全てを妹に奪われた令嬢は追放先で自由に生きる

ララ

文字の大きさ
23 / 23

23話

しおりを挟む
見習いルーキーから上がるためにはまず依頼をなんの種類でもいいから10個以上こなさなければならない。

討伐依頼でもいいけど見習いルーキーは大抵街のお手伝いとか薬草採取をやるそうよ。

ん~、私は別に討伐依頼でもいいのだけれど‥‥。悪目立ちしないためにも薬草採取にしようかしら?(もうすでに悪目立ちしているのを知らないのは本人ばかり‥‥)

取り敢えず今日は5つの依頼を受けることにした。

・日輪草
 陽の光を浴びると黄色くなる
 湖近くに生息
 繁殖力が高い
 
・誘眠草
 茎や葉を千切ると眠くなる成分を放出する
 水の近くに生息
 繁殖力が高い

・パピルス
 深緑色の木になっている焦茶色の葉っぱ
 比較的低い木についており採取が簡単
 繁殖力が高い

・月華草
 月の出ている夜に咲く花
 月の光を受け淡く光っている
 見つけるのが非常に難しい
 正確な生態はわかっていない

・星苺
 満月の夜にのみ出現する
 満月以外では見つけられない
 採取後適切な処理をしなければ消えてしまう

上の三つは見習いルーキーに推奨されているごく簡単な依頼だ。それに比べて下の二つは大変珍しく見つけるのが困難なもの。それでも大森林を抜けてきた時に採取してあるからこれは提出するだけでいい。

今回受けた依頼の薬草は比較的街から近く、強い魔物の出にくいところにあるわ。でもだからと言って絶対に魔物と遭遇しないわけではない。特に見習いルーキーはまだ戦闘に慣れていないから注意が必要。

薬草の採取中でも周りを警戒しながらやらなければ危険だわ。

私は基本的には索敵をしながら採取するからそこら辺は大丈夫ね。

何かのイレギュラーで普段はそのエリアで見かけることのない強い魔物が突然現れることだってある。

油断は禁物ね。

でもその点に関しては私は問題ないわ。これでも大森林を1人で抜けて来れる実力を持っているもの。

さて、そろそろ行こうかしら?

はじめに私がやってきた方向とは反対側に薬草の群生地がある。

森に入る手前辺りにたくさん生えているらしいわ。

あれかしら‥‥?

森へ向けて進んでいると黄色い草がたくさん生えているところを見つけた。

あれは日輪草ね。

薬草採取は5本で1束が基本よ。依頼には束の指定はなかったから採れるだけとって良さそうね。

あっ!あれは誘眠草だわ。比較的近い位置にあったのね。

誘眠草の採取は少し気をつけなければならない。なんて言ったって葉や茎を切ると眠くなってしまうもの。

無防備な状態で眠ってしまうなんてあまりに危険だわ。

誘眠草を採取する時は傷つけないよう注意しながら根ごと採取する必要がある。

うん、まあまあ採れたわ。あとはパピルスね。

少し歩いた先で見つけた。これは私も欲しいから多めに採っておきましょう。

1時間ほどで依頼は全て終えた。まだ少し早いけれどまあいいかしら?

ギルドへ報告に行きましょう!


しおりを挟む
感想 2

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(2件)

マリ
2023.05.09 マリ

誤字報告

4話

アクセサリーを見にまとい→身に

2023.05.12 ララ

誤字報告ありがとうございます😊

直しました!

一応見直しているのですがどうしても間違っている部分があると思うので気づいたら指摘してくださると有り難いです。

これからもよろしくお願いします!!

解除
マリ
2023.03.26 マリ

非承認OKです

誤字報告 15話

庇護欲をそそい→庇護欲をそそり ?

2023.03.26 ララ

誤字指摘ありがとうございます😊

読み返してはいるのですがどうしても間違いが‥‥。

調べてみたところ『庇護欲をそそる』でした。

これからも引き続きよろしくお願いします!!

解除

あなたにおすすめの小説

姉から奪うことしかできない妹は、ザマァされました

饕餮
ファンタジー
わたくしは、オフィリア。ジョンパルト伯爵家の長女です。 わたくしには双子の妹がいるのですが、使用人を含めた全員が妹を溺愛するあまり、我儘に育ちました。 しかもわたくしと色違いのものを両親から与えられているにもかかわらず、なぜかわたくしのものを欲しがるのです。 末っ子故に甘やかされ、泣いて喚いて駄々をこね、暴れるという貴族女性としてはあるまじき行為をずっとしてきたからなのか、手に入らないものはないと考えているようです。 そんなあざといどころかあさましい性根を持つ妹ですから、いつの間にか両親も兄も、使用人たちですらも絆されてしまい、たとえ嘘であったとしても妹の言葉を鵜呑みにするようになってしまいました。 それから数年が経ち、学園に入学できる年齢になりました。が、そこで兄と妹は―― n番煎じのよくある妹が姉からものを奪うことしかしない系の話です。 全15話。 ※カクヨムでも公開しています

妹はわたくしの物を何でも欲しがる。何でも、わたくしの全てを……そうして妹の元に残るモノはさて、なんでしょう?

ラララキヲ
ファンタジー
 姉と下に2歳離れた妹が居る侯爵家。  両親は可愛く生まれた妹だけを愛し、可愛い妹の為に何でもした。  妹が嫌がることを排除し、妹の好きなものだけを周りに置いた。  その為に『お城のような別邸』を作り、妹はその中でお姫様となった。  姉はそのお城には入れない。  本邸で使用人たちに育てられた姉は『次期侯爵家当主』として恥ずかしくないように育った。  しかしそれをお城の窓から妹は見ていて不満を抱く。  妹は騒いだ。 「お姉さまズルい!!」  そう言って姉の着ていたドレスや宝石を奪う。  しかし…………  末娘のお願いがこのままでは叶えられないと気付いた母親はやっと重い腰を上げた。愛する末娘の為に母親は無い頭を振り絞って素晴らしい方法を見つけた。  それは『悪魔召喚』  悪魔に願い、  妹は『姉の全てを手に入れる』……── ※作中は[姉視点]です。 ※一話が短くブツブツ進みます ◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。 ◇ご都合展開。矛盾もあるかも。 ◇なろうにも上げました。

善人ぶった姉に奪われ続けてきましたが、逃げた先で溺愛されて私のスキルで領地は豊作です

しろこねこ
ファンタジー
「あなたのためを思って」という一見優しい伯爵家の姉ジュリナに虐げられている妹セリナ。醜いセリナの言うことを家族は誰も聞いてくれない。そんな中、唯一差別しない家庭教師に貴族子女にははしたないとされる魔法を教わるが、親切ぶってセリナを孤立させる姉。植物魔法に目覚めたセリナはペット?のヴィリオをともに家を出て南の辺境を目指す。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

地味で結婚できないと言われた私が、婚約破棄の席で全員に勝った話

といとい
ファンタジー
「地味で結婚できない」と蔑まれてきた伯爵令嬢クラリス・アーデン。公の場で婚約者から一方的に婚約破棄を言い渡され、妹との比較で笑い者にされるが、クラリスは静かに反撃を始める――。周到に集めた証拠と知略を武器に、貴族社会の表と裏を暴き、見下してきた者たちを鮮やかに逆転。冷静さと気品で場を支配する姿に、やがて誰もが喝采を送る。痛快“ざまぁ”逆転劇!

嘘つきと呼ばれた精霊使いの私

ゆるぽ
ファンタジー
私の村には精霊の愛し子がいた、私にも精霊使いとしての才能があったのに誰も信じてくれなかった。愛し子についている精霊王さえも。真実を述べたのに信じてもらえず嘘つきと呼ばれた少女が幸せになるまでの物語。

病弱を演じていた性悪な姉は、仮病が原因で大変なことになってしまうようです

柚木ゆず
ファンタジー
 優秀で性格の良い妹と比較されるのが嫌で、比較をされなくなる上に心配をしてもらえるようになるから。大嫌いな妹を、召し使いのように扱き使えるから。一日中ゴロゴロできて、なんでも好きな物を買ってもらえるから。  ファデアリア男爵家の長女ジュリアはそんな理由で仮病を使い、可哀想な令嬢を演じて理想的な毎日を過ごしていました。  ですが、そんな幸せな日常は――。これまで彼女が吐いてきた嘘によって、一変してしまうことになるのでした。

姉の所為で全てを失いそうです。だから、その前に全て終わらせようと思います。もちろん断罪ショーで。

しげむろ ゆうき
恋愛
 姉の策略により、なんでも私の所為にされてしまう。そしてみんなからどんどんと信用を失っていくが、唯一、私が得意としてるもので信じてくれなかった人達と姉を断罪する話。 全12話

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。