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68.結果オーライ
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「「「ん?」」」
シリルの言葉に私達はなんの事だと揃って首を傾げた。
「違うよシリル、先生達は……私がここに隠れてたのを助けてくれただけだよ」
そう言って生垣の下を指さした、そこには私が隠れていた跡がクッキリと残っている。
「でも今…先生と見つめあってた…」
シリルの握りしめる力がギュッと強くなる。
「それは先生として頼りにしてますって話をしてただけだよ」
「え?で、でもマリー…先生の事が…好きなんじゃ…」
「えー!まさか!違う違う!」
シリルの言葉に慌てて否定する!
またサムさんが勘違いでもしたら大変だからちゃんと否定しとかないと!
「先生の授業がわかりやすくて好きだからずっと勉強教えて下さいね…って話ですよね!?」
私がブレス先生の方を見て笑いかけた。
「え?ああそうだね」
「それに…先生はちゃんと相手がいるからそんなのこと言ったら失礼だよ」
シリルに苦笑してコソッと打ち明けると
「そう…なんだ…」
シリルがほっとしたようで肩の力がスっと抜けた。
「そうそう、だからなんの心配もいらないよ」
「もしかして…マリーはそれを言うために部屋を出ようと…」
あっ…それは違うが、そうしておこうかな!
「う、うん!」
「なんだ…てっきりぼくは……マリーさっきは酷いこと言ってごめん…マリーはお姉ちゃんだけど…それ以上の存在だから…ついあんな風に言っちゃったんだ…僕マリーが好き…だよ」
シリルは先程お姉ちゃんじゃない!と言ったことを悔やむように謝ってくれた。
「ありがとう、シリル!私も大好きだよ!」
反省してしょんぼりする可愛いシリルにガバッと抱きついた!
やっぱり私の弟は可愛い!
「マ、マリー!」
シリルは意外としっかりとしていて私を抱き止めてくれた!
いつの間にか結構頼もしくなってたんだなぁ
恥ずかしそうに顔を赤くするシリルにこれからもよろしく!と思いを込めてそのスベスベの頬っぺに軽くキスをする。
このくらいなら挨拶として許されるよね!
「これからもよろしくね!」
「マ、マ、マ、マリー……」
シリルはますます顔を赤くすると…そのままプシュ~と音を立てそうなほどに湯だり気を失ってしまった。
「あれ?シリル?」
ゆさゆさと揺するっていると先生がそれを止めた。
「マリー様、その辺で勘弁してあげて下さい」
笑って私の手を止めると気を失ったシリルを抱き上げた。
「シリル様はベッドに休ませて、勉強に戻りましょう。僕もマリー様に教えるのかこれから楽しみになってきました」
ニカッと笑いかけられる。
「よかったな!」
するとサムさんがすかざすにブレス先生の肩を優しく撫でた。
「うんうん…よかった」
私は頷くと二人の嬉しそうな顔を目を細めて微笑みながら見つめた。
シリルの言葉に私達はなんの事だと揃って首を傾げた。
「違うよシリル、先生達は……私がここに隠れてたのを助けてくれただけだよ」
そう言って生垣の下を指さした、そこには私が隠れていた跡がクッキリと残っている。
「でも今…先生と見つめあってた…」
シリルの握りしめる力がギュッと強くなる。
「それは先生として頼りにしてますって話をしてただけだよ」
「え?で、でもマリー…先生の事が…好きなんじゃ…」
「えー!まさか!違う違う!」
シリルの言葉に慌てて否定する!
またサムさんが勘違いでもしたら大変だからちゃんと否定しとかないと!
「先生の授業がわかりやすくて好きだからずっと勉強教えて下さいね…って話ですよね!?」
私がブレス先生の方を見て笑いかけた。
「え?ああそうだね」
「それに…先生はちゃんと相手がいるからそんなのこと言ったら失礼だよ」
シリルに苦笑してコソッと打ち明けると
「そう…なんだ…」
シリルがほっとしたようで肩の力がスっと抜けた。
「そうそう、だからなんの心配もいらないよ」
「もしかして…マリーはそれを言うために部屋を出ようと…」
あっ…それは違うが、そうしておこうかな!
「う、うん!」
「なんだ…てっきりぼくは……マリーさっきは酷いこと言ってごめん…マリーはお姉ちゃんだけど…それ以上の存在だから…ついあんな風に言っちゃったんだ…僕マリーが好き…だよ」
シリルは先程お姉ちゃんじゃない!と言ったことを悔やむように謝ってくれた。
「ありがとう、シリル!私も大好きだよ!」
反省してしょんぼりする可愛いシリルにガバッと抱きついた!
やっぱり私の弟は可愛い!
「マ、マリー!」
シリルは意外としっかりとしていて私を抱き止めてくれた!
いつの間にか結構頼もしくなってたんだなぁ
恥ずかしそうに顔を赤くするシリルにこれからもよろしく!と思いを込めてそのスベスベの頬っぺに軽くキスをする。
このくらいなら挨拶として許されるよね!
「これからもよろしくね!」
「マ、マ、マ、マリー……」
シリルはますます顔を赤くすると…そのままプシュ~と音を立てそうなほどに湯だり気を失ってしまった。
「あれ?シリル?」
ゆさゆさと揺するっていると先生がそれを止めた。
「マリー様、その辺で勘弁してあげて下さい」
笑って私の手を止めると気を失ったシリルを抱き上げた。
「シリル様はベッドに休ませて、勉強に戻りましょう。僕もマリー様に教えるのかこれから楽しみになってきました」
ニカッと笑いかけられる。
「よかったな!」
するとサムさんがすかざすにブレス先生の肩を優しく撫でた。
「うんうん…よかった」
私は頷くと二人の嬉しそうな顔を目を細めて微笑みながら見つめた。
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