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第106話 吾輩は謝りたかっただけである!
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「アンダラアァァァァァァツ! この糞ボケ猫ガアァァァァァッ!」
三河家に大雷が落ちた!
この町全てを灰に変えるほどの大激震!
事の始まりはこうだ。
前回小織殿のメイク道具から勝手にファンデーションを持ち出した我輩。
完璧な工作で持って行ったこともバレぬよう、コッソリ返す。
「ニャゴロー、犯猫はアンタでしょ? 黒と白の毛まみれだもの」
即確保。
罰として前足と後ろ足の肘から下の毛を全部刈られる。
違う意味で長靴を履いたネコみたいだ。
これには流石の我輩も反省。
お詫びの印として小織殿のドレッサーにある引き出しへトノサマガエルを送る。
勿論死なない様、半殺しにして。
「イヤアァァァァァァッ!」
即確保。
大喜びでお礼でも言うのかと思えば全くの逆。
人間は怒るとあんな顔になるのだなと感心。
今の彼女とダブる阿吽の像を見るに、彼等の存在も強ち間違いではないな。
お仕置きは……
「ニギャアアアァァァァァッ!」
我輩の可愛らしい鼻の穴へ練りワサビをパンパンになるまで注入。
その上耳を前へ倒されてテープで完全固定。
目には古臭いタイガーバームを塗られて瞼が開けられない状態に!
これで五感の内、触覚だけを除いて全て麻痺。
流石にこれ以上怒らせるわけにはいかない。
でなければ我輩はこの家にいられなくなってしまう。
早急にお詫びの品を届けなければ。
仕方がない、ここは一つ我輩の宝物を……
今年に入ってコツコツ貯めた宝石。
これを小織殿の布団の中へそっとプレゼントすることにしよう。
さあいけ我が宝石たち!
数億年前から生きながらえてる命の力強さを見せつけてやれ!
ブラックサファイアにブロンズウイング達よ!
いざ拡散!
そして冒頭へ。
その後、暫く三河家でニャゴローを見かける事はなかった。
いや、町でも見かける事が無くなったと言ったほうが正しいのか?
代わりに新入りの野良スフィンクスが公園近辺ををうろつくように……。
彼はいつもガタガタ震えており、他の猫と一切口を利かなかったそうだ。
その地肌には、うっすらハチワレカラーがあったとかなかったとか。
三河家に大雷が落ちた!
この町全てを灰に変えるほどの大激震!
事の始まりはこうだ。
前回小織殿のメイク道具から勝手にファンデーションを持ち出した我輩。
完璧な工作で持って行ったこともバレぬよう、コッソリ返す。
「ニャゴロー、犯猫はアンタでしょ? 黒と白の毛まみれだもの」
即確保。
罰として前足と後ろ足の肘から下の毛を全部刈られる。
違う意味で長靴を履いたネコみたいだ。
これには流石の我輩も反省。
お詫びの印として小織殿のドレッサーにある引き出しへトノサマガエルを送る。
勿論死なない様、半殺しにして。
「イヤアァァァァァァッ!」
即確保。
大喜びでお礼でも言うのかと思えば全くの逆。
人間は怒るとあんな顔になるのだなと感心。
今の彼女とダブる阿吽の像を見るに、彼等の存在も強ち間違いではないな。
お仕置きは……
「ニギャアアアァァァァァッ!」
我輩の可愛らしい鼻の穴へ練りワサビをパンパンになるまで注入。
その上耳を前へ倒されてテープで完全固定。
目には古臭いタイガーバームを塗られて瞼が開けられない状態に!
これで五感の内、触覚だけを除いて全て麻痺。
流石にこれ以上怒らせるわけにはいかない。
でなければ我輩はこの家にいられなくなってしまう。
早急にお詫びの品を届けなければ。
仕方がない、ここは一つ我輩の宝物を……
今年に入ってコツコツ貯めた宝石。
これを小織殿の布団の中へそっとプレゼントすることにしよう。
さあいけ我が宝石たち!
数億年前から生きながらえてる命の力強さを見せつけてやれ!
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いざ拡散!
そして冒頭へ。
その後、暫く三河家でニャゴローを見かける事はなかった。
いや、町でも見かける事が無くなったと言ったほうが正しいのか?
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