疑う勇者 おめーらなんぞ信用できるか!

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下−234 お宝?、、、、まぁ、、ひとによっては、、、一之江領ダンジョンのお宝具合 2

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ギルドの扉は開け放ってある。人の出入りがひっきりなしなので。

「あ、おまえ、王都のギルドに居たんじゃないのか?つーか、ウチの宿によく泊まりに来てたよな?そういや最近見ないなーと思ってたんだよ」
「イサムさん?なんでこんなところまで?」
「いや、おまえらみんなこっち来ているって聞いてさ」

「おーい!みんなー!俺らを心配してイサムさんが見に来てくれたぞー!!」
でっかい声で中に叫ぶ
「おい!ちょっ!!そういうのはいーから
と言い終わらないうちに
「「「「「おーーー!!!」」」」」

くっそ、、、やられた、、、
「わかったよ!今日はもうお前ら飲め!食え!今日は俺持ちだ!」
「「「「「「おーーー!!!!」」」」」」
「皆呼んでコーイ!!」
「ダンジョンの中にも声かけろ!」
「拡声魔法でいいか?」
「全念話の方がいんじゃないか?」
・・・おい、、それじゃ街の方まで、、、

「んじゃ全念話でいきまーす!」
「「「おーいけいけーーー!!」」」
こいつらっつ!!!

王都の冒険者達はそのへんよく判っているのだ!!
こーんな感じでイサムは結構うまくあしらわれている。

ギルドの職員たちも王都から来たのもいるらしく、中に入り切らない人数になるのがわかりきっているので、外にもテーブルを出し始めている。

祭りかよ、、

「請求、全額おれんトコ回してな、、、、」
「・・お、おう、、、なんか、わるいな、、、」
「まぁ、、たまにだから、、シクシクシクシク」

ーー

で、飲み食いしなから訊くと
「流石にずっとあの楽ちん王都は飽きた」
という者がほとんどで、だから
「僻地で少しは苦労したい」
と、
”来てみた”
が、大半だとわかった。

能動系ネラーとかゆーちゅーばーとかみたいな奴等だな。

で、
「獲物、ものすごく納入されないか?さばけるのか?」
と、一緒に飲み食いしているギルド職員に聞いてみると

「え?半分以上王都に送って、種類によっては魔都に送ってますよ。あっちでは採れないモノを」
・・・・・ギルダーを睨みつける

「え?何?」ギルダー
「おめー、なんで全く知らないんだよっつ!!!」
「え?何を?」
今の話さえ全く聞いていないんだ、多分サブが報告しているのも全く聞いていないんだろう、、、

はぁーーー、と職員がため息をつく。
その肩ぽんぽん、と叩いてやるイサム。


「何人来ているの?」
と数百はいる、まさにゴミがひとのようだ状態を見ながら訊くと

「400行くか行かないかくらいで、やっと安定してきました。増えても少しづつですねー。王都と魔都に送るので、買い取りもそこそこの値を出せてますし、そうがっつかなくても余裕で暮らせるでしょう。特にこの領は物価が低く安定させられているのでとても良いですね。」

「あー、なんか領主の嫁さんがやりてだってな?」
「ですね、少しでも物価があがったり上がるようなことをする輩が出たら即行討伐されてますw自然上昇に対する措置もすごいですね。何より領民ががっついていないので、クズが居つく余地がない。」

「あー、、、いいなぁ、そういうのに国王つか女王になってもらいたいもんだ」
「ならせりゃいーじゃないですか」
「そうかな?そうだな、、あとで聞いてみよう」

という会話を誰もおかしく思わないのが、イサム周辺のデフォ。

「あ、でも、そしたら、次期女王、A子だぞ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やっぱいいです」

だよなー、、、
A子にはもれなくB子とC子が付いてきます♪

一瞬皆びびったけど、いいですというギルド職員の言葉にホッとした全員。

「それじゃ、宰相でいいか」イサム
一瞬ビクッとしたが、宰相は別に一回ポッキリの任命だ。皆すぐわかったらしく緊張は瞬時にとけた。

「おーい、影の領主様呼んでコーイ」
と近くの冒険者が奥に怒鳴った。

「おお、ココにおわすんでー」
と奥から聞こえた

おわす?・・いるの?ココに?今?
なぜ?

モーゼか
海が割れるように、席が足りずに地べたで飲んでいる者達が避けて道ができた、その道をこれも王都でよく見かけた冒険者が後ろにご婦人を連れて、
カッコつけてイサムの前に膝を付いてかがんで、
「領主様の奥様をお連れしました」
自分がカッコイイ!!とこいつ思いっきり思ってるなよ?

見ている連中も「いいなー」という顔、指を加えてみている者もいるくらい。

「うむ、ご苦労、下がって良い」
こういう場合は乗ってあげるのが冒険者マナーってもんだろう?

どうしよう?裏番も演技するのかな?俺もしなけりゃいけないのかな?
とイサムが迷っていると、
「いえ、普通で結構ですが、、」
と言ってくれた。

「助かった、苦手なんだよ、、そういうの」
周囲は落胆の空気の嵐、、

気にせず、
そこ詰めて、、と一人分開けさせて「どぞ、せまいですけど」
「大丈夫です、もともと平民の出ですし貧乏長かったので」といいながらよいしょと尻を潜り込ませる裏番。

「えっと、この領の実効支配している裏の番長だとお聞きしていますが」エールのジョッキを渡しながら話すイサム
「どこの誰がそんなことを!、、、とか追求しません。事実なので仕方ないですから。」ぐびっと呷る裏番
「その裏番長の手腕がものすごいとの評判です。長らく空白だったこの国の宰相とかやってくれませんかん?」
・・・
「・・必要でしょうか?」
皆、はっ!と気がついた。

もともとの王家やら権力者やらそういう志向の奴等やら全員燃やされて久しいこの国。
その間、全く国家として支配されていない、誰にも。でも、残された領主のいる領でまともなところは生き残っている。クズ領主のところは領民も居なくなって餓死して領主一族滅亡している。

その後はそこは空き地(未支配地域)で誰も手を出していない。
なので防衛軍直轄地として、農業などで活用している。

「そうだよね、、今更だよね」
「ですよね?」
「流石裏番!!」イサム
「おおーーー!!」パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
おおおーーー!!!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!うらばん!
とどまることを知らない怒涛!!

裏番は立ち上がって両手を上げ、それに応えた。
そんでも収まらないようなので

「皆、乾杯だ裏番の支配に!」
自分で言っててもなんだよそれ、と思ったがw

「酒の用意はいいか?」
おーーー!!
「んじゃ、裏番に、裏番の素晴らしい支配に!かんぱーい!!」
かんぱーい!!
おおーーーー!!!


この、わけわからんさが、この、今のこの世界の最も良いところだな
とイサムは感じた。
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