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13章
748.ムー
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【ムーが従魔になったよ!】
私はみんなにも笑顔を向けて振り返った!
【まぁそうなるよな、ミヅキのそばにいたら離れられるわけない】
当たり前だとシルバが誇らしそうにする。
【じゃあちゃんと家族になったところで…ムーはこれまでの事を話してくれるよね?】
シンクはニコッと笑ってムーを見つめた。
あれ?なんかシンクさん目が笑ってないような…
【シンク、でもほらムーは話せないし…無理しないで気持ちを伝えてくれる?】
ムーを見つめて安心させるように微笑んだ。
【ミヅキ、ありがとう…】
【ううん、お礼なんていいんだよ…ってムー!?】
頭の中に響いた声はシルバでもシンクでもプルシアでもない!
もちろんコハクともレムとも違う!
残りは…
ムーを見れば不安そうに揺れている。
【ムー!喋れるの!】
【ミヅキ僕の声わかるの?】
【わかるよ!ムーの声が聞こえるよ!】
【ああ、しっかりとわかるな】
シルバ達も聞こえると頷いた。
従魔の契約をした事でムーとしっかりと言葉が通じる様になった。
【ミヅキ、僕の話を聞いてくれる?】
ムーの不安そうな声に私は明るく答えた。
【うん!もちろんだよ】
ムーはボソボソッと静かに話し出した。
【みんなが思ってる様に僕のご主人様はアナテマ様だったの……】
【やはりか…】
シルバはわかっていたようで静かに頷いた。
みんなもそんなに驚かないところを見ると何か感じ取っていながらも黙っててくれたようだ。
本当に優しい子達だ…
【ミヅキなにニコニコしてるの? ムーがアイツの従魔だったんだよ。それってスパイってことだよね?】
シンクは冷たい瞳でムーを睨みつけた。
【温かいシンクがそんな顔をしないの!】
私はシンクを捕まえて抱きしめる。
【だって…】
【ムーがスパイだったとしても何かされた?むしろ助けてくれてた方が多いよね?】
【うっ…】
シンクは覚えがあるのかグッと怯むと面白くなさそうにぷいっと横を向いた。
【でもそのせいで今ここにいるんでしょ!】
【それは…そうかもしれないけどアナテマならどんな手を使っても私をここに連れてきた気がする。ムーがいなければもっと残酷な手を使っていたかも…】
ムーは小さな体をさらに小さくして居心地悪そうにした。
【僕はずっとずっといらない存在だったの、スライムからも魔物からも…誰もいない時にアナテマ様が従魔にしてくれた。でもそれは僕を必要としてくれてたわけじゃないってミヅキに会ってわかった…僕はただの道具、ううんただのそこら辺の石ころと同じなの】
ムー…そんな事無いと抱きしめてやりたかった。
【ミヅキ達のそばは居心地良くて…離れなきゃと思うのに中々出来なかった。そのうちに僕もみんなの仲間かもって思うようになった時にアナテマ様が現れたの…それでミヅキのそばにいろって…それでますますミヅキから離れられなくなっちゃった】
黒いムーの体がさらに黒くなっていく気がした。
そんなムーを抱きしめようと近づこうとするとシルバが口を開けた。
【お前は馬鹿だな】
【シルバ!】
私はシルバになんて事言うの!と視線を送るとシルバはシレッとムーを見ていた。
【ううん、シルバの言う通りなの。僕はバカでやっぱりクズなの】
ムーの黒さが増していく気がした!このままじゃダメだと抱きしめるとムーの体は冷たくなている。
【まだそんなことを言ってるのか?だから馬鹿だって言ってるんだ。なぜもっとミヅキを信じない?なぜ俺達を頼らなかった】
【【え?】】
私とムーはシルバを見た。
【そうだよ、シルバの言う通り。僕が怒ってるのもそこ!僕らのこと信じて無かったんだよね?アイツに負けると思ってたってことでしょ!】
【それは…】
ムーは言い淀んだ。
【確かにこの前は負けちゃったけどあれは油断しすぎたの!今はミヅキとは違うってわかってるから平気、ミヅキが悲しむから何もしないであげてるだけだよ…】
シンクはメラメラと瞳が燃えている。
【そうだな、次はあんな事にはならない。だからムー安心して俺達を頼れ】
【シルバ、シンク…】
【私も出来るだけの事はしよう。一緒に風呂に入った仲だろ?】
【コハクもがんばる!だからムーもがんばろ!】
【私は皆様について行きます。もちろんムーにも】
ムーはプルプルと揺れている…でもその体はスーッと透き通るような黒に戻っていた。
【みんなで頑張ればアナテマなんてちょちょいのちょいだよ!だからムー、もう自分の好きなように生きよう!】
【ミヅキ…僕ミヅキに会えて良かった。みんなの家族になれてよかった…】
ムーはポっとあったかくなりながらはじめて私に抱きついた。
私はみんなにも笑顔を向けて振り返った!
【まぁそうなるよな、ミヅキのそばにいたら離れられるわけない】
当たり前だとシルバが誇らしそうにする。
【じゃあちゃんと家族になったところで…ムーはこれまでの事を話してくれるよね?】
シンクはニコッと笑ってムーを見つめた。
あれ?なんかシンクさん目が笑ってないような…
【シンク、でもほらムーは話せないし…無理しないで気持ちを伝えてくれる?】
ムーを見つめて安心させるように微笑んだ。
【ミヅキ、ありがとう…】
【ううん、お礼なんていいんだよ…ってムー!?】
頭の中に響いた声はシルバでもシンクでもプルシアでもない!
もちろんコハクともレムとも違う!
残りは…
ムーを見れば不安そうに揺れている。
【ムー!喋れるの!】
【ミヅキ僕の声わかるの?】
【わかるよ!ムーの声が聞こえるよ!】
【ああ、しっかりとわかるな】
シルバ達も聞こえると頷いた。
従魔の契約をした事でムーとしっかりと言葉が通じる様になった。
【ミヅキ、僕の話を聞いてくれる?】
ムーの不安そうな声に私は明るく答えた。
【うん!もちろんだよ】
ムーはボソボソッと静かに話し出した。
【みんなが思ってる様に僕のご主人様はアナテマ様だったの……】
【やはりか…】
シルバはわかっていたようで静かに頷いた。
みんなもそんなに驚かないところを見ると何か感じ取っていながらも黙っててくれたようだ。
本当に優しい子達だ…
【ミヅキなにニコニコしてるの? ムーがアイツの従魔だったんだよ。それってスパイってことだよね?】
シンクは冷たい瞳でムーを睨みつけた。
【温かいシンクがそんな顔をしないの!】
私はシンクを捕まえて抱きしめる。
【だって…】
【ムーがスパイだったとしても何かされた?むしろ助けてくれてた方が多いよね?】
【うっ…】
シンクは覚えがあるのかグッと怯むと面白くなさそうにぷいっと横を向いた。
【でもそのせいで今ここにいるんでしょ!】
【それは…そうかもしれないけどアナテマならどんな手を使っても私をここに連れてきた気がする。ムーがいなければもっと残酷な手を使っていたかも…】
ムーは小さな体をさらに小さくして居心地悪そうにした。
【僕はずっとずっといらない存在だったの、スライムからも魔物からも…誰もいない時にアナテマ様が従魔にしてくれた。でもそれは僕を必要としてくれてたわけじゃないってミヅキに会ってわかった…僕はただの道具、ううんただのそこら辺の石ころと同じなの】
ムー…そんな事無いと抱きしめてやりたかった。
【ミヅキ達のそばは居心地良くて…離れなきゃと思うのに中々出来なかった。そのうちに僕もみんなの仲間かもって思うようになった時にアナテマ様が現れたの…それでミヅキのそばにいろって…それでますますミヅキから離れられなくなっちゃった】
黒いムーの体がさらに黒くなっていく気がした。
そんなムーを抱きしめようと近づこうとするとシルバが口を開けた。
【お前は馬鹿だな】
【シルバ!】
私はシルバになんて事言うの!と視線を送るとシルバはシレッとムーを見ていた。
【ううん、シルバの言う通りなの。僕はバカでやっぱりクズなの】
ムーの黒さが増していく気がした!このままじゃダメだと抱きしめるとムーの体は冷たくなている。
【まだそんなことを言ってるのか?だから馬鹿だって言ってるんだ。なぜもっとミヅキを信じない?なぜ俺達を頼らなかった】
【【え?】】
私とムーはシルバを見た。
【そうだよ、シルバの言う通り。僕が怒ってるのもそこ!僕らのこと信じて無かったんだよね?アイツに負けると思ってたってことでしょ!】
【それは…】
ムーは言い淀んだ。
【確かにこの前は負けちゃったけどあれは油断しすぎたの!今はミヅキとは違うってわかってるから平気、ミヅキが悲しむから何もしないであげてるだけだよ…】
シンクはメラメラと瞳が燃えている。
【そうだな、次はあんな事にはならない。だからムー安心して俺達を頼れ】
【シルバ、シンク…】
【私も出来るだけの事はしよう。一緒に風呂に入った仲だろ?】
【コハクもがんばる!だからムーもがんばろ!】
【私は皆様について行きます。もちろんムーにも】
ムーはプルプルと揺れている…でもその体はスーッと透き通るような黒に戻っていた。
【みんなで頑張ればアナテマなんてちょちょいのちょいだよ!だからムー、もう自分の好きなように生きよう!】
【ミヅキ…僕ミヅキに会えて良かった。みんなの家族になれてよかった…】
ムーはポっとあったかくなりながらはじめて私に抱きついた。
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