ほっといて下さい 従魔とチートライフ楽しみたい!

三園 七詩

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12章(続き)

728.エルフの王

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「ようこそ、エルフの王よ!」

ギルバート王は手を広げて笑顔でアンドロメダ王に歩み寄る。

アンドロメダ王もギルバート王をみて微笑み手を差し出した。

「お招きありがとう。わざわざ道まで作っていただき助かります」

穏やかな雰囲気でギルバート王と話している。

アルフノーヴァさんやエヴァさんにオリビアも二人に近づいて頭を下げる。

するとアンドロメダ王は微笑み三人をみた。

「皆も手を貸してくれたのだな」

「お父様お久しぶりです、道中の疲れはありませんか?」

アルフノーヴァさんが聞くと大丈夫だと頷く。

「アルフノーヴァ、ここで立ち話もなんだ王宮の中へ案内差し上げよう」

王宮の方を指し示す。

「そうですね、他の皆はどうしますか?」

「全員は王宮に入るのは難しそうですね、それにしてもこんなに来るとは思いませんでした」

アルフノーヴァさんがゾロゾロと馬車から降りてくるエルフ達を見つめる。

「何言ってる、まだまだ来るぞ」

アンドロメダ王が笑っていそう言ってきた。

「えっ!」

 話を聞いていたウエスト国のみんなが驚き固まった。

今いるだけのエルフ達だけでもかなりの人数だった。

「皆これを機に人の国に来たがってのぉ…ミヅキにも会いたいと…」

チラッとミヅキの方に視線を送る。

等のミヅキはアンドロメダ王と目が合うとヘラっと笑って手を振っていた。

「そうなるとまた滞在場所を確保しなければ…ミヅキ達に力を借りるようかな」

ギルバート王の顔が曇った。

「魔力でいいならいくらでもこちらで貸しますよ。なんせ我らはエルフですからね」

エルフ達は誇らしげに胸を張った。

「ではこの池の畔をご自由にお使い下さい。建物を建てるならミヅキにアドバイスを貰うといいかと思います」

ギルバート王はこっそりと耳打ちした。



ギルバート王とアンドロメダ王が和気あいあいと話しているのを遠くから眺めていた。

アルフノーヴァさんとエヴァさん、オリビアは父親であるアンドロメダ王に挨拶に行ってしまった。

一緒にいたレオンハルト王子達も挨拶に向かってしまい私のそばにはシルバ達だけだった。

さすがに私が堂々とエルフの王のそばに行く訳にはいかずに少し遠くで待つ。

するとアンドロメダ王がチラッとこちらを見た。

思わず笑って手を振るとアンドロメダ王の笑顔のシワが深くなる。

変わらぬ優しそうな笑顔に早くお話がしたくなった。

そしてギルバート王とこちらを見ながら少し話すと数人のエルフを連れて王宮の方へと歩いていってしまった。

「あーあ行っちゃった」

残念に思い思わず声が漏れる。

【きっとまた後で話せるだろ】

【そうだよ、みんなミヅキと話したそうにこっち見てたよ】

シルバとシンクが教えてくれた。

【そうかな?じゃあまた後で…】

そう思ってシルバに乗って場所を移動しようとすると…

「ミヅキー!」

オリビアがエルフ達を引き連れて戻ってきた。

「オリビア、みんなに会えてよかったね」

オリビアはいつもより楽しそうに見える。

「はい!お父様もお兄様達も変わりないようでよかったです」

「オリビアも少ししか経ってないのに随分大人になった気がするよ」

エルフの王子達がオリビアを囲んで褒めていた。

オリビアは嬉しそうに頬を染める、その姿は普通の女の子にしか見えなかった。

「それよりもミヅキに話があるんじゃないか?」

王子の一人が声をかけた。

「私に?」

エルフ達が一斉に私の方を見つめる。

「実はお兄様達の住まいを作りたいの、ミヅキの町で作ったような家を建ててあげたいんだけど…」

オリビアがうかがうように聞いてくる。

「なるほどね!それを私に手伝って欲しいんだね」

「魔力は私達が練るから…」

「もちろん喜んで協力するよ」

私は小さな胸を叩いた!
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