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番外編
上條良平インタビューwith文藝冬秋5
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👩「その動画を見た際の気持ちを、率直に教えてください」
「そ、それは……。なんていうか、ショックだったという感じ、でした」
👩「ショックですか。でも上條さんは春菜さんを前妻様に近づけないようにするために結婚しているわけで、愛していたわけではないですよね?」
「春菜を愛して…愛してないのにどうして俺はあのとき、ショックを受けたんだ」
👩「ご自分の気持ちを、今一度見つめ直してみてください」
「自分の気持ち?」
👩「そうです。春菜さんの動画を見て、ショックを受けた。そのショックが憤怒に変わり、激情のままにドメスティック・バイオレンスにつながった。間違いありませんね?」
「ああ……」
👩「ショックを受けた感情、怒りの中に含まれる感情、これらは上條さんの中にあるものを示しているのです」
「アンタの言ってることが、さっぱりわからない。なんのことを言ってるんだ?」
👩「自分の顔を、鏡でしか見ることができない感じと表現すればいいでしょうか。だって人の心は、形がないものです。だからこそ、相対する人間がそれを感じとることができる」
「…………」
👩「上條さんが相対する人間、つまり春菜さんがご自分の前に現れたときの感情が、答えになるでしょうね。それまでじっくり時間がございます。反省しながら考えるのも、いいのではないでしょうか」
「生きていくのもやっとだっていうのに、また反省をしなきゃならないのか。もう誰も傷つける気はないし、まっとうに生活するつもりだ」
👩「どこかの企業さん、上條さん本人が仰っていますので、どうかかわいそうな彼を雇ってあげてください。彼の言葉が本当なのか、職場紹介しながら取材をする予定です。なにとぞよろしくお願いいたします!」
ここでインタビューは終了したのだった。
「そ、それは……。なんていうか、ショックだったという感じ、でした」
👩「ショックですか。でも上條さんは春菜さんを前妻様に近づけないようにするために結婚しているわけで、愛していたわけではないですよね?」
「春菜を愛して…愛してないのにどうして俺はあのとき、ショックを受けたんだ」
👩「ご自分の気持ちを、今一度見つめ直してみてください」
「自分の気持ち?」
👩「そうです。春菜さんの動画を見て、ショックを受けた。そのショックが憤怒に変わり、激情のままにドメスティック・バイオレンスにつながった。間違いありませんね?」
「ああ……」
👩「ショックを受けた感情、怒りの中に含まれる感情、これらは上條さんの中にあるものを示しているのです」
「アンタの言ってることが、さっぱりわからない。なんのことを言ってるんだ?」
👩「自分の顔を、鏡でしか見ることができない感じと表現すればいいでしょうか。だって人の心は、形がないものです。だからこそ、相対する人間がそれを感じとることができる」
「…………」
👩「上條さんが相対する人間、つまり春菜さんがご自分の前に現れたときの感情が、答えになるでしょうね。それまでじっくり時間がございます。反省しながら考えるのも、いいのではないでしょうか」
「生きていくのもやっとだっていうのに、また反省をしなきゃならないのか。もう誰も傷つける気はないし、まっとうに生活するつもりだ」
👩「どこかの企業さん、上條さん本人が仰っていますので、どうかかわいそうな彼を雇ってあげてください。彼の言葉が本当なのか、職場紹介しながら取材をする予定です。なにとぞよろしくお願いいたします!」
ここでインタビューは終了したのだった。
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