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下−200 神の取引? フルチン
しおりを挟む前話の一連の騒動が敗戦国内中に広がったのは言うまでもない。
イサム大魔王・イサム大明神は、比喩ではなく、確実にそうだと信じられはじめた。
コケにするとムケなくなるとか恐ろしいよね?でも心から反省したら、ケースをくれて、それによってムケルようになるというではないか。祈る者を救うこともする、ということだろう。
と、敗戦国の連中らしく都合の良い方に勝手に考えた。こういう連中が、自分の気に食わない方にいったオシを「こんな人とは思わなかった!」とか逝かれたこと言うんだよなー。
畏怖しろよ?燃やされるぞ?
そんなこたあっちにポイ!
イサムは転居を考えている。
ここの街(王都)の連中も悪い連中ではない、ではないのだが、、、あまりにも、、アレだよな?しつこい。
一回ポッキリの笑いモンになるのは笑えることだ。
が、
ここまでしつこくされちゃー、、嫌だよな?燃やしていい?とは思わないが、、
んじゃこれからも一緒に?となると、嫌かな?
幸い、今回の件にギルダーも防衛軍も関わっていない。純粋に街のやつらだけだった。
メフィ情報によると、あまり大事にしないで各人自分のみで祈ってりゃいいだろ?と彼らは言ってくれたらしいが、それで納得するものは多くはなかったようだ。
なーんかなぁ、、と思っていると、
(おまえ、転生する?)
と何かが聞いてきた。
「まだいい。も少しこっちにいる」
(そうか、、、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!、んじゃ、次も召喚で、そこの世界とココの世界、両方共行き来できるようにしてやろうか?)
「めんどくせーから、いいや、ありがとな、気を使ってくれて。でもも少しここで頑張りたい」
・・・・・
(そーかぁ?これから先はあまり良くなってかないと思うぞ?)
「そういうフラグ禁止にしてくれよ」
(わかった、、自然に任せるようにするけど、、呼べば応えるから、いつでもいいぞ?)
「うん、ありがとう、、またな」
イサムは部屋から出て一階の食堂に行く。
飯を持ってきてくれたメフィに
「おまえ、さっきのあれ、聞いた?聞こえた?」
「え?なんですか?今朝は何も?」
なので、イサムは説明した。
「・・・・・・クソ神めっつ!!主様を拉致しようとしたな?!!!」
違うと思います。ちゃんと俺に選択権くれました。
「んじゃ、騙してまたどっかの碌でもない世界に押し込んで面白いことしようとしなっつ!!!」
おもしろいことってなんだよ、碌でもない世界が前提ってのはわかるが、、
「ひとのおもちゃをとるんじゃあないっつ!!!」メフィ
メフィです。いい切りました。ええ、思いっきり力強くいい切りましたね、うん。ようく聞こえたし、ボク、一生忘れないよ?
「いやだなぁ、、主様、冗談に決まっているでしょう?」
とこめかみに血管浮き出させて言っていた。
さて、どこかいい場所あるかな?この森の奥?それとも、街道のもっとずっと南とか?
いっそのことあの南のジャングルな島?・・いや、あれほどジャングルはいやかな、めんどくせー。
食事終えた後、
「メフィ、少し出てくる、」
と言ってイサムは候補地を探しに出かけた。
メフィはイサムの食器を片しながら、先程のイサムの考えていたことを思い出した。
どうしましょうかね、、転居も面白いですが、、ここもまだまだ面白んですけどねぇ、、
それよりも、、、
この話を街のギルドとか防衛軍にしたらどうなるのかな?という好奇心が優先されたメフィ。
片付けを終え、
「あとを頼むよ、」
と、そこにいたメギーに言うと、ギルドに転移していった。
ーー
「え!!まじ?!」ギルダー
「はい、ホントですけど?」メフィ
だだだだだ!ガタン!
「サブマスター!!さぶちゃーん!すぐ来てー!!」
と、ドアを開けて階下に叫ぶギルダー。
「なんすか騒がしい、、、」
とのっそり現れたサブマスターのサブちゃん。もうむっきむっきは治って、ふつーの痩せ型に戻っている。
治って?治る?
これこれこー、と説明、いまいちわかりにくい説明なので、メフィを見たサブ。メフィ、再度説明してやる。
「はぁ、、まぁ、、居たくないってんなら止めることもできませんやね、、街の連中のが少しひどかったし、、」サブ
「だけどよぅ、、」
「あなたのお友達が遠くに言っちゃうのが悲しいのはわかります、が、、、」
サブも、ギルダーとイサムがたびたび夜の街を徘徊してるのを知っている。
「この国のどこかに引っ越す、とは限りませんよ?現にさっきは、南の大陸も候補に入れてましたからねぇ。しかも転生もさせてもらえるって話も来たけど、とりあえず今はいいって断ってました。けど、わかりませんよ?」
「え?まじっすか?」サブ
この国の中であれば、どこでもまぁいいか、と思っていたサブ。でも、国外となると話は変わる。
この国の治安どころか、立場、人びとの意識など、ほぼすべてイサムがいるから、そこからの影響を受けての現在の状況なのだ。
無意識に悪事を働く奴等への抑制にもなっていることでもある。
これで、学園が残っていたら、まだ話は少しマシだった。A子達もいたしタカシもいた。が、学園は魔都に引っ越した。
精神的に依存する主要メンバーが居ない、いなくなる。
サブはそこまで理解できていた。
転生なんぞされた日にゃ、10年も保たずに碌でもない奴等が出始め、のさばり始めるかもしれない。
「まずいな、、、」サブ
ちょっと待っててください、すぐ戻ります、とサブは外に走っていった。
ほどなく、防衛軍の隊長と側近3人連れて戻ってきた。
「今サブマスターから聞いたんですが、イサムさんが外国、他の大陸に行っちゃうとか、転生しちゃうとか、ホントですか?!!」隊長
「可能性は少なくありませんね」メフィ。
なかなか大事になってきたので、期待していーのかな?とか思い始めている。
イサムが魔都に転居するならまだいいだろう、、でも、ここ、この王都を嫌だからって捨てて他の大陸に行ったら、、、転生とかされちゃったら、、俺、何言われるかわからん、、、総隊長はあんなだから叱らないだろう、勿論副長も。でも、、、
「ええ、総隊長がもしあの時にこの街にいたら、ちんこ祭りなか許さなかったでしょうねぇ、、」メフィ
がびーん!!!と隊長。側近達は危機感足りず、いまいち判っていない様子。
草履の国には桜姫が居る。魔国には魔王がいる。西の国にはあの王様がいる。
どこに国にも国民の心の拠り所が居る。だから誰もが一本のすじをその心に持っていられる。
中央王国にはそれがない。が、イサムはそれだった。イサムとその仲間たちがそれだった。彼らを指針にしておけば、バカやってても外れることはないのだ。悪にまではならないのだ。
その心の拠り所になっている者たちの拠り所がイサムなのだ。転生?悪夢だよ、、
「おまえら、、何もわかっていないようだな?」
と隊長は側近達に説明する。
「銀翼、銀猿など人間の質の良い者達もいずれ去っていくだろう。イサムがいなけりゃ魔都の方がいろいろいい。
西の国だってこれからだ。草履だって使えたい君主を持つ国だ。
それなりになっている者たちの、誰がこんなところに残るだろうか?」
と、隊長は、彼らに判るところだけを説明した。
側近達はやっと少しはわかった様子。顔が青くなってきている。
側近たちに命令した。「街の主だった者たちを連れてこい、緊急事態だ」と。
焦っていても皆が来るまでは話が進まないだろう、と、仕方がないので茶でも入れてもらってくつろぐギルダー、隊長、メフィ。
少し経ってから10人ほど連れて側近達が戻ってきた。
その後、喧々諤々。
とりあえず街の者たちが反省したということを、どこの誰にでもわかるようにして、それを継続させる。
ということで話が付いた。
それを始めるのは8日後から。その間にその10人とギルド職員と防衛軍隊員たちで、王都の皆を説得することになった。「決めたからやれ!」で済むことではないのだ。特に今回は反省しなければならないのだから。
その晩、晩飯時にメフィはイサムに、
「転居は、あと8日くらい待ってみてください。」と一言。
??「ああ、わかった」
メフィがそういうのだからそれなりの何かがあるのだろう、と察するイサム。
8日後。
ギルドの玄関扉の外側、防衛軍の玄関扉の外側。中央公園の真ん中にいつの間にかでっかい旗竿が立っており、そこから垂れ幕が下がっていた。ギルト、防衛軍の前にも同様のことが書いてあった。
「今日は 1の日 羊月1日」
と。
その日、街にいる男たちで下半身に何かを着ている、まとっている者は皆無だった。
午前中には、流石に顔を赤くしている女性もいたが、午後には笑ってられるくらいにまでなっている。もともとここの世界の女は強いから。
昼飯時
「主様、今日は王都の街なかが面白いですよ?」メフィ
昼飯をそこそこに、王都に転移したイサム。
「フルチンの街???」
(メフィ、、どういうことだ?)
メフィ、これこれこう、と経緯を説明し、
(これが反省のつもりだそうです。毎月1が付く日には、男は全員フルチン。子供もあのとき面白がっていたので例外にせず。だそうです)
(へぇ、、たいへんだな。んじゃ10日から19日はぶっつづけで10日か、、月に22日から23日フルチだな)
(・・・・・へ?)
(1の付く日だろう?)
鬼だな、と思ったメフィ、でもそうでなくっちゃ面白くない!流石私が目をつけた人だっつ!!と再認識するメフィ。
早速ギルドと防衛隊の皆に念話で、
(10日、11日・・・・19日、も1の付く日ですね)と強く言っておいた。
遠目で皆の表情を見ると、泣いていたか、泣きそうだった。
そのうち、この中央王国(王がいないけどw)の王都は、”フルチンの街”として有名になる。
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