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下−193 モグ帝国の危機 大ミミズ編

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北桜
街と魔王が作った湖を線で結び、その東側に森が広がる。寒冷地帯なので魔都近辺や中央王都近辺などの森みたいに鬱蒼とはしていない。

その地下。
モグモグ?
モーグー。
モ?
もグーグ?
グモッ!
もぐもぐもぐもぐも!!
・・もぐぅ、、
も!

多数のモグラが集まっていた。
その中にでっかい、人間並みの大きさのモグラが一体。
以前、魔王とイサムが会ったあのモグである。
この付近の一般モグラ達を配下にしているようだ。何言っているかわからんが。

モグラの王国でも作ろうというのだろうか?地下帝国?

地下に住んでいるのはモグラだけではない。
もちろん魔獣もいる。
そいつらの中には、モグラを食うモノもいる。

モグと配下のモグラ達で対策会議をしていたのだ。
が、
いくら大きいったってモグはモグラだ。
大きさが小さめな魔獣相手であれば、そのモグラの爪で引き裂くのは可能だが、体格が同じくらいになると結構厳しい。モグラの毛皮は柔らかいからね!だから人気なのだ、毛皮として。

今の脅威は、みみずのでっかい系の魔獣だ。びろーんと伸びたでっかいミミズの片側が全部口になっている。
それだけでモグの頭を飲み込めるくらいの口のでかさ。ぞの大ミミズの穴からその口だけ出てくるんで攻撃しずらい。いつもモグは土や石や岩を飲み込ませて逃げているくらい。

なので、、
「マオー様ーー!!!」叫ぶ!!土のそこから叫ぶモグ!!
でも聞こえないっつ!!!

だが、こで奇跡が!!w
丁度森に狩りに来ていた休暇中のヘンズーラ警備隊の者たちが、なんか異様な気配を感じた。地中に。
ずざぁあああ!!でっかいミミズが現れたっつ!!!
???
でけーミミズ、、
「これ、食えるの?」
と、頭の真後ろの部分を足で踏みつけて押さえつけ、ヘンズーラ警備隊Aが他の者たちに訊く。
皆、「知らない、、つか、こんなん見たこと無い、、」と。
仕方がないんで、くびちょんぱして、
「おまえ悪いけどギルドに持ってって、訊いてきてくれる?」
で、ながーいミミズ持って走る”へC”

もう転移できるくらいに訓練受けているはずなのだが、使い慣れていないのか、忘れているのだろう。元もと魔法使っていなかったんで。だから皆体力あるし。

帰りはギルド職員を連れて転移で戻ってきた。
「このデカミミズ、最近多くなってるんで、報奨金出ますよ。こう、、、
職員がだんだんだんだんと、踏み荒らす?というか、、地団駄踏むようなことを続ける、、まるでダンスのように。
(ああ、これが地団駄ダンスか、、)と皆納得。なにに?

すると、ズザザザーー!!ズザザザザーーー!!と二匹飛び出てきたんで、職員がしゅぽーんしゅぽーん!と手刀で首を飛ばす。
「こーんな感じです。これ2匹で、食事一回分にはなりますよ、もう一匹狩ればエール代、更に2匹狩れば、酒代くらいですかね?今結構いるみたいなんで、、ひーふーみー・・・7人で酒代くらいまでは稼げますよ?今から夕方くらいまでで」
・・・・・皆、食材狩るより、こっちのほうがいいよな?とか言い合っている。

「どこらへんに多いんですか?」へA
「この森ですねー、街道とか家が建ってるときには来ません。森の奥も、なぜかあまりいないんで、街道近辺から森に100-200mくらいですかね?多いのは。」
へAが、だんだんだんだん!!ってやってみると、
ズザザザーー!!ズザザザザーーー!!
また二匹。
すぽーん!すぽーーん!!と、手刀で。
「ほう、、簡単に狩れるんだなぁ、、、」
「でしょう?楽に稼げますよ?」

「なぜ他の冒険者は狩らないの?」へC
「皆遊びに来てるし、、でもたまに酒代稼いでますよ?暇な時。釣りの代わりになる遊び感覚ですから」
遊びかよ、、


つーことで、食材よりも食費と酒代稼ぐほうが手っ取り早いと、皆で始めました。
で、
やってると、なんか面白くなってどんどんハマっていく。
もぐらたたきみたいな感覚で?ある意味ムキになってやったり?

夕方、皆が我に返ると、大ミミズの山になっていた。
・・・・・・・
帰って、風呂浴びて、酒飲もうぜ、、
あ、ああ、、
と、皆、なんか自分が何かにあやつられていたような、夢中にさせられていたような気になってたのが恥ずかしく、、、

ギルドに獲物を持っていくと、
「・・・はまったでしょ?皆面白いっておもうんですよねー」と楽しそうなさっきの職員
「私も暇になりすぎると、気分転換に狩るんですよ、小遣いになるし、いいでしょ?」
「・・・まぁ、、うん、、面白かった、、、、また、、やるかな?」
正直者はいいね!ww



そうそう、、よって、
「いつの間にかほとんどいなくなっているので、大成功です!!」モグ
もぐー!!
もぐうーー!!!
もおぐもぐーーー!!
パチパチパチパチパチ!!!
王は功績を上げた!
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