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10.ひとときの休息
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逃げるように必死に走っていると木の祠を見つけた。
俺はイブとそこに転がり混むと周りを枝や葉や草で多い隠した。
じっとイブとカバンを抱きしめて息を潜める。
村人達の声が今にも聞こえそうで二人でずっと無言のまま抱き合っていた。
そして気がつけばいつの間にか眠ってしまっていた…緊張の限界を迎えたようで気を失っていたのかもしれない…
外は静かでそっと草の隙間から様子をうかがうが人の気配は無かった。
しかし用心してもう一日ここで大人しくする事にした。
イブも俺も怪我をしていたので治療と休養に当てる事にした。
包帯と消毒液を購入して手当てをする。
残高を見てため息をつく…ここに来てからあったお金の四分の一を使っていた。
また一週間ほどだと言うのに、しかし必要なものなので仕方ない。
傷を確認すると思ったよりも深い傷では無くて安心した。
「それにしても飴であんな必死になるとはな…」
「あの人たちケントの事ころしてあめうばおうとしてた…私にどこでもらったとかあといくつあるかとかずっときいてて…こたえないとたたかれた」
思い出したのかイブが震える。
「全くなんて奴らだ、でも次からは飴を出すのは用心しよう」
イブもその方がいいと頷いた。
手当てを終えると少しホッとしてる腹が減った…
「何を食うかな…」
パソコンでご飯を調べるとイブがパソコンを覗き込む。
「すごい…これ…おいしそ」
ジュるっとヨダレを垂らして指をさした。
「これか?」
それはカップラーメンだった。
「これはお湯がないとな…」
俺はうーんと考える。
これからもまだここで食べていくことになると少し調理器具なんかあった方がいいのかもしれない…
そう思ってキャンプコーナーを検索してみる。
「うそ…こんなにするのかよ…」
本格的なキャンプ用品は高くて手が出せない。
諦めてホームセンターの方へと移動するとリーズナブルな値段の物があった。
俺はガスコンロとガス、蓋付き鍋を買った。
あとは袋ラーメンの安い物と水を購入した。
メール音にカバンを探って商品を取り出す、イブは初めて見る物に興味津々で隣に座っていた。
「これは?」
ガスを持って聞いてくる。
「それは危険だからあんまりいじくるなよ、今美味いもん作ってやるから大人しく待ってな」
「うん!」
イブは俺といた時に食べたご飯で俺の出すものは美味いと判断したようだ。
人に作ってやるなんて久しぶりだな。
「よーし」
早速鍋に水を入れようとして手を止める…
「やばい…計量カップがないから水の量がわからん」
適当でいいやとドバっと入れた。
沸騰して麺を入れてほぐれてきたらスープを投入。
「あー!」
今度は箸が無いことに気がついた…
ラーメンを作るのにこんなにも色々と必要なものがあるとは…
「あ!」
俺はカバンを探って昨日のゴミを見つける。
「あった!」
弁当に着いていた箸を見つけた。
これからは箸も大切に取っておかないと…
水でよく洗って使うことにした。
「さぁ出来たぞー」
入れ物も無いので直接鍋から食べることにした。
イブのはコップに入れてやりフーフーと冷ます。
「いただきます」
ジュルジュルと麺をすすると茹ですぎの薄すぎで美味しくない。
イブの様子を見ると頬を赤くしてすごい勢いで食べていた。
「ごめんな、ちょっと失敗しちゃったよ」
謝ると空のコップを差し出してくる。
「ん?おかわりか?」
コクコク!
「美味しかったの?」
コクコク!
「おいしー!」
「そ、そうか…」
誰でも美味しく作れるラーメンを不味く作ったのに喜んで食べてくれるイブに愛着が湧いてきた。
「いっぱい食べな」
俺はコップいっぱいにラーメンを入れてやった。
俺はイブとそこに転がり混むと周りを枝や葉や草で多い隠した。
じっとイブとカバンを抱きしめて息を潜める。
村人達の声が今にも聞こえそうで二人でずっと無言のまま抱き合っていた。
そして気がつけばいつの間にか眠ってしまっていた…緊張の限界を迎えたようで気を失っていたのかもしれない…
外は静かでそっと草の隙間から様子をうかがうが人の気配は無かった。
しかし用心してもう一日ここで大人しくする事にした。
イブも俺も怪我をしていたので治療と休養に当てる事にした。
包帯と消毒液を購入して手当てをする。
残高を見てため息をつく…ここに来てからあったお金の四分の一を使っていた。
また一週間ほどだと言うのに、しかし必要なものなので仕方ない。
傷を確認すると思ったよりも深い傷では無くて安心した。
「それにしても飴であんな必死になるとはな…」
「あの人たちケントの事ころしてあめうばおうとしてた…私にどこでもらったとかあといくつあるかとかずっときいてて…こたえないとたたかれた」
思い出したのかイブが震える。
「全くなんて奴らだ、でも次からは飴を出すのは用心しよう」
イブもその方がいいと頷いた。
手当てを終えると少しホッとしてる腹が減った…
「何を食うかな…」
パソコンでご飯を調べるとイブがパソコンを覗き込む。
「すごい…これ…おいしそ」
ジュるっとヨダレを垂らして指をさした。
「これか?」
それはカップラーメンだった。
「これはお湯がないとな…」
俺はうーんと考える。
これからもまだここで食べていくことになると少し調理器具なんかあった方がいいのかもしれない…
そう思ってキャンプコーナーを検索してみる。
「うそ…こんなにするのかよ…」
本格的なキャンプ用品は高くて手が出せない。
諦めてホームセンターの方へと移動するとリーズナブルな値段の物があった。
俺はガスコンロとガス、蓋付き鍋を買った。
あとは袋ラーメンの安い物と水を購入した。
メール音にカバンを探って商品を取り出す、イブは初めて見る物に興味津々で隣に座っていた。
「これは?」
ガスを持って聞いてくる。
「それは危険だからあんまりいじくるなよ、今美味いもん作ってやるから大人しく待ってな」
「うん!」
イブは俺といた時に食べたご飯で俺の出すものは美味いと判断したようだ。
人に作ってやるなんて久しぶりだな。
「よーし」
早速鍋に水を入れようとして手を止める…
「やばい…計量カップがないから水の量がわからん」
適当でいいやとドバっと入れた。
沸騰して麺を入れてほぐれてきたらスープを投入。
「あー!」
今度は箸が無いことに気がついた…
ラーメンを作るのにこんなにも色々と必要なものがあるとは…
「あ!」
俺はカバンを探って昨日のゴミを見つける。
「あった!」
弁当に着いていた箸を見つけた。
これからは箸も大切に取っておかないと…
水でよく洗って使うことにした。
「さぁ出来たぞー」
入れ物も無いので直接鍋から食べることにした。
イブのはコップに入れてやりフーフーと冷ます。
「いただきます」
ジュルジュルと麺をすすると茹ですぎの薄すぎで美味しくない。
イブの様子を見ると頬を赤くしてすごい勢いで食べていた。
「ごめんな、ちょっと失敗しちゃったよ」
謝ると空のコップを差し出してくる。
「ん?おかわりか?」
コクコク!
「美味しかったの?」
コクコク!
「おいしー!」
「そ、そうか…」
誰でも美味しく作れるラーメンを不味く作ったのに喜んで食べてくれるイブに愛着が湧いてきた。
「いっぱい食べな」
俺はコップいっぱいにラーメンを入れてやった。
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