18 / 107
18.悪役令嬢マリー
私は夢の中でテオドールが王子と主人公(男)に挟まれて…どちらを選ぼうか悩んでいるシーンに出くわす。
ハラハラしてる振りをして口元を隠す…その下はニヤニヤ笑ってその様子を見守っていた。
「マリー!そんなところで何を睨んでいる!自分の兄が王子の私に選ばれる事がそんなに悔しいのか!」
よく顔の見えない王子から罵倒が飛ぶ…
えっ?
私はなんの事だと固まるが…体が勝手に動いて行く…兄の側までカツカツと歩くと…
バシンッ!
兄のテオドールの綺麗な頬に平手打ちをかました!
えっー!!
心の中では慌てているがマリーの体はその様子を蔑んだ目で兄を見下ろしている。
「あなたみたいなのが兄とは恥ずかしい限りです!この事は父と母に直ぐに報告致します!いいですか…王子は私の婚約者、男のあなたには世継ぎなど作れない!しかもあんな女の息子など…王子は私と結婚する運命なのです」
マリーの口はそう吐き捨てると兄のテオドールを置いてその場を去った…
なんだこの最悪な女!って私だけど…
マリー……あれ?マリー!?テオドールの妹のマリー!
あー!王子の婚約者で当て馬のマリー!王子の事を愛してもいないが兄に渡すのが癪で邪魔する可愛くない妹のマリーか…
猫神様…悪役令嬢はいらないって言ったのに…
私はため息をつくと…ハッ!と気がつく。
いや待てよ!これはチャンスだ!だってマリーなら王子とお兄様とまだいない弟と主人公の恋をすぐ近くで見ることが出来る!
しかも私がみんなとイチャつけば…ふふふ…主人公が焦って好感度イベントがドンドン起きるんじゃ…
私はそれを考えるとニヤニヤが止まらず安心して幸せな気持ちで深く眠りについた。
起きるといつの間に寝ていたのか朝になっていた…
夢のことは何となく覚えている…改めて周りを見ると…
そうだ…この屋敷、王子とテオドールお兄様が初めて会うシーンのバックに描かれてた壁紙に似てる!
じっと壁を見つめると…
確か、お兄様と王子が初めて会うのは学園に上がる10歳の年。ってお兄様今いくつだろ?
見た感じ10歳のくらいかな…でもしっかりしてるしもっと上かも…もしかしてもう王子と会ってる?
私は知りたくてソワソワしていると…
「あらマリー様おはようございます。そんなにソワソワして…あっわかったおしっこですね!確認しましょうね~」
リアズが起きていた私に気がついて声をかけてきた。
あー!あー!まだおしっこしてないから大丈夫!!
「あー!あー!」
やめて~と声を出すがリアズは構わずにオムツを外そうとする…すると…
トントン…
扉がノックされた。
「あっ、はーい!マリー様ちょっと待ってて下さいね」
リアズはオムツを直すと扉へと向かった。
ほっと息を吐くと…
「マリー…おはよう」
テオドールお兄様が微笑んで顔を覗かせた。
あっさっきのノックはテオドールお兄様だったんだ、助かったよ~さすがお兄ちゃん!
私は感謝とばかりにテオドールに手を伸ばすと
「抱っこしてもいいかな?フローラお母様と父にマリーを連れてくるように言われたんです」
テオドールがそうリアズにいうと
「テオドール様マリー様は私がお運び致しましょうか?」
一緒にいていたトーマスが声をかけると、テオドールは首を振る。
「大丈夫、マリーは私が運びます」
テオドールがしっかりと答えるとリアズは私をベッドから抱きかかえてテオドールお兄様に渡した。
なんだか昨日より顔が凛々しくなった?
私はお兄様の顔を見上げるとお兄様は嬉しそうに微笑んだ、最近は本当によく笑顔を見せてくれる。
そうして強く離すまいとしっかりと抱きかかえてくれた。
ハラハラしてる振りをして口元を隠す…その下はニヤニヤ笑ってその様子を見守っていた。
「マリー!そんなところで何を睨んでいる!自分の兄が王子の私に選ばれる事がそんなに悔しいのか!」
よく顔の見えない王子から罵倒が飛ぶ…
えっ?
私はなんの事だと固まるが…体が勝手に動いて行く…兄の側までカツカツと歩くと…
バシンッ!
兄のテオドールの綺麗な頬に平手打ちをかました!
えっー!!
心の中では慌てているがマリーの体はその様子を蔑んだ目で兄を見下ろしている。
「あなたみたいなのが兄とは恥ずかしい限りです!この事は父と母に直ぐに報告致します!いいですか…王子は私の婚約者、男のあなたには世継ぎなど作れない!しかもあんな女の息子など…王子は私と結婚する運命なのです」
マリーの口はそう吐き捨てると兄のテオドールを置いてその場を去った…
なんだこの最悪な女!って私だけど…
マリー……あれ?マリー!?テオドールの妹のマリー!
あー!王子の婚約者で当て馬のマリー!王子の事を愛してもいないが兄に渡すのが癪で邪魔する可愛くない妹のマリーか…
猫神様…悪役令嬢はいらないって言ったのに…
私はため息をつくと…ハッ!と気がつく。
いや待てよ!これはチャンスだ!だってマリーなら王子とお兄様とまだいない弟と主人公の恋をすぐ近くで見ることが出来る!
しかも私がみんなとイチャつけば…ふふふ…主人公が焦って好感度イベントがドンドン起きるんじゃ…
私はそれを考えるとニヤニヤが止まらず安心して幸せな気持ちで深く眠りについた。
起きるといつの間に寝ていたのか朝になっていた…
夢のことは何となく覚えている…改めて周りを見ると…
そうだ…この屋敷、王子とテオドールお兄様が初めて会うシーンのバックに描かれてた壁紙に似てる!
じっと壁を見つめると…
確か、お兄様と王子が初めて会うのは学園に上がる10歳の年。ってお兄様今いくつだろ?
見た感じ10歳のくらいかな…でもしっかりしてるしもっと上かも…もしかしてもう王子と会ってる?
私は知りたくてソワソワしていると…
「あらマリー様おはようございます。そんなにソワソワして…あっわかったおしっこですね!確認しましょうね~」
リアズが起きていた私に気がついて声をかけてきた。
あー!あー!まだおしっこしてないから大丈夫!!
「あー!あー!」
やめて~と声を出すがリアズは構わずにオムツを外そうとする…すると…
トントン…
扉がノックされた。
「あっ、はーい!マリー様ちょっと待ってて下さいね」
リアズはオムツを直すと扉へと向かった。
ほっと息を吐くと…
「マリー…おはよう」
テオドールお兄様が微笑んで顔を覗かせた。
あっさっきのノックはテオドールお兄様だったんだ、助かったよ~さすがお兄ちゃん!
私は感謝とばかりにテオドールに手を伸ばすと
「抱っこしてもいいかな?フローラお母様と父にマリーを連れてくるように言われたんです」
テオドールがそうリアズにいうと
「テオドール様マリー様は私がお運び致しましょうか?」
一緒にいていたトーマスが声をかけると、テオドールは首を振る。
「大丈夫、マリーは私が運びます」
テオドールがしっかりと答えるとリアズは私をベッドから抱きかかえてテオドールお兄様に渡した。
なんだか昨日より顔が凛々しくなった?
私はお兄様の顔を見上げるとお兄様は嬉しそうに微笑んだ、最近は本当によく笑顔を見せてくれる。
そうして強く離すまいとしっかりと抱きかかえてくれた。
あなたにおすすめの小説
ヒロイン気質がゼロなので攻略はお断りします! ~塩対応しているのに何で好感度が上がるんですか?!~
浅海 景
恋愛
幼い頃に誘拐されたことがきっかけで、サーシャは自分の前世を思い出す。その知識によりこの世界が乙女ゲームの舞台で、自分がヒロイン役である可能性に思い至ってしまう。貴族のしきたりなんて面倒くさいし、侍女として働くほうがよっぽど楽しいと思うサーシャは平穏な未来を手にいれるため、攻略対象たちと距離を取ろうとするのだが、彼らは何故かサーシャに興味を持ち関わろうとしてくるのだ。
「これってゲームの強制力?!」
周囲の人間関係をハッピーエンドに収めつつ、普通の生活を手に入れようとするヒロイン気質ゼロのサーシャが奮闘する物語。
※2024.8.4 おまけ②とおまけ③を追加しました。
【完結】勘当されたい悪役は自由に生きる
雨野
恋愛
難病に罹り、15歳で人生を終えた私。
だが気がつくと、生前読んだ漫画の貴族で悪役に転生していた!?タイトルは忘れてしまったし、ラストまで読むことは出来なかったけど…確かこのキャラは、家を勘当され追放されたんじゃなかったっけ?
でも…手足は自由に動くし、ご飯は美味しく食べられる。すうっと深呼吸することだって出来る!!追放ったって殺される訳でもなし、貴族じゃなくなっても問題ないよね?むしろ私、庶民の生活のほうが大歓迎!!
ただ…私が転生したこのキャラ、セレスタン・ラサーニュ。悪役令息、男だったよね?どこからどう見ても女の身体なんですが。上に無いはずのモノがあり、下にあるはずのアレが無いんですが!?どうなってんのよ!!?
1話目はシリアスな感じですが、最終的にはほのぼの目指します。
ずっと病弱だったが故に、目に映る全てのものが輝いて見えるセレスタン。自分が変われば世界も変わる、私は…自由だ!!!
主人公は最初のうちは卑屈だったりしますが、次第に前向きに成長します。それまで見守っていただければと!
愛され主人公のつもりですが、逆ハーレムはありません。逆ハー風味はある。男装主人公なので、側から見るとBLカップルです。
予告なく痛々しい、残酷な描写あり。
サブタイトルに◼️が付いている話はシリアスになりがち。
小説家になろうさんでも掲載しております。そっちのほうが先行公開中。後書きなんかで、ちょいちょいネタ挟んでます。よろしければご覧ください。
こちらでは僅かに加筆&話が増えてたりします。
本編完結。番外編を順次公開していきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
姉に代わって立派に息子を育てます! 前日譚
mio
恋愛
ウェルカ・ティー・バーセリクは侯爵家の二女であるが、母亡き後に侯爵家に嫁いできた義母、転がり込んできた義妹に姉と共に邪魔者扱いされていた。
王家へと嫁ぐ姉について王都に移住したウェルカは侯爵家から離れて、実母の実家へと身を寄せることになった。姉が嫁ぐ中、学園に通いながらウェルカは自分の才能を伸ばしていく。
数年後、多少の問題を抱えつつ姉は懐妊。しかし、出産と同時にその命は尽きてしまう。そして残された息子をウェルカは姉に代わって育てる決意をした。そのためにはなんとしても王宮での地位を確立しなければ!
自分でも考えていたよりだいぶ話数が伸びてしまったため、こちらを姉が子を産むまでの前日譚として本編は別に作っていきたいと思います。申し訳ございません。
前世では美人が原因で傾国の悪役令嬢と断罪された私、今世では喪女を目指します!
鳥柄ささみ
恋愛
美人になんて、生まれたくなかった……!
前世で絶世の美女として生まれ、その見た目で国王に好かれてしまったのが運の尽き。
正妃に嫌われ、私は国を傾けた悪女とレッテルを貼られて処刑されてしまった。
そして、気づけば違う世界に転生!
けれど、なんとこの世界でも私は絶世の美女として生まれてしまったのだ!
私は前世の経験を生かし、今世こそは目立たず、人目にもつかない喪女になろうと引きこもり生活をして平穏な人生を手に入れようと試みていたのだが、なぜか世界有数の魔法学校で陽キャがいっぱいいるはずのNMA(ノーマ)から招待状が来て……?
前世の教訓から喪女生活を目指していたはずの主人公クラリスが、トラウマを抱えながらも奮闘し、四苦八苦しながら魔法学園で成長する異世界恋愛ファンタジー!
※第15回恋愛大賞にエントリーしてます!
開催中はポチッと投票してもらえると嬉しいです!
よろしくお願いします!!
絶望?いえいえ、余裕です! 10年にも及ぶ婚約を解消されても化物令嬢はモフモフに夢中ですので
ハートリオ
恋愛
伯爵令嬢ステラは6才の時に隣国の公爵令息ディングに見初められて婚約し、10才から婚約者ディングの公爵邸の別邸で暮らしていた。
しかし、ステラを呼び寄せてすぐにディングは婚約を後悔し、ステラを放置する事となる。
異様な姿で異臭を放つ『化物令嬢』となったステラを嫌った為だ。
異国の公爵邸の別邸で一人放置される事となった10才の少女ステラだが。
公爵邸別邸は森の中にあり、その森には白いモフモフがいたので。
『ツン』だけど優しい白クマさんがいたので耐えられた。
更にある事件をきっかけに自分を取り戻した後は、ディングの執事カロンと共に公爵家の仕事をこなすなどして暮らして来た。
だがステラが16才、王立高等学校卒業一ヶ月前にとうとう婚約解消され、ステラは公爵邸を出て行く。
ステラを厄介払い出来たはずの公爵令息ディングはなぜかモヤモヤする。
モヤモヤの理由が分からないまま、ステラが出て行った後の公爵邸では次々と不具合が起こり始めて――
奇跡的に出会い、優しい時を過ごして愛を育んだ一人と一頭(?)の愛の物語です。
異世界、魔法のある世界です。
色々ゆるゆるです。
ご褒美人生~転生した私の溺愛な?日常~
紅子
恋愛
魂の修行を終えた私は、ご褒美に神様から丈夫な身体をもらい最後の転生しました。公爵令嬢に生まれ落ち、素敵な仮婚約者もできました。家族や仮婚約者から溺愛されて、幸せです。ですけど、神様。私、お願いしましたよね?寿命をベッドの上で迎えるような普通の目立たない人生を送りたいと。やりすぎですよ💢神様。
毎週火・金曜日00:00に更新します。→完結済みです。毎日更新に変更します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
❲完結❳乙女ゲームの世界に憑依しました! ~死ぬ運命の悪女はゲーム開始前から逆ハールートに突入しました~
四つ葉菫
恋愛
橘花蓮は、乙女ゲーム『煌めきのレイマリート学園物語』の悪役令嬢カレン・ドロノアに憑依してしまった。カレン・ドロノアは他のライバル令嬢を操って、ヒロインを貶める悪役中の悪役!
「婚約者のイリアスから殺されないように頑張ってるだけなのに、なんでみんな、次々と告白してくるのよ!?」
これはそんな頭を抱えるカレンの学園物語。
おまけに他のライバル令嬢から命を狙われる始末ときた。
ヒロインはどこいった!?
私、無事、学園を卒業できるの?!
恋愛と命の危険にハラハラドキドキするカレンをお楽しみください。
乙女ゲームの世界がもとなので、恋愛が軸になってます。ストーリー性より恋愛重視です! バトル一部あります。ついでに魔法も最後にちょっと出てきます。
裏の副題は「当て馬(♂)にも愛を!!」です。
2023年2月11日バレンタイン特別企画番外編アップしました。
2024年3月21日番外編アップしました。
***************
この小説はハーレム系です。
ゲームの世界に入り込んだように楽しく読んでもらえたら幸いです。
お好きな攻略対象者を見つけてください(^^)
*****************
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。