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13章
749.
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「あはは!とうとうそのクズがそっちに行ったかーまぁそんなのがいてもいなくても僕の強さは変わらないけどね!」
私達が抱き合っているといつの間に現れたのかアナテマが部屋の中にいてこちらを嘲笑う様に見ていた。
「アナテマ…」
ムーをしっかりと抱きしめたままアナテマを睨みつける。
「契約が破棄されたから見に来てみれば、そいつの従魔になる事にしたんだ…本当にいいの?そいつ裏切り者だよ?」
アナテマが笑いながら私に聞いてきた。
腕の中のムーは小刻みに震えている…そんなムーを私は離さないようにしっかりと抱きしめ直した。
「ムーは私を裏切ったりしてないよ、そもそも私の従魔じゃないのに裏切れないでしょ。それどころか主人でもない私をずっと助けてくれてたんだよ?そんな信頼出来る子、従魔にしない方がおかしいよ」
ふんっ!とバカにするように笑い返してやった!
「こいつ…図に乗るなよ…」
アナテマはムーでは無くて私を睨みつけた。
「あなたの脅しなんて怖くない!シルバ達やムーがいるからね!」
べー!とアナテマに舌を出した。
「調子に乗りすぎだ」
アナテマは手を開いて私に向けるとそのまま火魔法を放った!
シンクとは違いなんだかドロドロとした炎に唖然として固まってしまう。
【ミヅキ!】
シルバとシンクが私の前に立ち魔法を受け止めようとすると…「プルプル!」ムーが腕の中で大きくなって私達に覆いかぶさった!
「ジュッ!」
水の蒸発するような音がして炎が消えると、ムーが元の大きさに戻っていた。
【ムーやるじゃないか】
【そんな事しなくても僕に炎は効かないのに…でもありがとう】
シルバとシンクには傷一つなく、もちろん私も熱さも感じなかった。
【ムーすごい!さすがだね】
「ふふ、見たー?私のムーってすごいでしょ」
唖然とするアナテマに勝ち誇ったように笑ってやった。
「いい加減にしろよ…ご主人様に楯突くなんてこのクズ野郎共が!」
アナテマは目を真っ赤に染めてムーを睨みつける。
ムーはプルプルと震えながらもアナテマに向き合った。
【アナテマ様には一時でも僕を拾って貰って感謝してます。でも僕は本当の温もりをミヅキからもらった。だから僕のミヅキを傷つけさせない!】
ムーはアナテマに初めて楯突いた!
【ムー!!かっこいい!】
ムーの啖呵に私は後ろから抱きしめた。
【こいつ、喋れたと思ったら言いやがる】
シルバはそうは言いながらもおかしそうに笑っていた。
【まぁまぁ言うね!でもミヅキを守るのは僕達だからね】
シンクもムーを褒めている。
「そのクズから始末してやろうか…」
アナテマはムーの声がわからないようだが歯向かわれたのだけはわかったようだ。
自分よりも劣る存在の反抗に苛立たずにはいられなかった。
「あいつだけとりあえず生きてりゃいいか…」
アナテマは今度は闇魔法を練りだした。
ゾクッと背筋が寒くなる魔力にシルバの毛も逆立った。
【来るぞ!】
シルバとシンクにプルシアが私達の前に立つと防壁を張った。
私はムーとコハクを抱きしめてギュッと目を閉じてしまった。
《アナテマ、やめろ。そいつを連れてくるんだ》
「はっ!父上…」
アナテマは急に両手を下ろすと魔力を散らしてしまった。
「え、なに?」
何も起こらないことに私は目を開いてシルバの後ろから顔を覗かせて様子を確認する。
【わからんが急にやる気を無くした】
シルバ達はそれでも警戒を解かないでいるとアナテマがこちらを睨みつけた。
「父上からの呼び出しだ、すぐに用意しろ」
「父上?アナテマの?」
私がそう聞くとアナテマがさらに厳しい顔で睨みつけてくる。
「お前そんな事も忘れたのか!」
「そんな事…?」
アナテマが何に怒っているのかわからなくて眉をひそめて首を傾げる。
そんな私の様子に苛立ちながらアナテマは部屋の扉に手をかける。
「いいから着いてこい」
そう言って部屋を出ていった。
私達は顔を見合わせながら頷き合うとアナテマの後を追った。
私達が抱き合っているといつの間に現れたのかアナテマが部屋の中にいてこちらを嘲笑う様に見ていた。
「アナテマ…」
ムーをしっかりと抱きしめたままアナテマを睨みつける。
「契約が破棄されたから見に来てみれば、そいつの従魔になる事にしたんだ…本当にいいの?そいつ裏切り者だよ?」
アナテマが笑いながら私に聞いてきた。
腕の中のムーは小刻みに震えている…そんなムーを私は離さないようにしっかりと抱きしめ直した。
「ムーは私を裏切ったりしてないよ、そもそも私の従魔じゃないのに裏切れないでしょ。それどころか主人でもない私をずっと助けてくれてたんだよ?そんな信頼出来る子、従魔にしない方がおかしいよ」
ふんっ!とバカにするように笑い返してやった!
「こいつ…図に乗るなよ…」
アナテマはムーでは無くて私を睨みつけた。
「あなたの脅しなんて怖くない!シルバ達やムーがいるからね!」
べー!とアナテマに舌を出した。
「調子に乗りすぎだ」
アナテマは手を開いて私に向けるとそのまま火魔法を放った!
シンクとは違いなんだかドロドロとした炎に唖然として固まってしまう。
【ミヅキ!】
シルバとシンクが私の前に立ち魔法を受け止めようとすると…「プルプル!」ムーが腕の中で大きくなって私達に覆いかぶさった!
「ジュッ!」
水の蒸発するような音がして炎が消えると、ムーが元の大きさに戻っていた。
【ムーやるじゃないか】
【そんな事しなくても僕に炎は効かないのに…でもありがとう】
シルバとシンクには傷一つなく、もちろん私も熱さも感じなかった。
【ムーすごい!さすがだね】
「ふふ、見たー?私のムーってすごいでしょ」
唖然とするアナテマに勝ち誇ったように笑ってやった。
「いい加減にしろよ…ご主人様に楯突くなんてこのクズ野郎共が!」
アナテマは目を真っ赤に染めてムーを睨みつける。
ムーはプルプルと震えながらもアナテマに向き合った。
【アナテマ様には一時でも僕を拾って貰って感謝してます。でも僕は本当の温もりをミヅキからもらった。だから僕のミヅキを傷つけさせない!】
ムーはアナテマに初めて楯突いた!
【ムー!!かっこいい!】
ムーの啖呵に私は後ろから抱きしめた。
【こいつ、喋れたと思ったら言いやがる】
シルバはそうは言いながらもおかしそうに笑っていた。
【まぁまぁ言うね!でもミヅキを守るのは僕達だからね】
シンクもムーを褒めている。
「そのクズから始末してやろうか…」
アナテマはムーの声がわからないようだが歯向かわれたのだけはわかったようだ。
自分よりも劣る存在の反抗に苛立たずにはいられなかった。
「あいつだけとりあえず生きてりゃいいか…」
アナテマは今度は闇魔法を練りだした。
ゾクッと背筋が寒くなる魔力にシルバの毛も逆立った。
【来るぞ!】
シルバとシンクにプルシアが私達の前に立つと防壁を張った。
私はムーとコハクを抱きしめてギュッと目を閉じてしまった。
《アナテマ、やめろ。そいつを連れてくるんだ》
「はっ!父上…」
アナテマは急に両手を下ろすと魔力を散らしてしまった。
「え、なに?」
何も起こらないことに私は目を開いてシルバの後ろから顔を覗かせて様子を確認する。
【わからんが急にやる気を無くした】
シルバ達はそれでも警戒を解かないでいるとアナテマがこちらを睨みつけた。
「父上からの呼び出しだ、すぐに用意しろ」
「父上?アナテマの?」
私がそう聞くとアナテマがさらに厳しい顔で睨みつけてくる。
「お前そんな事も忘れたのか!」
「そんな事…?」
アナテマが何に怒っているのかわからなくて眉をひそめて首を傾げる。
そんな私の様子に苛立ちながらアナテマは部屋の扉に手をかける。
「いいから着いてこい」
そう言って部屋を出ていった。
私達は顔を見合わせながら頷き合うとアナテマの後を追った。
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