天使な狼、悪魔な羊

駿馬

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第21章 ある国の終焉

6.消された大罪人

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■■■前書き■■■
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もう1月の半ばではありますが。あけましておめでとうございます。m(_ _)m
2025年が皆様にとって良い年になりますよう、心よりお祈りしています。

今回のお話は第三者視点のお話です。
■■■■■■■■■

「殿下!バルジアラ様!!大変です!」

「なんだ騒々しい。少し落ち着け」

「地下牢にいた4人の『白い渡り鳥』様が死亡!トラント大使がトラント国王を殺して死亡したと、議長から連絡が来ました!」

フェアニーブにいる文官が慌てて公邸に戻ると、ダイニングルームで昼食を食べていたバルジアラたちに報告した。すると、その内容に驚いた全員が顔を見合わせ、一瞬で張り詰めた空気になった。


「大使がトラント国王を殺して死んだ?4人の『白い渡り鳥』様が死亡?どういうことだ?フェアニーブに戻るぞ!ディスコーニにも知らせ、シェニカ様の警備を厳重にしたうえでフェアニーブへ向かえと伝えろ!」

4人の『白い渡り鳥』、トラント国王と大使の死亡が各国に知らされると、予定時刻の前にも関わらず議場には全員が集まった。シェニカや各国の代表者が困惑した表情を浮かべる中、議長席に座る議長はガンガンガンと木搥を打ち鳴らした。


「急なお呼び立てとなり申し訳ありませんが、先程、地下牢にいた4人の『白い渡り鳥』様が殺害され、トラント大使がトラント国王陛下を殺害し、直後に死亡するという事件が起きました。
事態の混乱はまだ収まっていませんが、少しでも詳細な情報が欲しいというのは皆さん同じと思いますので、これより関係者に尋問を行います。『白い渡り鳥』様の治療にあった白魔導士、『白い渡り鳥』様の異変に気付いた衛兵。トラント国文官2名、トラント国王陛下及び大使死亡時に居合わせたウェルニ筆頭事務官と衛兵、国王陛下と大使の治療に当たった白魔道士に証言をして頂きます。これから呼び出す者は前に出てきて、宣誓を行なって下さい」

すでに議長席の真下にある椅子に座っていた7人は、順番に立ち上がって宣誓文を読み上げた。


「ではまず。4人の『白い渡り鳥』様の治療にあったネイダス国籍のローラ・タルット、証言を行って下さい」

「地下1階にある白魔道士控室で待機していたところ、衛兵が飛び込んできて、トラント国王陛下が刺されたので、すぐに来てくださいと言われたので、後で証言することになるレイ・オチェアと共に檻房へ向かいました。レイと共にトラント国王陛下の檻房に入ろうとすると、通路の奥からやってきた別の衛兵に、ハニアベル様の呼吸と心臓が止まっているから、至急来て欲しいと言われたので、国王陛下の治療はレイに任せ、私は『白い渡り鳥』様の檻房がある西ブロックへ向かいました。
檻房に入ってすぐハニアベル様の治療を開始しましたが、ネルティアという主に暗殺や安楽死に使われる毒により、すでに死亡していることを確認しました。その直後、他の『白い渡り鳥』様たちも息をしていないと聞いたので、すぐに檻房へ向かいましたが、4人とも同じ原因で死亡していました。毒は4人とも食事のスープに混入されていました」

「ネルティアとはどのような毒ですか」

「雪が降り積もるような寒冷地に住むシロガラスという鳥が分泌する毒で、飲ませるとすぐに意識がなくなり、数分後には心臓が止まります。
4人の『白い渡り鳥』様はご高齢が影響し、摂取後まもなく心臓が止まったと思います」

「治療法はありますか?」

「心臓が止まるまでの間に解毒薬を服薬するか、上級の解毒魔法で治療出来れば助かります」

「では次に。4人の『白い渡り鳥』様の檻房を監視していた責任者であり、第一発見者であるロスカエナ国籍の衛兵アンドルー・ハンス。証言を行って下さい」

「まず、地下牢は東西南北の4つのブロックに区分けされており、4人の『白い渡り鳥』様は西、トラント国王陛下は東の檻房に収監されておりました。本日の西ブロックの責任者であった私は、午前の部が終了したあと、4人の『白い渡り鳥』様に食事を行うよう命じました。
巡回していると別のブロックから騒ぐ声が聞こえてきたため、一緒に巡回していた衛兵1名を状況の把握と鎮圧のために向かわせました。その間、西の檻房を巡回していると、ハニアベル様の手がぶらんと垂れ下がり、動きが止まっていることに気付きました。食事を終えたと思ったので、下膳しようと牢に入ると、穏やかに目を閉じていたので、眠っているのだと思いました。食事が途中だったので、起こそうと肩を揺すったり、頬を軽く叩いてみましたが意識は戻りませんでした。脈を測ったところ心臓と呼吸が止まっていることに気付いたので、もう1名の衛兵に白魔道士を呼びに行かせました。巡回していたもう1チームがやってきたため、その場を任せて、私はルーティン様、メファロ様、ムド様の檻房を確認しましたが、同じような状態でした」

「牢の鍵はかかった状態でしたか?」

「はい。すべて施錠されている状態でした。どの檻房も入り口は一ヶ所のみで、房内に細工をされないよう毎日全員の檻房を変え、内部に異常がないことを確認しています」

「毒はどのようにして混入されたと思いますか」

「今回の食事を作ったのはスーランで、檻房にいる全員に同じものが提供されています。毒が混入されていたのは4人の『白い渡り鳥』様の食事のみで、トラント国王陛下を含め、他の者に提供した食事に毒は盛られていませんでした。
地下牢内は3人1組のチームを2つ作って巡回しておりますし、檻房は常に施錠されている状態のため、外部から侵入して毒を盛ることは難しいと思います。どのように混入されたかは見当がつきません」

「牢の鍵は誰が管理していますか?」

「東西南北の4つの檻房の責任者が、それぞれのブロックの鍵を管理しております」

「警備する国はどのように決められていますか」

「地下牢の警備は毎朝くじ引きで12カ国選ばれます。その12カ国でくじ引きを行い、4つのグループの組み合わせ、各グループの責任者を決めています」

「本日の警備はどの国が担っていましたか」

「北ブロックはジナ、ビルエステル、イェミナ。東はユッコード、サンダラエス、ドーレア。南はキジュベット、ラスゴー、ホルド。西はポルペア、ロスカエナ、チザンドです。責任者は北はイェミナ、東はユッコード、南はラスゴー、西はロスカエナでした」

「4人の『白い渡り鳥』様の食事を毒味したのは誰ですか?またどうやって担当を決めましたか」

「毒味は予め決まった当番表に基づいて行っております。ハニアベル様はロスカエナ。ルーティン様はミルビナ。メファロ様はウィニストラ。ムド様はチャイドが行なっていました。
毒味が終了した食事は、各ブロックの衛兵が受け取って各檻房へ配膳しておりますが、4人の『白い渡り鳥』とトラント国王陛下は、今回の続きにおいて最重要人物であるため、各ブロックの責任者が配膳していました。具体的に言いますと、私がハニアベル様。北ブロックの責任者がルーティン様。東ブロックの責任者がメファロ様。南ブロックの責任者がムド様とトラント国王陛下に配膳しております」

「不審者、普段入ってこない者が地下牢に入ってきませんでしたか」

「おりませんでした」

「地下牢を警備している衛兵の中に、4人の『白い渡り鳥』様を手にかけた犯人がいる可能性はありますか」

「可能性はあると思いますが、国籍の違う衛兵が1つのグループを作り行動を共にするという、互いが互いを監視し合っている状態ですので、決して容易なことではありません」

「分かりました。では次の尋問を行います。トラント国の文官シェール・カニー。同国文官ケルヒ・ジャルファ、証言を行なって下さい」

「私たちは午前の部が終わると、すぐにサルマ様と共にフェアニーブ内の執務室に向かいました。サルマ様は、軽食もあまり召し上がれないほど陛下の大罪の告白に衝撃を受けられていましたが、少し仮眠するとおっしゃったので、我々は部屋を出ました。その時はいつもより疲れていらっしゃるくらいで、おかしな様子は何もありませんでした。サルマ様が国王陛下を殺害する動機はありません!」
「強制催眠で操られたとか、脅されたとか、何か陰謀に巻き込まれたに違いありません!」

「落ち着いて下さい」

議長が木縋を打ち鳴らすと、文官2人はバツの悪そうな表情で押し黙った。


「2人が最後に大使に会った時、疲れが見られる程度で、特に異変はなかったということですね。午前の部が終了した後、大使とはどのような会話をしましたか」

「今後の身の振り方を少しお話ししたくらいです」

「これまでにトラント国王陛下への恨みを抱いている様子はありましたか」

「いいえ、ありません」
「私たちを含め、サルマ様も国王陛下へは尊敬と畏敬の念しか抱いておりませんでした」

「では次に。大使と共に地下牢へ向かったウェルニ筆頭書記官、証言して下さい」

「私が大使に書簡を届けに行くと、ちょうど大使が執務室から出て来られたところでした。声かけると、真剣な表情で国王陛下のネームタグを確認しに行かねばとおっしゃるので、地下牢にいる国王陛下は偽物にすり替わっているのかと思い、大使と共に地下牢へ行きました。大使がネームタグを確認したところ、大使は懐から手帳とガラスペンを取り出しました。手帳に何か書くのかと思ったら、『すべてはここに書いてあります』と言って、手帳を床に落とした瞬間、ガラスペンで国王の喉元を突き刺したのです」

「大使が落とした手帳には、何が書いてありましたか」

「読み上げます。『強制催眠下であのようにはっきりと大罪を認めれば、もはや議決を待つ必要はない。これまで陛下を尊敬し、敬愛してきたが、自身の罪を認め、生命を持って贖う気概もなく、あろうことか世界中の国の眼前で苦しい言い訳を連ねようとする姿を見て、なんという恥晒しであろうかという、軽蔑の気持ちが強く湧き上がっている。
これから陛下は各国から質問責めにあう。本来なら秘匿すべき情報も明らかにされてしまうのは国の失墜を意味し、伝統あるトラントの代表として大使の任を仰せつかった私には耐え難い屈辱だ。これ以上恥が上塗りされないように、歴代の素晴らしいトラント王たちの顔を立てるためにも、国の代表として選ばれた私が終わらせなければならない。国王陛下の殺害という許されぬ行為は、私の愛国心の表れだと分かって頂きたい』と書いてあります。証拠品として、議長に提出致します」

「ウェルニ筆頭事務官から見て、トラント大使にいつもと違う様子はありましたか」

「概ね普段と変わらないご様子だと思いましたが、敢えて言うなら口数が少ないと感じた程度でした。しかし、それも疲れがピークに達しているだけかと思っていたので、まさか陛下を手にかけるとは思ってもみませんでした」

「では次に。ウェルニ筆頭事務官及びトラント大使と共に檻房へ入り、大使を取り押さえたユッコード国籍の衛兵レクタール・バッファ、証言を行なって下さい」

「ウェルニ筆頭書記官とトラント大使が地下牢にいらした時、困惑した様子の筆頭書記官とは対照的に、大使はトラント国王陛下を真っ直ぐに見据えていました。大使が地下牢に来られてからガラスペンを国王陛下の喉元に突き刺した後まで、一貫して大使から国王陛下への殺意は感じませんでした」

「殺意を感じる場合は、どのような変化があるのですか?」

「他者へ危害を与えようとする時には、目つきが変わる、視線や表情、纏う空気にわずかでも変化が起きるなど、何かしら異変があるものですが、大使には殺害への躊躇は微塵も窺えないほど、まったく変化が起きませんでした」

「強制催眠の解除は誰でも出来ることですが、地下牢に入るまでに確認はしなかったのですか?」

「通常は行っていますが、国王陛下が別人に成り代わっているかもしれないと聞き、迅速な確認が必要と考えてしまい、行っていませんでした」

「強制催眠にかかった者が他者を襲う場合、心情の変化などはありますか?」

「強制催眠で命じられたことを忠実に実行するため、心情の変化は見られません」

「大使は強制催眠で国王陛下の殺害を命じられていた可能性があると思いますか?」

「十分考えられると思います」

「では次に。トラント国王陛下とトラント大使の治療にあたったジナ国籍の白魔道士レイ・オチェア、証言を行なって下さい」

「私が治療にあたった時には、トラント国王陛下の喉元に猛毒であるダルマフブの卵を付着させたガラスペンが深く刺さっており、大量出血している状態でした。意識はありませんでしたが呼吸と脈拍はあったので、治療魔法をかけ続けましたが、しばらくして死亡しました。
国王陛下の死亡後、すぐに大使の治療も行いましたが、大使はアジルという暗殺や安楽死に使用する毒物を服毒しており、既に死亡しておりました。アジルが混ぜられた口紅が大使の下唇に塗ってありましたので、取り押さえられた直後に舐めたものと考えられます」

「ダルマフブについて詳しく教えて下さい」

「ダルマフブという魚は深海に住んでいますが、海を臨む地域では卵の塊が漂着することがあります。その卵の1粒は真珠くらいの大きさで、卵の中身は漆黒で無臭、液体に溶けないほど粘性が高く、傷口に付着させたり経口摂取すると、触れた部分を中心とした広範囲に爛れを引き起こし、出血が止まらなくなります。白魔道士では完治させることは出来ないため、治療魔法を施しながら『白い渡り鳥』様の訪れを待つことになります」

「ダルマフブの卵はガラスペンのインクに使用されていますか」

「いいえ、使用されていません。粘り気が強すぎてインクには向きませんし、多くの国がダルマフブの卵を危険物とし、発見次第軍が回収しています。そのうえ、上級兵士のみが使える黒魔法でしか保存が出来ないため、流通は非常に限定的です」

「トラント大使が何者かに殺害された可能性はありますか?」

「下唇に塗ってあった毒で死亡したことは間違いありませんので、ご本人以外の者が塗ったのであれば殺害された可能性があります」

「その毒が下唇に塗ってあった場合、気付くことはできますか?」

「香料では消しきれない独特の匂いがするので本人は気付きますし、他の者でも頬を寄せるような至近距離であれば気付くことが出来ます」

「レクタール殿に質問します。貴殿はトラント大使の唇に塗られていた毒に気付きましたか」

「大使を床に取り押さえた時に初めて臭いを感じました。すぐに顔が見えるように体勢を変えましたが、その時には既に毒を舐めており、意識は朦朧とした様子でしたが息はしていました。
大使にもすぐに治療が必要でしたが、白魔道士は2名しかいないため応援は呼べませんでしたので、ローラ殿が戻ってくるか、レイ殿が大使の治療ができるようになるまで、衛兵たちが代わる代わる使える白魔法を施しましたが、しばらくして大使の呼吸が停止しました」

「レイ殿に質問します。トラント大使の下唇に塗ってあった毒は、押し倒された衝撃で舐めた可能性はありますか」

「意図的に舐めなければ届かないような、下唇の際に線を引くように塗ってあったので、衝撃で舐めてしまう可能性は低いと思います」

「大使が服毒したアジルは治療可能でしたか」

「呼吸が止まるまでに治療を行えば死亡することはありません」

「なぜ大使より国王陛下の治療を優先したのですか」

「今回の尋問手続きにおいて、トラント国王陛下は非常に重要な存在であると聞いております。完治させるには『白い渡り鳥』様のお力が必要ですが、フェアニーブには現在シェニカ様がいらっしゃいますので、シェニカ様の到着までなんとか持ち堪えることが出来れば国王陛下は助かります。また、国王陛下は大使よりも身分が上の方なので、総合的に考え、国王陛下の治療を優先しました」

「シェール・カニー殿、ケルヒ・ジャルファ殿の2人に質問します。大使は普段からガラスペンとインクを持ち歩いていましたか」

「はい。ガラスペンを愛用されていました。インクは小瓶に入れて、ペンと一緒に持ち歩いていらっしゃいました」

「大使は口紅を塗る習慣はありましたか」

「いいえ、大使が口紅を塗っている姿は見たことがありません」

「2人が大使の元を離れた後、誰かが大使と会う予定はありましたか」

「そのような予定はありませんでした」

「ウェルニ筆頭事務官、大使の持ち物を確認した結果をしらせて下さい」

「トラント公邸、フェアニーブ内の執務室、移動に使用している馬車など、現在も捜索していますが、大使の服の中からは毒物が付着していないインク瓶は発見されましたが、口紅や毒物が付着したもの、手掛かりとなるものは見つかっておりません」

「分かりました。状況と証言を整理しますと、4人の『白い渡り鳥』様は何者かにより毒殺され、トラント大使はトラント国王陛下を殺害したのち、自ら服毒して死亡したと考えられること。トラント大使には強制催眠をかけられていた可能性が十分考えられることが明らかになったと判断します。尋問期間中は、トラント国による戦場介入の件だけでなく、この件についても各国より質問や意見を受け付けるようにしましょう。意見のある方はいらっしゃいますか?」

議長がそう言うと、どの国も小さく頷くのみで、挙手して意見を述べる者はいなかった。


「無いようなので、今後について話を進めます。
トラント国王陛下への質問を集める予定でしたが、このような結果となったため、国王陛下及び4人の『白い渡り鳥』様への尋問と処刑の執行は中止します。ただし、ウィニストラへの尋問は行いますので、ウィニストラ、シェニカ様への各国から質問の受け付けは予定通り行い、質問がなくなり次第議決を行い、尋問の終了を宣言したいと思います。
また、このような事件が起きたため、本日の午後の部の尋問と茶会は中止し、明日の午前の部から再開とします。4人の『白い渡り鳥』様、トラント大使、トラント国王陛下の遺体の確認、地下牢の状況確認など希望があれば応じますので、ウェルニ筆頭事務官に申し出て下さい。
以上のことで何か意見のある方はいらっしゃいますか?無いようなので、本日はこれにて解散とします」

議長はそう言って木縋を叩くと、議場の扉が開いて各国の代表者たちが続々と退出した。
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