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15.決着!美女子高生杯!
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ランウェイでのアピールを終えてステージ上に待機する佳世は、舞台袖にこっそり視線をやった。そこには佳世の命令を聞くスタッフが打ち合わせ通りに動いている。
(準備は出来ているわ。怪我か、恥か……選ぶが良いわ、如月更紗!)
ちょうどランウェイを歩いている更紗の頭上で、照明の留め具が外れた。
ガキン、という音に気付いて更紗はすぐに上を見上げる。
更紗の反射神経をもってすれば避けることなどたやすいことだった。
しかし更紗は動けなかった。最小限の動きでかわそうと足に力を込めた瞬間、怪我の痛みに襲われたのだ。
それでも身体全体を使って大きくかわすことなら可能だったが、美羽の言葉が頭をよぎり身体が硬直する。
――更紗、いい?後ろはハンカチで結んでるだけなんだから、激しく動いたりしたらダメだからね。
(今激しく動いたら、水着が脱げちゃう!)
水着がずれないように胸元を押さえたまま――更紗は動くことができなかった。
スマホを見つめたまま、三人は映像の中で起こったことが信じられず言葉を失った。
照明が落下したことで埃が立ち、画面がよく見えない。
「い……今、何が起きたの?」
悟が喉を引きつらせながら声を絞り出すと、それに蓮司が答える。
「照明が天使さんの上に落下したみたいだけど……」
自分たちもステージで歌い踊ることがあるので照明器具の重さにもある程度詳しい。そんなものが人体に当たれば、大けが……場合によっては死ぬことだってあり得る。
「嘘……だろ」
照明が落ちたその瞬間の記憶が頭の中でグルグルと回る。
更紗の無事を祈りながらスマホを見つめていると、埃が収まり、徐々に画面が鮮明になっていく。
そこに映し出された状況に、彼方は息をのんだ。
「な、んで……なんでシンがそこにいるんだよ……!」
シン――慎太郎がステージの上で更紗を姫抱きにして抱え上げている。更紗の身体の上には男物の上着が掛けられているが、おそらく慎太郎のものだろう。
『え……いきなり乱入してきて何?下ろして……』
『勝負はついた。これ以上続ける続ける必要はない』
更紗と慎太郎は言い争いを続けた。慎太郎の腕から抜け出そうともがく更紗だったが抵抗むなしく、更紗を抱えたまま慎太郎は舞台から姿を消した。
「シン!」
「いや、スマホに向かって叫んでも届かないだろ。ともあれ、天使さん無事だったみたいで良かった」
慎太郎がどうして会場にいるのかについては慎太郎が女子高生杯出場をけしかけたのだからいいとして、更紗をお姫様抱っこして救い出したことには納得できない。あれは物語的に言えば正ヒーローがやるやつだ。どう頑張ってみてもアンチヒーロー止まりの慎太郎がやってはいけないやつなのだ。
「今すぐ電話で……!」
「パッショナーズの皆さん、スタジオに移動お願いします」
タイミング悪く、収録の時間になってしまった。
仕事だ、待っている人がいる。という責任感でどうにか彼方は楽屋を後にするが、頭の中は更紗と慎太郎のことで埋め尽くされていた。
(あいつ――マジで天使に手を出すんじゃないぞ!!!!)
「ちょ……いいかげん下ろしてよ」
「ダメだ。下ろしたらお前、ステージに戻ろうとするだろ」
舞台袖を通り、更紗を抱えたまま慎太郎は廊下を歩く。スタッフとすれ違う度に奇異の目を向けられるが、それに構っている場合ではない。
「当たり前でしょ。まだ決着はついてないもの」
「決着なら着いた。如月――お前の勝ちだ」
「え……?」
どういうことだろうか。うーん、とはてなマークを頭に浮かべていると慎太郎は説明を加えた。
「その水着。また黒川先輩に妨害されたんだろ」
「分かるの?」
「お前自身は気づいてなかったのか?身体に合ったサイズじゃないせいで、破廉恥度が異様に高かったぞ」
「破廉恥……!」
(うわぁ恥ずかしい。穴があったら入りたい!)
顔を覆って自分の格好を羞恥している更紗を見下ろし、慎太郎は言葉を続ける。
「そんな格好でステージに立たされてんのを知ってて見逃したんなら、如月が勝っても負けても後味が悪い。ってことであっちの反則負けだ。黒川先輩には親衛隊なんかもうやめとけってバスケ部の総意として伝えとくから、気にすんな」
だいぶ歩いただろうか。人の気配のない場所で、ようやく慎太郎は更紗を下ろした。
下ろしたときに更紗の髪の毛が乱れ、肩から背中にかけて素肌が露わになる。二か所のあざを認め、慎太郎は眉間にしわを寄せた。
「これも黒川先輩のせいか?」
滑らかな素肌に痛々しい青あざ。指でなぞりながら、慎太郎は少し後悔していた。
(怪我をさせたんじゃ、俺の提案は何の意味もなかったのか)
佳世は強い。だからこそ更紗と真っ向からぶつかることのない勝負を提案したのだが、更紗が怪我をしてしまってはその気遣いは全く無駄だったことになる。
「気にしないで、千元くん」
慎太郎の考えを読んだように更紗は言った。
「私が勝負を受けたかったから受けただけ。それにね、私も黒川先輩のやり方は頭にきてたし、怪我だって大したことないから」
「……そうか。如月がそう言うなら、そうなんだろうな」
(ったく、どこまでお人よしなんだこいつは)
更紗の善良さに呆れていると、彼女は看過できない言葉を口にした。
「じゃあ私はステージに戻るから」
「は?……もう決着はついたから必要ないと言っただろう?」
「それは千元くんの事情でしょ。私は黒川先輩にちゃんと勝ちたいの」
「待て」
すぐにステージに駆けていきそうな更紗を捕まえ、慎太郎はどうしたものかと思案する。
更紗には伝えなかったが、慎太郎としてはその姿で人前に立ってほしくないと強く感じていた。とても価値のあるものが、目利きができない者の手でたたき売りにされているような感覚――要するにもったいないと感じていたのだ。
「行かせない」
更紗を自分の方に向き直らせ、その身体を強く強く抱きしめた。
「えええぇぇぇぇぇ!?!?」
「うるさいな」
「せ、せせせ千元くん!?」
突然抱きしめられて更紗は硬直した。
(近い――!)
「あのあのあの……」
「行かないでくれって頼んでもお前は行くのか?更紗」
「っ!」
(初めて名前で呼ばれた!)
色々な面でパニックになっているが、更紗の意志は変わらない。
「……い、行くよ!」
「そうか……ならしょうがないな」
意外に感じるほどあっさり慎太郎は離れた。
とたん身体から力が抜ける。
(あれ?なんか千元くんに抱きしめられる前よりも解放感があるような……?)
「その格好で出られるものならステージに戻るがいい」
「えっ!」
視線を胸元に下ろすと、胸を支えていたはずの水着がたゆんでいる。
「まさか……」
背中で結ばれていたハンカチを確認しようと手を伸ばすと、想像通りほどけてしまっていた。
自分の状況を理解して、更紗は顔を真っ赤にして叫んだ。
「千元くん!っさいっってぇぇぇぇぇ!」
「ハハハハハ」
すごく楽しそうに笑いながら慎太郎は去って行った。
結局更紗は水着を着直すことができずステージに戻るのは叶わなかった。
「そんなことがあったんだ。コンテストは棄権扱いになっちゃったけど、千元くんがそう言ったなら親衛隊の問題は解決ってことでいいのかな」
控室に戻ると、美羽と瑠奈が更紗を心配して待っていた。慎太郎とのやり取りを伝えると瑠奈はどこかホッとした様子を見せた。
「千元慎太郎ねぇ……更紗への暴挙の責任は絶対取らせてやるから」
「いいよ、美羽!そんなに怒らないで!ほら、照明が落ちてきた時は助けてくれたわけだし!」
美羽が今にも慎太郎を殺りにいきそうだったので、更紗はフォローを入れる。
「更紗は怒ってないの!?」
「いやー……」
正直更紗基準で言えば”激怒”の域に達していたのだが、美羽をなだめているうちに怒りが少しずつ減ってしまったのだ。
コンテストはすっきりしない結末を迎えてしまったが、目の前の問題は解決した。更紗は帰り支度をして二人に頭を下げる。
「二人とも今日はありがとう。二人の手助けのおかげで私なんとかやり通すことができたよ」
その姿に美羽と瑠奈が顔を見合わせる。
「顔を上げてよ、如月さん。お礼なら私がするのが筋でしょ。……ありがとね、如月さん」
「天空さん……」
「あとね、一つお願いがあるの。私のことは”瑠奈”って呼んで。私も”更紗”って呼ぶから……だって私たち、もう友達でしょ?」
瑠奈は握手を求めて手を差し出す。それを更紗は喜んで握り返した。
異変はその時起こった――。
「え……」
突然空中を見つめた瑠奈は数秒で意識を失ってしまう。
「っ……瑠奈!」
瑠奈の華奢な身体を更紗は余裕で抱き止めた。
――ボク、サラちゃんとお友達になりたいんだ。
その時更紗の頭に響いた声は、今よりずっと昔に聞いた声だった。
(準備は出来ているわ。怪我か、恥か……選ぶが良いわ、如月更紗!)
ちょうどランウェイを歩いている更紗の頭上で、照明の留め具が外れた。
ガキン、という音に気付いて更紗はすぐに上を見上げる。
更紗の反射神経をもってすれば避けることなどたやすいことだった。
しかし更紗は動けなかった。最小限の動きでかわそうと足に力を込めた瞬間、怪我の痛みに襲われたのだ。
それでも身体全体を使って大きくかわすことなら可能だったが、美羽の言葉が頭をよぎり身体が硬直する。
――更紗、いい?後ろはハンカチで結んでるだけなんだから、激しく動いたりしたらダメだからね。
(今激しく動いたら、水着が脱げちゃう!)
水着がずれないように胸元を押さえたまま――更紗は動くことができなかった。
スマホを見つめたまま、三人は映像の中で起こったことが信じられず言葉を失った。
照明が落下したことで埃が立ち、画面がよく見えない。
「い……今、何が起きたの?」
悟が喉を引きつらせながら声を絞り出すと、それに蓮司が答える。
「照明が天使さんの上に落下したみたいだけど……」
自分たちもステージで歌い踊ることがあるので照明器具の重さにもある程度詳しい。そんなものが人体に当たれば、大けが……場合によっては死ぬことだってあり得る。
「嘘……だろ」
照明が落ちたその瞬間の記憶が頭の中でグルグルと回る。
更紗の無事を祈りながらスマホを見つめていると、埃が収まり、徐々に画面が鮮明になっていく。
そこに映し出された状況に、彼方は息をのんだ。
「な、んで……なんでシンがそこにいるんだよ……!」
シン――慎太郎がステージの上で更紗を姫抱きにして抱え上げている。更紗の身体の上には男物の上着が掛けられているが、おそらく慎太郎のものだろう。
『え……いきなり乱入してきて何?下ろして……』
『勝負はついた。これ以上続ける続ける必要はない』
更紗と慎太郎は言い争いを続けた。慎太郎の腕から抜け出そうともがく更紗だったが抵抗むなしく、更紗を抱えたまま慎太郎は舞台から姿を消した。
「シン!」
「いや、スマホに向かって叫んでも届かないだろ。ともあれ、天使さん無事だったみたいで良かった」
慎太郎がどうして会場にいるのかについては慎太郎が女子高生杯出場をけしかけたのだからいいとして、更紗をお姫様抱っこして救い出したことには納得できない。あれは物語的に言えば正ヒーローがやるやつだ。どう頑張ってみてもアンチヒーロー止まりの慎太郎がやってはいけないやつなのだ。
「今すぐ電話で……!」
「パッショナーズの皆さん、スタジオに移動お願いします」
タイミング悪く、収録の時間になってしまった。
仕事だ、待っている人がいる。という責任感でどうにか彼方は楽屋を後にするが、頭の中は更紗と慎太郎のことで埋め尽くされていた。
(あいつ――マジで天使に手を出すんじゃないぞ!!!!)
「ちょ……いいかげん下ろしてよ」
「ダメだ。下ろしたらお前、ステージに戻ろうとするだろ」
舞台袖を通り、更紗を抱えたまま慎太郎は廊下を歩く。スタッフとすれ違う度に奇異の目を向けられるが、それに構っている場合ではない。
「当たり前でしょ。まだ決着はついてないもの」
「決着なら着いた。如月――お前の勝ちだ」
「え……?」
どういうことだろうか。うーん、とはてなマークを頭に浮かべていると慎太郎は説明を加えた。
「その水着。また黒川先輩に妨害されたんだろ」
「分かるの?」
「お前自身は気づいてなかったのか?身体に合ったサイズじゃないせいで、破廉恥度が異様に高かったぞ」
「破廉恥……!」
(うわぁ恥ずかしい。穴があったら入りたい!)
顔を覆って自分の格好を羞恥している更紗を見下ろし、慎太郎は言葉を続ける。
「そんな格好でステージに立たされてんのを知ってて見逃したんなら、如月が勝っても負けても後味が悪い。ってことであっちの反則負けだ。黒川先輩には親衛隊なんかもうやめとけってバスケ部の総意として伝えとくから、気にすんな」
だいぶ歩いただろうか。人の気配のない場所で、ようやく慎太郎は更紗を下ろした。
下ろしたときに更紗の髪の毛が乱れ、肩から背中にかけて素肌が露わになる。二か所のあざを認め、慎太郎は眉間にしわを寄せた。
「これも黒川先輩のせいか?」
滑らかな素肌に痛々しい青あざ。指でなぞりながら、慎太郎は少し後悔していた。
(怪我をさせたんじゃ、俺の提案は何の意味もなかったのか)
佳世は強い。だからこそ更紗と真っ向からぶつかることのない勝負を提案したのだが、更紗が怪我をしてしまってはその気遣いは全く無駄だったことになる。
「気にしないで、千元くん」
慎太郎の考えを読んだように更紗は言った。
「私が勝負を受けたかったから受けただけ。それにね、私も黒川先輩のやり方は頭にきてたし、怪我だって大したことないから」
「……そうか。如月がそう言うなら、そうなんだろうな」
(ったく、どこまでお人よしなんだこいつは)
更紗の善良さに呆れていると、彼女は看過できない言葉を口にした。
「じゃあ私はステージに戻るから」
「は?……もう決着はついたから必要ないと言っただろう?」
「それは千元くんの事情でしょ。私は黒川先輩にちゃんと勝ちたいの」
「待て」
すぐにステージに駆けていきそうな更紗を捕まえ、慎太郎はどうしたものかと思案する。
更紗には伝えなかったが、慎太郎としてはその姿で人前に立ってほしくないと強く感じていた。とても価値のあるものが、目利きができない者の手でたたき売りにされているような感覚――要するにもったいないと感じていたのだ。
「行かせない」
更紗を自分の方に向き直らせ、その身体を強く強く抱きしめた。
「えええぇぇぇぇぇ!?!?」
「うるさいな」
「せ、せせせ千元くん!?」
突然抱きしめられて更紗は硬直した。
(近い――!)
「あのあのあの……」
「行かないでくれって頼んでもお前は行くのか?更紗」
「っ!」
(初めて名前で呼ばれた!)
色々な面でパニックになっているが、更紗の意志は変わらない。
「……い、行くよ!」
「そうか……ならしょうがないな」
意外に感じるほどあっさり慎太郎は離れた。
とたん身体から力が抜ける。
(あれ?なんか千元くんに抱きしめられる前よりも解放感があるような……?)
「その格好で出られるものならステージに戻るがいい」
「えっ!」
視線を胸元に下ろすと、胸を支えていたはずの水着がたゆんでいる。
「まさか……」
背中で結ばれていたハンカチを確認しようと手を伸ばすと、想像通りほどけてしまっていた。
自分の状況を理解して、更紗は顔を真っ赤にして叫んだ。
「千元くん!っさいっってぇぇぇぇぇ!」
「ハハハハハ」
すごく楽しそうに笑いながら慎太郎は去って行った。
結局更紗は水着を着直すことができずステージに戻るのは叶わなかった。
「そんなことがあったんだ。コンテストは棄権扱いになっちゃったけど、千元くんがそう言ったなら親衛隊の問題は解決ってことでいいのかな」
控室に戻ると、美羽と瑠奈が更紗を心配して待っていた。慎太郎とのやり取りを伝えると瑠奈はどこかホッとした様子を見せた。
「千元慎太郎ねぇ……更紗への暴挙の責任は絶対取らせてやるから」
「いいよ、美羽!そんなに怒らないで!ほら、照明が落ちてきた時は助けてくれたわけだし!」
美羽が今にも慎太郎を殺りにいきそうだったので、更紗はフォローを入れる。
「更紗は怒ってないの!?」
「いやー……」
正直更紗基準で言えば”激怒”の域に達していたのだが、美羽をなだめているうちに怒りが少しずつ減ってしまったのだ。
コンテストはすっきりしない結末を迎えてしまったが、目の前の問題は解決した。更紗は帰り支度をして二人に頭を下げる。
「二人とも今日はありがとう。二人の手助けのおかげで私なんとかやり通すことができたよ」
その姿に美羽と瑠奈が顔を見合わせる。
「顔を上げてよ、如月さん。お礼なら私がするのが筋でしょ。……ありがとね、如月さん」
「天空さん……」
「あとね、一つお願いがあるの。私のことは”瑠奈”って呼んで。私も”更紗”って呼ぶから……だって私たち、もう友達でしょ?」
瑠奈は握手を求めて手を差し出す。それを更紗は喜んで握り返した。
異変はその時起こった――。
「え……」
突然空中を見つめた瑠奈は数秒で意識を失ってしまう。
「っ……瑠奈!」
瑠奈の華奢な身体を更紗は余裕で抱き止めた。
――ボク、サラちゃんとお友達になりたいんだ。
その時更紗の頭に響いた声は、今よりずっと昔に聞いた声だった。
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