疑う勇者 おめーらなんぞ信用できるか!

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下−149 チーの一日

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チーはA学園の学生だ。
でも、年齢がまだ小学生低学年程度?
なので午前中は子供の学校に通う。

チーは、ドラゴンが出た山の麓に広大に広がる森の中に小さな集落を作っていたでびるいやー族もしくはエルフとかとも呼ばれるかも知れない一族の子で、そこに住んでいた。

村はアホウばかりなので嫌気が差し、魔法を開発し、皆が無理だと言って邪魔していた空飛ぶ魔法をどうにか手にし、ある嵐の日に村を飛び出した。
数日空でふらふらしていたところを巡回していたタカシ軍団の者達に保護され、今学園の学生になっていた。

学園の寮で早めの朝食を食べ、飛行魔法で子供の学校に行く。飛行でなら5分程度だ。
学校の生徒はこどもばかり。
教わることは、文字の読み書き、計算、知識、武芸、そして魔法。
武芸と魔法は初心者相手のもの。それらは基礎知識の勉強はほとんどせず、まず試してみることから始めている。

子供の学校も学園と同じく、技量によって集まって教わる。なので授業では年齢もまちまち。
ただ、魔法に関してはチーは「学園で教わってね。」になっている。魔力使えるしむっちゃ有るし空も飛べちゃー、もう教えること無いと。
なので、チーは教える側にまわっている。最初は先生の補助だったが、一ヶ月もしたらもう一人前の先生として教えていた。

チーは学校で人気が出た。とくにわんぱくな男の子達にはキラキラした目で見られるほどに。
なので、いつも皆集まってくる。くっついてくる。
最初はうざかったけど、、、なんか手下っぽくなって、そうするとなんか可愛げも見えてきて、、
元々村でアホウな大人たちと喧々諤々やりあってきたチー。精神は大人っぽいのだ。

いつの間にかその男子達は「チー組」とか「チー軍団」とか自称するようになっていた。
それを聞いたチーは呆れたが、、、まぁ、、男子はそんなもんだろう、、と。
村に居た時も、村の男たちもなんか群れ作ってないと不安らしい感じがよく見えたから。

で、ある日、飛行魔法でメンツ全員を寮に連れて帰ったら、姉(自称)が喜んでた。ものすごく喜んだ。
なので、まーいーかなー、と。

姉は面白い。妹がほしかったのだろう。ましてや姉のいるタカシ軍団内では姉が一番小さい。魔法も皆より今ひとつ使える種類が少ないようだ。一生懸命覚えて増やしているけど、面白い!だけでどんどん覚えていく男子達に付いていくのは結構大変そうに見えた。
ましてや、どこが面白いんだか、、とか思っちゃうんだからモチベも違う。

なので、チーが先に覚えて姉に教えてあげたりしてる。子供の学校で教えるということを毎日のようにしているのが役に立っている。

ある日、なんかモザイクがかかったうねってるモノを、食堂で食べさせられた。
デビル(略)の勘で「うまいもの、安全」と出たので、よく噛んで食べたら美味しかった。見ていた姉は少し引き気味だった。

が、
その晩、寝ているときに体に魔力のちからがみなぎる感じがすごくしてきた。
モザイクの影響だろうとすぐにわかった。
よし、これであのアホウどもをぶっつぶしてやれる!余裕で!!あっはっは!!あーーっはっはっはっはっはあああ!!

自分の軍団を見せつけ、その力を見せつけ、完膚なまでに折りまくるには、軍団員に力が必要だ。
それからはチーは、子供の学校で、自分の勉学を励み、余裕を見せつけ、その上で魔法を教えることに力を入れた。
自分の勉強がダメダメだと、「教えなくっていいから」と魔法を教えることから遠ざけられるから。
大人の行動は読めているチーだ。すげー鍛えられたんだろう、、故郷ウンババ族(タカシ命名)の村で。


チーが子供の学校で給食を食べ、下校になると、そのままA学園校舎に登校する。
そして自分の所属するクラスで授業を行っているところに出席する。
得意な科目はどんどんやって、すぐに上のクラスに上がり、じっくりやりたいのは納得行くまで理解できるまでしつこくやる。魔法応用のC子先生の研究室にも入った。

C子先生もちっさいので、チーが入るのをとてもよろこでくれた。
おかーさんと呼んで、は、さすがに遠慮した。
でも、そのモノの見かた考え方はとても参考になり、その黒さが特に参考になった。魔法に白黒あるが、思考にも白黒あるんだなぁ、、と。
ちなみに、タカシ先生のは、ものすごい色っぽく、理解出来ない系の色みたいに感じ、あまり関わりたくないと感じる時も少なくない。
それをC子先生に言うと、同感だと喜んでくれた。「それがわかる人、少ないのよ!!」って。

C研究室の他の学生たちは、個性が有るというか、、埋もれるのが好きな系で、、迷彩な人生を送りたい系みたいな気がする。しかも、面白いのが好きそうなんで、、
そう、、何度か食堂で会っているメフィさんに気配が似ているんだ!!
気づいては行けないことに気づいた気がしたんですぐに忘れ去った聡明なチー。

タカシ軍団の行動に混じることも多くなった。
ここの人たちはわかりやすく、とても居心地が良い。
そして何より面白い。
魔法少女にしてくれたのもこの人たち。
そのおかげで子供の学校では最初からやりやすかった。

子供学校の女の子達は、魔法の技量がまだまだ全然だが、そのうち興味を持つ子が出始めれば、技量も付いてくるだろう、そしたらいつか魔法少女軍団なんかいいなと思うチー。F姉も歓喜してくれることだろう。

寮の寝床も、村のより気持ちよく眠れるし、食事も美味しいし何より種類が際限ないと思えるほどだ。
頻繁に、姉が街にも連れて行ってくれ、ケーキなども食べさせてくれる。もちろん村のあの得体の知れない自称菓子とかともう次元が100くらい違う。
そう、チーは、自力であの村から抜け出して、ほんとに良かった、と思うことが今でも毎日のようにある。


エルフ。基本、名詞。
動名詞としても使われ、未変化(基本形)と名詞形がエルフ。エル匕、エルヒャ、エルファム、アル匕、アル、など使い方によって変化する。

まだ確認されていない想像上の生物。人型。みみがとんがってると言われている。森の人とも言われるが、モルの人がなまったんじゃないか?と言う説もある。モルモット、人間を実験に使い、なんかへんなふーになったのが逃げて森に住み着いて、、とかいう説もある。
いろいろ伝説やおとぎ話になっているが、総じて「なまいき」「えらそう」「プライドのみ」とか言われているので、実際にどっかでその被害にあった者がいたんじゃないか?と思われている。
たまに、希少種としてまともで聡明な個体が発生するというのも、数多くの伝説が述べている。
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