放課後はダンジョンに行って憂さ晴らしのつもりがいつの間にか学園最強になってたことに気が付かなかった

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第三十四話 道場制圧? いえ、焼肉です。

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「えーと、、ボクの、何?」
「弟子、です!最強の男ユータさんの弟子になりたいんですっつ!!」

(おい、弟子って、あの漫画に出てくるあの弟子のことか?)
(多分、、)
(すげーなユータ!あっはっはっはっは!!)
笑いごっちゃないかもしれない?

「・・ボク、、何も教えられないけど?」
「・・どうやって強くなったんですか?それだけでもっつ!!」

(ユータ、飛んで見せたら?)
(逆効果だと思ふ)
(んー、、逃げる?)
(いつまでもこういうのあると思う)

(困ったね?)ドーラ
(・・・・何他人事?一緒に考えてよ!)

「・・どうやって強くって言われても、、、どうやったんだろ?いつの間にか?」
「・・・・・ユータさんが天然ってことはわかってます。でも何処かに原因はあるんです!きっと!なのでそれを思い出してもらえれば!!」

(異世界って言えないしねぇ、、、連れて行けとかになっちゃうし、、)
(だよなぁ、、壁から入れないけどwぷw)
だから笑いごっちゃーないかも?

(んじゃ、ユータがたまにあの道場に顔出せばいんじゃね?追われることはなくなるよな?)ドーラ
(天才か!!)
(フッ、まーな!)

「んじゃー、ボクがたまに道場に顔出しますから、、」
「おおおお!!!ありがとうございます!!!たまに鍛錬付けてんもらえるだけでも有り難いです!!!で、毎週?」

(いや、毎週はきついよね?バイトもしたいし。)
(うーん、じゃ、月一回にしとけば?学校無い日。あ!!ついでにだな!!)
(ついでに?)
(その日はバイト代として焼き肉に連れて行かせろ!)
(なぜ焼き肉?)
(俺がくいたいから!!)
そーだろーけど、、、漫画の影響だろうなぁ、、何の漫画読んだんだろう?

「えっと、んじゃ、月一回の土曜か日曜日の一日。でも、その日終わったら焼き肉に連れて行ってもらえますか?」
「はいっつ!!焼き肉だろーがなんだろーがっつ!!」
「えっと、ボク、すんごく食べますが?」
「はい!勿論大丈夫です!!なんなら今日、先程稽古つけて貰ったお礼ということで、今からでもっつ!!!」

(行くっつ!!!!行きたい!!!行かせろっつ!!!!)叫ぶドーラ
「んじゃ、すみません、今からお願いいたします。」



で、その人、大山田市之介さんと言うらしい。市さんの馴染みの焼肉屋さんに連れて行かれた。

(古くてボロい店だな?)ドーラ
「ええ、すみません、でも美味いんですよここ。しかも俺の友人のウチだからおまけしてくれるのがイイ」市

(え?、今、、おーい!聞こえるかぁ?)ドーラ
「・・・はひ??」
「えっと、ボク以外の声、聞こえました?」
・・・・・・・「はい・・・・」

(ボクの声、聞こえます?)
「はい?ええ、、そりゃ聞こえますけど」
(ボクの口を見てください!ほら!聞こえていますか?でもボク口開けていませんよね?)
・・・・・・・・・・・・・(また汗を滝のように流してる)

(汗かくのスキなのかな?こいつ)
(いや、冷や汗というらしいよ?普通の汗と違うんだよ)
(ふーんよくわかんね?)

「・・・・あの、、どなたと、お話、
「へいおまち!いっちゃん、めずらしいな普通の若い子なんか、新弟子かい?いや、親戚の子かい?」店主
「おやじさん、彼はボクの師匠だよ。」
へ?へ?・・へえ?
「そ、そいつは、失礼しました・・?」

「いえ、そんな大層なものではないんで、普通でいいです。お友達みたくしてください」ボク
「おう!ありがとな!気軽な方がいいよな!」
「はい!!」

店主が去ってから
(あの、、今ここに、ボクの師匠みたいな、、精霊?神?みたいなのが居ます。見えないだけです。なので、彼も焼き肉を食べたいのですが、というか、焼き肉を提案したのは彼なので、いいでしょうか?)

「!!!師匠の師匠!!!断れる訳ありません!!というか、ぜひとも召し上がっていただきたいです!!こんなとこではなく、もっと神様にふさわしいところがよかった、、、く、、」

(落ち着いてください!!!他に訊かれると僕たちはこの街から離れなければならなくなるので、、二度と戻ってきませんよ?彼は人が行けない世界に戻っちゃいますよ?)


ひそひそ
「失礼しました、、、んでは、、」
と市さんはデカイ皿をボクの横に起き、箸もおいた。
(はしいらなーい)とドーラが戻した。

市さんにしてみりゃ、箸が勝手に浮いて移動して箸立てに、、、
目を見開いている、、
「目、、落ちそうですよ?」注意するボク

「、、、、、生まれて、はじめて、見ました、、超常現象?」
「いえ、ボクの相棒、師匠、友人、です。見えないだけです」
はぁ、、見えないだけ、、、っすか、、、、(市)

市さんは焼く係りに徹していた。一緒に食べてください、といくら行っても、神様となんてめっそうもない!と頑なだった。

(くったぁー!!ごちそうさまっつ!上手かったぞ市!!)
「・・おおお!名前を呼んでくださった!!ありがとうございます!!今日は、なんて素晴らしい日だろうか!!」市
・・・・
(よかったねドーラ!お友達できたじゃん!)
(あー、、、まー、、もちっと普通にしてくれりゃーなー、、、)
(今は感動しているから無理だろうけど、そのうちに良くなってくんじゃないかな?)
(だといいんだけどなぁ、、)

市さんとメールアドレス交換し、店の前で別れた。



家に帰ると、

あ、やばい、晩御飯いらないって言わなきゃ!
(なぜ?食わないの?)ドーラ
・・・・
(ドーラが食べるなら、いいや、、)
(食うぜ?!!!こっちの飯はこっちのでいろいろうまいからな!!)
まぁ、味付けの種類が多いよねー

風呂に入ってから、部屋で、ドーラと向こうに持っていく漫画を選んだりしていたら
「ご飯よー!!」

父さんも帰ってきていた。
「今日は早かったね父さん」
「ああ、少しなー、」
とかいいながら、父さんはヒモノに夢中?
母さんも
「あ、ユータ、あとで少しお願いあるから」
とかいいながら、ヒモノをむしるのに夢中。

(なんか、すげーな?)
(うん、すごい集中?)
(鬼気迫る?ってやつ?)ドーラ
違うと思います?かも?

2人とも食べ終わり、、
ボクの残した部分を見て、
勿体無い、とかいいながら一つずつとってって、骨に付いた部分を食べている。

(そんなオイシイ?)ボク
(ああ、まぁこっちのに比べりゃぁ、天とすっぽん?)
わかるからいいけど、それも漫画からかな?

なんかすごいんで2人を見続けてしまった。


食べ終わってから、母さんが
「ユータ、あのヒモノ、いっぱいあったんで、試しにってU子おばさんのとこに2枚だけあげたのよ、、あそこカネにあかせてというか、凄いものばかり食べているっていつも自慢ばかり言っているでしょ?でもこれは食べたこと無いだろうなーって思って」

(これ、ざまぁってやつだろ?!!)楽しげなドーラ
違うと思う

父さんも
「おう、似たようなもんだな流石夫婦!俺も今日社長に2枚あげてきたんだよ!!したら、昼食で食べたらしくってさ、何処で手に入れたのかうるさくってうるさくって、それで早く帰ってきた、、」
と父さん

(・・・・・・・・・・え?中毒ってやつかな?)
それも違うと思う?

「「もっと買ってきてくれない?」」父母


(どうするドーラ?)
(どれだけつくれるかなぁ、、ヒモノ弁当辞めたとしても、月に200枚くらいじゃね?これで商売になって、向こうの連中が幸せになれればいいよ?そこんとこが、どーなんだ?)


「えっと、、実を言うと、、これ、スーパーじゃないの。知り合いから譲ってもらったの。でも、基本自分ちで食べる分を作るだけで、多めに作ってもそれほど多くできないの。」
と、曖昧にして、根っこだけ事実を言う。

「そう、、どのくらいまで行けるんだろう?」父さん
「わからないけど、、どのくらいで買ってくれるのかな?」ボク。ここは重要なところだ、向こうの将来にも関わるし。

「うーん、社長はカネを惜しまないって言っているけど、基本ケチだからなぁ、、一枚2千円くらいで売りつけてやりたいが」
「こっちだって一緒よ。夕食の準備中に電話かかってきてうるさいったらなかったわ。金持ちになればなるほどケチ臭いからね。ケチくさい人が容易に買えるようなものじゃないの!って言ってやったわ!」

(その2軒だけだったら、月100枚もいらねんじゃね?)
(ボクの父さんと母さんの分もあるけど、、)
(んじゃ、ケチ草2軒には40枚ずつ売って、ユータんちには、商売の手助け賃として月20枚あげるってのは?)
(それでいいかな?今晩向こうに行って聞いてみよう!)
(おう!!すげーな!!世界を越えた行商ドラゴン!!初だろうな!!)
(いや、初も何も、今後も出ないと思ふ)


それじゃ、ボクはその知人にお願いしてみるけど、どうなるかわからない。あと、最低1枚2千円でいいんだよね?それで話しして見るからね?と父さんと母さんに念を押した。

「「ああ(ええ)ケチ臭いこと行ったら終わりにする(わ)」」
と父さん母さんwww

その夜、2人が寝静まってから、僕らは向こうの世界に帰った。
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