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第十七話 魔法書ハングリー?!
しおりを挟む朝起床した時
「ゆーた、おまえ飯、倍頼める?」ドーラ
「?どういうこと?」
いつもは普通に夕食を食べているときに、隠蔽魔法でこっちの人には見えなくなっているドーラが、ひょいひょいと一緒にユータの飯を食べているのだ。
それが少ない、という。「もっと食べたい!!」と。
「まぁ、やってみよう、」
「かぁさーん、何か今朝はすごくお腹減ってるんで倍くらいもらえない?」
「へぇ、、すごいわね、いいわよ少しまっててね」
ほどなくパン4枚、目玉焼き2つ、ソーセージ8本、トマト4切れ、マッシュポテト山盛り。
「それと、これね」
ゆで卵2こ。
ごくりっ、、と耳のそばで音がする。見えないけどドーラは肩にとまっている。
ユータはいつもより、あっちこっちに箸をうごかした。ドーラが食べ物取るのをバックアップだ。
その甲斐あってか、誰も気づかなかった。
「はぁ、、おいしかった。ごちそーさま!」
「あら、ほんとに全部たべられたのね!いつもこのくらい食べてくれたらうれしいわ」
「うん、、なるべく頑張る」
学校に向かう。
給食の2/3をドーラに食べられてしまった。
「どうしたの?今日、朝からなんか変じゃない?」
「おう、、腹が減って仕方がないんだよな!!」ドーラ
「我慢して。帰りになんか買うから」
「うん、、まぁ、たのむわ」
午後の授業中、ドーラの腹がぐーぐー鳴るのが聞こえたけど、他の人には聞こえていないみたい?
隠蔽って音まで隠すんだねぇ!!
なけわかった。帰り道、タカが言った。
「午後、なんか誰か知らないけど、腹の虫ぐーぐー慣らしていたねぇ!」タカ
「ああ、だれだったんだろー(棒)」僕
タカと別れてスーパーによって惣菜コーナーで鶏ももやいてあるのを買った。
公園でドーラにあげたらガツガツ!!と。
「はぁー、やっとひとここちついたわ、、、どーしてだろ?ユータは腹減らないか?」
「うーん、いつもよりは少しへっているけど、これは多分お昼が少なかったからではないかな?」
「・・・お、、おう、、そうか、、、」ドーラ
で
夕食は、ドーラもがんがん食べたが、ドーラに釣られた?のか、僕もいつもの倍ほど食べた。
「・・・・いつもの3倍以上食べていない?大丈夫?おなか、、」
と母に心配されてしまった
その晩も、ドーラに魔法書を読んでもらいながら眠りにつく。
それが数日続いた。食事の量は僕もドーラも倍は食べる。
「そろそろ向こうに帰ろうか?」と数日置きに言っている僕。
「まだ少しいいだろー?」とドーラ。
向こうでも時間が経っていないんだから、まーいーか、とおもっていたが、そろそろ気が気ではなくなってきた。
「まじ、帰ろうよ」
「んじゃ、この魔法書、全部読み終えたらな?」ドーラ
きりがいいからそれでいいか、、
「んじゃ、絶対だよ?じゃないと僕らの魔力なくなっちゃうからね!」僕
数日後、やっと最後の章を読み終えたドーラ。
「・・・なんか、もやもやしないか?」
「え?、、ああ、、することはするけど、、なんか変な感じなこれ?」
「ああ、この本のせいだろうなぁ、、」
「んじゃ、向こうに居たほうがいいよね?」
「ああ、行くか、、しかたがない、、」
と、僕はストレージになっている黒いゴミ袋を背負い、剣を装備して、茶色系のいつもの服を着て、
「転移!」
洞窟の中、壁の前。
あひゃぁー、、今日の眠気感半端ない、、、
・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・
「おーい、、流石にもーいいんじゃないかー?」ドーラが揺する
「ん、んーん、、あと5分、、」
「学校行く日じゃねーぞ?洞窟だぞ?」
「え?ああ!また寝ちゃった!!すごいね!今回が半端ない!!なんか催眠術とか掛けられて寝たような感じ!!」
「あー、よくわからんが、俺も寝ちまったよ、、ユータがいつも眠るってのはこんな感じだったんだなぁ」
んじゃいくか、とドーラに促され、ドーラを抱えれ壁によりかかり、、こてん!
「おうちの僕の部屋に転移!!」
コンコン!!コンコン!!コンコン!!
ドアをノックする音だ
「あ、はーいいー!!」
ガチャ!
「「「あー、やっといた!!」」」
え?
「今回は長かったね?もう明け方だよ?」マキ。皆もいる
ドーラと顔を見合わせる僕
「あの書のせいかもな」ドーラ
テイナに魔法書を見せてみる。
「読めないわ、、文字になっていない。多分、特殊な能力が必要なのね」
ジオも一緒だった
「ああ、俺にも読めない。ユータはどうしたんだ?」
「え?ドーラに読んでもらいました」
あー、、と皆納得?
「すごいんだね?ドーラ」僕
「おう!任せろ!」ドーラがドーヤ(顔)
「全部読み終わったのか?」ジオ
「ああ、一応読むだけは読んだ。ユータがどこまでわかったのかは知らんけど」ドーラ
「こういうのって、わからなくってもいんじゃないかな?」ジオ
「え?」
「以前、なんかやっぱ凄い魔導書の話聞いたことあって、一通り目を通せば、その者に使える魔法がもう身についているとかんなんとか、、」ジオ
「そいつぁ、すげーな、、」ガンダ
「それでかぁ?」ドーラ
「うん、、、」僕
「なんか心当たりあるようだな?」ジオ
「ああ」
「うん」
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