32 / 48
――死の使いと魔術師編――
真夏の海
しおりを挟む
ミアとギルは自宅で準備を済ませ、エミリアが来るのを待っていた。
ミアは髪の毛をつむじ辺りで高く結っては、ソファーに座りコーヒーを飲んでいた。ギルは青い半袖のYシャツに、白のジーンズを履いてはテレビを見ていた。
海に行く当日、ミアの自宅に集合して魔法車で行こうという事になった。ノーマジから魔法車は見えない為、不自然にならない様にしなければとミアは考える。
窓から見える空は、晴天だった。
「……俺、海行くの久しぶりだなあ」
「そうなの? って、言っても私1回しか言った事ないのよね」
「え、マジ?」
「……大マジよ」
ミアはプールには行ったことはあるものの、海に行ったのは学生時代の1回だけである。その1回で溺れ、海には入れなくなってしまった。
驚きの表情で此方を見てくるギルにコーヒーカップを手にしたまま、小さく笑う。
インターホンの音が部屋に鳴り響くと、ミアは杖でドアを開けようとした。普段ならしないが相手が分かっているのだから、と気にせず杖を振った。
「ミアー! お待たせー!」
「じゃあ、荷物車に詰めて」
「は~い」
「ミアちゃんの荷物も持って行くよ」
「あら、ありがと」
手に持っていた筈の荷物をギルの手に優しく取られると、少し驚きながらも礼を言う。そして、エミリアの荷物も持っているのだから男らしい部分があると感心する。
ギルは特に、女性には優しい印象であり彼が女性から人気が高い事も納得出来る。だが、それは絶対に言わない。
3人は駐車場へ向かうと魔法車のトランクへ荷物を詰め込む。
魔法車は空へ走る時だけ見えず、地面に触れている時はノーマジにも見える。見た目は丸みあるダークブラウンの可愛らしい車だが、浮かした瞬間見えなくなる。
見えなくなる瞬間はあまり見られたくない為、目眩しの呪文でいつも誤魔化しているのだ。
「……よし、全部乗せたよ~」
「じゃあ、乗って。……エミリア、道案内は頼んだわよ?」
「エミリアちゃんに任せなさい!」
自信満々に胸を叩く姿にミアは小さく笑うと、運転席に乗り込んだ。助手席には道案内担当のエミリア。後部座席には緩い笑みを浮かべたギルが座っている。
ミラーで確認したミアは魔法車を空に走らせた。
――――
――――――
ミアの自宅から魔法車で約、45分程走らせた場所にあるのはイルビアで1番綺麗な海、ウォー・ブランビーチだ。
ターコイズブルーに輝く海と真っ白な砂浜の奥はなだらかな丘になっていて、丘でピクニック気分を味わえたりする。
浜辺の端には波で削られたのか、凹凸が激しい断崖がある。
「わ! やっぱり人多い!」
「夏休みだもの」
「……噂通り綺麗なとこだね~」
魔法車からも分かる程の海の綺麗な輝きに、それぞれ自然と笑みが零れる。ミアは駐車場を見付けると空から空いた場所を探す。
「……空いてるかしら?」
「……んー、あ! ミア! あそこ空いてる!」
エミリアの指さす方を目を細めて確認すると、確かに空いていた。ミアは降下しながら杖を使わず目眩しの呪文を掛ける。ノーマジからは普通車が車を停めている様に見えていた。
「んー! 海の匂いだー!」
「あ、ちょっと! 迷子にならないでよ?」
「ミアちゃん、場所適当に決めて良い?」
「ええ、任せたわ。……先に着替えて来るわね」
「は~い」
トランクから荷物を取り出したギルが浜辺に向かうと、広い浜辺と海を見渡しながら目を輝かせるエミリアに思わず笑ってしまう。まるで、小さな子供の様だった。
「ほら、エミリア着替えに行くわよ」
「あ、待ってー!」
更衣室がある場所へ足を進めるミアの背中を慌てて追い掛けて行くと、運良く部屋が1つ空いておりそこに2人で入る。
「……ミア頭良い」
「何が?」
「服の下に着てるの頭良いー! その手があったね!」
「……わりと皆やってるわよ?」
今まで素直に着替えていたのか、とミアは苦笑いを浮かべながら学生時代着替えるのが遅い理由が分かり、納得した。
ミアは服だけを脱ぐと、エミリアは手に持っていた小さな鞄から水着を取り出し着替えていた。その間にミアは結った髪の毛を整え直していた。
「よし! 着替えたよ!」
笑顔のエミリアが着る水着は買い物をしていた時に買っていた物だ。実際に着ているのを見ると、とても可愛らしくエミリアに似合っているとミアは微笑む。
更衣室から出ると浜辺に足を進めて行く。そんな2人の履くビーチサンダルは色違いだ。エミリアは水着の色に合わせて、白の厚底ビーチサンダル。
ミアは黒の水着な為黒の同じ厚底ビーチサンダルだった。
「……あ、いたいた」
「ギルくーん!」
ギルは背後から聞こえる声に振り向くと、思わずミアを凝視してしまう。
白い肌に黒い水着はハイネック部分がクロスになっている、大人の雰囲気漂う水着だった。
「……? 何そんなに見てきて……」
「……似合ってるなあ、って」
「……それはどうも」
ミアは素直に褒められると頬を赤らめ顔を逸らすと、その姿にギルもエミリアも笑う。真正面から褒められると恥ずかしくなってしまうミアは、褒められるのは嬉しいが苦手でもあるのだ。
どうやらギルもジーンズの下に水着を着ていたのか、上半身は裸で青色の水着はとても似合っていた。1番ギルの視線を集めているのは、細身なのに綺麗に割れた腹筋だろう。
「……ギルくんって筋トレとかしてるの?」
「ん~、暇な時にね」
「聞いた!? 暇な時に筋トレしたらこんなに割れるんだってよ!?」
「……エミリア興奮し過ぎだから」
苦笑いを浮かべながらもギルは自宅では、時々筋トレをしているのを見ていた。何の為にしているのかと聞いたが、何となくと言われたのを思い出す。
「そうそう! ここのビーチってね海がすっごい、綺麗でしょ? だからシュノーケリング出来るんだって!」
「……私泳げないから一緒に出来ないわよ?」
「ん~、それなら俺に掴まって潜る?……深い所は行かないし、そこは安心して?」
「……信用するわよ?」
「大丈夫、俺に任せて~」
自信に満ち溢れた笑みで見つめてくるギルをミアは少し、不安そうな顔で見つめ返した。
――――
――――――
「……ぜ、絶対手、離さないでよ!」
「離さないよ~」
「……え、待って! そこから深いんじゃないの!?」
「まだ大丈夫だよ~」
エミリアは向かい合って海に入っていく2人を見つめながら、小さく笑う。慌てるミアと緩い笑みのまま話すギルの光景は、エミリアにとって面白いものでもあった。
普段怖がる事の無いミアの姿はとても貴重で、可愛いとエミリアは微笑む。
3人はシュノーケリング用のマスクを装着しており、エミリアは先に水に顔をつけては泳いでいた。
「ミアちゃん、手を握ったまま水に顔をつけてみて?」
ミアは小さく頷きながらシュノーケルを口にくわえ、顔を水につけると、ゆっくりと手を引かれ思わず目を強く瞑ってしまう。まるで安心しろ、とでも言うように優しく手を握り返されると体を預けるように足を地面から浮かしては、静かに瞼を開ける。
「……!」
目の前に広がる光景にミアは驚く。
まるで宝石のような輝きと色に、海の中はこんなにも綺麗なのかと感動を覚える。人馴れした様なカラフルな魚達、濁りのない綺麗な水は太陽の光で輝いている。
ギルを見れば優しく笑っており、ミアも小さく笑い返しては海の中をじっくりと見ていた。
ミアは髪の毛をつむじ辺りで高く結っては、ソファーに座りコーヒーを飲んでいた。ギルは青い半袖のYシャツに、白のジーンズを履いてはテレビを見ていた。
海に行く当日、ミアの自宅に集合して魔法車で行こうという事になった。ノーマジから魔法車は見えない為、不自然にならない様にしなければとミアは考える。
窓から見える空は、晴天だった。
「……俺、海行くの久しぶりだなあ」
「そうなの? って、言っても私1回しか言った事ないのよね」
「え、マジ?」
「……大マジよ」
ミアはプールには行ったことはあるものの、海に行ったのは学生時代の1回だけである。その1回で溺れ、海には入れなくなってしまった。
驚きの表情で此方を見てくるギルにコーヒーカップを手にしたまま、小さく笑う。
インターホンの音が部屋に鳴り響くと、ミアは杖でドアを開けようとした。普段ならしないが相手が分かっているのだから、と気にせず杖を振った。
「ミアー! お待たせー!」
「じゃあ、荷物車に詰めて」
「は~い」
「ミアちゃんの荷物も持って行くよ」
「あら、ありがと」
手に持っていた筈の荷物をギルの手に優しく取られると、少し驚きながらも礼を言う。そして、エミリアの荷物も持っているのだから男らしい部分があると感心する。
ギルは特に、女性には優しい印象であり彼が女性から人気が高い事も納得出来る。だが、それは絶対に言わない。
3人は駐車場へ向かうと魔法車のトランクへ荷物を詰め込む。
魔法車は空へ走る時だけ見えず、地面に触れている時はノーマジにも見える。見た目は丸みあるダークブラウンの可愛らしい車だが、浮かした瞬間見えなくなる。
見えなくなる瞬間はあまり見られたくない為、目眩しの呪文でいつも誤魔化しているのだ。
「……よし、全部乗せたよ~」
「じゃあ、乗って。……エミリア、道案内は頼んだわよ?」
「エミリアちゃんに任せなさい!」
自信満々に胸を叩く姿にミアは小さく笑うと、運転席に乗り込んだ。助手席には道案内担当のエミリア。後部座席には緩い笑みを浮かべたギルが座っている。
ミラーで確認したミアは魔法車を空に走らせた。
――――
――――――
ミアの自宅から魔法車で約、45分程走らせた場所にあるのはイルビアで1番綺麗な海、ウォー・ブランビーチだ。
ターコイズブルーに輝く海と真っ白な砂浜の奥はなだらかな丘になっていて、丘でピクニック気分を味わえたりする。
浜辺の端には波で削られたのか、凹凸が激しい断崖がある。
「わ! やっぱり人多い!」
「夏休みだもの」
「……噂通り綺麗なとこだね~」
魔法車からも分かる程の海の綺麗な輝きに、それぞれ自然と笑みが零れる。ミアは駐車場を見付けると空から空いた場所を探す。
「……空いてるかしら?」
「……んー、あ! ミア! あそこ空いてる!」
エミリアの指さす方を目を細めて確認すると、確かに空いていた。ミアは降下しながら杖を使わず目眩しの呪文を掛ける。ノーマジからは普通車が車を停めている様に見えていた。
「んー! 海の匂いだー!」
「あ、ちょっと! 迷子にならないでよ?」
「ミアちゃん、場所適当に決めて良い?」
「ええ、任せたわ。……先に着替えて来るわね」
「は~い」
トランクから荷物を取り出したギルが浜辺に向かうと、広い浜辺と海を見渡しながら目を輝かせるエミリアに思わず笑ってしまう。まるで、小さな子供の様だった。
「ほら、エミリア着替えに行くわよ」
「あ、待ってー!」
更衣室がある場所へ足を進めるミアの背中を慌てて追い掛けて行くと、運良く部屋が1つ空いておりそこに2人で入る。
「……ミア頭良い」
「何が?」
「服の下に着てるの頭良いー! その手があったね!」
「……わりと皆やってるわよ?」
今まで素直に着替えていたのか、とミアは苦笑いを浮かべながら学生時代着替えるのが遅い理由が分かり、納得した。
ミアは服だけを脱ぐと、エミリアは手に持っていた小さな鞄から水着を取り出し着替えていた。その間にミアは結った髪の毛を整え直していた。
「よし! 着替えたよ!」
笑顔のエミリアが着る水着は買い物をしていた時に買っていた物だ。実際に着ているのを見ると、とても可愛らしくエミリアに似合っているとミアは微笑む。
更衣室から出ると浜辺に足を進めて行く。そんな2人の履くビーチサンダルは色違いだ。エミリアは水着の色に合わせて、白の厚底ビーチサンダル。
ミアは黒の水着な為黒の同じ厚底ビーチサンダルだった。
「……あ、いたいた」
「ギルくーん!」
ギルは背後から聞こえる声に振り向くと、思わずミアを凝視してしまう。
白い肌に黒い水着はハイネック部分がクロスになっている、大人の雰囲気漂う水着だった。
「……? 何そんなに見てきて……」
「……似合ってるなあ、って」
「……それはどうも」
ミアは素直に褒められると頬を赤らめ顔を逸らすと、その姿にギルもエミリアも笑う。真正面から褒められると恥ずかしくなってしまうミアは、褒められるのは嬉しいが苦手でもあるのだ。
どうやらギルもジーンズの下に水着を着ていたのか、上半身は裸で青色の水着はとても似合っていた。1番ギルの視線を集めているのは、細身なのに綺麗に割れた腹筋だろう。
「……ギルくんって筋トレとかしてるの?」
「ん~、暇な時にね」
「聞いた!? 暇な時に筋トレしたらこんなに割れるんだってよ!?」
「……エミリア興奮し過ぎだから」
苦笑いを浮かべながらもギルは自宅では、時々筋トレをしているのを見ていた。何の為にしているのかと聞いたが、何となくと言われたのを思い出す。
「そうそう! ここのビーチってね海がすっごい、綺麗でしょ? だからシュノーケリング出来るんだって!」
「……私泳げないから一緒に出来ないわよ?」
「ん~、それなら俺に掴まって潜る?……深い所は行かないし、そこは安心して?」
「……信用するわよ?」
「大丈夫、俺に任せて~」
自信に満ち溢れた笑みで見つめてくるギルをミアは少し、不安そうな顔で見つめ返した。
――――
――――――
「……ぜ、絶対手、離さないでよ!」
「離さないよ~」
「……え、待って! そこから深いんじゃないの!?」
「まだ大丈夫だよ~」
エミリアは向かい合って海に入っていく2人を見つめながら、小さく笑う。慌てるミアと緩い笑みのまま話すギルの光景は、エミリアにとって面白いものでもあった。
普段怖がる事の無いミアの姿はとても貴重で、可愛いとエミリアは微笑む。
3人はシュノーケリング用のマスクを装着しており、エミリアは先に水に顔をつけては泳いでいた。
「ミアちゃん、手を握ったまま水に顔をつけてみて?」
ミアは小さく頷きながらシュノーケルを口にくわえ、顔を水につけると、ゆっくりと手を引かれ思わず目を強く瞑ってしまう。まるで安心しろ、とでも言うように優しく手を握り返されると体を預けるように足を地面から浮かしては、静かに瞼を開ける。
「……!」
目の前に広がる光景にミアは驚く。
まるで宝石のような輝きと色に、海の中はこんなにも綺麗なのかと感動を覚える。人馴れした様なカラフルな魚達、濁りのない綺麗な水は太陽の光で輝いている。
ギルを見れば優しく笑っており、ミアも小さく笑い返しては海の中をじっくりと見ていた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】ドアマットに気付かない系夫の謝罪は死んだ妻には届かない
堀 和三盆
恋愛
一年にわたる長期出張から戻ると、愛する妻のシェルタが帰らぬ人になっていた。流行病に罹ったらしく、感染を避けるためにと火葬をされて骨になった妻は墓の下。
信じられなかった。
母を責め使用人を責めて暴れ回って、僕は自らの身に降りかかった突然の不幸を嘆いた。まだ、結婚して3年もたっていないというのに……。
そんな中。僕は遺品の整理中に隠すようにして仕舞われていた妻の日記帳を見つけてしまう。愛する妻が最後に何を考えていたのかを知る手段になるかもしれない。そんな軽い気持ちで日記を開いて戦慄した。
日記には妻がこの家に嫁いでから病に倒れるまでの――母や使用人からの壮絶な嫌がらせの数々が綴られていたのだ。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
女神に頼まれましたけど
実川えむ
ファンタジー
雷が光る中、催される、卒業パーティー。
その主役の一人である王太子が、肩までのストレートの金髪をかきあげながら、鼻を鳴らして見下ろす。
「リザベーテ、私、オーガスタス・グリフィン・ロウセルは、貴様との婚約を破棄すっ……!?」
ドンガラガッシャーン!
「ひぃぃっ!?」
情けない叫びとともに、婚約破棄劇場は始まった。
※王道の『婚約破棄』モノが書きたかった……
※ざまぁ要素は後日談にする予定……
久しぶりに会った婚約者は「明日、婚約破棄するから」と私に言った
五珠 izumi
恋愛
「明日、婚約破棄するから」
8年もの婚約者、マリス王子にそう言われた私は泣き出しそうになるのを堪えてその場を後にした。
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
七日後に神罰が落ちる。上層部は「下を切り捨てろ」と言った——私は全員を逃がす
蒼月よる
ファンタジー
七日後、この港に神罰が落ちる。
追放された元観測士イオナだけが、その事実を知っていた。
しかも災害は自然現象ではない——誰かが、意図的に引き起こそうとしている。
港の上層部はすでに手を打っていた。「下層区画を緩衝被害区として切り捨てる」秘密契約。被害を最小限に見せかけ、体制を守る冷徹な計画だ。
イオナは元護送隊長ガルム、荷運び組合長メラとともに動き出す。
犯人を暴き、証拠を公開し、住民を逃がし、工廠を止める——すべてを七日で。
被害を「選ぶ」管理か、全員を「残す」運用か。
追放観測士の、七日間の港湾カウントダウン・サスペンス。
この作品は以下の箇所にAI(Claude Code)を利用しています。
・世界観・設定の管理補助
・プロット段階の壁打ち
・作者による執筆後の校正
年増令嬢と記憶喪失
くきの助
恋愛
「お前みたいな年増に迫られても気持ち悪いだけなんだよ!」
そう言って思い切りローズを突き飛ばしてきたのは今日夫となったばかりのエリックである。
ちなみにベッドに座っていただけで迫ってはいない。
「吐き気がする!」と言いながら自室の扉を音を立てて開けて出ていった。
年増か……仕方がない……。
なぜなら彼は5才も年下。加えて付き合いの長い年下の恋人がいるのだから。
次の日事故で頭を強く打ち記憶が混濁したのを記憶喪失と間違われた。
なんとか誤解と言おうとするも、今までとは違う彼の態度になかなか言い出せず……
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる