139 / 177
138.
しおりを挟む
「な、なんだ!」
「クイーン!お母さんどうしたの?」
カズキとエイトが驚いて見ていると…
【ママ変身するみたい、人の前でするの初めて見た…】
クイーンも驚いているようだ。
「変身?」
エイトの声にカズキが反応する。
「今変身って言ったのか?ドラゴンが変身…」
三人が見守る中ドラゴンはみるみるとその姿を小さくすると…そこには美しい女性が裸で立っていた…
「うむ、久しぶりにこの姿になったが…大丈夫そうだな。おい、どうだ?この姿なら問題あるまい」
母ドラゴンがカズキを見ると…
「馬鹿野郎!問題大ありだ!」
カズキは慌てて顔を逸らすと収納から自分の服を取り出すとドラゴンに投げる!
「それ着ろ!お前みたいな女がそんな格好してたら襲われるぞ!」
「そうなのか?」
ドラゴンはカズキが投げた服を掴むと上に羽織る。
「うん…少しデカイな」
「もう着たか?」
カズキが聞くと
「まだだよ、今ね下着てる」
エイトが教えてあげると…
「エイト…お前見てるの?」
カズキはエイトを見ると
「えっ?うん…駄目だった?クイーンのお母さんナナミみたいで綺麗だね」
無邪気に笑うエイトに無垢とは恐ろしいと改めて思った。
母ドラゴンはどうにか服を着終わると
「着たぞ」
カズキはほっとして振り返ると…
「少し胸がキツイな、腰はブカブカだしなんて窮屈な布だ…」
見るとカズキが渡したシャツは胸元が大きく開いている…どうやら胸が大きすぎてボタンが閉まらなかったようだ…
腰はキュッとしまって紐でギュッと縛ってある、そこには襲われてもおかしくないほど美しい女性がいた。
「ま、まぁちゃんとした服は後でナナミに借りてくれ…俺が持ってるのはそれぐらいだからな」
「なんでもいいが、この布を来てないからこの姿の時に人間に襲われるのか?」
「その姿でもしかして人の前に出たのか?」
「ああ、人の世界も少し見ておこうと近くの人の住処に行こうとしたら話もまともに出来ない男達が問答無用で襲いかかってきた」
「それは…大変だったな…」
カズキが同情すると
「別に、返り討ちにしただけだ。何処に行こうにも同じ結果だったのでなそれからはこの姿になるのはやめていたが…そうか布を纏えば良かったのだな」
ドラゴンは自分の姿を確認する。
「ドラゴンさん凄く似合ってるよ!綺麗!」
エイトが笑ってドラゴンを見つめると
「ふふ…ありがとうな。私の事は…そうだなラネットとでも呼んでくれ」
「ラネットさんだね!」
「ああ、クイーン。お前も出来るだろ?やってみなさい」
ラネットがクイーンを見つめると
【ぼく…出来るかなぁ…】
不安そうにしている。
エイトはクイーンの手をギュッと掴むと
「頑張って!」
励ますように微笑んだ。
「クイーン!お母さんどうしたの?」
カズキとエイトが驚いて見ていると…
【ママ変身するみたい、人の前でするの初めて見た…】
クイーンも驚いているようだ。
「変身?」
エイトの声にカズキが反応する。
「今変身って言ったのか?ドラゴンが変身…」
三人が見守る中ドラゴンはみるみるとその姿を小さくすると…そこには美しい女性が裸で立っていた…
「うむ、久しぶりにこの姿になったが…大丈夫そうだな。おい、どうだ?この姿なら問題あるまい」
母ドラゴンがカズキを見ると…
「馬鹿野郎!問題大ありだ!」
カズキは慌てて顔を逸らすと収納から自分の服を取り出すとドラゴンに投げる!
「それ着ろ!お前みたいな女がそんな格好してたら襲われるぞ!」
「そうなのか?」
ドラゴンはカズキが投げた服を掴むと上に羽織る。
「うん…少しデカイな」
「もう着たか?」
カズキが聞くと
「まだだよ、今ね下着てる」
エイトが教えてあげると…
「エイト…お前見てるの?」
カズキはエイトを見ると
「えっ?うん…駄目だった?クイーンのお母さんナナミみたいで綺麗だね」
無邪気に笑うエイトに無垢とは恐ろしいと改めて思った。
母ドラゴンはどうにか服を着終わると
「着たぞ」
カズキはほっとして振り返ると…
「少し胸がキツイな、腰はブカブカだしなんて窮屈な布だ…」
見るとカズキが渡したシャツは胸元が大きく開いている…どうやら胸が大きすぎてボタンが閉まらなかったようだ…
腰はキュッとしまって紐でギュッと縛ってある、そこには襲われてもおかしくないほど美しい女性がいた。
「ま、まぁちゃんとした服は後でナナミに借りてくれ…俺が持ってるのはそれぐらいだからな」
「なんでもいいが、この布を来てないからこの姿の時に人間に襲われるのか?」
「その姿でもしかして人の前に出たのか?」
「ああ、人の世界も少し見ておこうと近くの人の住処に行こうとしたら話もまともに出来ない男達が問答無用で襲いかかってきた」
「それは…大変だったな…」
カズキが同情すると
「別に、返り討ちにしただけだ。何処に行こうにも同じ結果だったのでなそれからはこの姿になるのはやめていたが…そうか布を纏えば良かったのだな」
ドラゴンは自分の姿を確認する。
「ドラゴンさん凄く似合ってるよ!綺麗!」
エイトが笑ってドラゴンを見つめると
「ふふ…ありがとうな。私の事は…そうだなラネットとでも呼んでくれ」
「ラネットさんだね!」
「ああ、クイーン。お前も出来るだろ?やってみなさい」
ラネットがクイーンを見つめると
【ぼく…出来るかなぁ…】
不安そうにしている。
エイトはクイーンの手をギュッと掴むと
「頑張って!」
励ますように微笑んだ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2,056
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる