?」
峻兄ちゃんは、何かを言おうとしたけど、すぐに口を閉ざしてしまった。
残酷な振られ方をしたのかな?
不躾なことを聞いてしまった気がして、私が話題を変えようとした時、峻兄ちゃんが口を開いた。
「その人、心が男だった」
バットが少しだけ悲しそうな顔をして、圭吾みたいだな、とポロリと言った。
「俺が想いを伝えたら、悲しそうな顔をされた。もし俺がちゃんと女の子だったなら、君のことも愛せたのかなって。俺は男として生まれたかった。でも、今こうやって君に愛してもらえてたことを知って、本当に嬉しい。だから、ありがとう。でも、ごめん。俺は君に嘘を付きたくないんだって」
峻兄ちゃんは最後に左手を上げてヒラヒラさせながら、それでさよならだ、と言った。
「切ないよおおお!」
バットがまた顔を両手で覆って、ウルフの胸に顔をうずめた。
今夜からは、きっと未解決の問題に取り組むので忙しくなりそうだから、先にシャワー浴びておこうかな。
「皆、私シャワー浴びてくるね」
「佳奈美」
峻兄ちゃんが少し怒った顔で私を見ている。
「なに」
「男ばっかりの前で、そういうことを簡単に言うもんじゃない。男は皆、女に飢えた狼だと思っておけ」
「峻兄さん、今俺の悪口言いませんでした?」
「…悪かったな。でも、そういう言い回しがあるんだよ」
「俺は納得がいきませんねえ。狼は紳士ですよ。人間は浮気とか不倫とかするんでしょ?狼はそんな下賤なことしませんよ」
エメラルドの言うことはもっともかもしれない。私は峻兄ちゃんの忠告にちゃんと従って、洗面所の扉に鍵を掛けて服を脱ぎ始めた。
私が髪を乾かしてリビングに向かうと、蓮くんたちが上の服を着て、ソファに寝そべりながらイヤホンを付けてスマホで何かを聴いていた。
「やっぱりね、少しくらいは勉強しないと」
蓮くんたちは数学や化学の、Youtubeにアップロードされた映像授業を見ていた。峻兄ちゃんは蓮くんたちの横のテーブルで、ノートパソコンと睨めっこをしながらキーボードを叩いている。
「大学のレポートを終わらせておきたいんだってさ」
サファイヤは水槽でのんびりと泳いでいるし、エメラルドはバットのジュースがよほど美味しかったのか、自分でジュースの素を台所で作っている。
「エメラルドがさ、彗星たちは18時半くらいにやってくるってさ。塾の宿題をやってこなかった生徒がいたらしくて、次回の授業ではそういう生徒が出ないように、急遽各自塾に残って課題を終わらせないといけないことになったんだって」
ああ、無実の人間まで巻き込むスタイルの先生か。
そうなると…?
リビングの掛け時計は17時半ちょうどを指している。後1時間くらいか。夜ご飯はどうしよう。彗星さんのご両親も心配するだろうし。
「エメラルド、彗星さんは夜ご飯どうするって言ってる?」
エメラルドはイチゴとレモン以外にも、バナナとチョコレートを使ったスムージーをスマホで検索しながら作っている途中だった。
「ええっと、夜ご飯は途中のコンビニで何か買って食べるって。あと、家族には事情を既に伝えたらしい。自分が本当は宇宙人で実の娘ではないことは伝えてないみたいだけど、幸い所謂オカルトチックな話題には寛容な考えを持った家族らしくて、数日間はアパートに俺らと泊まる許可を貰ったってさ」
マジ…?
そんなこと…ある?
エメラルドは淡々と彗星さんからの交信内容を伝えながらも、着々とスムージー作りにいそしんでいた。彗星さんが夜ご飯を食べてから来るなら、私たちも今のうちに食べておくべきだろうか。
「あ、俺、今晩これ作ってみる!」
勉強動画を見ていたはずのバットは、いつの間にか料理動画を見ていた。
「美味しそうじゃない?」
バットがそう言って私に見せてきたのは、梅干しとシソの葉、オクラを使ったそうめんだった。
「材料あるの?」
「大丈夫、今日の買い出しで買ってきた。吸血鬼の感が当たったのさ」
バットは早速それを作りに台所に向かった。
「あいつ、馬鹿だけど料理だけは天才なんだよな」
ウルフが化学の授業動画を垂れ流しにしたまま、ソファにもたれて目を瞑っている。
「蓮くん、一緒に見てもいい?」
「おう」
蓮くんは数学の積分の解説動画を見ていた。
『では、皆さんも解いてみましょう』
私と蓮くんは学校の鞄から自習ノートを取り出して、動画で紹介されている演習問題を解き始めた。
10問あるうちの最初の半分は何とか解けたけど、後半の問題には手も足も出ない。
どうしよう、私、もっと勉強しないと。
蓮くんも私と全く同じ問題で苦しんでいる。何度も式を書いては二重線で消してを繰り返している。
『はーい、解けたでしょうか。最後の5問は少し難しかったかな?○○大学の入試問題から出題してみました』
「解けるわけあるかー!」
蓮くんがもっと簡単な問題を扱う動画を探し始めた。
○○大学は、我が国最高峰の超難関大学。私たちとは無縁の存在。
「出来たよ」
バットが台所から私たちを呼んだ。
夕飯を食べたら、いよいよ始まる。
王国と灰色の世界の謎解きゲームが。
蓮くんがバットの頭をポンポンと軽く叩いた。
「そういえば、峻兄さんはどうなんです?好きな人とかいたりしたんですか」
エメラルドは、新しいコップにレモンのシロップを注いで、牛乳を入れて混ぜた後、ゆっくりと味わうように飲んでいた。サファイヤは汗をかいたから、金太郎のいない水槽で泳ぐと言って台所から出て行った。
「いた」
「そうなん?」
初めて知った。
言われてみれば、峻兄ちゃんだって大学生なんだし、今までに好きな人とかいてもおかしくない年齢だけど。
全然意識したことなかったし、峻兄ちゃんだって一度も自分の恋心を家族にさえ感じさせるような行動は取らなかった。
峻兄ちゃんは少しだけ残ったイチゴジュースを前に、団扇で上半身を仰いでいた。
「中学校の時に、二つ上の先輩で凄く綺麗な人がいたんだ。髪が長くて、顔も美人で、スタイルも良くて、勉強も出来て。まさに、才女だって思った。その先輩が卒業する日、今日しかないと思って、想いを伝えたんだ。振られるかもとか、そういう不安もあったけど、俺が臆病だったせいで想いを伝えられないままに終わらせてしまうのが一番怖かった」
バットが目を輝かせながら、興味津々に峻兄ちゃんの想い出話に聴き入っている。
「峻兄ちゃん、それで、どうなったの?」
峻兄ちゃんは、何かを言おうとしたけど、すぐに口を閉ざしてしまった。
残酷な振られ方をしたのかな?
不躾なことを聞いてしまった気がして、私が話題を変えようとした時、峻兄ちゃんが口を開いた。
「その人、心が男だった」
バットが少しだけ悲しそうな顔をして、圭吾みたいだな、とポロリと言った。
「俺が想いを伝えたら、悲しそうな顔をされた。もし俺がちゃんと女の子だったなら、君のことも愛せたのかなって。俺は男として生まれたかった。でも、今こうやって君に愛してもらえてたことを知って、本当に嬉しい。だから、ありがとう。でも、ごめん。俺は君に嘘を付きたくないんだって」
峻兄ちゃんは最後に左手を上げてヒラヒラさせながら、それでさよならだ、と言った。
「切ないよおおお!」
バットがまた顔を両手で覆って、ウルフの胸に顔をうずめた。
今夜からは、きっと未解決の問題に取り組むので忙しくなりそうだから、先にシャワー浴びておこうかな。
「皆、私シャワー浴びてくるね」
「佳奈美」
峻兄ちゃんが少し怒った顔で私を見ている。
「なに」
「男ばっかりの前で、そういうことを簡単に言うもんじゃない。男は皆、女に飢えた狼だと思っておけ」
「峻兄さん、今俺の悪口言いませんでした?」
「…悪かったな。でも、そういう言い回しがあるんだよ」
「俺は納得がいきませんねえ。狼は紳士ですよ。人間は浮気とか不倫とかするんでしょ?狼はそんな下賤なことしませんよ」
エメラルドの言うことはもっともかもしれない。私は峻兄ちゃんの忠告にちゃんと従って、洗面所の扉に鍵を掛けて服を脱ぎ始めた。
私が髪を乾かしてリビングに向かうと、蓮くんたちが上の服を着て、ソファに寝そべりながらイヤホンを付けてスマホで何かを聴いていた。
「やっぱりね、少しくらいは勉強しないと」
蓮くんたちは数学や化学の、Youtubeにアップロードされた映像授業を見ていた。峻兄ちゃんは蓮くんたちの横のテーブルで、ノートパソコンと睨めっこをしながらキーボードを叩いている。
「大学のレポートを終わらせておきたいんだってさ」
サファイヤは水槽でのんびりと泳いでいるし、エメラルドはバットのジュースがよほど美味しかったのか、自分でジュースの素を台所で作っている。
「エメラルドがさ、彗星たちは18時半くらいにやってくるってさ。塾の宿題をやってこなかった生徒がいたらしくて、次回の授業ではそういう生徒が出ないように、急遽各自塾に残って課題を終わらせないといけないことになったんだって」
ああ、無実の人間まで巻き込むスタイルの先生か。
そうなると…?
リビングの掛け時計は17時半ちょうどを指している。後1時間くらいか。夜ご飯はどうしよう。彗星さんのご両親も心配するだろうし。
「エメラルド、彗星さんは夜ご飯どうするって言ってる?」
エメラルドはイチゴとレモン以外にも、バナナとチョコレートを使ったスムージーをスマホで検索しながら作っている途中だった。
「ええっと、夜ご飯は途中のコンビニで何か買って食べるって。あと、家族には事情を既に伝えたらしい。自分が本当は宇宙人で実の娘ではないことは伝えてないみたいだけど、幸い所謂オカルトチックな話題には寛容な考えを持った家族らしくて、数日間はアパートに俺らと泊まる許可を貰ったってさ」
マジ…?
そんなこと…ある?
エメラルドは淡々と彗星さんからの交信内容を伝えながらも、着々とスムージー作りにいそしんでいた。彗星さんが夜ご飯を食べてから来るなら、私たちも今のうちに食べておくべきだろうか。
「あ、俺、今晩これ作ってみる!」
勉強動画を見ていたはずのバットは、いつの間にか料理動画を見ていた。
「美味しそうじゃない?」
バットがそう言って私に見せてきたのは、梅干しとシソの葉、オクラを使ったそうめんだった。
「材料あるの?」
「大丈夫、今日の買い出しで買ってきた。吸血鬼の感が当たったのさ」
バットは早速それを作りに台所に向かった。
「あいつ、馬鹿だけど料理だけは天才なんだよな」
ウルフが化学の授業動画を垂れ流しにしたまま、ソファにもたれて目を瞑っている。
「蓮くん、一緒に見てもいい?」
「おう」
蓮くんは数学の積分の解説動画を見ていた。
『では、皆さんも解いてみましょう』
私と蓮くんは学校の鞄から自習ノートを取り出して、動画で紹介されている演習問題を解き始めた。
10問あるうちの最初の半分は何とか解けたけど、後半の問題には手も足も出ない。
どうしよう、私、もっと勉強しないと。
蓮くんも私と全く同じ問題で苦しんでいる。何度も式を書いては二重線で消してを繰り返している。
『はーい、解けたでしょうか。最後の5問は少し難しかったかな?○○大学の入試問題から出題してみました』
「解けるわけあるかー!」
蓮くんがもっと簡単な問題を扱う動画を探し始めた。
○○大学は、我が国最高峰の超難関大学。私たちとは無縁の存在。
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