疑う勇者 おめーらなんぞ信用できるか!

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下−138 マジカルルルル1

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魔法のお国。
ここ、どっか辺鄙な山奥に小さな集落があったそうな。今もあるけど。

その山奥はたまたま特殊な環境で、ダンジョンでもないのにマソが集まり、しかもそれはなんか、清涼系?すがすがしい系のマソという一風変わった珍しいものだったそうな。そこしかないので、この世界のものはそんなのあるなんて知らないし、その集落の者達も”他の種類のマソ”なんか存在しているなんて知らない。

そこの村はチョーローが居て、村を仕切っていた。仕切り屋で声がデカイ奴が無理やりチョーローを継いだと名乗り、それになる。
その村の特産は、魔法。
ちみっこい村なので畑もそう多くは無い。めんどくさがり多いし、チョーローは率先垂範しないんで誰も動こうとしない。勿論村人達はチョーローの言うことなど、口ではハイハイいいながらやらないし、チョーローが終わったか?と聞けば終わりましたとか平然と言い切るし、、とまぁ、そーいった感じで、、

子供の多くは、小さい内はそういう村の気風を「クズ!」とか思っていた。少し大きくなるとそれに染まってなかなかなクズになりおおせる。

が、その子は、たまたまその日は畑のはしに寝転がって空をみてた。
ぎゅーーーんん!とか音がしたと思ったら、数体?のなんか生き物?ひとのように見えたが、、が、高速で飛んでいった。

村の者達は村の外に人は居ないという。魔獣だけだと。
なので、村の外に人が居るなどというと笑われる。
「この村にひとがいるんだ、他に村があったり、そこにひとがいたっておかしくないだろ!」
と言っても、ちゅーにー!とか妄想癖ぃいいい!とか空想屋とか言ってバカにされる。

なぜここにしかひとはいないと思いこめるのだろう?その頭のおかしさが、その子には全く理解不能なことであった。
しかも、魔獣がいるんだ、人系魔獣とかいても不思議でもないよな?!

その子は、小さい割に凄く、魔力タンクは村で一番だと言われている。
ただ、まだ多くの魔法は教わっていない。もったぶってなかなか教えてくれないのだ。
飛行魔法などいままで聞いたこと無かった。必要ないしね。木の実取るのでも跳躍で充分なのだ。

だが、見てしまった。
人が他に居る。その者達は空を飛べる。

ちみっこの名はチー。ホントはちーなんとかかんとかうんたら、とか言う名らしいが、まだ覚えきれないので自分で知っているのはチーだけだ。

チーは毎日どうにか飛べないかいろいろやってみている。
村の者達はまたバカにした。
でもアレを見ていない奴等が何を言おうと「無知」なだけだ。聞く必要など無い。

ある日、チーは鳥になって空を飛ぶ夢を見た。すいすい飛んでいて凄く気持ちが良かった。風に乗るのが特に気持ちよかった。
その後、より一層真剣に訓練を重ねた。
ある日、嵐が来た。
木の葉が舞い上がり、風が渦巻いた。

チーは家を出た。
子供が嵐などに興奮して外に出て喜ぶのは多い。なので両親は窓際から、防護だけチーにかけて見ていた。
チーは、渦巻く風にふわっと乗り、そのまますすすすすーーーと、高く舞い上がった。
両親は何が起きたのかわけわからず呆然と見ているだけ。

その後、チーは、以前見た者達のように、右腕を前方に突き出し、左腕を脇に織り込んでぴったりくっつけ、高速飛行の姿勢をとり、
「ぱぱ、まま、いってきまーっす!」
ぎゅいーーーーん!!
飛んでいってしまった。

村人たちは、それを聞き、「竜巻に巻き込まれただけだ。飛べるわけがない」と。
両親もそれで納得してしまった。飛べるわけナイのだ、と。
その目で見た者がそれじゃ、何も残らないわな。


軍団、空を高速移動中。自称パトロール中だ。
「前方に、ふらふらな飛行物体発見!!」C輔
「よし、安全確認獲れた場合は確保!」A治

最近、タカシ軍団ではパトロールごっこが流行っている。
村を襲うドラゴンが出たとこのことで、一度軍団のみで捕まえに行った。ペットにしたいとちみっ子がうるさかったので。
まぁ、軍団のペットがドラゴン、、とか5人の厨二心を大いにくすぐったのだ。おそるべしちみっ子。

その後、なんか他にいないかなーと、そのドラゴンの巣があった山、軍団名ドラゴン山の周囲をパトロールすることが、なんとなくかっこよく思え、週に何度か気が向いた時にかっこよく変態飛行、、編隊不幸、、編隊飛行を行ってた。

C輔が確保した物体は、ちみっ子より少し小さめの幼女。
「あー、これ数日水も食い物も摂ってないな」A治
なので寮の食堂に転移。

「おっちゃーん、粥とかできる?何日も何も食ってない遭難者拾ってきたんだよ」
「拾って、、、まぁいいわ、、どこの森でだ?よく魔獣に
「空で拾った、飛んでたつか浮いてた」
「・・・まってろ、今すぐ作ってやる」
会話を放棄したおっちゃん。

喜んだのがちみっ子。自分の妹にちょうど良い!と。軍団で女子ひとりだけだったしね!誰も女子認定してくれてないけどっつ!!

「あれ、この子みみながー、、」ちみっこ
「ほんとだ、、面白いね?よく聞こえるように、かな?」
「どこの赤ずきん?」
(だからおめーらはどっからその物語を知ってきたんだと!!)
「エロフ、だっけ?」
「「「「聞いたことあるっつ!!」」」」
これがエロフかぁ、、
まだ幼児だけど、、
先々が楽しみだ、、
長生きとかじゃなかったっけ?
しらんよ、とっとと成長促進剤投与しようぜ!
危険人物発見!!

結局、その日はお休みの日で魔物の森の宿にいたタカシに拾い物を持っていった6人。

一階食堂でわいわいやってると、メフィが来て
「あ、コレ珍しいですね?」
「知ってるんですかメフィさん!!」
「ええ、でびるいやー族ですよ」
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・い、いやぁああああ!!!!! そんなだっさいの、いやああああああああ!!!!!(ちみっ子)

宿に亀裂が入り始めたので、
「わかりました、エルフでいいです」メフィ
ぱぁああああ!!とひまわりのよーな顔になったちみっ子
「あなたはエルフちゃんよ!!私の妹一号ねっつ!!」
ふやすんか、、

学園の寮の食堂で粥を無言で大きめの寸胴半分くらい食い切り、それからぐっすり眠り続けていたチーが目を覚ます。
「・・・おねぇちゃん?」
ちみっ子、妹確保の瞬間であった!!  ?
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