疑う勇者 おめーらなんぞ信用できるか!

uni

文字の大きさ
211 / 383

下−136 憂うメフィ

しおりを挟む

メフィは憂いていた。
何に憂いていたかと言うと、、なんだろう?

とにかく憂いていたのだ。
虫歯が痛いとかいう落ちではないので先に行っておく。まだ理由がわからんだけだから。

ここんとこ、何もかもがそこそこそれなりに旨く進んで、しかも主様がかかわらずとも進んでいる。
こんなんでいーんだろうか?いやよくない?なぜ?いんじゃね?でも、 お も し ろ く な い だろう?
そこだ!!そこなんだっつ!!!

ということらしい。

ふーん?で済んでしまうところだろう、一般人ならば。
でもメフィなのである。

「どうしてくれよう?」メフィ
何がそこまでにくたらしいんだろう?

なので、メフィは訓練場に落とし穴をいっぱい掘ってきた。
今日はベテランの3回目の訓練だ。これを終え、実践である程度経験を積むと、異界に行く前の銀翼レベルに近くなるのだ。
各国各地の隊長レベルはこのレベル。勿論蘇生魔法を使える。5分程以内ならば蘇生できる程度だけど。

宿で仕事をしながら遠視で見ていたメフィ。
最初に1人2人ひっかかったが、その後はさすがベテラン、罠を探知できるようで、皆避けて走っている。

「くっそう!!」
何がメフィをそこまで?

仕方がないので、今度は王都ギルドのギルマスルームにちょこっと行って、椅子に地雷魔法を仕掛けてきた。
見ているとギルダーが入ってきていすに、よっこいしょっ、といいながら座ってドッコーーン!!天井に頭がぶっささり、ぶらーんと揺れているギルダー。
少しスッキリしたけど、、まだまだだな、、と思うメフィ。

ちゃんと獲物を選んでいるところが、安心安全だね!!

うーんん、、と悩んでから、ダンジョンの下層の方に行き、おもいっきし魔力を放出してきたメフィ。
帰って食堂で仕込みしながら遠視で見ていると、
うっわーーーーー、、と奥から冒険者たちがわらわら逃げてくる。ほくそ笑むメフィ。ゴーストやアンデットやちっさいリッチーまでもが湧いてきていたのだ。
その後、なんかすごそうな、、一時期の銀翼か銀猿みたいな感じの一派がやってきて、皆武器に魔力を纏う、、白系の魔力、、、
「あ、やべぇ、、」メフィ
あっという間にリッチーまで浄化されてしまった。

チッ!!

その時、念話が入ってきた。
(メフィさん、イサムさんいないんですか?)アラタ
(あ、亜空間部屋にいるんで通じないですね、どうかしたんですか?)メフィ
(なんか、南の海に大量にクラーケンとか湧いたみたいで、、僕らじゃ対処できないで、、できたらお願い出来ないかなーと思って、、)
(そのくらいなら私が行ってきますよ)
(忙しいのにすみません!お願いします!)いつも丁寧なアラタであった。根がいいやつだからね!

んじゃ、少し仕事が入ったんで、南の海に行ってきますね、と、そこに居たメギィに言って跳ぶメフィ。


シュン!
サーチででっかい魔力を目指して海に出たメフィ。
「ほう!」
確かに”湧く”ほど、、うじゃうじゃキモいほど、一気に踏み潰したくなるほどいた。小山ほどあるイカの群れ。
メフィに気付いてビームを放ってきたが、指一本出すまでもなく弾くメフィ。

あ!やべ!と、流石に強い魔獣の親方、メフィの強さをわかったらしく逃げようとするが、周りにもみっしりクラーケン密集地帯があるので、つか、その中にいるので、身動きとれない。

にたり、、
そのメフィの顔を見て滝のごとく汗を流し必死にもがいて逃げようとするクラーケンA!!

メフィの右手にポン酢の瓶が現れる。左手には箸だ!
今明かされるメフィの秘密っつ!!!メフィが左利きだったのだ!!!

どーでもいいことですけども。

ポン酢を見たクラーケンの必死の表情ときたら!!!
と、メフィ腹を抱えて大爆笑!!!
ポン酢の蓋を開け、内蓋の封印を剥がす!
クラーケン、目が飛び出るほどにっ!!てイカの目は出ているけど、、もっと、びよーんってほどにっつ!!

更に大爆笑で、息ができなくなっているメフィ、、ひーひー言っている、、、

瞬間移動ではなく、ゆっくりと宙を飛んで、そのクラーケンAの上からポン酢をかけるメフィ!!
もう海に潜ろうとしても下にもクラーケンがみっしり!!前方に逃げようとしたが、さきほどまで開いていた前方にもいつの間にかみっしり!!!
すんげーもう狂ったようにもがくクラーケンA!!!

箸を、魔法ですすすーーーーと伸ばし、、イカのエラの部分をちょい、とつまむ、、
更にくるったようにもがき暴れ墨を吐き周囲のイカに噛みつき足を隙間にぶちこんだり他のクラーケンを持ち上げよとしたり、、でも他のクラーケンはその他のクラーケンたちと足が絡み合って個体だけをドーにかできる状態ではないwww

結構すっきししてきたんで、そろそろ終わらすかなー、と、、
!!ぴん!!

小瓶を用意したメフィ。
ながーーーくなった箸で、クラーケンAをつまみ上げ、その小瓶に、、シュルリン!!!と入ってしまった。ストレージみたいなもんか。

で、金魚鉢を懐から引っ張り出して、ちょいと、人差し指をふるって、そこらにいた全てのクラーケンが、5mmほどになって金魚鉢の海水の中に入った。100匹ほどいる?

「クラーケン養殖鉢、、ぷっwww」

シュン!!
宿に戻り、
「これ、食材に使ってください。クラーケン養殖鉢です。100匹ほどいるかな?捌く時は元の姿にすれば2-3日分の食材になるでしょう。あまり怖がらせると臭くなるんで、わからないうちに捌いてくださいね!」
とメギーに渡した。

さて、、と仕事に戻るメフィの表情は今朝とは全く違っており、清々しいほど賢者になっていた。

溜まっていただけなんですかね? 憂いじゃねーじゃん、、

爆笑させるのがいいのか?

一応この世界では最年長らしいので、他のだれもメフィの生態を知らない。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】 【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】 ~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~  ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。  学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。  何か実力を隠す特別な理由があるのか。  いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。  そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。  貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。  オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。    世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな! ※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

処理中です...