黄昏と黎明のヴァルプルギス

uni

文字の大きさ
13 / 15
ーーchapter Oneーー メインストーリーから?ストリームから?跳ばされて?・・左遷組なのだろうか・・・

ーー013 龍人

しおりを挟む

全部食べ終わり、人心地ついたら思い出した。

「あ、ドラゴン人・・・」
思い出してつぶやいた。

「は?なんですか?」
と、カウンターの前に立っていた娘。

「聞きたいことがあって来たんだった。ミソスープで思わず我を忘れちゃってて、特にウマすぎたんでな、トリップしていたわ!!あっはっはっは!!」
「まぁお父さんのスープですからね、当然と言えようぞ、あっはっはっは!!」娘

「で、ドラゴンについて聞きたいんだけど、訊けるかな?」
食道には他にほとんど客が居ない。昼はとうに過ぎているし、夕飯にはまだ早い時間だからだ。

「いいよー、いまそっちいくから待っててくださいねー」
と、厨房の中から声が聞こえた。
「すみませーん!」と俺も言っておいた。


お父さんと娘さんはドラゴン人。娘さんの母親はかなり以前に亡くしていると。
ドラゴン長生き。なので人間形態の時の見た目の「5倍くらいかな?」と、歳を取っているとのこと。

「娘さん10歳くらいにみえるけど?」俺
「うん、5倍」お父さん
・・・・・

「おばーちゃん、たいへんだねぇ」俺
ごあん!!
お盆でぶたれた。

で肝心な、
「でっかいドラゴンいますよね、森の奥にいたやつ」
「あー、あの種類、で?」
「あれって、人間に変身できたりしますかね?」
「・・・・・・」顔を見合わせる親子。

「なぜ?」娘
「いや、だれにも言わないでほしいだけど・・」
と経緯を説明し、今なつかれてるんで自立するまで育てることを決めたと。

見てみなければわからないとおっちゃんは言う。
ここに連れてきてよいか?と訊くと、危険だろうと。
俺がドラゴンを飼っていることに権力ある奴らが知るとどうなるか?。
でも・・

「転移をやったことあるのは2人までなんですよ俺・・」
と打ち明ける。3人は自身ないなー、おっちゃんドラゴンなので大丈夫かな?とか。
あ、2度にわけりゃいんじゃね?と、言い終わってから気がついた。

「あ、だいじょぶでした、二度にわければいけます。おっちゃん、一度行けば場所覚えて次から自分でいけますよね?」と焦って訂正・・おや?

じっと見つめられている?おや?

「あの、転移、って、転移魔法?」おっちゃん
「あの、しゅん!って、どっかに一瞬で行ける?」娘

「えー、そういうやつですけど・・なんか違うのかな?。皆さんのはどーゆーのなんですか?俺と違いがあるですかね?」

「「使えねーよっつ!!」」
は?
「「転移魔法使えるやつなんざめったにいねーよっつ!!!」」
すごい!親子だから?いきピッタリ!!!
いや違う!!そこじゃねーヨ

「いやでも皆使えるって・・・」うん、うさぎ言ってたよな?
「・・・・皆って、だれだよ?」と小娘に詰問される。

「前任者達、、魔物の森のすっげー奥(嘘です)に住んでた者達、かな?」
「そんなとこに住んでて、魔法もすんごいの使えないと即死ぬって思わなかったの?」娘
そりゃそーだ。俺も速攻死にかけたし。

「オークはよく出るけど、奥に行かないとオーガ出ないし、キングは一度だけしか出なかったし、それほどでも、ないかな?」
「・・・おほん、私達親子はドラゴン人なんでドラゴンになればオーガなんか単なる餌だ。が、ひとにとっては、経験と実力がある者達が何人も集まってパーティになっていないと危険すぎるんだよ?しかもオーガは一匹でいるとは限らないだろう?」

「あ、そうですね、巣がありましたね」
「巣?集落か!」
「ええ、キング?でかいのに襲われて大変でした」

「あんたが集落を襲ったのが悪いんでしょう!」娘
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なるほど!!
「・・・・・・・・・・・・・・・・」おっちゃん、娘

「まぁ人間はだいたいそんななんで仕方ないですけど。」おっちゃん
「自分たちからは平然と侵略していくくせに、少し仕返しされたからってきゃーきゃー小娘みたいに喚いてあげく仕返しで絶滅させないと恐ろしくて寝ることもできないときている。普段何も無い時はいいひとなのに・・それがなかったら既にに滅亡させていたわよ。」
過激な娘さんである・・・。
つか、50年、何を見てきたんだろう?

地雷踏んだかなー、ドラゴンぢらい・・

「まぁまぁ、この人はそういうのと違うみたいだし、とりあえずその子を見に行こう」
とおっちゃんがとりなしてくれた。ほんでもっておっちゃんは宿は隣の店の人に「少し出てきますので!」って言っただけ。
それでいんだ?
いいねぇ!そういう地域で暮らしたかったのだ!

てくてくてくてくてくてく・・
おや?
なんだろう、なんか気にかかる、と思いながら門を抜けて右の城塞の影に・・
「あ、こんなとこでやっと思い出した!!」
「なんですか?」
「なによ?」
「・・・・おっちゃんの宿の部屋から転移すればよかった」
・・・・・・

「ま、いいでしょ。帰りもここらでいいです。門でたら門に帰らないと心配するし。」おっちゃん
門衛、顔見知りだとそうなんだ?街に住む人たちには結構いいね。

シュン!

「ただいまー!!お客さん連れてきたぞー」
と、開け放しの扉の中に、・・居ないので
「すんませんまた畑にでも行って野菜食ってるんでしょう、座って待っててください」
「いや、私も行きましょう」
「私はここにいるわ」

小屋の裏に回る。
畑で2匹が、なんかやってる。食べるようだ。

「へぇ、あの子、野菜も食べるんですねぇ」
「珍しいんですか?」
「ええ、大きいドラゴンはあまり食べないんです。」
・・・・

「竜騎士の・・」
「あれは、ドラゴンじゃなく大きなトカゲですねー。一緒にされると怒る者も多いので気をつけることです。」
「あ、すんません、無知で・・」
「今回はいいですよ」
・・・・・怒ってるんだ?

「おーい!うさぎー!ちびどらー!」
2匹、人?がこっちを見た。
2人とも手にキャベツっぽい野菜を持って齧りながら来る。

ちびどらが近くに来たら鼻をくんくんさせ、おっちゃんの側に。
おっちゃんは手をだして嗅がせる。
ネコですか?

チビドラは俺を見る。うん、俺はチビドラを抱っこし、なでててやってからおっちゃんに渡す。
おっちゃんがうけとり、優しく抱っこしてなでてやる。安心したらしいチビドラ。

「この子、多分人間に化けられますよ。訓練次第ですけど。」
と、おっちゃんはチビドラをなでながら。
いいですねぇ、こう、小さい時のもふもふはたまらないですねぇ。うちの子も小さい時はこうだったのに、もうあんなにでかくなって・・・。

そうか、おっちゃん子育て経験者だったんだっけ。
図らずとも?最も良い相談相手だったわけだ。

それから何を食べさせているのとかになり、小屋に戻ってドラゴンミールを見てもらおうと。

「おや?家を間違えました?」
「いや、あなたの家ですよ?」おっちゃん
そらそーか、ここらへん一帯に人はここにしか住んでいない。

「どう?驚いた?」娘が奥から現れた
「いや、どうもこうも・・」
「娘はこういう家事的な魔法が使えましてね」
が?も、ではなくて?
まぁ、ドラゴンになっちゃえば魔法はいらねーか。フィジカルのみで相手を圧倒だからな。

「で、こっちがうさぎで俺が留守のときはチビドラの面倒を見てくれてて、普段は俺の相棒です。」
「ご紹介にあずかりました。うさぎです。よろしくお願いします。」

「これはこれはご丁寧に。うさぎ人族ですね?よくぞこんな魔境で生きてきましたね。」
「このタコさんとかが居たので。」
・・・・・
「まぁいいか。・・」

と、俺は、設定としてこっちに来たことをベースにした話をした。ゲーム云々とか、異世界転移とかどっちかに決定するよりも中間(あいまい)にしておくほうがあとから事実がわかった場合修正しやすいんじゃないかな?と思ったから。

「そういえば・・」
と、おっちゃんも数十年前に金髪の背が高い、少し様子が怪しい者が自分の宿に滞在したことあったと思い出した。
いろいろなモノを買ってきては宿の食道のテーブルに広げて食べては、うまいの、まずいの、評価していたという。
あの英語のノートの人かな?
数十年前じゃ、もう歳取って死んでるんだろう。

俺の前の日本人は用心深いらしいので、あまりそういうミスっぽいことはしなかったんじゃなかろうか?

「あ、あと一人、あなたみたいな黒髪黒目の小柄なひとが、味噌スープに感動して泣いて食べていましたね。」
・・・まぁ、そこは、仕方ないと、思う?

そこは素直に認め、
「その2人ともここの関係者だと思います。お世話かけました」
「いやいやどういたしまして。で、ここは収容所とかですか?」おっちゃん

この世界にもあるんだ収容所って。敵国兵士とか犯罪者収容してるんだろうな。

「みたいなものですかね。一人前になるまでここに収容され、一人前になると旅立っていく。」
「タコさんも、もう十分一人前ですよね?」
「でも、子供もっちゃったから、あの子が独り立ちするまではだめですね」
「うちで預かりましょうか?とてもかわいい子なので大丈夫ですよ!」おっちゃん

「でも、俺あの親と約束したんですよ。俺が一人前になるまで面倒見るって。」
「ああ、それはそれは・・仕方ないですね」
おや?

約束って、この世界では守られるのが当たり前なのかな?
つか、守るのは当たり前か、ふつーに騙すあっちが異常なだけなんだよな・・・。

おっちゃんといろいろ話した。
その中で、俺ら向こうから来た者達は魔力に関してはかなり良い資質なんじゃないか?とのこと。
「でなければ、そんな簡単に魔力量は増えないし、魔法も多く使えるようにならない」
と言っていた。

娘さんはこの小屋を魔法まで使ってきれいにしてくれた。中は新品同様、棚も新設されて床にあったものがきれいに収納されていた。魔法陣が書いてある簡易収納庫まで作ってくれた。温度はともかくも、腐りにくい収納庫だ。

「週に一度はチビドラの様子を見に来たい」と娘
お父さんも「も触れるのは今のうちだけか・・」とそそりぎみ

「じゃ、週に一度迎えに行きます。いつがいいですか?」
「そうだな、食堂はカレーとシチューを作り置きしてとなりのおばさんい頼めばいいし・・んじゃ来週の同じ日にお願いします」
「任されました。来週の同じ日に。」
仕事の癖で、復唱してしまう・・。

ーー

それから毎週来ることになった。
俺が狩ったオークやオーガの肉も買い取ってくれて楽だしいいのだが。

おっちゃんはチビドラモフりだし、娘の方はドラそっちのけでなんか小屋で食事とか大量に作り置きしてくれるし?

「いやあ、今まであの子に勝てた人いなかったんで、気に入られたんじゃないですか?」
とおっちゃん。
いーのかよ?おっちゃん勝てなかったのかよ?

うさぎたちはドラゴンの庇護?の元になったと喜んでうちに来るようになった。
缶詰は相棒(うーさ)が開けてくれるんで面倒なくていいが、夜に缶詰の複製量が半端ではなくなった件。

ギルドの方は何も巻き込まれずに済んでいて、
そんなこんなで月日が流れていった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?

来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。 そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった! 亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。 「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」 「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」 おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。 現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。 お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、 美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~

よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】 多くの応援、本当にありがとうございます! 職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。 持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。 偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。 「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。 草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。 頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男―― 年齢なんて関係ない。 五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

【土壌改良】で死の荒野がSランク農園に!食べただけでレベルアップする野菜で、世界最強ギルド設立

黒崎隼人
ファンタジー
「え? これ、ただのトマトですよ?」 「いいえ、それは食べただけで魔力が全回復する『神の果実』です!」 ブラック企業で働き詰めだった青年は、異世界の名門貴族の三男・ノアとして転生する。 しかし、授かったスキルは【土壌改良】という地味なもの。 「攻撃魔法も使えない役立たず」と罵られ、魔物すら寄り付かない死の荒野へ追放されてしまう。 だが、彼らは知らなかった。 ノアのスキルは、現代の農業知識と合わせることで、荒れ果てた土地を「Sランク食材」が溢れる楽園に変えるチート能力だったことを! 伝説の魔獣(もふもふ)をキュウリ一本で手懐け、行き倒れた天才エルフを極上スープで救い出し、気づけば荒野には巨大な「農業ギルド」が誕生していた。 これは、本人がただ美味しい野菜を作ってのんびり暮らしたいだけなのに、周囲からは「世界を救う大賢者」と崇められてしまう、無自覚・最強の農業ファンタジー!

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

処理中です...