疑う勇者 おめーらなんぞ信用できるか!

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下−51 俺達のために用意された世界

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「ギャー!ギャー!!ギャギャー!!!」
あ、餌!!、、、と床にごろ寝していたC子は焦って目を覚ます。
あれ?ああ、A子ん所で寝ちゃったんだ、、、
「って、なんでここまで来てんのよあんた!!」と、窓からでっかい顔を部屋の中につっこんでギャーギャオまだ言っている。絶対鳴き声じゃないよな吠えているって方だよな、とか思うC子。
飼い主に餌をねだるペット、飼い主を探し出した。というところか。まんざらでもなさそうなC子。

なので、すぐに自分の部屋に戻り、買ってきた野菜を怪鳥の足下に放り投げる。と、、怪鳥はじっと見つめ、、その後「プイッツ」、でそのままでまた「ギャー!ギャー!ギャギャー!!」
???
「もしかしたら、、あんた、、」
と古い方のしなびた野菜を怪鳥の足下に放り投げる、ヒョイパクッ!
あと2つ投げてやる。

「全く、、早めに買って来といてしなびさせなきゃならないのね、、」C子。
C子、完全飼い主モード!!怪鳥がやりかたうまかったのか?いーや、C子の好みがなんかそ~なのかもしれない?BやAは全くその気なかったもんな。

その後、A子とB子を起こしに行って朝食食べて、訓練場に向かう。

ーー

結局その後。A子達が訓練生達に、組手は捌きから打撃まで一通り教え、更には剣もA子達が教えることになった。
そのおかげで、A子達3人は自身の武芸の質がかなりよくなった。教えるということの余録だな。

そして、
街に出れば、
自分よりも強い者達が多く、しかも皆イケイケなのでいくらでもい相手をしてくれる。時間が無くても、こっちを優先してしまうほど戦闘好き。そんな者達が喜んで毎日相手してくれるのだ。
これほど強くなるための良い環境はないだろう。

この環境に慣れてノリノリになり始めたA子達にとっては、「俺(私)達のために用意された世界みたいだ!」と思うのも無理はないと思う。

A子達の帰宅時の辻稽古は日常化している。常連さん達もできた。参加してくれている者達の7割ほどが常連だろう。
なので、A子達も相手の傾向がわかるので対策等でき始める。つまり、常連達にとっては手強くなる。常連達はそれが嬉しい。皆、A子達が自分らほどになるか、自分らを負かすほどになるのを、待ち構えている。
同等か、それ以上くらいの相手が、最も面白いのだから。

たまに、A子達は何らかの用事で辻稽古ができないときがあると、体が余力を持て余した感じがしてしょうがない。なので極力、時間が無い時は少しでも、やっていこうとする。
最近は、回復魔法を使える魔人達も見に来てくれている。なんかあったら助けよう、ということらしい。まことに魔国はありがたい!と思う3人であった。

ーー

今日は、
3人が最初にコロシアムで闘技会を見てから、3度めの闘技会が開かれる。

「はやくいこーぜー」A子
「なんか食べ物持っていく?」B子
「あっちで買うのが良いと思う。コロシアムでしか売っていないものが多いんだって!」C子

そんな情報仕入れる暇なんかどこにあったのだろう?とB子は不思議に思う。
実は、C子は訓練中に雑談もしているのだ。でも話しながらでもちゃんと訓練になってるのは相手が魔人だからだろう。B子が気づかないくらいなのだが、わざと気づかないようにやっているのだろう。気づかれても何も問題無いのだから。


コロシアムに来るのが少し遅かったので最上階の席。遠いけど目に身体強化かければ見える。
今日の目玉は、ゴリさんが出る試合。あと、翔太とゴッツ。
もしかしたらタカシが来るかも知れないという噂もある。タカシが来たら、時間延長で、魔王様との試合が追加になる。
ゴリさんが本気を出したところを見たことがない3人。今日こそそれを見ることができるだろうと期待している。
そして、攻略法を見いだせるのではないか?とも。

ちなみに訓練は、明日は中止だ。理由は、ゴリさんが今日試合に出るため、明日は回復が必要だろうということ。そして今日の辻稽古も中止。理由は、場所がひとで埋まっているから。帰りなんぞ特に酷いだろう。


ゴリさんの試合は「とても参考になった」byA子B子C子。帰ってから攻略会議だろう。
翔太とゴッツの試合は「すげーけど、すごすぎて参考とかできない」と却下らしい。

タカシも来ていた。
でも、モノマネしていた。
口から火を吹き、あんぎゃー!とか叫び、、「魔王様の真似ー!」 あまりウケない
両手剣を握り正面に構えキリッとした表情で、居合を行う。剣が見えないほど速い。額から汗がきらりん!、、翔太のマネぇ! そこそこウケていた。
ゴッツのときは魔王に手伝ってもらっていた。
「ゴッツの真似しまーす!」と宣言してから。打ち合う打ち合う、延々と打ち合うタカシと魔王。真似じゃなく、まいどの試合にそのまま移行したようだ? 魔人の大好物、純粋なる殴り合い、オオウケ。


それらを端からリアルに見ていた翔太
「・・俺って、あんななの?」
「え?・・・ち、ちがうよ?」拳闘士
「んじゃ、さっきタカシさんの俺のモノマネみて、pu!とかやってたのは?」
「いや、、ほら、、あんだべ、、」
「ちがうのよ!あれは、そう、あまりにも似すぎてたん、ではなく、、って、、そうそれよ!」魔法使い
・・・・・
「き・み・も、”ぷw”とかやってたよね?」翔太
・・・・
「「ごめーん!!」」たたたたたたーーーと、逃げていく2人
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