佐々木と吉田   チュウニボーの人らはXが好き編

zurvan496

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 ある日、終わるかも

 維持費と広告収入

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「あの吉田、ちょっとね」
 佐々木が手を前に出す。
「お前、誤解してるけど」
「はい」
「テイオーは」
「伊集院さんは」
「テイオーこと伊集院さんは、ユーチューブみたいなサービスが無くなるとは言ってないのね」
「そうなんですか」
 そうそう、と佐々木は頷く。

「ユーチューブみたいなサービスは、これからも続いていくだろうけど」
「はい」
「その親会社があって、経営者がいて、その経営方針によっては、どんなに流行っていても、止めるって決まったら、終わるよね」
「はい」
「だけど、ユーチューブみたいなものは、その後も出来る、さっきのフェイスブックの会社が同じようなもの作るみたいに、ユーチューブみたいなものは、ユーチューブがなくなっても、誰かが作るって言ってた」
「はいはいはい、なるほど」
 吉田は頷く。
「それなら俺も納得です」


「だから結局、ユーチューブなりツイッターなりは、広告収入で成り立ってる」
「はい」
「それでたくさんの人がユーチューブを使う、そしたらその維持費がかかる」
「はいはいはい」

「更に広告スキップできる」
「そうですね」
「そしたらさぁ、広告出してる側からすれば、スキップされるんだったら、意味ねぇよってなる」
「まぁ、そうですね」

「つまり維持費に対して広告収入が少なかったら、やっていけないよね話」
「そうですね」
「もっと言えば、たとえ黒字だったとしても、親会社のグーグルが人員整理をしたり、営業方針が変われば、ある日突然、終わるよねって話」
「はいはいはい」
「もちろんさっきも言ったけど」
 佐々木が指を回す。
「ユーチューブみたいなものは続くけど、ユーチューブっていうものは、ある日終わるよね、終わる可能性はあるよねって話」
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