車いすの少女が異世界に行ったら大変な事になりました

＝＝＝＝＝＝＝＝第七章＝＝＝＝＝＝＝＝

＝＝＝＝＝アマリリス視点②＝＝＝＝

さあ二日目だわ絶対にあの女に勝ってやるわ
そろそろ観客が入っている頃ね今回は演目を少し過激なものに変更したわこれなら必ず観客を喜ばせられるはずだわ会場の入りはどうかしら何よ何でこんなに少ないの信じられないこうなったら私が変装して乗り込んで文句を言ってやるわさあ私はそんなに簡単に騙されたりしない

「お帰りなさいませお嬢様どうぞお席へ」

「こちらメニューなりますお嬢様」

「それじゃあプリンと紅茶をお願いするわ」

「かしこまりましたお嬢様お待ちください」

なんなのこの接客は皆同じだわどう見ても平民もいるのにお嬢様こんな接客をするなんてこれはまるで劇のようだわ考えたわねこんな接客されれば誰でも嫌な気持ちはしないわやられたわ

「お嬢様おまたせしました。クリームをおつけできますがいかがいたしますか」

「ならお願いするわ」「はいかしこまりました」

「お嬢様紅茶もお入れいたします。どうぞごゆっくりおくつろぎください」

やられたわこれじゃあ観客を取られて当たり前じゃないこうなったらちからずくで何とかするしかないわねさあそろそろ帰りましょうか

「行ってらっしゃいませお嬢様お帰りお待ちしております」　　

最後まで徹底してるわね。さてどうしょうかしらあらあれは評判の悪い貴族の次男よね名前なんか知らないけどそうだあの男をつかえばいい

「あのお兄さん向こうでメイドさんの格好をした女の子達がいろいろ奉仕してくれるわ」

「本当かありがとう今から行ってくる」

ふふ男ってバカね。あんなに喜んでさかりのついた犬みたいこれであの店はお終いね。さあ戻りましょあんな女少し痛い目を見ればいいのよ見てなさいヴィオレット