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第144話 吾輩はゆるキャラと違うのである
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ここ最近、2~3日ごとに服を着替えさせられる我輩。
不愉快な事にご近所公認となってしまった。
このままでは非常に仕事がやりにくい。
因みに今日は〝着ぐるみ〟とかいうやつをチョイスされている。
その形はまんま猫。
ハチワレの毛がない猫が、三毛猫の着ぐるみを着せられているのだ!
あまりにも違和感のないその姿に、他の猫達からニャン吉と勘違いされる始末!
まてよ?
これは考えようだな?
猫の目でニャン吉に見えるのならば、人間にだって区別がつかないのでは?
となれば逆に仕事が捗るのではないか?
しかも商店街の連中には我輩が服を着る猫だなどとまだ認識されていないはず!
そんな訳で我輩急いで商店街へ!
最近やけに警戒が厳しい回転寿司屋へレッツゴー!
「お、三毛ちゃんまた来たのか。切れっ端だけどマグロ食べるか?」
レレ?
やけに待遇が良いではないか?
ここの店主は我輩が店の前を通ろうものなら水を掛けて来るくせに!
そう言えばニャン吉のヤツ、最近少し太ったような?
ヤツの事だ、各店に媚びを売り、お裾分けでも貰っていたのだな?
なんかだんだん腹が立って来たぞ!
「あぁっ! 店の中は勘弁してくれよ!」
我輩店主の横をすり抜け、職人のまな板へジャンプ!
先ずは消毒の為に大失禁を!
{ジョジョジョーーーーーーーーーー}
食事時間を外れているから今は客が少ない。
それでも我輩の仕事ぶりが見えたことと思う。
なに?
間近で見たい?
なんとな~く客の一人からそんな声が聞こえた気がする。
そんな訳で見てくれがイラっとする小太りのグルグルパーマババアの前へ。
「あっ! ちょっとなによこの三毛猫は!?」
なんという大食漢!
ババアの前には片前足では数えきれない大量の皿が!
食べすぎだろう!?
しかも手前にある小さな皿には山のように練った黄緑色の物体がてんこ盛り!
もしやこれは激辛ツンツン涙腺ボンバーではないか!
こんなモノを鼻の穴や尻の穴に詰め込まれたら我輩とてひとたまりもない!
よって最大の防護プログラムを実行!
くらえ!
その皿を黄色い練りものに変えてやる!
{プリプリプリ…………}
「ぎゃああああああああああっ!」
この後30分程大暴れ残業をしまくる我輩。
当然店はメチャクチャに。
店員と客が右往左往している間に店を抜け出す我輩。
着ぐるみも悪くないなとしみじみ思った。
それと、いい仕事にいい道具は必要不可欠だなと。
次の日からニャン吉の姿を商店街で見かけなくなったのは言うまでもない。
不愉快な事にご近所公認となってしまった。
このままでは非常に仕事がやりにくい。
因みに今日は〝着ぐるみ〟とかいうやつをチョイスされている。
その形はまんま猫。
ハチワレの毛がない猫が、三毛猫の着ぐるみを着せられているのだ!
あまりにも違和感のないその姿に、他の猫達からニャン吉と勘違いされる始末!
まてよ?
これは考えようだな?
猫の目でニャン吉に見えるのならば、人間にだって区別がつかないのでは?
となれば逆に仕事が捗るのではないか?
しかも商店街の連中には我輩が服を着る猫だなどとまだ認識されていないはず!
そんな訳で我輩急いで商店街へ!
最近やけに警戒が厳しい回転寿司屋へレッツゴー!
「お、三毛ちゃんまた来たのか。切れっ端だけどマグロ食べるか?」
レレ?
やけに待遇が良いではないか?
ここの店主は我輩が店の前を通ろうものなら水を掛けて来るくせに!
そう言えばニャン吉のヤツ、最近少し太ったような?
ヤツの事だ、各店に媚びを売り、お裾分けでも貰っていたのだな?
なんかだんだん腹が立って来たぞ!
「あぁっ! 店の中は勘弁してくれよ!」
我輩店主の横をすり抜け、職人のまな板へジャンプ!
先ずは消毒の為に大失禁を!
{ジョジョジョーーーーーーーーーー}
食事時間を外れているから今は客が少ない。
それでも我輩の仕事ぶりが見えたことと思う。
なに?
間近で見たい?
なんとな~く客の一人からそんな声が聞こえた気がする。
そんな訳で見てくれがイラっとする小太りのグルグルパーマババアの前へ。
「あっ! ちょっとなによこの三毛猫は!?」
なんという大食漢!
ババアの前には片前足では数えきれない大量の皿が!
食べすぎだろう!?
しかも手前にある小さな皿には山のように練った黄緑色の物体がてんこ盛り!
もしやこれは激辛ツンツン涙腺ボンバーではないか!
こんなモノを鼻の穴や尻の穴に詰め込まれたら我輩とてひとたまりもない!
よって最大の防護プログラムを実行!
くらえ!
その皿を黄色い練りものに変えてやる!
{プリプリプリ…………}
「ぎゃああああああああああっ!」
この後30分程大暴れ残業をしまくる我輩。
当然店はメチャクチャに。
店員と客が右往左往している間に店を抜け出す我輩。
着ぐるみも悪くないなとしみじみ思った。
それと、いい仕事にいい道具は必要不可欠だなと。
次の日からニャン吉の姿を商店街で見かけなくなったのは言うまでもない。
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