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下−131 前夜祭準備
しおりを挟む魔王の湖にはもう水を引き始めていた。周囲はゆるく土手になっており、腰掛けてお弁当でも食べるにちょうど良さげになっている。
勿論釣りもできるように普通の魚を放流したという。ザリガニもいるので子供も喜ぶと魔王。こっちの世界でもそーなんだ?
ちいさい桟橋ができている。貸舟屋を出すという。
「俺がたまに来てのんびり貸舟の親父やるんだ!」
あ、フラグたったんじゃないかなぁ、、、かわいそうに魔王、、、
中央の大通り、湖まで開通している。
両脇の店なども半分くらいは開店し始めている。
宿やホテルも開店し始めた。
それらをヘンヅーラ王と一緒に見て回った。
「どうする?」イサム
「なんか、大々的に、この街の、、この国の開闢祝をするそうです。その日に開園しますか?」王
「そうだな、それがいいな。その前に、身内を呼んで予行演習みたいな感じで同時に試験運用もしてみたいが」
「いいですね!」
ということで、頑丈なA学園の連中が近くに居るので
「ゼッタイ園内で魔法使うなよ!」
と念を押し、開放した。
ヘンヅーラ国の兵隊たちは接客に慣れていなかった。
すぐわかったので、ギルドに行って「接客の指導員になれるのを頼む、」と2-30人頼んだ。中央王国の冒険者でも防衛隊員でも皆商業一般農業林業牧畜などできるのだから。
翌日から結構すんなり回り始める。
ミラーハウスから出られなく成るものが多発した件以外は、コースターから飛んでいった奴除いて問題なかった。
コースターの件は、そいつが興奮して自分でベルト外して飛んだので、事故ではない?
「死んでも回復できる者が2-3人常駐できるのが好ましいな、、ギルドに頼む?」イサム
「お願いします、、まさか謳い文句に死ぬほど楽しいとか入れるのもなんですからね」
おう!なんだ結構いける口じゃないか!ヘンヅーラ王!!
冗談のセンスで人を測るイサム
半月後、全ての施設や店舗が完成して開店準備も完了していた。
2日後が北桜開闢記念祝当日。
ヘンヅーラ王は、ここの国の女王と王に、ランドの衣装を渡していた。
イサムが丹精込めて作った衣装である。
多分、この世界、どこを探してもそれ以上の出来の王子王女用の正装衣装は無いだろう。勿論元の世界の王族のそれなんぞコレに比べりゃ鼻くそみたいなものである。勿論王と女王でも若けりゃ問題ない。
勿論エンチャントばっちり。付与しまくり。何を付与したのかもう思い出せないくらいだ。ノリノリだったからな、後悔はしていない。とイサムは後日言う。
で、結局その遊戯施設の名は、みなランドランドと呼んでいたが、結局決まらなかった。
「仕方がないから、女王様に決めてもらいます」とヘンヅーラ王は、衣装を持っていった時にお願いしたそうだ。
「そのランドを見てから決めるのがよいな」と桜、とのこと。
前前日の夜、アラタを呼び出したイサム。
「明日は前夜になるだろ?前夜祭とか準備いいのか?」イサム
「え?前夜祭?」
・・・・
「わかったこっちでやっとくわ、、、当日の花火とか、花吹雪とか、パレードとか、用意は?」イサム
「桜、そういったのは全く、、、開闢の宣言して、あとは人びとに食事と酒を振る舞って、、だけと、、」アラタ
・・・・
「衣装、行っているよな?ヘンズーラ王から。」
「はい、貰ってます」
「よし、、んじゃ、あとはこっちで用意するから、当日は、おまえら呼んだら来いよ、出番になったら呼ぶからな。宣言後から始めるからな。」
「わかりました。」
「で、開闢祝は何日間続けるつもりなんだ?」
「え?何日?」
「・・・・一ヶ月だな。草履からも人を呼んでやれ。もともとこっちには人がいないんだ。草履からの移民したいってのが出てくるだろうし。」
「桜と話してみます。」
「一ヶ月は了承させろよ?」
「がんばります!」
飯場が無くなったので、ランドの奥にヘンズーラ国保養所を作って、そこに泊まっているイサムらヘンズーラ土木建築部隊改ランド職員一行+ギルドから派遣された指導員一同。
イサムはそこに戻ってヘンズーラ国王と、指導員部隊のリーダーとこっちで作業しているでその飯場に住んでた魔王を呼んで計画を建てる。
ギルドから派遣されたのはベテラン冒険者達と、防衛軍の隊長クラス3人。支店長がおごってくれたんだろう。
いろいろ案を出し合い、どうやりゃできるか、もっとよくならないか?など話し合った。
すぐに支店長を呼んだほうがいいとなり、彼は転移ですぐ来た。
桜達がほぼ何もしていないことに驚愕し、、
でもその緊急性に気付いた。
パレードの車などはイサムと魔王で明日作るとして、明日の前夜祭に打ち上げる花火は最低でも2000程は欲しいとこだ。
イサム一人でやるとどうしても単一になるので、作れそうな者達を50ー100人ほど呼んですぐに作らせることに。魔王のところの作業員が結構細かいことできるらしいんで頼む。一万くらい作れるだろ、とか言う魔王。湖とゲレンデ二箇所からあげたいから、そのくらいあると助かるなー。
パレードの花吹雪とか観客とか。
花吹雪は、魔法でできる者を500m置きくらいに配置しておく。同時に観客をやらせりゃいい。
観客は、今のままだとしょぼすぎるんで、万人単位で欲しい。
支店長によると、街の栓収容人数は、各国保養所含めてみっちみっちに押し込んでだいたいで2万くらいじゃないか、と。
んじゃ、中央と、西の国とから5千、魔王は「うちは1万」、と。なった。当の草履の国民が祝を見ないってのは無いよな?と皆。なので草履から2万は呼ぼうと、草履の防衛隊に指示を出すイサム。
すぐに動いた。草履の防衛隊も、中央王国王都の防衛軍も、すぐに触れを出してくれた。
西の国にはヘンヅーラ王と支店長を送り込み、当日朝に5000以上を送り込むと約束貰った。
西の国も作業員送り込んでいるが、地味に店屋とかそういう隙間を埋めてきれいにするような事をさせていたので、あまり人員は来ていなかった。だが、保養所は建っていた。
ヘンヅーラ王もイサムに将軍と連絡とって明日5千くらい集めてくれるようにしてもらえないだろうか?と頼む。
イサムは将軍に念話したら、できる限りやりましょう、明日の朝食後位の時間に迎えに来てくださいと返事。
ヘンズーラ、国としての正念場?がんばるなー!!
夜半にどうにか話はまとまり、後は明日の朝だ。ということで、皆で一口だけ飲み、速攻で寝た。
翌朝。
続々と観客人員が送り込まれた。イサムも迎えに行ったら、将軍も参加して5000人以上集まっていた。「同盟国開国の祝なんで、うちから王以外にも側近一人くらいいるほうがいいでしょう」と。
イサムと魔王は、マジで豪華なパレード車を作った。小山並の大きさがある。
「牽くモノがデカイんでな、、」と魔王
魔王はドラゴン系の魔人にドラゴンになって牽かせると言う。ドラゴン2匹、人?
その後に各国王の車、その後に、各国側近の車くらいだそうとなった。
「その後、有志とか、いんじゃね?」魔王
「有志?」
「ああ、名が通っている、顔が知られている奴、、うちの鬼とか、おまえんとこのガッツとか翔太とか、タカシもいたな、、あ、あと俺とレスリングやってるA子ことか、、おまえんとこばっかだな、、、」魔王
「お前んとこの闘技大会のレギュラー全員出せば、こっちも出すけど、、」イサム
「んじゃ、出させるわ、、」
「なんか、、あぶねー車になるな?」
あっはっはっはっは!!
どーせなんだから、と、魔物の森の宿の村、半数も転移させた。メフィは当日お祝いの時に転移して伺うと言って来なかった。相変わらず表に出るのが嫌いな癖は治っていない。イサムもだけどw
「魔王、同盟総帥としてなんか祝の席、、パレードの出発時とかに述べたほうがインじゃねーか?」イサム
「ホントはおまえだよなぁ、、?」
「俺はそういうのは、、、」
「んじゃ、一緒になら俺もやる」魔王
「・・くそっつ、、しかたねーな、んじゃお前が総帥で、俺が副総帥とかでなら、、」
「うーん、肩書がイマイチだな、、」
・・・・・
・・・・・
「全転生勇者代表、とかは?」魔王
「ま、それでいいか、、」イサム
んじゃ、口上考えるか、、、
ああ、、
今まで、かつて無いほどの沈黙が長々と、、、w
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