天使な狼、悪魔な羊

駿馬

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第21章 ある国の終焉

13.若き王と白い鳥

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■■■前書き■■■
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今回のお話はポルペアの筆頭将軍ジルヘイド視点から始まり、◆からディスコーニ視点になります。
■■■■■■■■■

「まもなくこちらに到着されます」

駆け込んできた文官がそう言うと、庭園内の全員が緊張の面持ちになった。昨日から始まった茶会だが、ほとんどの国が短い雑談程度で終わるような状態で、本題に入ることもままならなかったと聞いている。それは2日目の今日も同じで、我が国の前に10カ国ほど予定されていたのに、あっという間に順番が回ってきた。シェニカ様は、まともな会話もままならないような不機嫌な状態なのだろうか。隣にいる陛下も同じように考えているようで、小さなため息が聞こえてきた。


「陛下、大丈夫ですか?」

「シェニカ様に何と言われようと受け止める覚悟は出来ているんだけど…。やっぱり気が重いね」

「許していただけなくても当然のことですが、何もしないわけにもいきません。顔を合わせてくれるだけで十分すぎるほどです。無理に祝賀の招待状を渡そうとしなくても問題ありません」

シェニカ様に災難を降りかからせてしまった当時、お尋ね者の我々と幽閉中だった陛下で何が出来たのか正直分からない。しかしそれを理由にして申し開きできるわけでもない。特に陛下はサジェルネ殿下と血の繋がりがある以上、毛嫌いされても仕方がない。どのような茶会になるのか分からないが、穏やかに終わることはないだろう。しかし、謝罪の気持ちだけでも伝わればと願うしかない。


華々しい茶会の場にふさわしくない重苦しい空気が流れる中、シェニカ様が庭園内に入ってきた。シェニカ様の視線が自分とかち合った時、彼女は弾けるような笑顔を向けてくださった。

「ジルヘイド様、おひさしぶりです。お元気でしたか?」
「はい、シェニカ様のおかげで、私を含め仲間たちも大きな怪我や病気もなく元気にしております」

こちらの心配は杞憂だったかのような親しみのある様子に嬉しさを感じていると、シェニカ様は緊張した面持ちの陛下に視線を向け、にっこりとした表情を浮かべられた。


「エルシード陛下。おひさしぶりです。お元気でしたか?」
「たった1度挨拶をしただけの私のことを、覚えていただけているなんて…。光栄です」

シェニカ様は陛下にも親しみのある様子で声をかけられた。自分が知る限り陛下とシェニカ様との接点といえば、父王がご存命の際に開かれた茶会だけだったはず。それも挨拶だけで雑談すらしていないと聞いていたし、陛下からも同様に聞いていたが…。この様子だと他にもあったのだろうか。
警備にあたっているディスコーニもシェニカ様と陛下の関係に興味があるようで、纏う空気がわずかに変化した。


「シェニカ様には無償で治療を施していただいた多大な恩があるにも関わらず、恩を仇で返す、筆舌に尽くし難い思いをさせてしまいました。この度は誠に申し訳ありませんでした」

再度緊張に顔を強張らせた陛下がそう言うと、自分を含めた全員が身体を90度に折った。


「顔をあげてください。座ってお話ししませんか」

シェニカ様のお言葉に甘え、陛下と自分、大臣は顔を上げて静かに座った。すぐに紅茶と焼き菓子が運ばれてきたが、シェニカ様はそれらには手を伸ばさなかった。有無をいわさぬ空気から不穏な感じかと思いきや、彼女の表情は穏やかなままだ。


「陛下が仰っているのは、リズソームでの一件のことですよね」

「はい。何があったのかという概要は、我が国の神殿関係者が他国の神殿へ報告を行なってしまったため、他国の知ることとなってしまいました。具体的な内容の報告を受けたのは、私とジルヘイド、宰相の3人のみで、具体的な情報を知る当事者、関係者らは全員極刑に処し、口外されることがないよう徹底しております。誠に、誠に申し訳ございません」

陛下と同時にみなで頭を下げると、シェニカ様は再び頭を上げるよう仰られた。


「あの時のことは、陛下やジルヘイド様たちの及ばないところで行われたことだと知っています。関係者を処断し、詳細が広まらないように徹底していただけたのなら十分です」

「私の力が及ばず本当に申し訳ありません。シェニカ様に償いを行いたいのですが、金銭では失礼に当たる可能性もあり…。かといって何が良いのか考えても思い浮かばず…。どのようなものでも構いません。何か望みがありましたら、お聞かせ願えないでしょうか」

「お気持ちだけで十分です。それに、陛下には助けてもらいましたので、そのお礼ということでお考え下さい」

「助けたお礼、ですか…?」

シェニカ様はそう言ったが、陛下がシェニカ様を助けたというのは初めて聞いたし、肝心の陛下も何のことだか思い当たっていないようだ。そのことにシェニカ様は気を悪くする様子はなく、陛下に微笑を浮かべられた。


「マードリアの時代、私が出席した茶会に陛下も同席されたのを覚えていらっしゃいますか?」

「はい。もちろんです」

「その時、当時の王太子殿下がお茶に薬を混入していたのですが、私が飲む直前、陛下は強張った顔で首を横に振って、飲むなと教えてくださいました。陛下の合図のおかげで、私は自分でお茶に浄化の魔法をかけて難を乗り切ることが出来ました。あの時はありがとうございました」

シェニカ様はそう言って丁寧に頭を下げられた。サジェルネ殿下が薬を盛ったというのは当時報告を受けたものの、陛下がそのようなことをしていたというのは初耳だった。しかし、サジェルネ殿下の狼藉を止めた直後、涙を拭ったシェニカ様の『エルシード殿下は良い方ですね』と言っていた意味が、こういうことだったのかとようやく合点がいった。陛下はシェニカ様に恩を売るなど考えず、自然に取った行動だったと思う。サジェルネ殿下の愚行が、まさか陛下への好印象に繋がっていようとは…。


「リズソームの件は、しっかり処断されて、口外されないよう対処されているのならもう十分です。なのでこの件は終わりにしましょう」

シェニカ様はそう言うと、申し訳なさそうにする陛下に「ね?」と訴えるような笑顔を浮かべた。


「それよりも。ポルペアの建国、おめでとうございます」

「ありがとうございます。シェニカ様に助けていただいたおかげです。本当に感謝しかございません」
「あの時の、約束のお礼をさせてください」

自分が約束を果たそうと申し出ると、シェニカ様は静かに首を横に振った。


「お礼は不要です。皆さんの元気なお顔が見れただけで十分です」

「恩人であるシェニカ様にご迷惑をおかけした上にお礼も出来ないなど、我が国は恥知らずと言われても否定出来ません。今でなくても構いませんので、遠慮せず、どうかご要望をお聞かせください」

「分かりました。では何かお願いしたい時が来たら、その時はお言葉に甘えさせていただきます」

シェニカ様は困ったような微笑を浮かべると、ようやく紅茶を一口飲んだ。


「前回マードリアに行った時、街の人から農作地が荒れていると聞きましたが、もう美味しいお野菜は食べられないのでしょうか」

「一度は荒れてしまった田畑ですが、皆が精を出して栽培に励んでいます。シェニカ様がお越しになった時は、またお出し出来ると思います。ちなみに、どの街の料理がお気に召しましたか?」

シェニカ様は自分や陛下と面識があるからか、聞き及ぶ他国の茶会と違って、とても親しげで友好的な様子だ。シェニカ様が許して下さったのは良かったが、ちゃんと礼をしなければ本当に気が済まない。シェニカ様からどんな要望があっても叶えられるよう、国を建て直していかなければ。


「陛下は野菜作りが好きなんですか?」

「幽閉中に良い思い出はなかったのですが、厳しい環境でも力強く育つ野菜に希望をもらっていたので、今でも土いじりが好きなんです。王宮の裏庭に畑を作ったのですが、種を蒔いても芽が出なかったので、土壌改良を行っている最中なんです。
最近では我が国で温泉が湧いたのです。整備が終わりましたら是非お越しください」

「温泉が湧いたんですか!」

温泉と聞いた瞬間、シェニカ様の目がカッと見開かれた。この反応を見るに、どうやら温泉が好きなようだ。


「はい。ゆったり過ごせるように、プライベートが確保できる宿を建築中です」

「整備が終わったら、温泉地に遊びに行かせてもらってもいいでしょうか」

「もちろんです!シェニカ様は温泉がお好きですか?」

「はい。大好きです。ゆったり出来るのがいいですよね。陛下はもう温泉に行かれたんですか?」

「温泉が湧いたと聞いた直後に視察と称して行ってみました。温度もちょうどよくて、とても気持ちが良かったです。そのあとは、特産の魚と山菜を使った料理を食べたのですが、とても美味しかったのでシェニカ様にも召し上がって頂きたいです」

「山菜とお魚料理ですか!是非食べたいです!どんなお料理だったんですか?」

「山菜は天ぷら、煮浸し、混ぜご飯などが好評でしたが、私は香りの強い山菜を練り込んだ肉団子、魚を1匹丸ごと入れて作る炊き込みご飯が大好きになりました」

「わぁ~!いいですね!是非とも食べてみたいです」

陛下の奥手はなかなか治らず、女性と話す時は自分や周囲の者がフォローする状態だったが、シェニカ様はほぼ初対面の女性であるにも関わらず自然体で喋っている。しかも、会話が続くごとに2人とも次第に丁寧ながらも砕けた口調になってきた。関係構築には良い傾向だと思いつつも、なぜシェニカ様相手にこれが出来て、令嬢たちには出来ないのだろうか。


「鶏糞や牛糞を土壌改良に使うんですか!」

「ですです!実家の畑でもやってましたし、他国でも同じように土壌改良や肥料に使っていましたよ。でも作る野菜の種類でどのフンを使うか、というのがあるらしいので、そこは詳しい方に聞いた方がいいと思います」

「そうなんですね!勉強になります!ちなみにシェニカ様のご実家ではどんなお野菜を作ってましたか?」

「うちの畑ではニンジンや豆類が多かったですね。毛虫が発生しやすいけど味は絶品のマリス豆のお世話は私の仕事だったんです。毛虫をきれいに取っても次の日には発生するから、大変だったんですけど。懐かしいなぁ」

2人の会話を注意深く聞いていると、会話の内容が農作物ばかりであることに気付いた。もしかして、陛下は農作物の話なら女性と普通に話が出来るのではないかと思ったが、農作物の知識が豊富な令嬢なんていただろうか。今度探してみなければと思っている自分に対し、この場に同席している大臣はこのままシェニカ様といい感じにならないだろうか、と思っているようだ。シェニカ様にはすでに『赤い悪魔』とディスコーニという相手がいる。陛下は国王という身分はあるが、それ以外に2人に勝てる要素が見つからないし、農作物の話題だけではとても無理だろう。恋愛感情抜きにシェニカ様が陛下と親しくなってくれたらいいな、と思うくらいで、それ以上を求めるのは強欲の極みだ。大臣にはこの後しっかり釘をさしておかなければ。




「あ!指輪をされているというこは、ジルヘイド様はご結婚なさったのですね!おめでとうございます」
「ありがとうございます」

ジルヘイドも時折話に加わるものの、シェニカが主に話す相手は国王のままだ。この国王はマードリア時代には表舞台に出てこなかった上に、幽閉されていたことから外交経験も政治経験も乏しいと考える謎の人物だったが…。一度しか会ってないのに、シェニカとこれだけ話せる人物となると、今後彼の存在は大きくなりそうだ。
ウィニストラはサザベルと国境を接することになるから、同じく隣国になるポルペアとの関係は良好なものにしておきたい。そのためにも新しい国王のことを知りたかったが、事前情報が不足している上に、フェアニーブでは「国王として頼りない」「傀儡にすぎない」などの悪い噂しか聞こえてこなかった。実際目にしてみれば確かに国王らしい威厳は備わっていないし、経験不足もある気はするが、良い意味で貴族社会に染まりきっておらずシェニカと気が合うようだ。おそらく我が国の国王陛下やファーナストラ殿下とも相性は悪くないと思うから、フェアニーブにいる間に会談を申し込むよう進言しよう。


「あ、そうだ。建国祝賀の招待状です。今回の尋問手続きの影響で1、2ヶ月ほど後に変更になる可能性が高いのですが、もしよければ出席していただけないでしょうか」
「建国をお祝いしたいので、是非出席させてください」

シェニカは招待状を受け取ると、一瞬迷ったようだったがすぐに返事をした。先日のウィニストラでの晩餐会を除けば、彼女が国の行事に招待され参加するのは初めてのことではないだろうか。帰国後に行われる戦勝祝賀行事も、自分が誘ったら出席してくれるだろうか。その時は、エスコートさせてくれるだろうか。


「ありがとうございます!恩人のシェニカ様に出席して頂けるなんて…。本当に嬉しいです」

「陛下、カケラの交換をお願いしてもいいでしょうか。日程が改めて決まったら教えて下さい」

「もちろんです!」

「ジルヘイド様もお願いしても良いでしょうか」

「私も…良いのですか?」

「もちろんです」

シェニカはそう言うと国王とジルヘイドの2人とカケラを交換した。いくら彼女の考えが変わったとしても、警戒心が強いのは変わらないから、筆頭将軍であるジルヘイドともカケラの交換を希望するのは意外だった。だが、ジルヘイドは軍内部だけでなく王宮内にも人望があり、理性的で話が通じる人物だから、関わりがあったのなら彼女が好印象を抱くのも頷ける。彼女にとって心強い味方が増えてくれればいいなと思った瞬間、それなら我が国の筆頭将軍であるバルジアラ様ともカケラの交換を、という考えがよぎったが…。あの方が余計なことをする未来しか見えなくて、その考えを綺麗に一掃した。
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