黄昏と黎明のヴァルプルギス

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ーーchapter Oneーー メインストーリーから?ストリームから?跳ばされて?・・左遷組なのだろうか・・・

ーー013 龍人

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全部食べ終わり、人心地ついたら思い出した。

「あ、ドラゴン人・・・」
思い出してつぶやいた。

「は?なんですか?」
と、カウンターの前に立っていた娘。

「聞きたいことがあって来たんだった。ミソスープで思わず我を忘れちゃってて、特にウマすぎたんでな、トリップしていたわ!!あっはっはっは!!」
「まぁお父さんのスープですからね、当然と言えようぞ、あっはっはっは!!」娘

「で、ドラゴンについて聞きたいんだけど、訊けるかな?」
食道には他にほとんど客が居ない。昼はとうに過ぎているし、夕飯にはまだ早い時間だからだ。

「いいよー、いまそっちいくから待っててくださいねー」
と、厨房の中から声が聞こえた。
「すみませーん!」と俺も言っておいた。


お父さんと娘さんはドラゴン人。娘さんの母親はかなり以前に亡くしていると。
ドラゴン長生き。なので人間形態の時の見た目の「5倍くらいかな?」と、歳を取っているとのこと。

「娘さん10歳くらいにみえるけど?」俺
「うん、5倍」お父さん
・・・・・

「おばーちゃん、たいへんだねぇ」俺
ごあん!!
お盆でぶたれた。

で肝心な、
「でっかいドラゴンいますよね、森の奥にいたやつ」
「あー、あの種類、で?」
「あれって、人間に変身できたりしますかね?」
「・・・・・・」顔を見合わせる親子。

「なぜ?」娘
「いや、だれにも言わないでほしいだけど・・」
と経緯を説明し、今なつかれてるんで自立するまで育てることを決めたと。

見てみなければわからないとおっちゃんは言う。
ここに連れてきてよいか?と訊くと、危険だろうと。
俺がドラゴンを飼っていることに権力ある奴らが知るとどうなるか?。
でも・・

「転移をやったことあるのは2人までなんですよ俺・・」
と打ち明ける。3人は自身ないなー、おっちゃんドラゴンなので大丈夫かな?とか。
あ、2度にわけりゃいんじゃね?と、言い終わってから気がついた。

「あ、だいじょぶでした、二度にわければいけます。おっちゃん、一度行けば場所覚えて次から自分でいけますよね?」と焦って訂正・・おや?

じっと見つめられている?おや?

「あの、転移、って、転移魔法?」おっちゃん
「あの、しゅん!って、どっかに一瞬で行ける?」娘

「えー、そういうやつですけど・・なんか違うのかな?。皆さんのはどーゆーのなんですか?俺と違いがあるですかね?」

「「使えねーよっつ!!」」
は?
「「転移魔法使えるやつなんざめったにいねーよっつ!!!」」
すごい!親子だから?いきピッタリ!!!
いや違う!!そこじゃねーヨ

「いやでも皆使えるって・・・」うん、うさぎ言ってたよな?
「・・・・皆って、だれだよ?」と小娘に詰問される。

「前任者達、、魔物の森のすっげー奥(嘘です)に住んでた者達、かな?」
「そんなとこに住んでて、魔法もすんごいの使えないと即死ぬって思わなかったの?」娘
そりゃそーだ。俺も速攻死にかけたし。

「オークはよく出るけど、奥に行かないとオーガ出ないし、キングは一度だけしか出なかったし、それほどでも、ないかな?」
「・・・おほん、私達親子はドラゴン人なんでドラゴンになればオーガなんか単なる餌だ。が、ひとにとっては、経験と実力がある者達が何人も集まってパーティになっていないと危険すぎるんだよ?しかもオーガは一匹でいるとは限らないだろう?」

「あ、そうですね、巣がありましたね」
「巣?集落か!」
「ええ、キング?でかいのに襲われて大変でした」

「あんたが集落を襲ったのが悪いんでしょう!」娘
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なるほど!!
「・・・・・・・・・・・・・・・・」おっちゃん、娘

「まぁ人間はだいたいそんななんで仕方ないですけど。」おっちゃん
「自分たちからは平然と侵略していくくせに、少し仕返しされたからってきゃーきゃー小娘みたいに喚いてあげく仕返しで絶滅させないと恐ろしくて寝ることもできないときている。普段何も無い時はいいひとなのに・・それがなかったら既にに滅亡させていたわよ。」
過激な娘さんである・・・。
つか、50年、何を見てきたんだろう?

地雷踏んだかなー、ドラゴンぢらい・・

「まぁまぁ、この人はそういうのと違うみたいだし、とりあえずその子を見に行こう」
とおっちゃんがとりなしてくれた。ほんでもっておっちゃんは宿は隣の店の人に「少し出てきますので!」って言っただけ。
それでいんだ?
いいねぇ!そういう地域で暮らしたかったのだ!

てくてくてくてくてくてく・・
おや?
なんだろう、なんか気にかかる、と思いながら門を抜けて右の城塞の影に・・
「あ、こんなとこでやっと思い出した!!」
「なんですか?」
「なによ?」
「・・・・おっちゃんの宿の部屋から転移すればよかった」
・・・・・・

「ま、いいでしょ。帰りもここらでいいです。門でたら門に帰らないと心配するし。」おっちゃん
門衛、顔見知りだとそうなんだ?街に住む人たちには結構いいね。

シュン!

「ただいまー!!お客さん連れてきたぞー」
と、開け放しの扉の中に、・・居ないので
「すんませんまた畑にでも行って野菜食ってるんでしょう、座って待っててください」
「いや、私も行きましょう」
「私はここにいるわ」

小屋の裏に回る。
畑で2匹が、なんかやってる。食べるようだ。

「へぇ、あの子、野菜も食べるんですねぇ」
「珍しいんですか?」
「ええ、大きいドラゴンはあまり食べないんです。」
・・・・

「竜騎士の・・」
「あれは、ドラゴンじゃなく大きなトカゲですねー。一緒にされると怒る者も多いので気をつけることです。」
「あ、すんません、無知で・・」
「今回はいいですよ」
・・・・・怒ってるんだ?

「おーい!うさぎー!ちびどらー!」
2匹、人?がこっちを見た。
2人とも手にキャベツっぽい野菜を持って齧りながら来る。

ちびどらが近くに来たら鼻をくんくんさせ、おっちゃんの側に。
おっちゃんは手をだして嗅がせる。
ネコですか?

チビドラは俺を見る。うん、俺はチビドラを抱っこし、なでててやってからおっちゃんに渡す。
おっちゃんがうけとり、優しく抱っこしてなでてやる。安心したらしいチビドラ。

「この子、多分人間に化けられますよ。訓練次第ですけど。」
と、おっちゃんはチビドラをなでながら。
いいですねぇ、こう、小さい時のもふもふはたまらないですねぇ。うちの子も小さい時はこうだったのに、もうあんなにでかくなって・・・。

そうか、おっちゃん子育て経験者だったんだっけ。
図らずとも?最も良い相談相手だったわけだ。

それから何を食べさせているのとかになり、小屋に戻ってドラゴンミールを見てもらおうと。

「おや?家を間違えました?」
「いや、あなたの家ですよ?」おっちゃん
そらそーか、ここらへん一帯に人はここにしか住んでいない。

「どう?驚いた?」娘が奥から現れた
「いや、どうもこうも・・」
「娘はこういう家事的な魔法が使えましてね」
が?も、ではなくて?
まぁ、ドラゴンになっちゃえば魔法はいらねーか。フィジカルのみで相手を圧倒だからな。

「で、こっちがうさぎで俺が留守のときはチビドラの面倒を見てくれてて、普段は俺の相棒です。」
「ご紹介にあずかりました。うさぎです。よろしくお願いします。」

「これはこれはご丁寧に。うさぎ人族ですね?よくぞこんな魔境で生きてきましたね。」
「このタコさんとかが居たので。」
・・・・・
「まぁいいか。・・」

と、俺は、設定としてこっちに来たことをベースにした話をした。ゲーム云々とか、異世界転移とかどっちかに決定するよりも中間(あいまい)にしておくほうがあとから事実がわかった場合修正しやすいんじゃないかな?と思ったから。

「そういえば・・」
と、おっちゃんも数十年前に金髪の背が高い、少し様子が怪しい者が自分の宿に滞在したことあったと思い出した。
いろいろなモノを買ってきては宿の食道のテーブルに広げて食べては、うまいの、まずいの、評価していたという。
あの英語のノートの人かな?
数十年前じゃ、もう歳取って死んでるんだろう。

俺の前の日本人は用心深いらしいので、あまりそういうミスっぽいことはしなかったんじゃなかろうか?

「あ、あと一人、あなたみたいな黒髪黒目の小柄なひとが、味噌スープに感動して泣いて食べていましたね。」
・・・まぁ、そこは、仕方ないと、思う?

そこは素直に認め、
「その2人ともここの関係者だと思います。お世話かけました」
「いやいやどういたしまして。で、ここは収容所とかですか?」おっちゃん

この世界にもあるんだ収容所って。敵国兵士とか犯罪者収容してるんだろうな。

「みたいなものですかね。一人前になるまでここに収容され、一人前になると旅立っていく。」
「タコさんも、もう十分一人前ですよね?」
「でも、子供もっちゃったから、あの子が独り立ちするまではだめですね」
「うちで預かりましょうか?とてもかわいい子なので大丈夫ですよ!」おっちゃん

「でも、俺あの親と約束したんですよ。俺が一人前になるまで面倒見るって。」
「ああ、それはそれは・・仕方ないですね」
おや?

約束って、この世界では守られるのが当たり前なのかな?
つか、守るのは当たり前か、ふつーに騙すあっちが異常なだけなんだよな・・・。

おっちゃんといろいろ話した。
その中で、俺ら向こうから来た者達は魔力に関してはかなり良い資質なんじゃないか?とのこと。
「でなければ、そんな簡単に魔力量は増えないし、魔法も多く使えるようにならない」
と言っていた。

娘さんはこの小屋を魔法まで使ってきれいにしてくれた。中は新品同様、棚も新設されて床にあったものがきれいに収納されていた。魔法陣が書いてある簡易収納庫まで作ってくれた。温度はともかくも、腐りにくい収納庫だ。

「週に一度はチビドラの様子を見に来たい」と娘
お父さんも「も触れるのは今のうちだけか・・」とそそりぎみ

「じゃ、週に一度迎えに行きます。いつがいいですか?」
「そうだな、食堂はカレーとシチューを作り置きしてとなりのおばさんい頼めばいいし・・んじゃ来週の同じ日にお願いします」
「任されました。来週の同じ日に。」
仕事の癖で、復唱してしまう・・。

ーー

それから毎週来ることになった。
俺が狩ったオークやオーガの肉も買い取ってくれて楽だしいいのだが。

おっちゃんはチビドラモフりだし、娘の方はドラそっちのけでなんか小屋で食事とか大量に作り置きしてくれるし?

「いやあ、今まであの子に勝てた人いなかったんで、気に入られたんじゃないですか?」
とおっちゃん。
いーのかよ?おっちゃん勝てなかったのかよ?

うさぎたちはドラゴンの庇護?の元になったと喜んでうちに来るようになった。
缶詰は相棒(うーさ)が開けてくれるんで面倒なくていいが、夜に缶詰の複製量が半端ではなくなった件。

ギルドの方は何も巻き込まれずに済んでいて、
そんなこんなで月日が流れていった。
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