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第五十三話 遺跡調査 異星?
しおりを挟む翌日
朝食を早めに食べ、日の出くらいにボクとドーラは遺跡に行った。
魔法で全体を固め、崩落しないようにした。
で、
ドーラと入っていく。
勿論もう崩落しているところはそのままだ。
「なんか、暗いよなー、いちいち灯りを目の前に出すとか面倒クセーんで、この城全部にまんべんなく、天井がライトになれ。」ドーラ。
なんかとんでもないことをやっていない?
「あ、でも凄く明るい、見やすい!」
「だろう?、ユータの世界って、だいたいこんなもんじゃん?」
あー、そうかな、、
ボクらは一番上の階の窓から入って、見て回っている。
一番上の階っても、小さくはない。10階建ての、したに連れて大きくなるビルみたいなー、一番上の階は、学校の一階と同じくらいの広さあるかな?
「あー、そんなもんだな」ドーラ
ドーラに心を読まれるのは日常化して、時にはこんな感じで便利だ!
少し歩いていたら
「少し浮きながら行こうぜ?歩くとホコリすげーや、、、」ドーラ
「そうだね、浮きながらゆっくり行けば風も起きないし、いいね!」
ドーラ、遺跡効果?賢さ連発?
(・・・・・)ドーラ
結局一階まで大したものなかった。
一階は奥にでっかい厨房があった。竈が10はある。冷蔵庫にしたのか、土魔法で作ったらしい部屋ほどの広さのあるストッカーみたいのも2つ。
「すげー人数いたんだなぁ、、」
「うん、食事作るだけでも大変だねぇ、、」
で、一階で終わっていたのだけど、、
地下室があるに違いない。ないわけがない!とドーラが譲らず、探す。
ドーラ、ダンジョン階層主の勘なのか、廊下の奥の小さい部屋の中に隠された扉跡を発見。
「魔法のカギがかかっていたな、、もう消えているけど、、」ドーラ
なので、いくら見ても土壁にしか見えない。
ドーラの魔法でドア作って入る。
その地下にもしっかりドーラのライト魔法がかかっていて明るかった。
荒れ地なので、流石に地下室になると、サソリとかでっかい毛蜘蛛?も多く居たけど、一階に降りた時にサソリが多かったので体に外郭バリア張っていたので安全安心!
長い通路を抜けると、ひときわ明るいデカイ部屋に出た。
「ここ、通路が転移装置になってて、まだ機能してたんだ、、」ドーラ
「どゆこと?」
「魔力がそれなりにある者が通ると、その者の魔力を使って、こっちに送るようになってるんだ。だから装置自体に魔力は使わない。だからまだ消えていなかったんだな、、で、俺らはこっちに送られた」
「どこ?」
「それは、外に出てみないとわからんな、、」
その部屋を出ると、地上だった。
日が昇っている。
当たり一面花が咲いている。野原?自然の庭園?
「これ、、あの遺跡よりはあたらしいな、、」ドーラ
「??」
「木を見てみな、さほどでかくないだろう?」
「うん、、」
「大きい木で100年そこそこじゃないか?、遺跡はそれの何倍も前に使われなくなっている。」
ボクにはわからないけど、、そうなんだ、、
「なにかある、、」
と、ドーラがそっちに向かう。ついていく。
お墓?
だな、、
たくさんの墓。
自然の石を墓石にして、名前を掘ったらしい。読めない。
「ああ、俺も読めない言葉だ」
「あの遺跡の主は、その一族は、こっちから向こうに逃げたんじゃないかな?。こっちのほうが先に荒れ地かなんかになってて、生きていくのが難しくて。
で、向こうの遺跡のほうでなんか問題が在り、戦争か、自然の問題か、、なんか、なんだろう。
で、どんどん人が減っていった。
ここは、こっちから向こうに行った者の子孫の墓なんじゃないかな、、、」
「土地も、輪廻じゃないけど、、長い長い年月で衰え、死んでいき、また生き返るんだ。自然に。こっちが先に死んだので、生き返るのも先だったんじゃねーかな、、この花園や木々は。」
まだ林や森と言うほどまとまって大きくはない。
ぽつりぽつりと生えている感じ。
場所によっては、まだ荒れ地っぽく残っている場所もある。
「どこだろう?」
「少なくとも、俺達の星ではない」ドーラ
・・・・・・・・・・・・・・
「怖いこと言わないでよ」
「・・・見ろよ、空」
見上げると、昼の月、でかい。・・・・2つある。
「・・・・・そんな距離、、転移してきたの?」
「ああ、すごい技術だ、、俺はほとんど魔力を使った感じがしなかった。僅かにしか。」
「ボクも、何も感じなかった」
何もってのも、、、まぁ、、ユータだし、、、
「どうする?」ドーラ
「どうしよう?」ユータ
・・・・・・
「帰るか、、、」
「・・・うん、、」
遺跡に戻り、一階の外でお弁当を食べる。
ボクらが何も話さないと、食べている音がするくらいで、たまに風が遺跡を通り抜け、少し音を立てるのみ。
「なぁ、、」
「うん。」
食事を終えた後、ボクはドーラを大きくした。
ボクは遺跡の前に避難し、
ドーラはその拳ほどしかない遺跡を踏み潰さないように注意しながら、周囲にブレスを放った。
荒れ地でのブレスは土を溶岩のように溶かした。
大きな堀になるくらいまで続けたドーラ。
ドーラから魔力をドレインし、ボクは森から木々を転送してきて、ブレスで作った堀といくか谷の前にでかい立て札を立てた。
この谷から中、ドラゴニア王国領地。入るべからず。入った者は死ぬ。
って。
「警備、どうする?」ボク
「あ、ユータ少し魔力くれ、多めに」ドーラ。
小さなビルほどの大きさになったドーラ。
土からゴーレムを幾つも作り出し、、
「このくらいでいいかな?」ドーラ
一体一体がおおきい!人の3倍くらい?
アニメに出てくるロボ、とかみたいな?
それが、100体以上。
「入ってくるものを攻撃しろ、と命令しておく。細かい命令できないんだよこいつら、、だから使いどころが難しいw」ドーラ
ははぁ、、戦争で使ったら敵味方見境無しってやつなんだね? こわいね?
「ま、こっちに来る前に、敵の中に放りだす、って使い方もあるけど、、その後どっかにいっちゃったら、、いやだろう?」
「凄くイヤ!こわいわっ!!!」
ゴーレムは散っていった。ドーラとボクの魔力使ったので、ボクとドーラは主人認識されているから大丈夫だそうな。
魔力は、そのなんかに個人差あるんだね?指紋みたいなもん?
一通り終わったので、お茶のんで一休み。
またダンマスの地図を開いてみた。
この荒れ地を南に行くと、そのまま海に着く。そこまで何も記載無かった。
「んじゃ、東に向かっていくか、、」ドーラ
「うん、夕方には、あっちの国が見えるだろうね、、」
そのくらいな距離に思えた。
ーー
結局、全く、蜃気楼ですら見えなかった。
「地図、、何もネーから省略したんじゃね?間を。」ドーラ、流石あっちで地図とか見まくっただけある!
夏休みに旅行したい、とか言っていたのだ。まぁ、つれてってやりたいけどね。あ、向こうでも転移使えるし、、、
「ダンマスが作ったんじゃないから訊いてもわからんだろうし、、」
「そうだよね、、誰が作ったんだろう?」
「大方、あの大魔法使いと相方じゃねーか?」
あー、、なるほど!あの人たちならできそうだねー、会った事無いけど、、
速攻転移で帰宅し、風呂入って飯食って寝た。
報告は「遺跡調査してきました。詳しくは明日の朝に!、今日は眠い、、、かんべん、、」ドーラ、ボク
晩御飯はいつもより食べた。
かなり魔力使ったからねー、、、
ヒモノ、美味しゅうございました。3枚たべちゃった!ご飯も大きめの丼3倍。
「丼というか、もうあれは桶だよな?」ドーラ
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