疑う勇者 おめーらなんぞ信用できるか!

uni

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下−258 合同訓練02

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昨晩は皆ぐっすり眠れたようで、皆朝食をガツガツ食べていた。彼等の体が、食べないと今日はもたないぞ!と警告しているんだろう。
特に味噌汁はお代わりされている。
あまり腹を膨らませずに対疲れ効果は多いからだろう、体がわかっているのだ。きっと!

食後に少し時間置いてから
「訓練生は運動場に集合!」
と号令をかけるイサム。

なんだろうこの制服の連中?と思っていた冒険者達、イサムの号令を聞いて、羨ましさ半分と哀れみ半分の目で彼等を見つめた。
イサムの訓練はものすごくアレだと有名だ。しかし、イサムの訓練を受けた者達はことごとく化物になっていると言われている。

なので余計訓練の過酷さは想像もできない。なので、結果からしたら受けてみたいけど、過酷さからは絶対に受けたく無いというやつなのだ。だから、その制服の連中が「逃げられない」でイサムの訓練を受けねばならなかった、と思っていたというか、わかっていた。なので哀れみ半分なのだ。

運動場に集合後
軽く柔軟体操やって、イサムが先導して数周し、徐々に速度を上げ、適度になったらバリエリルとヨシオに先導させてイサムは抜ける。

皆、昼前までさほどケツを叩かれずに走れた。

昼は昨日と同じく昼寝付き。
イサム時間で30分ほど昼寝させ、午後の部再開。
午前より少し速めにしてまた終わりませ走らせる。
半日、その速度で走りっぱなしができるくらいに体力つけば、まぁ最低限だ。(イサム規準)

夕方くらいになるとやはり速度が落ち始め、イサムは最後尾を爆破魔法で追い立て、どうにか終わらせた。
「ゆっくり3周して戻ってコーイ!」

戻ってきたらへばって倒れ込む者、座り込む者などで立っている者はバリエリルくらいだった。さすが魔王の親戚だね!
へばりながらもそんなバリエリルに輝いた眼差しを送る者数名。魔人憧れ衆である。
気持ちはわからないでもない!!

で、
「明日から次の訓練に入る!今日まで基礎体力作り、よくやった。今日も風呂に入ってガンガンメシクッてよく寝ろ!解散!」

元の世界と何が違うかというと、最も違うのが「強くなる早さが違う」とイサムは思っている。きっとマソの有る無しの違いからそうなのではないか?
じゃなけりゃ魔法使わずにアラタがあそこまで体を強化できなかったろう。


翌日は障害走路に行った。
まず走らせてみる。
で、イサムが手本を見せる。
その後、尻を叩きながら障害を一つ一つこなさせる。
午前中を使って、やっと全員がどうにか一周回れるようになった。

体力的にはマシになったので、ゼーゼー度はそう高くない。が、筋を痛めたりしてるものが居たりするので治癒魔法で治しておく。そこらへんは怪我になるので治癒しても能力作りには問題ない。

その日の午後、そして翌日いっぱい使って、やっとスムーズに周回できるようになった。
その日の夕方。

「よし、みなよくやった!明日から次の段階だ!期待しろ!。今日も風呂に入ってガンガンメシクッてよく寝ろ!解散!」


晩飯時
「明日からって、何やるんだろう?」
「魔法かな?」
「まだはやいんじゃね?やっと体力終わったトコだぞ?」
「聞いたことありますよ、体術じゃないですかね?」ミナコ
もう皆男女やデートで一緒だったグループとか関係なく、適当に相席して話をするくらいになっている。
男子達も初日から昨日くらいまで余計なこと気にする余裕なかったので、話だけはしていた。恥ずかしがる余裕などまったくなかった。

なので、今日も恥ずかしがることなく、でも体力的に余裕あるので雑談ができるくらいになっていた。が、皆それに全く気づかない。
まぁ、タローからゴローまでは小声なのは変わらんが。


翌日。訓練場
「よーし、今日から体術に入る。これは剣技の基礎にもなるのでしっかり体に染み付かせろ!体にシミつけば、日常生活でも自然に活きてくる。おまえらの楽ちん人生に大きな一役をかうこと間違い無しだ!しかもカッコイイ!」

「おー!!」と、最後の一言に反応する男子達。

「女性達には、優雅な動きを身にしみつけさせる一助になるぞ?」
目を輝かせる一部女性陣。一部というのが残念さを見せつけてくれている。

ここからイサム一人で教えるのは難しくなる。助手が必要。なので、銀翼・銀猿に来てもらっている。

まずイサムと翔太が演技してみる。
捌きから始まって投げ、固めまでいろいろやってみる。時間にして15分ほど。
一般人の目で追える程度の速度で。

終えると、
「と、まぁ、おまえら、最終日にはここまでなっている。言われたことを言われたとおりにやろうとしていけ。できるようにしてやる。そうすっと、最後にはできるようになっているから。」と、イサム。
最初は攻撃をさばいて受け流すことだけをやらせる。

で、2人1組みになってやらせる。男子が奇数なのでイサムが入る。銀翼、銀猿メンバーが見て回る。

最初はぎこちなかったが、すぐにスムーズに動く者達が出始めた。男子達は少し遅かったが、それでも元ヒキニーとは思えないほどになっている。お見合い予備訓練から始まっての効果が出ているのだろう。

午前終了前に3周ほど外周を全速走らせて終える。昼前に体力をできるだけ消耗させておきたい。昼食って昼寝して回復する、というのを体に覚えさせているのだ。

午後も同じ訓練。
そして終了時にまた外周。
「この運動場はナイター設備がある。ある程度まで明かりをつけておくので、自主練したい者は食事後少し休んでからやってもよい。で、ここの明かりが消えたら宿に帰って寝ろ。解散!」

風呂入ってメシクッて爆睡に入った者以外は皆運動場に出たみたいだった。


翌日も捌きのみを続けた。
その翌日から捌いて投げ。
その翌日も同じ。で、皆慣れた様子なので、
その翌日から捌いて投げてからの固め。
その翌日は捌いて固め。
体術最終日、捌いて投げて打撃。

体術最終日の終了時。
「よしおまえらよくここまで来た!偉いぞ!。明日からやっと剣を使う。そこでおまえらは知ることになる。今までの訓練がなぜ必要だったのか?を。よく休め!解散!!」


飯時
「皆(翔太達)、どうだ?奴等は」イサム
「最初はどうしようかと思いましたけどねー」
「うんうん!男の子達がねー」
「おう」
「女子はまだ全体的に出来ているから助かったけどね」
「そうね、ばらつきはあるけど、勘がどうにかついているからね」

「でもその男子達もどうにかなってよかったよ。」翔太
「ありがとうな、皆お前たちのおかげだ。教えるのうまくなったよなぁ、あいつら初心者だぜ?」
「ええまぁ、たまに教官がいなくて初心者訓練も担当したことあったし」
「最初の時は戸惑ったよねぇ、で、自分らの子供の頃を思い出してさー」
「そうしなきゃ初心者の気持ちなんぞわからんもんな!」

「でも、どんどん吸収していって上達していくのがよくわかるのは、初心者だよねー」
「「「「「「「そうそう!」」」」」」」

「ただ、研修終わってから勘違いするのがデカイのも初心者だろ?」イサム
「あー、大怪我して帰って来る者おおいからね。幸いまだしん、、蘇生できなかった者はいなかったら良いけど」
何人か何十人か知らんが、死んでるんですね?

「でも、そういう失敗した者の方が、中級クラスになっても生き残るよね。死にそうになったり一度死んだ奴は結構デカイ経験してるんだよな」
あまり推奨できない経験だな。

「明日からも、宜しく頼むな!」
「はい」
「うっす」
「まかせて!」
などなど。
人を育てることに楽しみを見いだせる連中だ。いいやつ達である。
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