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あぁー全然モテない。
何でこんなにモテないんだろう。
少女漫画の定番の相手の幼馴染は全くと言っていいほど私に興味などないし兄弟ってかんじだ。
部活の憧れの先輩はこの前食事に誘ってみたものの返事はない。
この前来た隣の席のイケメン転校生は私と目を合わせようともしない。最低限の挨拶だけだ。
私は昔から絶望的にモテないのだ。
小学生で好きになったサッカーの上手いあっくんは告白をした次の日に引っ越しちゃうし、中学校の時好きだった胡桃沢くんは何故か告白しようとしていた日に限って体調不良。
あまりにも恋愛運が無さすぎて最近では彼氏というものを諦めようとも思った。
「ねぇ、あおちゃん。私って何でモテないのかな。何でだと思う?それなりに清潔感はあるはずだし性格だってそこまで悪くはないと思うしさ。モテたいっていうか、ただ1人私のことが大好きな人と彼氏彼女になりたいだけだよ。いっつも一方的に私だけ好きになって一方的にアタックしてその末恋が始まった試しがないって悲しすぎるでしょ!」
机をバンっと叩きながらあおちゃんに熱弁するがチョコを食べながらめんどくさそうに聞いていた。
「千里、焦っても仕方がないよ。案外アンタのことが好きな人は近くにいるかもよ。」
ジト目で私をみながらあおちゃんはゆっくり立ち上がった。
「そろそろ私部活に行ってくるから、じゃあね。」
あおちゃんはひらひらと手を振って行ってしまった。
はぁ。このままだとおばあちゃんになっても独り身だよ。私は特別じゃなくてただ平凡な恋愛をしたいと願ってるだけなのに何で叶わないんだろう。
窓に映った自分の顔を観察してみる。幼い頃から可愛い可愛いと言われて育ってきたが世の中には自分よりも可愛くて綺麗な人がいることはわかってるし自分の顔も性格も平凡だって知ってる。わかってるけど恋愛くらいしたいじゃないか。
ぼーっとしてると窓越しに最近転向してきた藤井くんと目が合う。藤井くんは恐ろしいほどイケメンでまつ毛なんか私の倍もある。白い肌に真っ黒な髪、端正な顔立ちをしている。初めて見た時は美しすぎて絶句してしまったのを覚えている。そんな藤木くんと目が合ったらドキドキするに決まってる。
藤井くんも私と目が合ったことに一瞬驚いていたようだけどすぐに視線を逸らして何事もなかったかのように教室から出て行ってしまった。
向こうは国宝級のイケメンで一方の私は平々凡々で気にも止めない存在だということは分かってはいるけれど私だけドキドキするのはなんだか悔しい。
絶対私の顔をみた途端教室から出て行った!
どういうこと?そんなに私と目が合ったの嫌だったかな?
普段は必ずと言っていいほど藤井くんは遅くまで教室に残って寝ているため先生からは教室の鍵を預かって閉める係に任命されるほどだ。
そんな藤井くんがわざわざ起きてどっか行くなんて。
もうさっさと帰ってゲームでもしよう。
日頃の悩みを無くすにはゲームが1番だ。
私の推しゲーム会社CSTから発売されている新作乙女ゲーが今の私の1番の楽しみだ。
このゲーム会社が作るゲームはハズレがなくて毎回ハマっている。
早くも続編を開発中らしいから早くやらなきゃ。
家に帰るとお父さんと幼馴染が和気藹々と話していた。
「千里おかえりなさい。」
「ちいちゃんおかえり~。」
「ただいまー。お父さんまだお仕事の時間のはずでしょ。家が好きだからって仕事に行かないと本当にクビになっちゃうよ。それにゆうくんはバスケの部活はどうしたの?顧問の先生が探してたよ。」
「千里がパパの心配をしてくれてる!!可愛い!パパは愛娘が悲しむことは絶対にしないと決めているから仕事をクビになることなんてないさ!!!それにパパはこう見えてとっても優秀なんだぞ!」
「はいはい。わかったよ。それでゆうくんは?」
「俺?俺はちぃちゃんの帰りを待ってた!部活は今日手を怪我したから休むって連絡してある。暇だし今からゲームでもしようぜ。」
テーピングされてある手の中にゲーム機をもっている。ゆうくんは準備周到だ。
「なに?ゲームだと!パパもする!!!」
「いえ、このゲームは若者用で技とかコツがいるんで、さっさとお義父さんは仕事に行ってください。」
「なに!!!君は千里の幼馴染だからって少々図に乗ってるんじゃないのかい?千里、パパと一緒に今からドライブに行こう!こんなクソガキと一緒にゲームをやったって時間の無駄だ!」
「ちぃちゃんは俺と一緒にこの新作ゲームやる予定なんで大人は大人らしく馬車馬のように働いて下さい。」
なんだか2人の間に火花が散ってる気がする。
今日はいつもに増してめんどくさい。
「2人とも!今日は私は部屋で、1人でゲームするから!お互いそれぞれやってて!!!」
急いで部屋に駆け込む。
ちょっと強く言いすぎちゃったかな。
喧嘩するほど仲がいいとは言うが喧嘩は気持ちのいいものではない。
スマホの恋愛シュミレーションアプリゲームを起動する。
はぁ。やっぱりシュウ様が1番かっこいい。2次元は最高だよ。甘い言葉で囁いてくれるしなにより私も恋愛できる!現実では恋愛ができないなら2次元でするべし!
何でこんなにモテないんだろう。
少女漫画の定番の相手の幼馴染は全くと言っていいほど私に興味などないし兄弟ってかんじだ。
部活の憧れの先輩はこの前食事に誘ってみたものの返事はない。
この前来た隣の席のイケメン転校生は私と目を合わせようともしない。最低限の挨拶だけだ。
私は昔から絶望的にモテないのだ。
小学生で好きになったサッカーの上手いあっくんは告白をした次の日に引っ越しちゃうし、中学校の時好きだった胡桃沢くんは何故か告白しようとしていた日に限って体調不良。
あまりにも恋愛運が無さすぎて最近では彼氏というものを諦めようとも思った。
「ねぇ、あおちゃん。私って何でモテないのかな。何でだと思う?それなりに清潔感はあるはずだし性格だってそこまで悪くはないと思うしさ。モテたいっていうか、ただ1人私のことが大好きな人と彼氏彼女になりたいだけだよ。いっつも一方的に私だけ好きになって一方的にアタックしてその末恋が始まった試しがないって悲しすぎるでしょ!」
机をバンっと叩きながらあおちゃんに熱弁するがチョコを食べながらめんどくさそうに聞いていた。
「千里、焦っても仕方がないよ。案外アンタのことが好きな人は近くにいるかもよ。」
ジト目で私をみながらあおちゃんはゆっくり立ち上がった。
「そろそろ私部活に行ってくるから、じゃあね。」
あおちゃんはひらひらと手を振って行ってしまった。
はぁ。このままだとおばあちゃんになっても独り身だよ。私は特別じゃなくてただ平凡な恋愛をしたいと願ってるだけなのに何で叶わないんだろう。
窓に映った自分の顔を観察してみる。幼い頃から可愛い可愛いと言われて育ってきたが世の中には自分よりも可愛くて綺麗な人がいることはわかってるし自分の顔も性格も平凡だって知ってる。わかってるけど恋愛くらいしたいじゃないか。
ぼーっとしてると窓越しに最近転向してきた藤井くんと目が合う。藤井くんは恐ろしいほどイケメンでまつ毛なんか私の倍もある。白い肌に真っ黒な髪、端正な顔立ちをしている。初めて見た時は美しすぎて絶句してしまったのを覚えている。そんな藤木くんと目が合ったらドキドキするに決まってる。
藤井くんも私と目が合ったことに一瞬驚いていたようだけどすぐに視線を逸らして何事もなかったかのように教室から出て行ってしまった。
向こうは国宝級のイケメンで一方の私は平々凡々で気にも止めない存在だということは分かってはいるけれど私だけドキドキするのはなんだか悔しい。
絶対私の顔をみた途端教室から出て行った!
どういうこと?そんなに私と目が合ったの嫌だったかな?
普段は必ずと言っていいほど藤井くんは遅くまで教室に残って寝ているため先生からは教室の鍵を預かって閉める係に任命されるほどだ。
そんな藤井くんがわざわざ起きてどっか行くなんて。
もうさっさと帰ってゲームでもしよう。
日頃の悩みを無くすにはゲームが1番だ。
私の推しゲーム会社CSTから発売されている新作乙女ゲーが今の私の1番の楽しみだ。
このゲーム会社が作るゲームはハズレがなくて毎回ハマっている。
早くも続編を開発中らしいから早くやらなきゃ。
家に帰るとお父さんと幼馴染が和気藹々と話していた。
「千里おかえりなさい。」
「ちいちゃんおかえり~。」
「ただいまー。お父さんまだお仕事の時間のはずでしょ。家が好きだからって仕事に行かないと本当にクビになっちゃうよ。それにゆうくんはバスケの部活はどうしたの?顧問の先生が探してたよ。」
「千里がパパの心配をしてくれてる!!可愛い!パパは愛娘が悲しむことは絶対にしないと決めているから仕事をクビになることなんてないさ!!!それにパパはこう見えてとっても優秀なんだぞ!」
「はいはい。わかったよ。それでゆうくんは?」
「俺?俺はちぃちゃんの帰りを待ってた!部活は今日手を怪我したから休むって連絡してある。暇だし今からゲームでもしようぜ。」
テーピングされてある手の中にゲーム機をもっている。ゆうくんは準備周到だ。
「なに?ゲームだと!パパもする!!!」
「いえ、このゲームは若者用で技とかコツがいるんで、さっさとお義父さんは仕事に行ってください。」
「なに!!!君は千里の幼馴染だからって少々図に乗ってるんじゃないのかい?千里、パパと一緒に今からドライブに行こう!こんなクソガキと一緒にゲームをやったって時間の無駄だ!」
「ちぃちゃんは俺と一緒にこの新作ゲームやる予定なんで大人は大人らしく馬車馬のように働いて下さい。」
なんだか2人の間に火花が散ってる気がする。
今日はいつもに増してめんどくさい。
「2人とも!今日は私は部屋で、1人でゲームするから!お互いそれぞれやってて!!!」
急いで部屋に駆け込む。
ちょっと強く言いすぎちゃったかな。
喧嘩するほど仲がいいとは言うが喧嘩は気持ちのいいものではない。
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