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第66話 吾輩は饅頭嫌いである
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巷での噂。
それは、近所の猫が次々倒れ、あまり姿を見かけなくなっているという事。
先日、噂ではなく、実際にニャー吉が被害を被った。
彼は今も後遺障害に悩んでいて、鳴き声の一つも上げられないでいる。
おかげで原因は不明のまま。
昨日もニャン吉が泡吹いて倒れていたのを偶然通りかかったニャン太郎が発見。
体力維持の為、慌てて肉屋の床から強奪してきた高級肉を食べさせたとの事。
それはどす黒く、所々緑色に光りながらも半分溶けているスーパー熟成肉。
自分で食べたかったのを、敢えてニャン吉に与えたのだとか。
すると体力が急速に回復したようで、突然咽て様々なモノを吐き出したそうだ。
激しく上と下で出しまくる彼を見て、ニャン太郎は少し安心したらしい。
これだけ動ければもう大丈夫だと。
口からの吐出物は、半分が熟成肉で残りは白い不思議な物体だったと彼は話す。
尻からは当然茶色い水のみ。
全部出てスッキリとしたせいか、話すことも出来るようになったニャン吉。
ニャン太郎はこんな事になった理由を尋ねたそうだ。
ニャン吉曰く、公園の食堂(餌が撒かれている場所)で、珍しい団子が置いてあったから、何も考えずに食べた。
その後一切の記憶がない。
ニャン太郎は鬼気迫る感じで我輩にそう伝えてくるのだが、よく理解できない。
キサマのへったくそな演技とオチなしの話では何も頭に入ってこないぞ?
そもそも団子とはなんなのだ?
食べ物なのだろうか?
公園内集会場で激論を交わす我輩とニャン太郎。
興奮しすぎて少しお腹が空いたから一旦休憩する事に。
そんな訳で、ここは一先ず休戦と二匹仲良く食堂へ向かう。
すると前方に白子が!
ニャン太郎と我輩は一旦顔を見合って、すぐさま白子の近くへダッシュ!
コイツの口に入った時に感じるとろける舌触りは何とも言えない。
全ての猫達から注目される最近のトレンドナンバーワン!
周りにあるドライフードや猫缶には目もくれずに、速攻かぶりつく!
ムム?
少し食感が違うような?
多少気になるものの、全部綺麗に平らげた。
当然ニャン太郎も。
その後、公園内で痙攣して泡を吹く二匹の猫が発見された。
それは、近所の猫が次々倒れ、あまり姿を見かけなくなっているという事。
先日、噂ではなく、実際にニャー吉が被害を被った。
彼は今も後遺障害に悩んでいて、鳴き声の一つも上げられないでいる。
おかげで原因は不明のまま。
昨日もニャン吉が泡吹いて倒れていたのを偶然通りかかったニャン太郎が発見。
体力維持の為、慌てて肉屋の床から強奪してきた高級肉を食べさせたとの事。
それはどす黒く、所々緑色に光りながらも半分溶けているスーパー熟成肉。
自分で食べたかったのを、敢えてニャン吉に与えたのだとか。
すると体力が急速に回復したようで、突然咽て様々なモノを吐き出したそうだ。
激しく上と下で出しまくる彼を見て、ニャン太郎は少し安心したらしい。
これだけ動ければもう大丈夫だと。
口からの吐出物は、半分が熟成肉で残りは白い不思議な物体だったと彼は話す。
尻からは当然茶色い水のみ。
全部出てスッキリとしたせいか、話すことも出来るようになったニャン吉。
ニャン太郎はこんな事になった理由を尋ねたそうだ。
ニャン吉曰く、公園の食堂(餌が撒かれている場所)で、珍しい団子が置いてあったから、何も考えずに食べた。
その後一切の記憶がない。
ニャン太郎は鬼気迫る感じで我輩にそう伝えてくるのだが、よく理解できない。
キサマのへったくそな演技とオチなしの話では何も頭に入ってこないぞ?
そもそも団子とはなんなのだ?
食べ物なのだろうか?
公園内集会場で激論を交わす我輩とニャン太郎。
興奮しすぎて少しお腹が空いたから一旦休憩する事に。
そんな訳で、ここは一先ず休戦と二匹仲良く食堂へ向かう。
すると前方に白子が!
ニャン太郎と我輩は一旦顔を見合って、すぐさま白子の近くへダッシュ!
コイツの口に入った時に感じるとろける舌触りは何とも言えない。
全ての猫達から注目される最近のトレンドナンバーワン!
周りにあるドライフードや猫缶には目もくれずに、速攻かぶりつく!
ムム?
少し食感が違うような?
多少気になるものの、全部綺麗に平らげた。
当然ニャン太郎も。
その後、公園内で痙攣して泡を吹く二匹の猫が発見された。
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