67 / 383
中−34 強制慰安休暇もろもろ
しおりを挟む魔物の森の宿のほうは、この一ヶ月、一般客には閉鎖状態だが、ダンジョンB1の宿のほうは一般向けに営業している。得物運搬は、もーめんどーくさいんで、転送で送っちゃっている。皆もうけっこうわかってきちゃってるんで、今更取り繕うほうがなんか恥かしいんじゃね?みたいな感じになったんで。
なので、大体馬車一台分を宿側で決めて、それでやっている。
ダンジョン宿は地下なので、やっぱ開放感は森の宿に比べりゃ一段下がる、、
なので、魔物の森の宿が一般向け停止中は、仕事を休む冒険者も多かった。
日頃からここで稼いでりゃ、皆結構貯金とか持っていたりして、この休み期間を利用して、どっかに家買っちゃう?とか、結構多くのパーティーがそうやって楽しんでいる。
だからギルドもあまり仕事がない。
前倒しで休暇に入る者も多くなっている程。
そのギルドで、明日から休暇に入る若めの男性2名が、、
「なぁ、、どうせなら、休暇期間に防衛隊に入ってみたくないか?」
「あ?何いってんの?阿呆なの?」
「いやいや、よく考えろよ?、冒険者達と防衛隊員って今かなり仲いーよな?」
「ああ、結構仕事でも一緒にやってるし、防衛隊員がかなりしごかれているのを冒険者達が毎日みてて気の毒過ぎってんで労ったのが切っ掛けだろ?」
「ああそうだ。で、イサムさん達によって、宿やら風呂やら外国での仕事からで冒険者や防衛隊が出されて一緒にしごとやって」
「ああ、だから冒険者達も大勢での連携、作戦レベルでの仕事ができるようになってよかったじゃん?」
「だからあ、、俺達がのこされちまってんだよ!!取り残されてんの!!!わかる?」
「・・・・・・・・・やべぇ、、
あれ?、、でも俺ら、結局基本事務仕事だろ?無理じゃん?」
「でも、だ。いざとなったら冒険者達を束ねて先頭に立つのが俺らだぞ?!」
「ああ、そーいうときはもう永遠にないだろーけどなー、、イサムさん達が居る限り、、」
「ああ、、そうだったな、、、」
「素直に、魔物の森の宿に行こうぜ?さあ、花火を楽しもうぜっつ!!!」
「ああ、そうだな、、」
ーー
魔王城
魔王の第一側近こと、人呼んで”魔王のおかん”。
小うるさいことこの上なく、しかし、それだけあって有能この上なし。仕事では皆に頼られっぱなし。
でも、余計なところで小姑なところがある。
夜明かしで飲みまくる、なんてのは月に数度しか許されなくなり、
重要書類放置など絶対に許されなくなった。
また、報告連絡相談の必須。これが重要時に怠った者は、昼飯抜き。
あれ?ゆるいじゃん?ごく普通のことだろ?
と諸氏は思うだろう。
が、ココは魔国。
いーかげんがそのまま国になったようなところだったのだ。
なので、
そーゆー事で叱る者など存在しなかった。
ある意味すげーんだが、そだったのだから仕方がない。
なので
「俺が、3日と言えども、ここを空けたらどーなろうか?」
などと、おかんは憂いていた。
もともと顔はいいんで、その横顔にぽーっとする魔人なども多かった。
おかん資質。彼のキーワードは、そこなのかもしれない。
だが、そんな彼の憂いなどと裏腹に、彼の仲間たちは楽しみにしている。
人間の国など始めても者も多い。
なにより、最近魔国は食事革命が勃発してる。
その起爆が、「人間の国の食事」なのだ。
だから、そのとうの人間の国の食事を味わえるどころか
魔王様いわく「あの宿の食事は人間の国でも最もうまいんじゃね?」と。
その食事を何度が食べに行く、ということだけでも超価値がある、というわけだ。
しかも!!
「酒がうめぇ!」by魔王
だと!!
更にっ!!
現在建設中、もうすぐ完成の、「銭湯」。その原点が、あの魔物の森の宿の銭湯だというではないかっつ!!
もーなんでもいーや、とっとと行こうぜ?
という感じなのだ。
ただ
「宿、銭湯などは皆人型を対象に作られているので、全員人型でいるように!」
とのお達しが出ている。
原型だと際限なく食えるのにぃいい!!とぶつくさく魔人が多かったが、これだけは仕方がない「仕様です」なのだから。
でも、よくあるように構造欠陥を仕様だと言い張るどこぞのPCや携帯ゲーム機メーカーではないので、欠陥は無い。安心して良いのだ。
なので、
ごった返す宿や温泉は、ひとも魔人もいっしょくたになって楽しんでいる。
まぁ、タカシの演技のとき、試合がある場合のみ、ひとの反応と魔人の反応がもろ別れるだけだ。
「なんか、賭けとかしてるんじゃない?」
と、人側がうたぐっちゃうくらい超熱くなっている。
思わず原型になっちゃう者は、すぐに後ろから近づいてぶん殴って引き取らていく。
あまりの速さに誰が引き取っていったのか全く見えない。
宿の連中と、元冒険者今人外の者達で、手が空いている者達が見回っているのだった。
昼の後片付けも終わった頃なんで、ちょうど手隙きの者が多いのだ。
その見回りも、アベックでやっている者達も増えている。爆ぜろ?
そんなこんなで、日時は流れ、、、
もう一月がおわろうとしていた。
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
{完結保証}規格外の最強皇子、自由に生きて無双する〜どこへ行っても、後世まで語られる偉業を残していく、常識外れの皇子〜
Saioonji
ファンタジー
母に殴られ、命を奪われた――そのはずだった。
だが目を覚ました先は、白く豪奢な王城の一室。
赤子の身体、仕えるメイド、そして“皇子”という立場。
前世では愛されず、名前すら価値を持たなかった少年が、
今度は世界の中心に生まれ落ちてしまった。
記憶を失ったふりをしながら、
静かに、冷静に、この世界を観察する皇子。
しかし彼の中には、すでに常識外れの思考と力が芽生えていた。
――これは復讐でも、救済でもない。
自由を求めただけの少年が、
やがて国を、歴史を、価値観そのものを揺るがしていく物語。
最強であることすら、彼にとってはただの前提条件だった。
重複投稿作品です
小説家になろうとカクヨムにも投稿しています。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる