佐々木と吉田 崩壊するのに、どうやって戦争すんだよ編

崩壊するのに、どうやって攻めるの？

しょっちゅうやってること

「中国の歴史、見るとさぁ」
「はい」
「しょっちゅうやってんだよね」
「そうですね」
　苦笑しながら、吉田が頷く。

「漢の劉邦から・・・・いやその前の始皇帝からさぁ、歴代やってんだよね」
「はい、はい」
「ちなみに歴代一番殺したのは、粛清したのは、明の洪武帝朱元璋って言われてんのね」
「そうなんですか」
　そうそう、と佐々木が頷く。

「まぁ長男が先に死んだからとか、理由は色々あるんだけど、めちゃくちゃ殺してんのね」
「へぇ、そうなんだ」
「もう一つちなみに言うと中国の歴史上、朱元璋は一番最下層から皇帝になってるのね」
「えっ？劉邦も農民じゃないですか」
「朱元璋は、流民なのね」
「流民？」
　ああっ、と佐々木が頷く。
「まぁ要は、三国志で言うところの黄巾党の一兵士が、皇帝になった様なものなのね」
　へぇ、と吉田が呟く。

「まぁ、本当に一番殺してんのは、毛沢東だけど」
「ハハハハッ、そうですね」
「人口うんぬんがるけどさぁ、政策で国民殺しているからね」
「大躍進」
「大躍進で殺すって馬鹿だろう」