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下−141 総隊長のおくさんと総隊長 桜夫婦 それぞれの愛
しおりを挟む魔国王都。同盟防衛軍総本部。
総隊長はそわそわしていた。
「もう帰っていいですよ?」副長
「え、でも、、まだ夕方じゃないし、、、」総隊長
「いや、そんなんで居られても、みんなの目障りだから、、」
ヒデェ、、と皆一瞬思ったが、でもそれもそーだよな、、と思い直し、
うんうん、、とでっかいリアクションをした。
総隊長、それを見て悲しそうな顔をしたが、それでもにまっつ!と笑って、
「ごめんな!んじゃ今日はお先にっつ!!」
シュン!と転移で帰った。
「新婚って、あんなもんなんですかねぇ、、」と誰とはなしに言う副長
それを聞いた皆、新婚で皆思い当たるのは、草履女王夫婦。
あー、似たようなもんだな、、、
と、納得し、隊長のそれを「フツーなんだ」と容認する皆様♪やさしいね!
総隊長の結婚式は魔国で壮大にやった。魔王がお祭り好きだからなようだ。
おかんもそういうことは容認どころか積極的に。
「国家どころか同盟の為になりますからね」と。
招待客の主な所は数日迎賓館に部屋をとり、積極的に他の招待客との接触を取れるようにしたり、なかなか良いことをやっていたようだ。
総隊長のワーカホーリックを「結婚したら治る」とかイサムさんが言ったらしいが、これほどとは、、と思う副長だった。でもその分しわ寄せが来ているけど、氷の海での遭難救助の時(下90話)に強制的に部下を使うようになったんで、結構下に仕事を割り振れていたからさほどきつくは感じない。
あれも先見の明だなぁ、、とかと思う副長。
「俺もとっととそのレベルにいかないと、部下たちが楽になれないよなぁ、、」とつぶやく副長。
北桜建設を手伝った見返りに、草履経営のいろいろどこでも使える幹部養成学校を魔国王都に作ってもらって、良さげな隊員達をどんどん送り込みたいと目論んでいる副長。
総隊長がアレなんで、もう実質副長が仕切っている。なので、とっとと部下の部下たちくらいに良いのをどんどん入れないと、そこらへんがパンクするような気がするのだ。
その学校ができれば、実務経験5年もやりゃ、学校に入れて2-3年ほど教育を受けさ、そこから現場を2-3年やればそこそこ使える人材に成るだろう。
幹部になれそうな者は現場に送ってそこそこになるまで。逆に現場から幹部にしてガンバッて貰いたいような者がいれば、養成学校に入れて技術的なことなど覚えて貰えば、こっちに来てから即戦力近くなるだろう。
なにせ、忙しいので新人に丁寧に教える時間もあまりないのだから。
総隊長のおうち
「ただいまー!ハニー!!」
「おう、お替えりマサイダーリィイイン!!」
誤変換ではない。
少しぽっちゃり系の小柄な可愛らしい系お嬢様?
小麦色の肌は健康的で、少しのぽっちゃりの下には筋肉が隠されている。
なので、
ガッシ!!ぐ、ぐぐっ、、ぐぐぐぐぐっ、、、、ず、ずずっ、、ずっしゃーーーーっ、、
「どぉっせぇえええいい!!!」
ぶん!
どっすぅううんん!!
はぁはぁはぁはぁはぁ、、
「っき、今日は、、俺の、、勝ちだな、、、」
「ふ、、ふふっ、、さ、さすが、、はぁはぁはぁ、、私の、だーりん、、」
一瞬で汗見ろどの2人。
邸は総隊長ならはこのくらいは必要かな?程度の広さ。で、超頑丈。
魔王が嫁を見て誂えてくれた。
桜の結婚、そしてこの新婚夫婦、、
なんか、同盟の関係者の嫁って、、、、アレなのか?強ぇえ奴じゃないとダメなのか?とか思った魔王。
ひとって、まだまだわからねぇなぁ、、と思う魔王だった。
ふたりでひとっ風呂浴びた。その風呂も25mプールとおんなじというかそのもので、風呂と言うか、、泳ぎで競争もしながらのお風呂である。たまにそこでなにもなにしてるけど、そんときもなんか津波みたいなのが発生するとかしないとか、、流石である!!
言っとくが、魔人ではない。夫妻両方ともフツー?の人間だ。
育った環境?とか?いろいろ?な、なんかが影響して今に至るとか?、らしい?
見合いをした時、先に惚れたのは当然嫁さんの方。で、何も知らない朴念仁総隊長をアタックし続け、彼が気付いたら結婚式になっていたらしい。でも新婚旅行に3ヶ月ほど出て、嫁にベタボレになったとかどうとか。
謎の多い夫婦だが、傍で見ている限り面白いで済んでるのでよいのだ。
「今日の夕食は、どっちゃんこよ!」
どっちゃんこ。北の地方の名の鍋だ。どっちゃんこ鍋と呼ぶ。
ベースが昼鍋と呼ばれ、食える感じに何でも入れる、鍋だ。何を入れるかなど決まっていない。Theフリーダム鍋!だ。具で味がでるので、味付は塩、場合によっては胡椒、も一つ欲しい場合は唐辛子を入れたりするくらいだ。
具で出汁が出せるので、そこさえ考えて入れればいいだけ。よほどのバカがやらない限り、まずくならない。
その昼鍋の、どっちゃんこ地方のがどっちゃんこ鍋と単純に呼ばれる。
どっちゃんこ地方名物の魚、クマ、を中心に、クマ系魔獣など良い出汁がでるものなどは必須だ。
ジャガタライモなども特産品。あとは普通に野菜をぶつ切り、肉をぶつ切り、あらを抜いた魚のぶつ切り、などぶちこんで、あくを取って、塩加減見て足りなかったらぶち込んで、胡椒や唐辛子が必要な場合は入れて、ひと煮立ちさせて食う。
イモがたくさん入っているので基本メシは食わない。箸休めは漬物のみで充分。
材料があまりよくない場合、味噌を入れることもある。
古くなったのが多く在るから鍋にしちゃおうか!とか言う時は味噌入れて、、。
でも、この夫婦にはそれは無用だ。
人気ラーメン屋の面を茹でる寸胴より一回り大きめの寸胴にイッパイイッパイはいったどっちゃんこ鍋。
風呂から上がった二人は、
ゴングの音とともに、鍋との闘いを始めた。
ーー
アラタが学園の講師に来るのは週一度。
夕方に仕事を終えるアラタを待ってる桜。
学園の門のところ。
桜は小柄なので、
「どうせ待つなら、学園の制服着て待っててよ」とコスプレイを強要した。(いや違うけどw)
桜は建前上いやいやといいながらも喜んで自分のサイズピッタリの制服をアラタから受取り、その場で装着してみた。
「蒸着!!」しゃっきーーん!!
うそです。フツーに、これみよがしに、旦那であるアラタの目の前で、きがえました、ゆっくりと。
「ほう、、、、、これ、ほど、とは、、、」アラタ
「アラタ先生!」桜
あたらいし世界の扉を開く2人!!おめでとう!!おめでたいおふたり!!
で、
肛門で、ごめん、校門で待つ桜を下校する生徒たちがチラ見していく。
「どこクラスだろう?美少女だね」
とか通り過ぎる時に聞こえるようにいうのが「マナー」に、いつの間にか、なっていた。
皆知っている。これが、アラタ先生の趣味、だということを。
なので、その世界のモブ役を、皆が買って出てくれているのだ!!すんばらしい師弟愛!!!
桜もあと5歳若かったら、ゼッタイ似合っていた。高校生くらいに見えた。
確かにこの学園は年齢関係なく、ちみっ子とかチーとかおっさんとかいるけども、、
でも、、特に異世界から来た、それもイサムの時代以降の若い男の子達にはそっち系としか思えないほど桜のコスはそれにばっちりハマっていた。
だからそれを知らないアラタがハマってしまったのは無理もない。向こうじゃ真面目だったしアラタ。
まぁ、、こういう趣味であるならば、、生暖かく見守り協力してあげるのが「ひと」というものであろう。
アラタと桜の愛は、皆のなまあたたかな協力の元に、すくすく育っていくのだった。
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