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第三十九話 街を作ろう!
しおりを挟む「んーーー、、どうしたもんかなぁ、、、。ユータ、難しく考えるな。考えるこちゃないんだよ魔法は。魔法は、なんつーか、、、そう、自然現象の一つなんだよ。雷とか嵐とか竜巻とか、波とか風とか。」ドーラ
「?だって、テイナとか式作るし、、、」ボク
「あー、ありゃ、自然現象を人間達がどうにか自分達でわかる理屈にしようと、一生懸命なんかに当てはめているだけだ。だから上手く行くときもあるし、行かない時もある。人間が先にあるんじゃなくって、自然現象が先にあるんだ。人間が居なくなっても、自然現象は発生する。
でなきゃ、どうして屁理屈こねられない俺やニヤみたいな獣人達が人間より上手に魔法を浸かるんだよ。」
確かにドーラの言うとおりかも?
「んじゃー、、どうすればわかりやすいんだろう?」ボク
「あー、、、普通の道とか、扉とかで、、どっちの邸に行きたい、とかでいんじゃね?」
半分投げやり?ドーラ
あ、、こーんな、感じ?で、、あーんな感じ?かな?
よいしょ、、
本館の食堂の脇の壁に、ドアを作ったユータ。
・・・・
「いけるのか?」ドーラ不安顔
「うん、多分?」ボク
「・・・行けなかったら、どこ行っちゃうの?」ドーラ
「・・・さあ?」
・・・・・
バタン、ずかずか、シュン!
ボクが入ってみた。
中に入るとドアが4つある。あれ??4つ?
別館と書いてある1つめを開けてみる。出ると、もう一つドアがある。そこを出ると、別館の厨房だった。厨房の壁にできてたそのドアを入って戻ると、4つのドア。本館と書いてあるドアに入ると、また先にドア一つ。そこを出ると、、
「あー出てきた!!よかった、、、全く心配させやがって!!」ドーラ
「うん、変なんだよねー、、中に行き先が書いてあるドアがあって、そこで行き先選べるみたいなんだけど、、ドアが4つあるの。」
「あ?だって4箇所むす・・・・おや?」ドーラ
「でしょう?」
・・・・・・
「怖いな?」ドーラ
「うん・・・」
まずはいってみようぜ、と言うドーラと一緒に入る。
「ほら」
「あ、別館、孤児院、あっち、・・なんだよあっちってww、それと、無表示、、、開けてみようか、、」
ぎぃー、、、
あ、
「向こうにも扉あるね?」ボク
「おう、、」と扉の中に入るドーラ、、
ボクはこっちのドアをあけたままに押さえておく。
ドーラが向こうのドアを開けてみる、、
「うわっつ!」
光があふれる!!
バタン!!
ドーラがドアを閉める。
「・・・・なんだ?ありゃぁ、、」ドーラ
「立入禁止だな。というか、、これはこれでお前の魔法としてとっておけ。で、また新しく中のドアが3つだけのを作れ」ドーラ
「・・・わかった、、、」
ほどなく、安全な?物が作れた。
さっきのは本館に作ったドアごとストレージに仕舞った。
消したら次つくれるかどうかわからないし、、
ドーラと行き来してみて、別館の厨房、孤児院の厨房、本館の邸の方の厨房、そして新領地の街の中心部に出た。
中心部には、外から見ると、ドアだけが突っ立っていた。持ち上げると持ち上がる。なんかおもしろい♪
裏にまわっても何もない。でも、どっちからでも入ったら、中に入り、3つのドアが現れる。
「「へんなの!あっはっはっは!」」
で、もう使えるということと、使い方をテイナとニヤに伝えた。
翌朝。
朝食後、ボクとドーラはすぐにどこでも、、じゃない、転移扉を使い、新領地に行った。
王様の邸に成るんだ、豪華にしようぜ!というドーラの提案にのっかり、
その邸を作るのにボクとドーラ2人がかりで3日は掛かった。
本館の邸と旅館でボク一人で半日だったので、かなり、、、
内装は、ジオさんとテイナに任せよう。センスがボクとドーラでは、、少し、、いや、山盛り不安だよ。
適当な広さの敷地にして、それを大きな塀で囲った。高さはあまり高くしない。高いほうがよかったらあとからでもいくらでも高くできるから。
邸の正面から門を通り越し、まっすぐの大通りを作る。
3キロくらい?、先に十字路、中に噴水のロータリーを作り、ロータリー十字路にした。欧州みたいな感じの。
邸は東向きなので、東西南北に向けた十字路。
それから、街のハズレまでその4つの大通りを作った。
ロータリーから街のハズレ、森の入り口まで2キロはあるかなぁ、、
今度腕時計もってこよ、、だいたい、歩き10分で一キロというからね。
多分、ハズレからロータリーまで3-4キロあるかも、、まぁ大半が畑になるから。
「街は、邸からロータリーのあいだまでだな!」ドーラ
「そうだねー、それだけでもかなりになると思う。」
王城になる邸の前にはデカイ3階たての建物を作った。
軍になる建物のつもり。王様の近く煮ないとダメだよね!
その裏はでかい訓練場にした。
ドーラが言うので、大きめお厩も作った。
通りを挟んで、その向かいには大きな前庭を持つ大きめの2階たての建物。政府の建物のつもり。
軍の建物の前は、馬車が縦に停まる駐車場。
政府の建物は、玄関前に馬車回し。
その2軒作るだけでボクとドーラ2人で一日掛かった。
内装は放置したのに。
それから
通りに面した建物は皆低めの2階たて、一般民家のような2階建てにして、一階の通り側を開け放した。店になるように。
両側に20軒づつ立てて、一応止めておいた。まだあまり作っても意味ないだろうから。
その20軒の向こうに、2階たての広い建物を作った。両側に。
学校と病院のつもり。
大通りは皆石畳にした。雨でもぬかるみにならないから。道の端には溝をほり、雨水を流す。
両側に並ぶ家の裏にも溝を掘り、家庭排水を流す。
街と森の間に、別館の近くのほりのように幅と深さがある堀を巡らせる。
堀の向こう側には騎馬よけの策を二重に巡らせた。魔物や猛獣が入りにくいように。
僕らが街を作っていると、毎日誰かが転移扉を使って見に来ていた。
転移扉は王の邸の一階の厨房の壁に貼り付けた。
そして、僕らは
王城に二箇所、軍に二箇所、政府に二箇所、各家庭には2軒に一箇所の井戸を作った。
で、病院の向こうにデカめの銭湯を作り、ドーラが温泉を見つけてきた。
内装はテイナ達に丸投げだ。
街を作っている途中から、テイナとジオさんが内装をやりにきてくれている。ニヤは「苦手ニャ!」と本館と別館で食事の支度やヒモノつくりや干し肉作りをやっている。
また、最近ザクさんも畑班の子どもたちを連れてきて作業を始めている。
なので、先に先にと、畑にする土地をある程度農地に換えている。
木は皆とって、根っこも抜いたが、小石やら岩やらがたまにあるのだ。集めて小山にしておく。
後々何かに使うかも知れない。
ザクさん達が入った場所に井戸を作っていく。
今度、手押しポンプの図面探そう。そのほうが皆楽になるし、井戸が汚れない。
大通りに、王城からロータリーまで街灯を付けた。
魔石を使ったライト。暗くなったら点灯するようにした。ボクのイメージの暗さが尺度なので、一斉に付いたり消えたりというのは難しかった。ズレがあるのは愛嬌♪
初期段階最後に、8方向の道の、街の入り口に上げ橋と門を作った。使わない時は上げておく。
二重の柵と門、堀と橋、これらによって、街は守られるだろう。
ボクは材木を作った時に出た木の枝を混ぜ合わして板を作り、杭を作った。
板には、ドーラが
「これよりドラゴニア王国。許可なき者の侵入を禁ずる。」
と書いた。
ドーラのブレス跡、500mおきくらいに立てた。150本近く使った。
ブレスあとは、幅が数百メートルはあるんじゃなかろうか?。
ゆくゆくは、ブレス後に巨大な壁を作りたい。少しづつ作っていこうかな。
壁の上に道路や家ができるくらいの厚さがいいかな!
鉄道馬車を引いて、、、眺めがいいし!!
門の上にはでっかいドラゴンの像を置くのがいいかな!外敵を狙うドラゴンの像!
ドラゴンのゴーレムとかだったら更に良いな!!
「ユータ、そろそろ向こうに帰らんと、おまえ、また体型変わったんじゃね?」
ドーラが心配する。
結構働いたからねー。
「うん、帰ろうか、、母さん達、ヒモノを待っているから♪」
それかよ、、(ドーラ)
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