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14.鎖
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【しかし…勝手に俺を解放して怒られないのか?】
リムドがアヤカを見る。
「えっ?リムドって解放したら不味いの?魔族の人達いじめちゃう?」
【…そんな事はしない】
「なら大丈夫でしょ!クランプさん達もなんにも言ってないしね」
【……】
何故かリムドが黙ってしまった。
「はい、おやつのクッキーだよ!今日は怪我を治してくれたから私の分もあげるね」
リムドがクッキーにピクンッ!と反応する、それを見てアヤカは可笑しそうに
「本当に甘いの好きだね」
笑いながらリムドの口元にクッキーを差し出す。
リムドは何も言わずにクッキーを味わって食べていた…
「じゃまたね!」
アヤカがバイバイと手を振ると
【ああ…】
リムドが尻尾をぷいっと振り返した…その様子にアヤカは嬉しそうにくすくすと笑って帰っていった。
アヤカが帰ってしばらくすると…
「リムド様…」
クランプが顔を出した。
【ああ…クランプか…】
リムドがチラッとクランプに視線を送る
「あと少しですね」
クランプが嬉しそうに切れた鎖を眺める
「アヤカのあの道具を取り上げてあとは私達でやりましょうか?そうすればすぐにでも自由になれますよ」
クランプが提案すると…
【…いや…いい。あと少しだ…あのままアヤカにやらせろ…】
「わかりました。しかし…来た時はどうしようかと思いましたが意外と使える娘でしたね」
クランプが笑うがリムドは何も答えない
「リムド様が解放されましたらアヤカの記憶も消すことが出来るでしょう…そうしたら人の国にまた帰せばいいですね。あっ…その前にあの道具をどう出したか聞かなければ行けませんが…」
クランプがニヤッと笑うと…
【アヤカに手を出す事は許さん…あれには私が聞く…】
「リムド様がわざわざですか?それは楽しみです」
クランプは頭を下げると部屋を出ていった…
リムドはクランプの出ていく姿をじっと見ていた…姿が見えなくなると…
【はぁ…】
盛大なため息をはいた…
「アヤカ、今日も好きに過ごしていいぞ」
クランプが朝の挨拶に来ると
「また?私ここに来てから何にもしてないんだけど…お金を稼ぎたいから仕事くれない?」
クランプを見ると
「お前は手違いで来てしまったんだ…少しは優遇してやる。お金もちゃんと出してやるから今は好きに過ごせ…」
(そうして…リムド様の為に働くんだ…)
クランプがニコッと笑う。
「ふぅーん…」
アヤカは怪しむようにクランプを見つめた。
自由にしていいと言われても行く場所はひとつしかない…アヤカはリムドの元へと向かった。
「リムド~やっほー」
アヤカがリムドに挨拶をする。
【お前…もう少しお淑やかな挨拶は出来ないのか…】
リムドが呆れると
「ぶっ!お淑やかって…何それ!リムドみたいなドラゴンにもお淑やかな挨拶ってあるの?」
アヤカが笑ってリムドに近づいて寄りかかる。
【そうやって人の身体にすぐに近づくのもどうかと思うぞ…】
リムドはじっとくっついているアヤカの体を見つめると
「別に誰にでもくっつく訳じゃないよ。リムドは冷たくて気持ちいいからすぎだけどね」
そっと冷たい鱗を撫でると
【やめろ…そうむやみに男の体に触るんじゃない】
「あっ…やっぱりリムドって男の子なんだ?」
【男の子…】
「まぁ口調からそうじゃないかと思ってたけど…」
アヤカは少し休むとよいしょと立ち上がる。
「さてと今日も鎖を切りますか!」
アヤカは気合いを入れて少なくなってきた鎖を眺めた。
リムドがアヤカを見る。
「えっ?リムドって解放したら不味いの?魔族の人達いじめちゃう?」
【…そんな事はしない】
「なら大丈夫でしょ!クランプさん達もなんにも言ってないしね」
【……】
何故かリムドが黙ってしまった。
「はい、おやつのクッキーだよ!今日は怪我を治してくれたから私の分もあげるね」
リムドがクッキーにピクンッ!と反応する、それを見てアヤカは可笑しそうに
「本当に甘いの好きだね」
笑いながらリムドの口元にクッキーを差し出す。
リムドは何も言わずにクッキーを味わって食べていた…
「じゃまたね!」
アヤカがバイバイと手を振ると
【ああ…】
リムドが尻尾をぷいっと振り返した…その様子にアヤカは嬉しそうにくすくすと笑って帰っていった。
アヤカが帰ってしばらくすると…
「リムド様…」
クランプが顔を出した。
【ああ…クランプか…】
リムドがチラッとクランプに視線を送る
「あと少しですね」
クランプが嬉しそうに切れた鎖を眺める
「アヤカのあの道具を取り上げてあとは私達でやりましょうか?そうすればすぐにでも自由になれますよ」
クランプが提案すると…
【…いや…いい。あと少しだ…あのままアヤカにやらせろ…】
「わかりました。しかし…来た時はどうしようかと思いましたが意外と使える娘でしたね」
クランプが笑うがリムドは何も答えない
「リムド様が解放されましたらアヤカの記憶も消すことが出来るでしょう…そうしたら人の国にまた帰せばいいですね。あっ…その前にあの道具をどう出したか聞かなければ行けませんが…」
クランプがニヤッと笑うと…
【アヤカに手を出す事は許さん…あれには私が聞く…】
「リムド様がわざわざですか?それは楽しみです」
クランプは頭を下げると部屋を出ていった…
リムドはクランプの出ていく姿をじっと見ていた…姿が見えなくなると…
【はぁ…】
盛大なため息をはいた…
「アヤカ、今日も好きに過ごしていいぞ」
クランプが朝の挨拶に来ると
「また?私ここに来てから何にもしてないんだけど…お金を稼ぎたいから仕事くれない?」
クランプを見ると
「お前は手違いで来てしまったんだ…少しは優遇してやる。お金もちゃんと出してやるから今は好きに過ごせ…」
(そうして…リムド様の為に働くんだ…)
クランプがニコッと笑う。
「ふぅーん…」
アヤカは怪しむようにクランプを見つめた。
自由にしていいと言われても行く場所はひとつしかない…アヤカはリムドの元へと向かった。
「リムド~やっほー」
アヤカがリムドに挨拶をする。
【お前…もう少しお淑やかな挨拶は出来ないのか…】
リムドが呆れると
「ぶっ!お淑やかって…何それ!リムドみたいなドラゴンにもお淑やかな挨拶ってあるの?」
アヤカが笑ってリムドに近づいて寄りかかる。
【そうやって人の身体にすぐに近づくのもどうかと思うぞ…】
リムドはじっとくっついているアヤカの体を見つめると
「別に誰にでもくっつく訳じゃないよ。リムドは冷たくて気持ちいいからすぎだけどね」
そっと冷たい鱗を撫でると
【やめろ…そうむやみに男の体に触るんじゃない】
「あっ…やっぱりリムドって男の子なんだ?」
【男の子…】
「まぁ口調からそうじゃないかと思ってたけど…」
アヤカは少し休むとよいしょと立ち上がる。
「さてと今日も鎖を切りますか!」
アヤカは気合いを入れて少なくなってきた鎖を眺めた。
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