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「お父さん!また明日もここにきたい!」
男の子は銭湯が気に入ってくれたようでお父さんにお願いしていた。
「え、そりゃ俺だって来たいけど毎日は無理だな。今日は特別価格でこの値段らしいし、たまの贅沢になっちゃうな」
「そんなーふくちゃん達に会いたいのに…」
「うっ…」
小さい男の子が目をうるませてそんな可愛いことを言ってきたら思わずタダでいいからおいでと言いたくなってしまう。
でも一人それを許してしまうと次から次へとキリが無くなる。
こちらとしても商売だからとグッと我慢した。
「あ、あの…確かに少し高いですが商品と物々交換で入湯料金としても扱えますので…」
「物々交換?」
お父さんは興味があるようで顔をグイッと近づけてきた。
「こちらを…」
手書きのチラシをお父さんに渡した。
「うちでは薪でお湯をわかするんですよ、ですから薪をかなり使うんです。薪って結構高くて、ですからそれをキロ数で買い取って銭湯代に替えてもらおうと考えてます。まだ試行錯誤中ですが…」
「薪か…それなら仕事の合間に集めておけるかもしれない。どのくらいでいいんだ?」
「こちらの箱一杯に持ってきてくれればおひとり料金半額にします。他にも料理や食べ物など価格を判断して料金を値引きします」
「それなら…またすぐにでも来れそうだな!」
「僕も薪割り手伝うよ!」
男の子もやる気を見せて力こぶを作る、ぷにぷにの腕が可愛かった。
「ぜひ頑張っていい商品を持ってきて下さいね」
「うん!またねふくちゃん、まるちゃん!」
男の子はバイバイと手をふりながらお父さんと手を繋いで帰って行った。
「ふく達も招き猫役久しぶりだね。ご苦労さまでももう少し頑張ってね!これからまだまだお客さん来るからね」
「「にゃ」」
二匹は聞いてるのか興味無いのか返事をするとあくびをしながら目をつぶってしまった。
それからも銭湯には途絶えることなくお客さんがやってきた。
久しぶりに開店から閉店まで働き通しで終わった時にはみんなでお布団に倒れ込んだ。
「つ、疲れた~」
でもすごく気持ちいい疲れだ!
私は夢を見ることなくぐっすりと眠ってしまった。
「マキー朝ごはんよー」
「むー…」
お母さんの呼ぶ声に私は目をつぶったまま体だけ起こした。
ベッドの上で正座をする。
起きようと思っているのだが目が開かない…今日も忙しいくなるんだから早くご飯を食べておじいちゃんの手伝いをしないと…
まずはお風呂を洗ってシャンプーの補充…ってそれはしなくていいんだ!ラッキー!
「マキー!」
「ハッ!」
いつの間にかまた眠りについていた!
寝ながらお風呂を洗っていた。
私は気合いを入れ目を開けてようやく布団から抜け出した。
「マキ、早く食べて手伝いに行ってね」
「うん、お父さんとおじいちゃんはもう行ってるの?」
私は目の前に出されたオムレツにかぶりついた。
「ん?美味しいけどお母さんの味じゃない」
私はご飯の違和感に眉をひそめた。
「あらよくわかったわね。これね近所の奥さんがくれたの!代わりにお風呂のチケット渡したからね」
「へー!こっちのご飯も美味しいね!ってチケットってなによ」
「あれ?マキに言ってなかったっけ、物々交換だけどお金と交換だと面倒くさそうだし大変かと思ってチケット制にする事にしたのよ」
「なるほど、それはいいかも」
「ね!チケット一枚で100エーンになるからね」
「おっけー!わかった」
私はオムレツをかきこむと早速お風呂掃除に向かった!
男の子は銭湯が気に入ってくれたようでお父さんにお願いしていた。
「え、そりゃ俺だって来たいけど毎日は無理だな。今日は特別価格でこの値段らしいし、たまの贅沢になっちゃうな」
「そんなーふくちゃん達に会いたいのに…」
「うっ…」
小さい男の子が目をうるませてそんな可愛いことを言ってきたら思わずタダでいいからおいでと言いたくなってしまう。
でも一人それを許してしまうと次から次へとキリが無くなる。
こちらとしても商売だからとグッと我慢した。
「あ、あの…確かに少し高いですが商品と物々交換で入湯料金としても扱えますので…」
「物々交換?」
お父さんは興味があるようで顔をグイッと近づけてきた。
「こちらを…」
手書きのチラシをお父さんに渡した。
「うちでは薪でお湯をわかするんですよ、ですから薪をかなり使うんです。薪って結構高くて、ですからそれをキロ数で買い取って銭湯代に替えてもらおうと考えてます。まだ試行錯誤中ですが…」
「薪か…それなら仕事の合間に集めておけるかもしれない。どのくらいでいいんだ?」
「こちらの箱一杯に持ってきてくれればおひとり料金半額にします。他にも料理や食べ物など価格を判断して料金を値引きします」
「それなら…またすぐにでも来れそうだな!」
「僕も薪割り手伝うよ!」
男の子もやる気を見せて力こぶを作る、ぷにぷにの腕が可愛かった。
「ぜひ頑張っていい商品を持ってきて下さいね」
「うん!またねふくちゃん、まるちゃん!」
男の子はバイバイと手をふりながらお父さんと手を繋いで帰って行った。
「ふく達も招き猫役久しぶりだね。ご苦労さまでももう少し頑張ってね!これからまだまだお客さん来るからね」
「「にゃ」」
二匹は聞いてるのか興味無いのか返事をするとあくびをしながら目をつぶってしまった。
それからも銭湯には途絶えることなくお客さんがやってきた。
久しぶりに開店から閉店まで働き通しで終わった時にはみんなでお布団に倒れ込んだ。
「つ、疲れた~」
でもすごく気持ちいい疲れだ!
私は夢を見ることなくぐっすりと眠ってしまった。
「マキー朝ごはんよー」
「むー…」
お母さんの呼ぶ声に私は目をつぶったまま体だけ起こした。
ベッドの上で正座をする。
起きようと思っているのだが目が開かない…今日も忙しいくなるんだから早くご飯を食べておじいちゃんの手伝いをしないと…
まずはお風呂を洗ってシャンプーの補充…ってそれはしなくていいんだ!ラッキー!
「マキー!」
「ハッ!」
いつの間にかまた眠りについていた!
寝ながらお風呂を洗っていた。
私は気合いを入れ目を開けてようやく布団から抜け出した。
「マキ、早く食べて手伝いに行ってね」
「うん、お父さんとおじいちゃんはもう行ってるの?」
私は目の前に出されたオムレツにかぶりついた。
「ん?美味しいけどお母さんの味じゃない」
私はご飯の違和感に眉をひそめた。
「あらよくわかったわね。これね近所の奥さんがくれたの!代わりにお風呂のチケット渡したからね」
「へー!こっちのご飯も美味しいね!ってチケットってなによ」
「あれ?マキに言ってなかったっけ、物々交換だけどお金と交換だと面倒くさそうだし大変かと思ってチケット制にする事にしたのよ」
「なるほど、それはいいかも」
「ね!チケット一枚で100エーンになるからね」
「おっけー!わかった」
私はオムレツをかきこむと早速お風呂掃除に向かった!
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